慶應SFCが総合型選抜(旧AO入試)の改革を発表
こんにちは!小論文メンターの中島捷です!
3月下旬、総合型選抜(旧AO入試)界に衝撃が走りました。
慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)が2020年度実施(2021年4月以降入学)の総合型選抜(旧AO入試)の概要を発表したのです。従来の受験方式からいくつか変更点があるため、SFC受験を考えている高1・高2生は必見の情報です。
今回はSFC受験を考える高校生や保護者のために、主な変更点をまとめてみました。今後の展望についても触れているので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
2019年度までのSFCの総合型選抜(旧AO入試)
まずは従来のSFCの総合型選抜(旧AO入試)を解説しましょう。
SFCの総合型選抜(旧AO入試)は選考日程が3回あります。
・4月入学Ⅰ期(10月試験)
・4月入学Ⅱ期(12月試験)
・9月入学(7月試験)
また、以下の4種類の方式で学生を募集しています。
①A方式:
外国語能力やスポーツ、ボランティアなど、学業を含めた様々な活動が評価される一般的な方式。書類選考(活動報告・志望理由書など)と面接で評価される。
②B方式:
A方式をベースにしているが、高校の評定平均が4.5以上の学生を対象とした、学力重視の方式となっている。書類選考と面接で評価される。
③C方式:
大学の指定する各分野のコンテストで高成績を獲得した学生を対象とした、一芸に秀でた学生を歓迎する方式。書類選考は免除され、面接のみで評価される。
④IB方式:
国際バカロレア資格(IB)を取得した学生を対象とした方式。書類選考と面接で評価される。
なお、どの方式を選択しても、全ての日程で受験できます。
2018年度入試(2019年4月以降入学)の志願状況(全方式合計)
学部名 |
募集人数 |
志願者数 |
最終合格者数 |
総合政策学部 |
100 |
966 |
197 |
環境情報学部 |
100 |
894 |
195 |
以上が従来のSFCの入試方式でした。
慶應SFCは日本で最初に総合型選抜(旧AO入試)を導入した大学であり、他の大学もSFCの入試方式に倣って総合型選抜(旧AO入試)を実施するようになりました。
2020年度以降のSFCの総合型選抜(旧AO入試)はこうなる
SFCでは、2020年度入試(2021年4月以降入学)からは以下のように変更されます。
①募集人数が各学部100名から150名に
つまり総合型選抜(旧AO入試)枠が計100名分増えることになります。その分一般入試枠の募集人数が各学部225人に縮小され、より総合型選抜(旧AO入試)枠の比率が高くなります。
②総合型選抜(旧AO入試)の選考回数が年間3回から年間4回に
つまり受験機会が1回分増えることになります。
変更後の選考日程は以下の通りです。
・夏季AO(2020年10月試験)
・秋季AO(2020年12月試験)
→従来の4月入学Ⅰ期・Ⅱ期と同じ日程です。
・冬季グローバルAO(2020年12月~2021年2月試験)
→追加された新しい日程です。出願言語は英語のみです。出願にはSAT・ACT・IB・GCE-Aレベルの学力証明と、TOEICやTOEFLなどの英語スコアを提出する必要があります。
また2次選考は面接ではなく、英語で作成したビデオによる審査となります。
・春季AO(2021年7月試験)
→従来の9月入学と同じ日程です。
③全学生が4月入学・9月入学を選択可能に
上記4回の選考日程全てで、出願時に入学時期を選択できるようになります。
これにより海外からの受験生も出願しやすくなりました。
ご理解いただけたでしょうか?主要な変更点をまとめると…
・AO入試の募集人数が100人増加
・受験機会が年3回から年4回に増加
・4月入学か9月入学か選択可能
の3点となります。
今後の総合型選抜(旧AO入試)界の動向
SFCは総合型選抜(旧AO入試)界では先駆者的な立ち位置にあるため、今後他の大学もSFCに倣って募集人数や受験機会を拡大することが見込まれます。
入試改革によって総合型選抜(旧AO入試)が注目されつつある今、ぜひ大学受験の選択肢として総合型選抜(旧AO入試)を考えてみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
湯山 慶祐
共に探し、共に学ぶ、日本で最も『合格』と『夢』が生まれる場所。
2022年度入試 合格率94.1%
AOIは塾というより、生徒の居場所です。
ただここにいることが、成長につながり、自分を信じることにつながっていきます。
「想像以上の、あなたにする。」
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