作成日: 2017年11月1日 最終更新日:
志望校に入学できるなら、一般入試だけでなく総合型選抜(旧AO入試)も受けてチャンスを広げたいものですよね。しかし、志望大学や学部の倍率が高いと、受験に対するモチベーションに悪影響となってしまうことも少なくありません。当記事では、総合型選抜(旧AO入試)の高い倍率をどうやったら勝ち抜けるのか?その方法と倍率の意味や総合型選抜(旧AO入試)の倍率一覧などをご紹介します。
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そもそも「倍率」とは、「志願倍率」と「実質倍率」の2種類に分かれています。
志願倍率とは、志望する大学の学部が設けている募集人数に対して受験を志願した人数を表した数字のことです。一方実質倍率とは、実際に受験した人に対して合格者がどれだけいたのかを表した数字です。
例えば、30名の募集人数に対して90名の受験志願者がいた場合には倍率は3倍となり、志願倍率は高いと言えるでしょう。ただし、受験志願者が試験当日に欠席したり受験を辞退したりする場合もあり得るため、志願倍率はあくまで数字上での倍率と言えます。
反対に募集人数に対して受験志願者数が少ない場合には倍率が低いという言い方をします。
受験の際には、過去の倍率一覧が合格の難易度を測る参考として活用されています。
学部:文芸学部
倍率:8.0倍(2018年度)
近畿大学は、日本の大学を一覧でみたとき一番受験者数が多いとされている大学です。
学部:商学部
倍率:51倍(2018年度)
早稲田大学は日本の大学を一覧でみたとき3番目に受験者数が多い大学です。
2018年度の総合型選抜(旧AO入試)で最も高い倍率は商学部の51倍ですが、人間学部で14倍、政治経済学部経済学科では9倍と、他にも倍率の高い学部が多くあるようです。
学科:理工学部建築学科
倍率:3.4倍(2018年度)
明治大学は古くからの歴史を有する大学で、近年では総合型選抜(旧AO入試)を実施している学部が多数あります。総合型選抜(旧AO入試)は理工学部建築学科以外にも政治経済学部や農学部など多くの学部で実施されており、年々志願者数は増加の一途を辿っています。
総合型選抜(旧AO入試)の倍率の全国平均値は、国立大学3.6倍、私立大学2.1倍と、少しだけ私立の方が低い傾向にあります。
国立、私立ともに総合型選抜(旧AO入試)の志願者数は増加傾向にあります。大学側も学生の確保に力を入れているため、最近総合型選抜(旧AO入試)を導入する大学が増えています。そのため、これからも引き続き総合型選抜(旧AO入試)を受験する学生は増え、総合型選抜(旧AO入試)の倍率は上昇していくことが予想されています。
総合型選抜(旧AO入試)の受験を考えている人にとって、志望大学の倍率が高いかどうかは気になるポイントの一つであると思います。もともと人気の高い大学・学部では、一般入試の倍率が高ければ同様に総合型選抜(旧AO入試)の倍率も高い傾向にあります。志望大学に合格できるチャンスが少しでもあるなら、誰しも利用したいところであるため、倍率が高くなるのも自然なことかもしれません。
ここでは、ホームページなどの総合型選抜(旧AO入試)の倍率一覧などに惑わされることのない倍率の正しい見方について、よくある質問とともにご紹介していきます。
倍率が1倍と低い場合であっても、必ずしも全員が合格できる訳ではありません。
募集人数と受験者数が同じであっただけで、あくまで倍率は数字に過ぎません。大学の求める基準をクリアしていないと判断された受験者は不合格となるため、低い倍率でもそれが合格に直結する訳ではありません。
倍率が低いからといってすぐに飛びつかず、自分に合格の可能性があるのかどうかを見極めましょう。
倍率2倍は全国的には平均並みの倍率であるため、とても難しいということはないと言えます。数字上では受験者が増えるほど合格できる確率が少なくなってくるように見えるため難しいと思いこんでしまいがちですが、それは間違いです。
全国の大学の総合型選抜(旧AO入試)倍率一覧をみれば、2倍よりも倍率の高い大学・学部はたくさんあります。総合型選抜(旧AO入試)は、学力だけでなく面接や小論文などで学びたい思いを伝え、それが評価される試験であるため、倍率よりも自分の想いや考えをうまく表現できるかどうかが大切です。
では、総合型選抜(旧AO入試)の高い倍率を勝ち抜くためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか?総合型選抜(旧AO入試)対策専門のセミナーを開講している塾や予備校も多くある時代です。
ここでは、倍率が高くても低くても、総合型選抜(旧AO入試)を勝ち抜くためにやるべき方法一覧をご紹介していきます。
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総合型選抜(旧AO入試)で合否の分かれ道となるのが「面接」です。
面接では、志望大学・学部への意欲を言葉にするコミュニケーション能力を始め、高校生活での実績など自分の能力を発表することが求められます。
面接では、緊張する上に思いも寄らぬ質問に言葉が詰まってしまうこともあります。総合型選抜(旧AO入試)で合格するためには、倍率の高い低いに関わらず面接で訊かれる可能性が高い質問に対する答えを用意しておきましょう。訊かれる可能性の低い質問には軽く答えるなど、気持ちを落ち着かせる準備をしておくことが大切です。
総合型選抜(旧AO入試)での合格を目指している人の中には、高校時代に実績や成績を残している人も多いです。そのような人は、早くから総合型選抜(旧AO入試)を意識して資格を取得したりスピーチコンテストなどの表舞台での活動を活発行ったりしています。
面接でも一人ひとりの頑張りや努力を評価ポイントにしていることが多いため、なにか人に誇れるような実績や資格などを確保しておき、基礎能力のアピールにつなげましょう。
実績の低いものや注目度の低い活動はかえって評価されにくいこともあるので、大学・学部のニーズにあったものはなにかを考えて準備を進めていきましょう。
総合型選抜(旧AO入試)の選考方法一覧をみてみると、多くの大学で面接や面談が実施されていることが分かります。学部が求める学生像を軸にして選考を行なっているため、円滑なコミュニケーションを取れるかどうかなどで適性を見極められています。
そのため、言葉だけでなく小論文などの文章によって自分の思いを伝えることができるのかも、合格と不合格を判断する上で重要です。
普段から自分の意見を口にする練習をしておき、本番で答えに詰まるような質問をされたとしても臨機応変な対応が取れるようにしておきましょう。
総合型選抜AOIは、実際に総合型選抜で志望校に合格した実績を持つメンターがあなたを合格までサポートします。
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総合型選抜(旧AO入試)では、面接や小論文などといった一般入試と異なる選考によって合否を判定しています。そのため、一般入試では学力が足りず困っている人にとってはチャレンジしやすい選考方法と言えます。
つまり、筆記試験では合格する可能性が低いとしても総合型選抜(旧AO入試)なら合格するチャンスがあると思う人が多く、一般入試と同等、もしくはそれ以上に倍率が高い大学も少なくありません。
近年総合型選抜(旧AO入試)の存在に注目が集まっており、私立だけでなく国立でも積極的に導入している大学があるため、大学一覧で倍率が低いからといって受験しても、倍率が跳ね上がることもあるかもしれません。全国の総合型選抜(旧AO入試)倍率を参考にして受験する大学や学部を選んでおきましょう。
入試で大切なことは、倍率の高い・低いに惑わされることなく自分に勝つことです。自分の持っている力を全て出し切れるようにしっかりと準備を進めておきましょう。