Loading...

COLUMN

塾との出会いで変わったこと

塾との出会いで変わったこと

塾との出会いで変わったこと
ライター

河守 晃芳



この塾との出会い




この塾との出会いは、夏の暑い日のことだった。その日、初めて会う染谷と福井のために、ケーキを買って行ったことだけは、今でもよく覚えている。とてもいい思い出だ。この出会いがなかったら、私はこの塾にコミットすることもなければ、そもそも関わることすら無かっただろう。そう思うと、この出会いは、それほど重要なものだったのだ。それは、去年の夏の出来事であった。


当時、私は部活動を辞めたばかりで、これからどうやって大学生活を送っていこうか迷っていた時期であった。大好きな吉田寮を離れ、大阪に引っ越したのも、その夏の出来事である。今考えてみれば、当時は大学生活の一つの区切りが終わり、人生の新たなスタート地点に立っていたように思う。


そんな絶好のタイミングの時期、「AO入試の専門塾を経営している」と名乗る人(福井)から突然ラインが来た。多分、友達が私のラインを教えたのだろう。知らない人からの思いがけない連絡には戸惑ったが、内容は「小論文の指導者を募集しているので、君の話がききたい」とのことであった。驚くべきことに、私が論文入試で合格したことを偶然耳にしたという。


私は、知らない人から来た「会いたい」という突然の依頼に、当然のごとく躊躇した。誰しも、面識のない人にいきなり会うのは、気が引けることではないだろうか。さすがに、私もその例に漏れてはいない。しかしながら、当時は人生を模索し、どう生きて行こうか迷っていた時期であった。そのためなのか、私は「会わねばならない」と直感し、彼の依頼に応えることを決断した。私にとって「会う」という選択こそが、最も納得のいく決断だったのである。著名なメキシコのインディアンであるカチョーラ・ギッティミアは「選択には正しいものと間違ったものがあり、正しい選択をしたときは心と体が安らぎ、選んだこともすぐ忘れてしまう」と喝破したが、私にとってそれは、まさに安らぎのある決断だった。


その後、私は彼に会う了承の連絡をして、数日後に彼らと会うことになった。当日は打ち解けられるか不安だったが、それは杞憂に終わることになる。なぜなら、出会って数時間で、彼らと意気投合してしまったからだ。しかも、初めて会った次の日から、小論文の指導をこの塾で始めることになった。それほど、私たちは馬が合ったのである。そして、気付いてみたら私は、塾の主要メンバーになっていた。偶然の出会いが、ともに仕事をする大切なパートナーとなった事実に、不思議な縁を感じる。彼らとの出会いは、まさしく偶然の産物であった。たまたまタイミングよく出会っただけの人が、その後の人生において重要な人物になるというのは、面白いことではないか。もしかしたら、本当の出会いというのは、そういうことなのかもしれない。「たまたま」「タイミングがいい」というのは運命の自然な流れに乗っているということなのだろう。


私はこの出会いに対して「もしもあの時会っていなかったら・・・」などと振り返ったことが、今まで一度もない。今の状況が、あまりにも自然なことだと感じるからだ。不思議なことに「私の人生はこうなる予定だった」と思えてならないのである。やはり、この出会いも人生の必然なのだろう。運命の素晴らしい導きに、最大の賛辞を贈りたい。



去年1年やってみて感じたこと




私はこの塾に来るまで、小論文を教えたことは一度もなかった。しかも、小論文を人から習ったこともない。しかし、受験生時代、独学で小論文を勉強していたので、小論文の実力にはかなりの自信があった。だからこそ、「小論文を指導してほしい」と頼まれたときは、「ついに得意分野を活かす時がきたか」と心が躍ったものだ。もちろん、小論文を教えるのは初めてだったため、心の中に独特の「やましさ」があったことは否定できないが。


実際に小論文をこの塾で教えてみると、意外と楽しいことに気付いた。「合っていた」のだと思う。なぜだかわからないが、私は小論文をうまく教えられるようだった。福井にも「以前どこかで教えていたことがあるんじゃないか」と何度も聞かれたほどだ。



もちろん、すべてが順風満帆に進んでいったわけではない。生まれつき才能に乏しく、頭が鈍い私は「生徒にどう言えば解ってくれるのか」という疑問によく悩んだものである。もちろん、対応は生徒ごとに違うため、それこそ苦心したが、ある程度は克服できるようになったと自負している。前よりもよりよく、より自信をもって指導できるようになった。言うまでもなく、私を成長させてくれたのは、他ならぬ生徒自身である。



私は、「医者は患者によってつくられる」という格言を忘れることができない。今にして思えば、教師もまた、生徒によって作られるものではないだろうか。私はその言葉の意味を、ようやく深く理解することができたと思う。この場を借りて、私と関わりがあったすべての生徒に感謝し、この記事の結びとしたい。

 


 

当塾では、AO入試・推薦入試に関する無料相談・無料体験を行っています。この記事を読んで、「AO入試を考えてみようかな・・・」と思った方も、ぜひ一度、無料体験にお越しください。AO入試や推薦入試、小論文についての疑問が晴れることは間違いないでしょう。

 

無料体験はこちらをクリック

 

 

View More...

他の記事を読む

aoiからのお知らせ

2017年5月19日

近畿大学工学部のページを更新しました

2017年5月16日

早稲田大学政治経済学科のページを更新しました。

2017年3月17日

HPをリニューアルしました。