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作成日: 2025年1月26日 最終更新日: 高校生活

「部活に行きたくない」と感じたときの対処法と選択肢

「部活に行きたくない…」

せっかく期待や胸を膨らませて入った部活なのにそんなことを感じたことはありませんか?

実は、部活に行きたくないと感じること自体は決して悪いことではなく、自分の気持ちや状態を見直す良いチャンスでもあります。

この記事では、「部活に行きたくない」と感じたときに試してほしい具体的な対処法や選択肢を、いくつかのポイントに分けて詳しくご紹介します。

あなたが抱える悩みを解決するためのヒントがきっと見つかるはずです。

部活に行きたくないと思う人はどれくらいいる?

「部活に行きたくない」と感じる中高生は少なくないどころか、むしろ多いと言える状況です。

中高生の子どもを持つ親を対象に実施された「子どもの部活に関する意識調査」では、64.6%の親が「子どもから『部活がきつい』『辞めたい』と言われた経験がある」と答えています。

引用元:調査データhttps://atam-academy.com/)

これは約3人に2人の親が、子どもが部活に対して悩んでいることを耳にしていることを示しており、部活に対するストレスや不満が広く存在していることがわかります。

このように、多くの学生が部活に対して何らかの悩みを持っている現状に対して、どう向き合い、どのように解決策を見つけるかが重要です

次に、部活に行きたくないと思う人はどのような理由が多いのかを見ていきましょう。

部活に行きたくないと思う人のよくある理由

部活に行きたくない理由は、大きく分けると以下の3つのカテゴリーに分類されます。

(1)先輩や友だちとの関係性

1つ目は、先輩や友だちとの関係性です。

部活は仲間と協力して取り組む場であるため、対人関係が重要な役割を果たします。

その一方で、対人関係が原因で「部活に行きたくない」と感じる人も多いようです。

特に上下関係が厳しい部活では、先輩から理不尽な指導を受けたり、威圧的な態度にストレスを感じることがあります。

また、友だちとの摩擦や仲間との価値観の違いが原因で、部活内で孤立感を抱くこともあります。

こうした人間関係の悩みは、部活に行きたくない大きな理由の1つです。

関連記事:『https://aoaoi.jp/information/column_friend-2_values/

(2)時間や体力への負担  

2つ目は、時間や体力への負担です。

部活の練習時間が長いため、学校生活との両立が難しいと感じる人も多くいます。

特に、テスト期間中にも練習がある場合、学業に支障をきたすことがあり、部活を続ける理由が明確でない人にとっては負担に感じる場面も少なくありません。

さらに、連日のハードな練習によって疲労が蓄積し、体調を崩すこともあります。

このような身体的・精神的な負担が、部活へのモチベーションを低下させる要因となります。

(3)精神的なプレッシャーの蓄積  

大会や発表会の結果を求められるプレッシャーや、部活内での期待に応えられないことへの不安も、部活に行きたくない理由の1つです。

練習や試合でミスをするたびに自己嫌悪に陥り、失敗への恐怖を感じることがあります。

また、チームの勝敗や成績が重視される環境では、結果を出さなければならないという重圧に押しつぶされ、自分の価値を見失いそうになることもあります。

AOIでは、部活を辞めた生徒でも総合型選抜で志望校に合格をしています。

部活に行きたくないときの対処法  

次に、「部活に行きたくない」と感じたとき、自分の気持ちを整理し、適切な判断をするための具体的なアクションを紹介します。

(1)なんで部活に行きたくないのか整理してみる

まずは、自分が部活に行きたくない理由を紙に書き出したり、頭の中で整理してみましょう。

「部活に行きたくない」という感情の背後には、あなた自身の個性や物事に対する大切な価値観が関係しているかもしれません。

原因を明確にすることで、根本的な解決策を見つけやすくなります。

(2)友だちや家族に相談をしてみる

悩みを一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族に相談してみましょう。

誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなったり、考えが整理されたりするものです。

また、他の人の視点からアドバイスをもらうことで、新しい考え方や解決のヒントが得られることもあります。

学校や家族以外の仲間、「横のつながり」を増やして話してみることもおすすめです。

普段の環境とは違う視点に触れることで、これまで気づかなかった新しい見方や選択肢が見えてくることがあります。

(3)部活が本当に必要かどうかを考えてみる   

部活を続ける意味や目的について、一度立ち止まって考えてみることも大切です。

「なぜ自分はこれをやるのか」という動機を明確にすることで、取り組む意欲が湧きやすくなることがあります。

また、部活が将来にどのように役立つのか、自分自身の成長にどのような影響を与えるのかを振り返ることで、自分にとって納得のいく選択ができるかもしれません。

たとえば、自分の将来の目標と部活動の経験がどう結びついているのかを見直すことで、これからの取り組み方をポジティブに変えるきっかけになることもあります。

無理に続けるのではなく、自分自身にとっての本当の意味や価値を考えることで、より前向きに行動するためのヒントが見つかるはずです。


(4)一度部活を休んでみる

精神的・身体的な疲れが原因の場合は、一度部活を休んでリフレッシュするのも効果的です。

「休む=悪いこと」と感じることもあるかもしれませんが、自分のために「休む」という選択をすることは、勇気ある素晴らしい判断です。

一度距離を置くことで、冷静に今の状況を見つめ直すことができる可能性があります。

自分の状態を整えることは、これからの活動をより良いものにするためにも効果的な対処法です。

(5)部活を辞める  

最終的な手段として、部活を辞めるという選択肢もあります。辞めることは決して「逃げ」ではありません。

自分の人生において何を大切にするかをじっくり考え、その上で適切な判断をすることが重要です。

辞めることで新たな道が開けたり、別の成長の機会を見つけられることもあります。

自分にとって最善の選択をするために、心を落ち着けて向き合ってみましょう。

AOIでは、やりたいことが見つけられるカリキュラムを提供しています。

部活を続けるか、辞めるか

次に部活を続けるか辞めるか、それぞれの選択肢をとる際の具体的なアクションを見ていきましょう。

(1)部活を続ける場合の工夫とメリット  

部活を続けることで得られるものは、大会での成績や実績だけではありません。

「なぜ部活を続けるのか」自分の意志の中で積み重ねてきた経験や思考力はどんな場面でも活きる力になります。

特に、総合型選抜では結果を残すことができなかったとしても、「立てた目的に向かって試行錯誤した経験」や「思考力」が、試験に充分に生かされる可能性がありま進学後の生活や社会に出たときにも強みとなります。

ただし、部活と勉学を続けていくには工夫が必要なため、限られた時間の中で効率的に動くスキルを身につけることが求められます。

放課後の練習前や土日のスキマ時間を活用して、こまめに勉強する習慣をつけるなど、時間管理が重要です。

こうしたスキルは大学進学後にも役立つものですし、部活をやり遂げた経験そのものが、自信となってあなたを支えるはずです。

(2)部活を辞める場合の進め方

一方で、部活を辞めることを選択する場合も、その理由を明確にすることが大切です。

「新しいことに挑戦したい」「自分の適正に合わせた経験をしたい」など、前向きな理由を持つことで、辞めた後の時間を有意義に使うことができます。

ただ「辞めたら楽になる」という理由だけで決断すると、後悔してしまうこともあるため、慎重に考える必要があります。

そのため部活を辞めた後には、新しい目標をしっかり立てることが重要です。

たとえば、志望校に関する研究を深めたり、受験に必要なスキルや知識を計画的に学んだりすることが挙げられます。

また、資格取得や課外活動に時間を割くことで、志望理由書や面接でアピールできる経験を積むこともできます。

部活に代わる新たな挑戦を見つけることで、「辞めて良かった」と思えるような日々を作り出せるでしょう。

実際に部活を辞めた人の中には、その時間を志望校対策に集中して充実感を得たという声もあります。

「辞めた後どうするか」をきちんと考えることで、辞めたという選択肢が成功へのステップになります。  

関連記事:『学生時代にこんな活動をしていれば総合型選抜(AO入試)に合格できる!

(3)部活以外での自己成長を目指す方法

部活に限らず、高校生活には自己成長のチャンスがたくさんあります。

興味のある分野に取り組んだり、新しい挑戦をすることも大切です。

たとえば、志望分野に関連した学びを始めたり、地域のボランティアや学校外のプロジェクトに参加したりすることも、自己成長の大きな一歩になります。

また、趣味や特技をさらに深めることで、自分にしかない個性を育てることができるでしょう。

部活を辞めた筆者の実体験

筆者自身も高校時代、バトミントン部に所属しておりましたが部活に行きたくないと感じて辞めた経験があります。

当時は「部活を続ける」明確な理由がなく、キツい練習にただ漠然と「行きたくない」と思っていました。

しかし、将来どのように自分が生きていきたいのか深く考え直したことで、最終的に自分の気持ちに正直になって部活を辞めました。

その後、空いた時間を活用して目指したい学科に向けた自分に合う勉強方法を見つけ、結果として充実した大学生活を過ごすことができました。

目的もなく何かを続けることは、実際にとても難しいですが、自分が本当にやりたいことを見つけることは、大きな自己成長につながります。

まとめ 〜部活の悩みにどう向き合うか〜 

部活に行きたくないと思うのは、決して珍しいことではありません。

その背景には対人関係や時間的・身体的な負担、精神的なプレッシャーなど、さまざまな要因が絡んでいます。

大切なのは、自分の気持ちや状況をしっかり整理し、適切な選択をすることです。

部活を続けるにせよ辞めるにせよ、「なぜ続けたいのか」「なぜ辞めたいのか」を自分自身で見つめ直し、自分らしい判断をすることで、そこから新しい目標や成長のきっかけを見つけることができるでしょう。

AOIでは、部活を辞めた高校生がやりたいことを見つけ、志望校の合格に向けて仲間とともに成長できる場を提供しています。

自分に合った進路の選択肢を探したい人は、ぜひAOIにお問い合わせください。

この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

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