作成日: 2023年7月11日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!
大学受験生の皆さんへ、専門塾がお届けする新しい解説シリーズが始まります!
今回は、グラフ・資料読み取り型の小論文に焦点を当て、効果的なアプローチ方法をご紹介します。
総合型選抜(AO入試)などの推薦入試では、データや資料から情報を読み取り、的確な解釈や論述を行う能力が求められることがあります。
この記事では、グラフや資料の活用方法や分析のポイントを詳しく解説し、皆さんの対策に役立つ情報を提供します。
ぜひ、この記事を通じて、グラフ・資料読み取り型の小論文への取り組み方を学んで、試験での自信を高めていきましょう!
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グラフ・資料読み取り型小論文とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、「グラフ・資料読み取り型小論文とは何か」について解説していきます。
まずは、小論文の出題形式を復習しましょう。
小論文には、以下4つの出題形式があります。
(1)テーマ型
設問だけが与えられ、それに対して記述しましょう。
関連記事:『小論文対策のポイントとオススメの参考書を専門塾が徹底解説!』
(2)課題文型
課題となる文章が与えられ、それに対して小論文の設問が与えられる
関連記事:『課題文型小論文で高得点を取るための書き方やポイントを専門塾が徹底解説!』
(3)資料読解型
グラフ等の資料が与えられ、それに対して設問が与えられる。
今回、説明するのはここの資料読解型です。
(4)講義型
大学の教授が何らかのトピックに対して講義をした後、講義をふまえて出題された設問に答える
関連記事:『講義型小論文で高得点を取るためのポイントを解説!』
グラフ・資料読み取り型小論文の問題例を紹介します!
設問とグラフ・資料の例を確認してみましょう!
設問の例
以下が、設問の例です。
「これらの資料から読み取ることができる現象とその問題点を整理して、600字以内でまとめなさい」
グラフ・資料の例
以下が、グラフ・資料の例です。
後に解答例を載せますので、しっかりとグラフ・資料を確認しましょう。
出典元:総務省
出典:厚生労働省
ここでは、グラフ・資料読み取り型小論文で高得点を取るためのコツを解説します!
以下の5つのポイントに注意しましょう!
(1)数値/単位をチェックする
(2)全体的な傾向を把握する
(3)特徴的な部分を見つける
(4)表やグラフの背景の事象を見抜く
(5)複数資料の場合、情報を組み合わせる
グラフの縦軸、横軸の数字と単位を必ずチェックし、グラフを正しく理解しましょう。
数値や単位の見落としは解答の正確性に影響を及ぼす可能性があります。
丁寧に数字と単位を確認し、グラフを正確に理解しましょう。
細かい部分ではなく、全体的な傾向に着目しましょう。
グラフの形状やデータの大まかな動きを把握することで、問題や質問に対する基本的なアプローチができます。
例えば、上昇傾向や下降傾向が見られるのか、急激な変化があるのかなど、全体像を把握することでより的確な解析が可能になります。
出題者の意図を読み取るために、特徴的な部分を見つけましょう。
特異なデータや目立つ変化、異常値などに注目しましょう。
これらの特徴的な部分は、出題者が意図的に提示した重要な情報を含んでいる可能性があります。
その特徴的な部分を見つけ出し、解析に活かしましょう。
グラフには直接現れていない時代や文化の背景を見抜きましょう。
例えば、年代や地域の特定の出来事や政策の影響を考慮する必要があるかもしれません。
文脈を理解し、背景情報を探ることで、データやグラフの意味を深く理解することができます。
複数の資料を見ることで、新たな発見を見つけましょう。
複数のグラフや表を比較し、相互に関連付けることで、新たな発見や洞察を得ることができます。
資料同士の関連性や相違点を分析し、総合的な解答を導き出しましょう。
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グラフ・資料読み取り型小論文を書く際の構成と例文について紹介します!
以下の構成と例文を参考にしてください。
以下の3つのことを必ず記載しましょう。
(1)グラフから読み取れる事実
(2)グラフの変化ポイントを記載する。
(3)その背景にある社会的な背景を記載する
二つの資料からは、少子高齢化とそれに伴う社会保障費の増加が読み取れる。そして、現役世代の税負担の税負担の増加と世代間格差の拡大という2つの問題点が見えてくる。
まず図1より、三つの現象が読み取れる。一つ目は、少子高齢化が深刻化し、全体の人口が減少している点だ。二つ目は、15歳以上65歳未満の生産活動の中心層である、生産年齢人口の割合が減少していることである。そして最後は、全体に占める高齢者の割合が大幅に増加している点だ。
次に図2より、1970年から2017年にかけて社会保障給付費が大幅に増加していることがわかる。なかでも、とりわけ年金や医療費という高齢者への支出が増加している。
これらの現象から、若者世代への税負担の増加という問題点が考えられる。20代の給付水準は、ここ20年間ほぼ横ばいである。その一方で、税金は毎年引き上げられており、今後も上昇し続けることが予想される。よって、若者の税負担は年々増加するのである。
また、世代間格差も問題視されている。世代間格差とは、生涯に政府や自治体から受ける社会保障給付金やサービスが、世代によって異なることを意味する。すなわち、経済成長の鈍化や少子化の加速により、現代の若者世代は、十分な社会保障を享受できない可能性があるのだ。
グラフ・資料読み取り型小論文は、過去問をたくさん解くことが重要です。
そのためには、本や学習塾を活用しましょう。
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