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作成日: 高校生活

高校を辞めたいと感じたら何をすべき?対処法を解説!【高校をやめて大学合格した事例】

「もう高校を辞めたい…」
「学校に行くのが無理…」
「でも高校を中退したら将来どうなるんだろう…?」

こんな悩みを抱えている高校生は少なくありません。

高校生活が思い描いていたものと違ったり、人間関係や勉強のことで悩んだりすると、「このまま続けて意味があるの?」「高校を中退したら将来が不安」という気持ちを抱く人もいるでしょう。

でも、大切なのは 「本当に辞めるべきなのか?」 を冷静に考えることは重要です。

この記事では、「高校を辞めたいと感じたときに考えるべきこと」「高校中退前にできる対処法」「高校中退後の進路」 について詳しく解説します。

また、通信制高校から総合型選抜を活用して憧れの大学に合格した成功事例も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1. 高校を辞めたいと感じる理由と背景

高校生活は、多くの学生にとって学びや成長の場ですが、一方で「高校を辞めたい」と感じる人も少なくありません。

実際に、どれほどの学生が高校を辞めることを考えているのでしょうか

文部科学省の調査によると、令和4年度に高校を中退した学生は約4万人にのぼります。

これは、日本の高校生全体の約1.4%に相当します。

つまり、100人に1〜2人は高校を中退している計算になります。

さらに、これは実際に中退した人数であり、「辞めたい」と考えたものの、何らかの理由で踏みとどまった人を含めると、その数はさらに増える可能性があります。

関連記事:令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

高校を辞めたくなる主な3つの理由

では、なぜ高校生は「辞めたい」と思うのでしょうか?

高校生活に対する悩みや不安は人それぞれですが、特によくある理由として以下のようなものが挙げられます。

人間関係がつらいから

クラスに馴染めなかったり、友達ができなかったり、いじめや無視をされることがあると、毎日学校に行くのが不安になります。

「誰にも相談できない…」「先生や親に言っても意味がない…」と感じることもあるかもしれませんが、一人で抱え込むのは危険です。

環境を変え、信頼できる人に相談することで不安が解消する可能性もあります。

勉強についていけないから

授業の内容が難しくなり、ついていけなくなると「自分はダメなんじゃないか…」と自信をなくしてしまいます。

「テストの点が悪くて、先生や親に怒られるのが怖い…」
「みんなができているのに、自分だけできない状況が無理…」

そんな気持ちになってしまうこともあるでしょう。

しかし、勉強の仕方を変えたり、補習を活用したりすることで、少しずつ状況を改善できる可能性もあります。

学校の雰囲気が合わないから

高校にはそれぞれ校風やルールがありますが、自分に合わないとストレスを感じやすくなります。

「校則が厳しすぎて自由がない…」
「部活が厳しくて精神的につらい…」
「自分のやりたいことができない…」

こうした理由で高校を辞めたいと考える人もいます。

転校という選択肢もあるので、「今の高校じゃないとダメ」と思い込まず、環境を変えることで解決できるかもしれません。

AOIでは、不登校の過去を乗り越えて憧れの第一志望に合格したケースが何度も発生しています。

2. 高校を辞めるメリットとデメリット

高校を辞めるという決断は、人生において大きな転機となります。

中退を考える理由は人それぞれですが、この選択が新たな可能性を広げることもあれば、思わぬリスクを伴うこともあります。

「高校を辞めたい」と感じたとき、感情だけで決めるのではなく、辞めることで得られるメリットと、直面する可能性のあるデメリットを冷静に考えることが大切です。

ここでは、高校中退がもたらす影響を具体的に見ていきましょう。

高校を辞めるメリット

高校を辞めることには、新しい勉強や自分に合った進路を見つけるためのきっかけになるなどのメリットがあります。

① 精神的な負担を減らせる

高校生活がストレスになっている場合、辞めることで心の負担が軽くなることがあります。

特に、いじめや人間関係の問題で苦しんでいる場合は、新しい環境に移ることで気持ちが楽になることもあります。

無理を続けるよりも、自分の心を守る選択をすることは大切です。環境を変えるだけで、気持ちが前向きになることもあります。

② 自分に合った学び方を選べる

高校は「全日制高校」だけではありません。通信制高校や定時制高校、高卒認定試験を受けて大学進学を目指す方法もあります。

無理に今の学校にこだわる必要はなく、自分に合った学び方を選ぶことが可能です。

また、通信制高校では自宅で学習できるため、自分のペースで勉強を進められるメリットもあります。

自分の特性や状況に合わせた学習環境を選べるのです。

③ 早く社会に出る選択肢がある

高校を辞めることで、専門学校に進学したり、就職したりする道も開かれます

「高校にいるよりも、早く自分の興味があることを勉強したい!」という人にとっては、新しい一歩を踏み出すチャンスになることもあります。

特に、クリエイティブな分野やスポーツ、芸術などでは、早いうちから専門的な勉強を始めることが将来、あこがれの進路への近道になることもあります。

高校を辞めるデメリット

一方で、高校を辞めることにはデメリットもあります。

進学や就職など将来の選択に影響を与える場合もあるため、慎重に考えることが大切です。

① 高卒資格がないと、進学・就職の選択肢が狭くなる

高校を卒業していないと、応募できる求人が限られて、進路が狭まってしまいます。

特に、正社員として就職するには、「高卒以上」の条件が求められることが多いです。

また、大学や専門学校に進学する場合は「高卒認定試験」に合格しなければなりません。

この試験は決して簡単ではなく、しっかりとした準備をすることが大切です。

② 「高校中退」というイメージが残る

社会ではまだ「高校中退」という経歴がマイナスに捉えられることもあります。

履歴書に「高校中退」と書くことにためらいを感じる人もいるでしょう。

ただし、通信制高校や高卒認定を取得すれば「高校卒業資格」になるため、その点はクリアできます。

将来の進路に不安がある場合は、早めに「高校卒業資格を取得する方法」を考えておくことが大切です。

③ 一時的に孤独を感じる可能性がある

学校を辞めると、これまでの友達と疎遠になり、孤独や不安を感じることがあります。

特に、日常的に人と接する機会が減ることで、孤立感を強く感じることもあります。

そのため、「辞めた後にどんな環境で勉強するか、どんな人とつながるか」を考えておくことが大切です。

通信制高校や地域の活動に参加することで、新たなつながりを作ることができるでしょう。

AOIでは、高卒資格を取得し、総合型選抜で大学に合格した生徒の事例がたくさんあります。

3. 相談する重要性と相談すべきこと

高校を辞めるかどうかを一人で決めてしまうと、あとで後悔することがあります。

辞めた後に「やっぱり続ければよかった…」と感じる人も少なくありません。

「辞めるかどうか迷っている」という段階では、まだ決断を急ぐ必要はありません。

家族や先生、スクールカウンセラー、友達などに相談することで、自分が本当にやりたいことや別の選択肢が見えてくることがあります。

誰に相談すればいい?

  • 親や家族(経済的な面・学費も含めて現実的なアドバイスをもらえる)
  • 担任の先生やスクールカウンセラー(進路や転校、通信制高校の情報を持っている)
  • 友達や先輩(身近な視点で意見をもらえる)
  • 進路相談の専門機関(第三者の立場で客観的なアドバイスをくれる)

スクールカウンセラーについて

子供のSOSの相談窓口

相談すべき具体的なこと

  • 今の学校を中退する以外の方法はないか?(転校、クラス替え、補習など)
  • 辞めた場合の進路はどうなるのか?(通信制高校、高卒認定試験、専門学校など)
  • 親は経済的に学費をどこまで支援できるのか?

AOIは、総合型選抜専門塾ですが、受験相談だけでなく、進路相談も行っています。

無料の受験相談

自分が相談しやすいところで「本当に高校を中退するべきか」を考えることが大切です。

3. 高校卒業以外の選択肢と進路|辞めても未来はある!

高校を辞めても、将来の進路が閉ざされるわけではありません。

むしろ、今の学校が合わないのであれば、別の進路を選択することで自分に合った学び方ができる可能性があります。

ここでは、高校卒業以外の選択肢として考えられる進路について詳しく解説していきます。

① 通信制高校に転入する

通信制高校は、登校日数が少なく、自分のペースで学習を進められるのが大きな特徴です。

学校によっては、週1~2日程度の登校でOKなところもあり、アルバイトや趣味との両立もしやすくなります。

また、通信制高校を卒業すれば高校卒業資格が取得できるため、その後の大学や専門学校への進学も可能です。

最近では、オンライン授業を取り入れている学校も増えており、より柔軟な学び方が選べるようになっています。

関連記事:『通信制高校から総合型選抜(AO入試)の受験をオススメする理由

② 高卒認定試験を受ける

高校を卒業しなくても、高卒認定試験(旧・大検)に合格すれば、高校卒業と同等の学力があると認められます。

これにより、大学や専門学校への進学資格を得ることができるため、「高校には通いたくないけど、勉強は続けたい」と考える人にとって有力な選択肢です。

高卒認定試験は、年に2回(8月と11月)実施されており、合格すれば最短で1年以内に高校卒業と同等の資格を得ることが可能です。

独学でも合格を目指せますが、予備校やオンライン講座を利用することで、より効率的に学ぶこともできます。

③ 専門学校に進学する

高校を辞めた後でも、専門学校に進学することで、興味のある分野の勉強をしながら資格取得を目指すことができます。

美容、IT、デザイン、調理、スポーツなど、幅広い分野の専門学校があり、実践的なスキルを身につけられるのが特徴です。

また、一部の専門学校では高卒認定試験を持っていなくても入学できるコースが用意されている場合もあるため、高校を辞めた後の進路として現実的な選択肢になります。

④ 総合型選抜で大学進学を目指す

大学進学を諦める必要はありません。

学力試験ではなく、面接や小論文、プレゼンテーションなどで評価される「総合型選抜(旧AO入試)」を活用することで、大学進学の可能性を広げることができます。

特に、自分の得意な分野や強みを活かした入試制度を用意している大学も多く、学力だけでなく個性や意欲を重視されるのが特徴です。

総合型選抜では、事前にしっかりと準備を行い、自分の経験や考えを整理しておくことが重要になります。

📌 総合型選抜について詳しく知りたい方はこちら!
👉 総合型選抜とは?詳しく解説

4. 通信制高校から総合型選抜で憧れの大学に合格した成功事例

「高校を辞めたら大学進学は難しい…」そう思っていませんか? 

実は、通信制高校から総合型選抜(旧AO入試)を活用して、憧れの大学に合格した成功事例は数多くあります。 

通信制高校の柔軟な学習スタイルを活かしながら、自分の得意分野を伸ばし、個性や経験を評価されて大学合格を果たした人たちのストーリーを紹介します。

通信制高校だからこそできる学び方や、総合型選抜のポイントを知ることで、高校中退後の進学の可能性を広げるヒントを見つけてみましょう。

Aさんのケース

Aさん(18歳)は、高校2年生のときに人間関係の悩みで不登校になり、最終的に通信制高校へ転入しました。

最初は「もう大学進学は無理かも…」と諦めていましたが、総合型選抜(旧AO入試)を活用し、志望大学に合格しました。

Aさんの合格のポイントは、以下の3つです。

  1. 自分の得意なことを活かした志望理由を作った(通信制高校での学びを活かして自己PR)
  2. 総合型選抜対策をしっかり行った(小論文・面接対策を専門塾で学ぶ)
  3. 学力試験の比重が低い入試方式を活用した

「通信制高校だから大学進学は無理」ということはありません!

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5. まとめ:焦らず、自分に合った道を選ぼう

高校を辞めたいと感じたときは、すぐに決断するのではなく、一度冷静に考えることが大切です。

学校を続ける道も、辞める道もありますが、どちらにしても大切なのは「将来につながる選択をすること」。

高校中退をして、就職や通信制高校を目指す進路もあれば、高卒認定試験をとって自分の興味がある専門学校に進学することも考えられます。

大学進学を目指すなら、総合型選抜を活用すると選択できる大学が幅広くなります。

大学の進路を諦めるのではなく、さまざまな入試方法を専門機関で知ることが大切です。

総合型選抜専門塾AOIでは、進路や進学の相談を無料で行っています。

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自分に合った進路の選択肢を探したい人は、ぜひAOIにお問い合わせください。

この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

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