ホーム

\

受験お役立ち記事

\

小論文対策

作成日: 2023年7月11日 最終更新日: 小論文対策

小論文のグラフ読み取り|例文・過去問の解き方を専門塾が解説

小論文のグラフ読み取り|例文・過去問の解き方を専門塾が解説

こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!

今回は、グラフ・資料読み取り型の小論文に焦点を当て、問題の解き方や高得点を取るためのコツを解説します。

総合型選抜(AO入試)などの推薦入試では、グラフや表、統計資料から必要な情報を読み取り、その内容を根拠として論述する力が求められることがあります。

ただ、グラフの数字を確認できても、次のようなところで手が止まる受験生は少なくありません。

「どの数字に注目すればいいのかわからない」

「グラフに書かれていることを説明した後、何を書けばいいのかわからない」

「複数の資料をどう組み合わせればいいのかわからない」

グラフ・資料読み取り型の小論文で大切なのは、数字を正確に読むことだけではありません。読み取った事実から問題を見つけ、自分の主張や提案へつなげることが必要です。

この記事では、小論文の出題形式、グラフを読む手順、高得点を取るコツ、NG例、解答例文、過去問の進め方まで順番に紹介します。

また、この記事を見てくれた方限定でお得な情報です。期間限定で小論文の対策に関するプレゼントを無料で10個もらえるキャンペーンを行っています。AOI公式LINEで配布しているのでぜひ受け取ってください。

AOI公式LINEで無料プレゼントを受け取る

AOI公式LINEで総合型選抜の特典を受け取る

グラフ・資料読み取り型小論文とは

グラフ・資料読み取り型小論文とは、どのような問題なのでしょうか。

まずは、小論文の主な出題形式と、資料読解型で求められることを確認しましょう。

小論文の出題形式

小論文には、主に次の4つの出題形式があります。

出題形式問題の特徴主に求められる力
テーマ型テーマや設問だけが与えられる知識を使って自分の意見を論理的に述べる力
課題文型文章を読んだうえで設問に答える筆者の主張を理解し、要約・分析する力
資料読解型グラフ、表、図、統計資料などを読んで答える数値や傾向を正確に読み、自分の論へつなげる力
講義型大学教員などの講義を聞いた後に論述する講義内容を理解し、整理して考える力

(1)テーマ型

テーマ型では、設問や短い問題文が与えられ、それに対する自分の意見を記述します。

小論文の基本的な書き方や対策方法については、小論文の書き方を基礎から解説した記事も参考にしてください。

参考書を使った対策については、小論文対策のポイントとおすすめ参考書で詳しく紹介しています。

(2)課題文型

課題文型では、文章を読んだうえで、要約や筆者の意見に対する自分の考えを記述します。

グラフと課題文が一緒に出題される場合もあります。課題文の読み方については、課題文型小論文で高得点を取るための書き方を確認してみてください。

(3)資料読解型

資料読解型では、グラフ、表、図、地図、統計資料などが与えられ、それらから読み取れることをもとに論述します。

今回、詳しく説明するのがこの資料読解型です。

問題によっては、資料の内容を説明するだけでなく、原因、問題点、解決策、自分の意見まで求められます。

(4)講義型

講義型では、大学の教授などによる講義を聞き、その内容を踏まえて設問に答えます。

詳しい対策は、講義型小論文で高得点を取るためのポイントで紹介しています。

グラフ・資料読み取り型小論文の問題例

グラフ・資料読み取り型小論文では、次のような設問が出されます。

これらの資料から読み取ることができる現象とその問題点を整理して、600字以内でまとめなさい。

この設問では、資料の内容を要約するだけでは足りません。

  • 資料から読み取れる現象
  • 数値や割合の変化
  • 現象によって生じる問題
  • 複数資料の関係

これらを整理して書く必要があります。

以下は、人口構成の変化と社会保障給付費の推移を示す資料です。

年齢区分別の人口と高齢化率の推移を示すグラフ
人口構成と高齢化率の推移 出典:総務省
部門別社会保障給付費の推移を示すグラフ
部門別社会保障給付費の推移 出典:厚生労働省

この2つの資料を見たら、いきなり文章を書き始めるのではなく、まず設問とグラフを順番に整理します。

グラフ・資料読み取り型小論文の解き方

グラフ読み取り型小論文では、次の6ステップで考えると、数字の説明だけで終わりにくくなります。

ステップ確認すること答案へつながる内容
STEP1設問の要求読み取り、原因、問題点、意見、提案のどこまで必要か
STEP2タイトル・軸・単位・出典何を、いつ、どの単位で比較しているか
STEP3増減・比較・相関・特異点答案で使う重要な事実
STEP4事実と推測の区別資料から直接読めることと、自分の解釈
STEP5複数資料の関係共通点、相違点、連動している変化
STEP6資料と自分の主張の接続原因、問題点、対応策、結論

STEP1|設問が求めていることを確認する

最初に設問を読み、何を答える必要があるのかを確認します。

グラフ読み取り型では、次のような指示が使われます。

  • 資料から読み取れることを説明しなさい
  • 変化の原因を考察しなさい
  • 問題点を述べなさい
  • あなたの意見を述べなさい
  • 解決策を提案しなさい

「読み取れることを説明しなさい」と「資料を踏まえて意見を述べなさい」では、必要な答案が異なります。

設問に意見や提案が求められているのに、グラフの説明だけで終わると、問いに答えたことになりません。

設問の中で、答えるべき動詞に線を引いておくと見落としを防げます。

STEP2|タイトル・軸・単位・出典を確認する

次に、グラフの基本情報を確認します。

  • グラフのタイトル
  • 横軸が表すもの
  • 縦軸が表すもの
  • 数値の単位
  • 調査期間
  • 調査対象
  • 実数か割合か
  • 出典

たとえば、「万人」と「人」、「円」と「兆円」、「人数」と「割合」を取り違えると、読み取り全体がずれてしまいます。

棒グラフの縦軸が途中から始まっている場合は、見た目ほど大きな差ではないこともあります。数字そのものを確認しましょう。

STEP3|増減・比較・相関・特異点を探す

グラフを見るときは、次の4つを探します。

見るポイント確認する内容文章での表現例
増減増えているか、減っているか、横ばいか「2010年以降、一貫して増加している」
比較年代、地域、属性による差「A地域はB地域の約2倍である」
相関一方の増減と、もう一方の増減が連動しているか「Xの増加に伴い、Yも増える傾向が見られる」
特異点急激な変化、逆転、例外、最大・最小「2020年だけ大きく減少している」

グラフにあるすべての数字を書く必要はありません。

設問へ答えるために重要な数字を選ぶことが大切です。

STEP4|事実と推測を分ける

資料から直接読み取れる事実と、その背景に関する推測を分けましょう。

たとえば、グラフから「スマートフォンの利用時間が増え、読書時間が減っている」ことが読み取れたとします。

ここから「スマートフォンが読書時間を減らした」と断定することはできません。ほかの生活習慣や調査条件が影響している可能性もあるからです。

資料だけでは因果関係を証明できない場合は、次のように書きます。

  • 「関連している可能性がある」
  • 「一因として考えられる」
  • 「この資料だけで因果関係を断定することはできない」

断定できる範囲を見極めることも、資料を正確に読む力です。

STEP5|複数資料の関係を整理する

複数の資料が出された場合は、それぞれを別々に説明して終わらせず、関係を探します。

確認したいのは、次のような点です。

  • 同じ時期に同じ方向へ変化しているか
  • 一方が増えると、もう一方が減っているか
  • 一つ目の資料が、二つ目の資料の背景を説明していないか
  • 全体の傾向と、属性別の傾向に違いがないか
  • 資料同士が同じ結論を示しているか

人口構成と社会保障給付費の資料であれば、高齢者人口の増加と、年金・医療などの給付費の増加を関連づけて考えられます。

STEP6|読み取った事実を自分の主張へつなげる

グラフ読み取り型で最も大切なのが、このステップです。

グラフの説明は、答案の材料です。説明そのものが最終目的ではありません。

次の順番で考えると、論を作りやすくなります。

  1. グラフから読み取れる重要な事実
  2. その変化が起きている背景
  3. 変化によって生じる問題
  4. 自分の主張
  5. 主張を実現するための対応策

小論文では、資料の情報を根拠として使いながら、自分の意見を論理的に示します。

文章全体の書き方については、小論文の基本構成と書き方もあわせて確認してください。

総合型選抜専門塾AOI 公式サイト

グラフ・資料読み取り型小論文で高得点を取るためのコツ

ここでは、グラフ・資料読み取り型小論文で高得点を取るためのコツを解説します。

次の5つのポイントに注意しましょう。

  1. 数値・単位をチェックする
  2. 全体的な傾向を把握する
  3. 特徴的な部分を見つける
  4. 表やグラフの背景の事象を見抜く
  5. 複数資料の場合、情報を組み合わせる

(1)数値/単位をチェックする

グラフの縦軸、横軸の数字と単位を必ずチェックし、グラフを正しく理解しましょう。

数値や単位の見落としは、解答の正確性に影響します。

特に、次の違いには注意してください。

  • 実数と割合
  • 円・万円・億円・兆円
  • 人・万人・千人
  • 年間の数値と月間の数値
  • 累計と単年度

丁寧に数字と単位を確認し、グラフを正確に理解しましょう。

(2)全体的な傾向を把握する

最初から細かい数字を見るのではなく、全体的な傾向を確認しましょう。

グラフの形状やデータの大まかな動きを把握すると、問題に対する基本的なアプローチを決められます。

上昇傾向なのか、下降傾向なのか、横ばいなのか、途中で急激な変化があるのかを見ます。

まず全体を一文で説明し、その後に重要な数字を補足すると読みやすくなります。

(3)特徴的な部分を見つける

出題者の意図を読み取るために、特徴的な部分を見つけましょう。

特異なデータ、目立つ変化、異常値、順位の逆転などに注目します。

特徴的な部分には、出題者が考えてほしい問題が表れている可能性があります。

ただし、一時的な変化だけを取り上げる場合は、その前後の傾向も確認してください。

(4)表やグラフの背景の事象を見抜く

グラフには直接書かれていない時代や社会の背景も考えましょう。

年代や地域における出来事、制度、政策、景気、人口構成、技術の普及などが、データへ影響している可能性があります。

ただし、背景知識を使う場合も、資料と無関係な話へ広げないよう注意が必要です。

まず資料から確認できる事実を書き、その後に背景として考えられることを示しましょう。

総合型選抜そのものについて知りたい人は、総合型選抜とAO入試・推薦入試の違いも確認してみてください。

(5)複数資料の場合、情報を組み合わせる

複数の資料を見ることで、一つの資料だけではわからない関係を発見できます。

複数のグラフや表を比較し、相互に関連づけることで、新しい考察を導き出しましょう。

資料同士の共通点や相違点を分析し、総合的な解答を作ります。

たとえば、「資料1では全体の増加が見られるが、資料2を見ると、増加しているのは特定の年代だけである」といった読み方ができます。

小論文全体で使える考え方や減点を防ぐコツは、小論文の書き方のコツでも解説しています。

また、AOIでは、総合型選抜を解説した教材を10個、LINEで無料配布しています。

AOIで合格した生徒が使用している教材の一部を確認できるため、小論文や総合型選抜についてさらに深く知りたい人は活用してみてください。

AOI公式LINEで教材を受け取る

総合型選抜専門塾AOI

志望理由書・小論文の進め方、プロに無料で相談しませんか?

1分で予約完了/相談は完全無料/オンライン対応。あなたの志望校に合わせた対策の進め方を、専門講師がその場でアドバイスします。

グラフ読み取り型小論文のNG例

グラフ読み取り型では、資料を読めていても、答案への使い方を間違えると得点につながりません。

NG例1|数値を並べるだけで終わる

図1を見ると、65歳以上の人口は増加しています。15歳から64歳までの人口は減少しています。また、図2を見ると、年金は増加しており、医療費も増加しています。福祉その他の費用も増加しています。このように、さまざまな数値が増加しています。

なぜ得点につながりにくいのか

  • グラフの数字を言い換えただけである
  • 二つの資料の関係が説明されていない
  • 変化によって生じる問題が書かれていない
  • 自分の主張や考察がない
  • 設問が求める「問題点」に答えていない

数字を紹介した後に、「この変化から何が問題になるのか」まで進めましょう。

NG例2|グラフに触れず自分の意見だけを書く

私は、高齢者を大切にする社会を作るべきだと考える。高齢者は長い間、日本社会へ貢献してきたからである。若い世代も、高齢者への感謝を忘れてはいけない。政府は高齢者向けのサービスをさらに充実させるべきだ。

なぜ得点につながりにくいのか

  • 提示されたグラフが根拠として使われていない
  • 資料から読み取れる問題と主張がつながっていない
  • 社会保障費や人口構成への考察がない
  • 主観的な価値判断だけで論が進んでいる

資料読解型では、自分の主張にもグラフや資料から得た根拠が必要です。

グラフの読み取りはできたけど、そこから論をどう立てればいいんだろう?この書き方で伝わるのかな?そんな不安はAOIの無料相談で解決できます。オンラインでも相談できますので、お気軽にどうぞ。

AOIの無料相談について確認する

グラフ・資料読み取り型小論文の構成や例文

グラフ・資料読み取り型小論文を書く際の構成と例文を紹介します。

資料の説明だけで終わらず、問題点や自分の主張までつなげることを意識しましょう。

グラフ・資料読み取り型小論文の構成

既存の基本構成では、次の3つを記載します。

  1. グラフから読み取れる事実
  2. グラフの変化ポイント
  3. その背景にある社会的な事象

設問で意見や解決策まで求められている場合は、次の5段構成で考えるとまとまりやすくなります。

構成書く内容
1.結論・全体傾向資料全体から読み取れる最も重要な現象
2.具体的な事実重要な数値、比較、増減、特異点
3.資料同士の関係複数資料の共通点、相違点、連動する変化
4.問題点・原因変化の背景と、社会へ与える影響
5.自分の主張・提案問題に対する考えと、必要な対応

書き始めの一文が思いつかない場合は、小論文の書き出し方と例文も参考にしてください。

最後は、資料から導いた自分の主張を簡潔にまとめます。詳しくは、小論文の結論の書き方で紹介しています。

解答例文1|少子高齢化と社会保障給付費

以下は、先ほどの人口構成と社会保障給付費の資料に対する解答例です。

二つの資料からは、少子高齢化と、それに伴う社会保障給付費の増加が読み取れる。そして、現役世代の負担の増加と世代間格差の拡大という二つの問題が考えられる。

まず図1からは、三つの現象が読み取れる。一つ目は、少子高齢化が進み、将来的に総人口が減少していく点である。二つ目は、生産活動の中心となる15歳から64歳までの生産年齢人口が減少している点である。三つ目は、総人口に占める65歳以上の割合が大幅に増加している点である。

次に図2からは、1970年から2017年にかけて社会保障給付費が大幅に増加していることがわかる。特に、年金と医療に対する支出が増えている。

二つの資料を組み合わせると、社会保障を支える生産年齢人口が減少する一方で、高齢者人口と高齢者に関係する給付費が増えていることがわかる。このままでは、現役世代一人あたりの負担が増加し、世代によって受けられる給付と負担の差が広がる可能性がある。

この問題へ対応するには、給付を一律に削減するだけでなく、健康寿命を延ばす予防政策や、働く意思のある高齢者が参加しやすい労働環境を整える必要がある。また、子育て世代への支援を充実させ、長期的に社会保障を支える人口基盤を維持することも重要である。

どの数値・変化に着目したか

着眼点読み取った事実論へのつなげ方
人口構成生産年齢人口が減少し、高齢者の割合が上昇している社会保障を支える側と受ける側のバランスを問題にした
給付費年金・医療を中心に社会保障給付費が増えている現役世代の負担増加へつなげた
複数資料の関係高齢化と給付費増加が同時に進んでいる世代間格差という問題を提示した
提案資料から直接は示されていない予防政策、就労環境、子育て支援を自分の意見として示した

解答例文2|スマートフォン利用時間と読書時間

以下は、解き方を説明するために作成した架空の設問とデータです。実在の統計ではありません。

図1は、高校生の1日あたりのスマートフォン利用時間と読書時間の推移を示している。スマートフォン利用時間は、2019年の2.1時間から2024年の3.4時間へ増加した。一方、読書時間は同期間に32分から19分へ減少した。

図2は、スマートフォンの利用時間別に、1日の読書時間が0分である生徒の割合を示している。利用時間が2時間未満の生徒では28%、2時間以上4時間未満では41%、4時間以上では57%だった。

二つの資料から読み取れることを整理し、高校生の読書時間を確保するために必要な取り組みについて、600字以内で述べなさい。

解答例文

二つの資料からは、高校生のスマートフォン利用時間が増加する一方で、読書時間が減少していることが読み取れる。また、スマートフォンの利用時間が長い生徒ほど、読書をまったくしない割合が高い傾向も見られる。

図1では、2019年から2024年にかけて、スマートフォン利用時間が2.1時間から3.4時間へ1.3時間増加している。その一方、読書時間は32分から19分へ13分減少している。図2でも、スマートフォンを4時間以上利用する生徒の57%が読書時間0分であり、2時間未満の生徒の28%と比べて29ポイント高い。

これらの資料から、スマートフォンの長時間利用と読書時間の短さには関連があると考えられる。ただし、資料だけでスマートフォンが読書時間を減らす直接的な原因だと断定することはできない。部活動や学習時間など、ほかの生活習慣も影響している可能性があるためである。

高校生の読書時間を確保するには、スマートフォンを全面的に禁止するより、利用する時間帯を自分で管理できるようにすることが重要だ。たとえば、就寝前の30分を通知の届かない読書時間として設定する方法が考えられる。また、電子書籍を活用し、スマートフォンを読書の手段として使う方法もある。

スマートフォンと読書を対立させるのではなく、時間の使い方を見直し、日常の中に読書を組み込む仕組みを作るべきである。

どの数値に着目し、どう論を立てたか

着眼点使用した数値論へのつなげ方
時系列の変化スマートフォン2.1時間から3.4時間、読書32分から19分一方が増え、もう一方が減る傾向を示した
利用時間別の比較読書0分の割合が28%と57%利用時間の長さと読書習慣の関連を示した
相関と因果数値だけでは直接の原因を証明できない断定を避け、ほかの要因にも触れた
提案利用禁止ではなく時間管理と電子書籍活用資料の問題を踏まえた現実的な対応を示した

書いた小論文をプロに見てもらいたい場合は、AOIが運営するオンライン添削サービス「Quick Check」もあります(3日以内に返却)。

グラフ・資料読み取り型小論文の過去問について

グラフ・資料読み取り型小論文は、過去問を繰り返し解くことが重要です。

グラフの種類や設問の要求は大学によって異なるため、志望大学の出題形式に慣れておく必要があります。

グラフ読み取り型小論文の過去問の入手先

過去問は、主に次の場所で探せます。

  • 大学公式サイトの入試情報・過去問題ページ
  • 大学の募集要項や入試案内
  • オープンキャンパスや入試説明会
  • 高校の進路指導室
  • 大学別の過去問題集
  • 小論文の問題集・参考書
  • 総合型選抜や小論文を専門とする学習塾

大学公式サイトに掲載されていない場合は、入試課へ過去問の公開状況を確認する方法もあります。

解答例が公開されていなくても、設問形式、資料数、指定文字数、制限時間を確認するだけで対策に役立ちます。

グラフ読み取り型の頻出パターン

頻出パターン主な設問対策のポイント
傾向説明型資料から読み取れることを説明する全体傾向と特徴的な数値を分ける
原因・問題点型変化の原因や問題点を考察する資料の事実と自分の推測を区別する
複数資料型複数のグラフを関連づける共通点、相違点、連動する変化を探す
意見・提案型資料を踏まえて自分の意見を述べる資料を主張の根拠として使う
課題文併用型文章とグラフの両方を踏まえる筆者の主張と資料の関係を整理する

課題文と資料が組み合わされている場合は、課題文型小論文の読み方も必要になります。

過去問演習の進め方

  1. 最初に制限時間を設けず、資料の読み方を確認する
  2. 設問が求める内容へ線を引く
  3. 重要な数値を3〜5個程度選ぶ
  4. 事実・原因・問題点・主張をメモに分ける
  5. 構成を作ってから答案を書く
  6. 二回目以降は本番と同じ時間で解く
  7. 添削を受け、読み取りと論述のどちらに課題があるかを確認する
  8. 同じ問題をもう一度書き直す

過去問は、数だけをこなしても十分ではありません。

「どの数値を見落としたのか」「どこで資料と主張が切れたのか」を確認し、書き直すことが大切です。

そのためには、本や学習塾も活用しましょう。

AOIでは、京大特色入試を乗り越えたプロ講師がカリキュラムを作成し、大学受験において97.5%の合格率を誇っています。

小論文で悩んでいることがある場合は、AOIで無料で行っている受験相談も活用できます。

私たちと一緒に、憧れの志望校への合格を目指しましょう。

AOIの無料受験相談について確認する

グラフ読み取り型小論文の提出前チェックリスト

答案を書き終えたら、次の項目を確認しましょう。

確認項目できている状態見直したい状態
設問への回答読み取り、問題点、意見など、求められた内容へすべて答えているグラフの説明だけで終わっている
軸・単位縦軸、横軸、割合、人数、金額などを正しく理解している単位や調査対象を取り違えている
全体傾向増加、減少、横ばいなどを一文で説明している細かい数字から書き始めている
重要な数値主張に必要な数字を選んでいるすべての数字を順番に並べている
比較年代、地域、属性などの差を示している一つの数値だけを紹介している
複数資料資料同士の共通点や関係を説明している資料を別々に説明して終わっている
事実と推測資料から読めることと自分の考察を分けている相関を原因だと断定している
自分の主張資料を根拠として意見や提案を示している資料と無関係な意見へ飛んでいる
構成事実、考察、主張、結論が順番につながっている同じ説明を繰り返している
表記字数、誤字脱字、数字、資料番号を確認している図1と図2を取り違えている

よくある質問

小論文のグラフ読み取りに関するよくある質問はこちらです。

グラフ・資料の数値はどこまで細かく書けばいいですか?

グラフ内の数字をすべて書く必要はありません。設問へ答えるために重要な数値を選びましょう。全体の増減、最大・最小、急激な変化、比較対象との差など、主張の根拠になる数字を使います。同じ傾向を示す数字を何個も並べるより、代表的な数値を示して意味を説明する方が伝わります。

グラフを読み取っただけで意見がまとまりません。どうすればいいですか?

読み取った事実に対して、「なぜこの変化が起きたのか」「誰にどのような影響があるのか」「放置すると何が問題になるのか」と問いかけてみましょう。そこから、必要な対応を考えます。事実、原因、問題点、解決策の順にメモを作ると、資料の説明を自分の主張へつなげやすくなります。

グラフ読み取り型の過去問はどこで手に入りますか?

最初に、志望大学の公式サイトにある入試情報や過去問題のページを確認しましょう。大学の入試説明会、オープンキャンパス、高校の進路指導室、大学別過去問題集でも入手できます。非公開の場合でも、過去の受験者情報や類似学部の問題を使い、資料数・字数・時間が近い問題で練習できます。

複数のグラフが出たときはどう扱えばいいですか?

最初に各グラフの全体傾向を別々に整理し、その後に共通点、相違点、連動する変化を探します。「図1では〇〇が増え、図2では△△が増えている」のように並べるだけでなく、二つの変化がどのように関係しているのかを説明しましょう。ただし、資料だけで因果関係を断定しないことも大切です。

まとめ|グラフは説明して終わらず、自分の論へつなげよう

グラフ・資料読み取り型小論文では、数字を正確に読む力と、読み取った事実を論へつなげる力の両方が求められます。

次の順番を意識しましょう。

  1. 設問が求める内容を確認する
  2. タイトル、軸、単位、出典を確認する
  3. 増減、比較、相関、特異点を探す
  4. 事実と推測を分ける
  5. 複数資料の関係を整理する
  6. 原因、問題点、自分の主張へつなげる

グラフに書かれている内容を説明するだけでは、小論文として完成しません。

資料を根拠として使いながら、そこからどのような問題が考えられ、どう対応すべきかまで示すことが大切です。

「グラフ読み取り型の小論文を書いてみたけれど、これで得点できるのか自信がない」という方は、まずはAOIの無料受験相談に参加してみてください。無料相談では、あなたの小論文が今どのレベルにあるか、何を直せば合格に近づくかを診断しています。自分に合った対策を、一緒に考えてみましょう。

AOIの無料受験相談に申し込む

この記事の執筆者

橋本 尭明 総合型選抜専門塾AOI マーケティング責任者

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを、受験や学校生活に悩む学生の方々に発信しています。

この記事の監修者

小澤 忠(総合型選抜専門塾AOI 代表)

小澤 忠

総合型選抜専門塾AOI 代表/株式会社花形 代表取締役

2016年に総合型選抜専門塾AOIを開校。自己分析を起点に、志望理由書・小論文・面接の対策を通じて受験生の進路選択と大学受験を支援しています。大学合格と、その先にある将来の目標を見据え、一人ひとりが自分の関心や強みを見つけることを大切にしています。

小澤 忠のプロフィール・メディア掲載情報を見る

受験対策説明会

この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

<< 受験お役立ち記事に戻る
受験対策に役立つ 10大特典を無料プレゼント! 志望理由書テンプレ・面接対策シートなど 2026年度入試 全体合格率93.5%

受験相談 予約フォーム

高2生・高1生 入塾受付中!

受験の第一歩は、総合型選抜から。
まずは無料受験相談 or LINE登録から。

※おかげさまで、受験生(高3生・既卒生)は多くのご入塾をいただいております。
ご好評につき、受付枠は残りわずかです。空き状況はお問い合わせください。

親子で一緒に1時間じっくり相談・校舎オンラインどちらでもOK・平日祝日問わず10時〜22時まで実施

お電話からのご予約も承っておりますので、お急ぎの方はご連絡ください。

0120-335-440 / 050-1744-4911

対応時間:毎日 13時〜21時 ※年末年始など一部除く

姓を入力してください 名を入力してください
入力してください
※メールが届かないことがございますため、携帯メールアドレスでのご登録はお控えください。 メールアドレスを正しく入力してください
電話番号を入力してください
大変人気な受験相談となるため、希望の日時によってはオンラインになる可能性があります。
※大分・中津・別府・小倉の校舎では受験カウンセラーが常駐していないため、原則オンラインにて実施させていただいております。受験相談後の校舎見学については当日のカウンセラーにご相談ください。
ご希望の場所を選択してください
受験相談は保護者様と生徒様とAOIの進路アドバイザーの3名で行います。ご家族で日程を調整の上、複数の日程をご記入ください。こちらで希望をお伺いの上、日程は担当者と調整後確定します。ご希望の日程を入力してください
個人情報の取扱についての同意にチェックを入れてください