作成日: 2021年2月20日 最終更新日: 勉強法/マインド
皆さんは総合型選抜(AO入試)を視野に入れていますか。それならば今からでも準備を始めた方が良いです。
確かに指定校推薦なら締め切りまでに申し込んで受ければ合格出来るかも知れません。しかし同じ推薦だからと言っても総合型選抜はそうはいきません。
そこで、総合型選抜の準備にどの位時間がかかるかを示していきたいと思います。この記事を読めば、すぐにでも受験対策をしたくなるはずです。
塾生60人に実施したアンケート結果によると、部活動や留学等の経験がある人は36人でした。また、活動はやってこなかったけれども英語の勉強はしていたという人が15人いました。その一方で特に何もしなかったと答えた人は9人でした。
この結果から、全体のおよそ4/5は何かしらの活動をしている事が分かりました。
しかし今回アンケートを実施した塾生のほとんどが夏以降に入塾してきた為、準備が間に合っていないのが現状です。
まだこの時期は部活漬けの毎日を過ごしていると思います。受験を本格的に意識し始めるのは高3の夏からではないでしょうか。
しかし、部活動を引退してからのスタートだとどうしても対策が不十分になってしまいます。
とはいえ明確なスタート時期がある訳ではありません。ある日を境に猛特訓するのではなく、出来る事から少しずつやっていきます。そこで、少なくとも1年前には始めた方が良い理由を、高校3年生の夏までにやっておくべきことと共に解説していきたいと思います。
本番の1年以上前から対策すべき1番の理由は、情報収集に時間がかかるからです。総合型選抜は合格点や偏差値が明確に示されていない上に、受験中は1校しか受けられないので、不合格になってしまうと浪人するリスクが高くなってしまいます。
ですからどんなレベルの人が受験しに来るのか、具体的な試験内容がどんなか、受験方式が自分に向いているのかを知る必要があります。それが分からないと自分が受けたら確実に合格出来るのかを見定めることが出来ないからです。
その大学の偏差値や試験の倍率は簡単に調べられますが、その人が持っている特技や性格が重視される試験なので全く参考になりません。
必要な情報を入手するには総合型選抜で合格した学生から話を聞くのが1番です。しかしその学生と出会う確率を上げるには大学に何度も足を運ぶ必要があります。
ですから、出来れば中学生の頃からオープンキャンパスや文化祭に顔を出す事をおすすめします。
キャンパスツアーや屋台等が催されていますが、情報収集に向いているのはオープンラボ(研究室の催し物)です。教授がそばにいない分、ネットや入試説明会では絶対に手に入らない様な事を話してくれます。
僕の場合は「選考中に英文の読み合わせがある」事を教えて貰ったので、おかげで英文を読む対策が出来ました。
本番1年前頃のタイミングで、総合型選抜に強い塾に入った方が良いでしょう。この時期から面接や小論文の練習を始めた方が良いからです。やってみると話している最中に緊張が出てしまったり、制限時間内に論理的な構成を作るのが出来なかったりという事が分かります。そういった問題を解消するのに少なくとも1年以上かかるからです。
とはいえ1人でやろうとしてもどうしても面接の相手がいなかったり小論文を添削して貰えなかったりするので非常に効率が悪くなってしまいます。そこで塾のサポート機能に頼るのです。
面接に関してはプロと練習して貰う事で、想定外の質問にも対応する事が出来ます。また小論文に関しては、書き方のノウハウを何度も訓練出来るのがミソです。演習する事ではじめて定着するので、教えて貰ったとか本で読んだとかでは不十分なのです。
また、バランスの良い情報収集をするという観点でも塾は有利です。学生から得た情報をきちんと精査出来るからです。
確かに学生から聞ける情報は貴重なのですが、「ここの大学に入りたいのは当たり前だから志望動機は聞かれない」と言った偏った情報も混ざっています。(嘘を言っている訳では無く、たまたまその学生だけそうだったと言う事だと思います。)
一方で、塾の先生は色々な大学を受験した生徒を見てきているはずなので、良く聞かれる質問を統計的に分かっています。ですから、その情報(志望動機が聞かれないと言う事)はおかしいと判断出来るのです。
この頃が丁度高3の夏くらいになります。出願書類を出し始める時期になるので、期限に遅れないようにしましょう。
この段階で志望理由書(体裁は小論文とほとんど変わりません)を提出するので、この時期には必要とされるレベルの小論文が書けるようになっていなくてはいけません。
ですから高3の夏から始めても遅いのです。出願が終わったら後は本番を迎えるだけなので面接練習を徹底的に行いましょう。
理想の完成形は「想定外の質問が来ても戸惑わず最適な答えが出せる」様になる事です。ですが、なかなかそうはなれません。ですから、1問でも多く答えられる質問を作り続けます。
確かにこういうやり方をすると想定外の質問に答えられなくなるという批判もあります。しかし多くの質問に答えられるという安心感を生む事に繋がり、面接でも落ち着いた態度を出す事が出来ます。
また、面接と小論文以外の形式があればその対策・準備を行いましょう。
僕の場合は、上記で挙げた「英語の教科書の読み合わせ」以外にも、体験授業や自分の研究成果の発表もありました。ですので授業の予習や発表練習、その為のスライドや配布プリントの作成等をしました。
本来なら「受験直前の対策方法」が来るのですが、この記事の本質は「いかに早く準備しなくてはならないかを伝えたい」ところにあるので省きました。
今まで書いてきた記事の中から、高校3年生の夏から対策を始めても遅い理由を大まかに2つピックアップすると
・情報収集
→どんなレベルの人が受けに来て、どんな試験内容で、、、といった情報を学生や塾から集める事で「この大学に(総合型選抜で)入れるのか」を見定める必要があり、基本的には1年以上はかかるから
・小論文・面接演習
→高3の夏頃から出願し始める書類の中には、小論文と体裁が非常に似ている「志望理由書」がある。従って「夏から書き始める」のではなく「夏には書き終わっている」必要がかかるから。
面接に関しては、答えられる質問を増やすのと質問に対する答えの推敲、話し方の改善などを行うのに最低1年以上かかるから。
だと思います。これで今すぐにでも大学受験を意識し始める必要性が分かったと思います。
あとは行動あるのみです。いきなり面接・小論文練習から入ると息詰まると思います。まずは塾または大学に足を運び、楽しみながら情報収集するのがおすすめです。
ところで今度の土曜日空いてます?午後からなら?じゃあ取り敢えず大学に行きましょう!
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