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作成日: 小論文対策

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。
小論文を書いたあとに、
「小論文って何を基準に採点されるの?」
「設問と少しズレたら大きく減点される?」
「文章がうまければ点数は取れる?」
「減点されやすい答案ってどんなもの?」
このように不安になる人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、小論文で最も大きな失点につながりやすいのは、文章のうまさよりも「設問に答えていないこと」です。
小論文の採点基準は大学や出題形式によって異なります。ただし、多くの場合、設問に正しく答えているか、自分の主張が明確か、理由や根拠があるか、構成がわかりやすいか、表現に問題がないかが見られます。
なお、設問からズレた場合に何点減点されるかは、大学や採点基準によって異なります。ただし、設問に答えていない答案は、小論文では大きく不利になりやすいです。
たとえば、「変化の理由を述べなさい」と問われているのに、その変化に賛成か反対かを中心に書いてしまうと、設問に対する答えになりません。小論文では、自分が書きたいことよりも、設問で求められていることに答えることが大切です。
この記事では、小論文の採点基準、減点されやすい答案、高評価を狙うための書き方、提出前に確認したいチェックリストまで解説します。
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まずは、小論文の採点基準の基本を整理しましょう。小論文は「文章が上手いか」だけで評価される試験ではありません。最も大切なのは、設問で問われていることに対して、筋道立てて答えられているかです。
小論文の細かな配点や採点方法は、大学や学部によって異なります。
しかし、多くの小論文では共通して見られやすいポイントがあります。代表的なものは、設問理解、主張の明確さ、根拠の妥当性、構成のわかりやすさ、表現の正確さです。
つまり、採点基準を意識するなら、まずは「何を聞かれているのか」「それに対して自分は何を答えるのか」「その理由をどう説明するのか」を整理することが大切です。
小論文というと、きれいな文章や難しい言葉を使う必要があると思う人もいるかもしれません。
しかし、小論文は美しい文章を書く試験ではありません。難しい表現を使うことよりも、設問に対してわかりやすく答えることが重要です。
たとえば、専門用語をたくさん並べても、設問に答えていなければ評価されにくくなります。逆に、表現はシンプルでも、主張・理由・具体例が整理されていれば、読み手に伝わりやすい答案になります。
小論文で特に注意したいのが、設問からズレることです。
たとえば、「変化の理由を述べなさい」と問われているのに、その変化に賛成か反対かを中心に書いてしまうと、設問に対する答えになりません。
「理由を述べよ」なら理由を書く。「対策を述べよ」なら対策を書く。「資料を踏まえて」とあるなら資料に触れる。このように、設問の指示を正確に読むことが大切です。
小論文では、まず「何を聞かれているのか」を正確に読み取りましょう。理由を聞かれているのか、対策を聞かれているのか、自分の意見を聞かれているのかを確認することが重要です。
ここでは、小論文で見られやすい採点基準を一覧で整理します。実際の配点は大学によって異なりますが、以下の観点は多くの小論文で重要になります。
| 採点基準 | 見られること | 減点されやすい例 |
|---|---|---|
| 設問理解 | 聞かれたことに答えているか | 理由を問われているのに賛否を書く |
| 主張 | 自分の立場が明確か | 結論があいまい |
| 根拠 | 理由や具体例があるか | 感想だけで終わる |
| 構成 | 話の流れが整理されているか | 途中で脱線している |
| 表現 | 読みやすい日本語で書けているか | 誤字脱字や文体の乱れが多い |
小論文で最も重要なのは、設問に正しく答えることです。
設問には、さまざまな指示があります。
この指示を読み違えると、どれだけ文章が整っていても評価されにくくなります。小論文を書く前に、まず設問の要求を確認しましょう。
自分の意見を求められる小論文では、主張が明確であることが大切です。
「どちらにも良い面と悪い面があると思います」だけでは、自分が結局何を主張したいのかが伝わりません。
賛成、反対、条件付き賛成など、自分の立場を示しましょう。ただし、要約問題や資料の読み取り問題では、自分の意見を書きすぎると設問からズレることもあります。
大切なのは、設問が自分の意見を求めているかどうかを見極めることです。
小論文では、主張だけでなく根拠が必要です。
「私は〇〇に反対である」と書くだけでは不十分です。なぜ反対なのか、どのような問題があるのか、具体的にはどのような例があるのかまで説明しましょう。
課題文や資料がある場合は、その内容を根拠として使うことも大切です。自分の経験だけに頼りすぎると、主観的な文章に見えてしまうことがあります。
小論文では、文章全体の流れも見られます。
序論で主張を示し、本論で理由や具体例を述べ、結論で主張をまとめる流れがあると、読み手に伝わりやすくなります。
途中で話が脱線していたり、最初の主張と最後の結論が変わっていたりすると、論理が弱く見えてしまいます。
文章を書き始める前に、簡単な構成メモを作っておくと、話の流れを整理しやすくなります。
小論文では、表現やルールも採点に影響することがあります。
たとえば、誤字脱字、話し言葉、ら抜き言葉、文体の乱れ、原稿用紙の使い方、文字数条件などです。
多少のミスだけで大きく評価が下がるとは限りませんが、ミスが多いと読みづらくなり、印象も悪くなります。
文体について迷う方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文は「です・ます」と「だ・である」のどちらで書くべき?「だ・である」を推奨する理由。』
採点基準を理解したら、次は減点されやすい答案の特徴を確認しましょう。小論文で点数を落としやすいのは、文章が下手な答案というより、設問からズレていたり、根拠が弱かったりする答案です。
NG例:
「変化の理由」を問われているのに、「その考えに反対である」と自分の賛否を中心に書く。
なぜ減点されやすいか:
設問が求めているのは、意見の賛否ではなく、変化が起きた理由の分析だからです。自分の意見が正しいかどうか以前に、問いに答えていない答案になってしまいます。
改善方向:
まず「なぜ若者の意識が変化したのか」を説明し、そのうえで必要に応じて自分の意見を補足しましょう。
設問ズレには、次のようなパターンがあります。
小論文では、自分の書きたいことよりも、設問で求められていることを優先する必要があります。
NG例:
私は〇〇に反対である。なぜなら良くないと思うからだ。
なぜ減点されやすいか:
「良くないと思う」だけでは、主張の根拠になっていません。採点者には、なぜそう考えるのかが伝わりません。
改善方向:
なぜ良くないのか、どのような問題が起きるのか、具体例は何かを説明しましょう。
主張を書くときは、理由と具体例をセットにすることが大切です。
課題文や資料がある小論文では、それらを踏まえて書く必要があります。
NG例:
資料では少子化の推移が示されているのに、資料の内容に触れずに自分の経験だけで少子化について書く。
なぜ減点されやすいか:
「資料を踏まえて」と指示されている場合、資料を使うことも採点基準になります。自分の意見だけで押し切ると、設問の条件を満たしていないと判断される可能性があります。
改善方向:
資料から読み取れることを整理し、それを自分の意見や理由につなげましょう。
小論文では、話の流れが一貫していることも大切です。
最初に述べた主張と結論が変わっていたり、具体例が長すぎて本題から離れたりすると、答案全体が読みづらくなります。
改善方向:
書き始める前に、主張・理由・具体例・結論を簡単にメモしておきましょう。構成を決めてから書くことで、脱線を防ぎやすくなります。
誤字脱字や文体の乱れが多い答案も、評価を落としやすくなります。
小論文では、難しい表現を使う必要はありません。むしろ、読み手が一度で理解できる文章を目指すことが大切です。
一文が長すぎる場合は、文を分けましょう。また、見直しの時間を取り、誤字脱字や文体の乱れを確認しましょう。
ここからは、採点基準を踏まえて、評価されやすい小論文を書くためのポイントを紹介します。特別な文章力よりも、設問に答え、主張と根拠をわかりやすく示すことが大切です。
小論文を書く前に、設問の指示を確認しましょう。
| 設問の表現 | 答えるべき内容 |
|---|---|
| 理由を述べよ | 原因・背景を説明する |
| あなたの考えを述べよ | 自分の立場と理由を書く |
| 資料を踏まえて | 資料内容に触れて書く |
| 要約せよ | 自分の意見を書きすぎない |
| 解決策を提案せよ | 問題点と解決方法を書く |
設問を分解すると、何を書けばよいかが明確になります。書き始める前に、まず設問の指示語を確認しましょう。
自分の意見を求められる小論文では、主張・理由・具体例をセットで書きましょう。
基本の型:
私は〇〇と考える。
なぜなら△△だからである。
たとえば□□という例がある。
したがって〇〇が必要である。
この型を使うと、文章の流れがわかりやすくなります。
小論文の基本的な書き方や構成を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文の書き方や構成を例文つきで専門家が解説!【読むだけで2倍書けるようになる】』
課題文がある小論文では、課題文の内容を正しく読み取り、それを自分の意見につなげることが大切です。
課題文の要約だけで終わると、自分の考えが見えません。一方で、課題文を無視して自分の意見だけを書くと、設問からズレる可能性があります。
たとえば、次のようにつなげると自然です。
例:
課題文では、〇〇の背景には△△があると述べられている。これを踏まえると、私は□□が必要だと考える。
課題文を踏まえたうえで、自分の主張を展開しましょう。
小論文では、反対意見に触れることで文章に深みが出る場合があります。
ただし、反対意見を書いたまま自分の主張に戻らないと、結論がぼやけてしまいます。
例:
たしかに、〇〇には△△という利点もある。しかし、□□という点を考えると、私は〜と考える。
反対意見を入れる場合は、「たしかに〜。しかし〜」の形で、自分の立場に戻すことを意識しましょう。
小論文は、構成を決めてから書くことで採点基準を満たしやすくなります。ここでは、採点基準を意識した基本構成を紹介します。
構成を作ることで、設問理解、主張、根拠、構成、表現の抜け漏れを防ぎやすくなります。
特に小論文が苦手な人ほど、いきなり本文を書き始めるのではなく、先に構成メモを作ることが大切です。
結論の書き方に不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文の結論の書き方は?結論を書く際の4つの注意点と例文』
小論文の採点基準を考えるとき、誤解しやすいポイントがあります。ここでは、受験生が勘違いしやすい点を確認しておきましょう。
独創的な意見は評価されることもありますが、設問に答えていない独創性は評価されません。
小論文で求められる独創性は、奇抜な意見を書くことではありません。設問に答えたうえで、自分なりの視点や具体例を加えることです。
まずは設問に答え、根拠を示し、論理を通すことが優先です。
奇抜な意見を書こうとして、課題文や設問から離れてしまうと、かえって評価されにくくなります。独創性は、基本ができたうえでの加点要素と考えましょう。
小論文では、文章のうまさよりも論理のわかりやすさが大切です。
難しい言葉を使ったり、長い文を書いたりする必要はありません。読み手が一度で理解できるように、簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。
美しい文章よりも、設問に対して筋道立てて答えている文章の方が評価されやすいです。
小論文では、知識をたくさん並べれば高評価になるわけではありません。
大切なのは、設問に必要な知識を使い、自分の主張や根拠につなげることです。
知識の羅列だけになると、自分の考えが見えにくくなります。知識はあくまで、主張を支える材料として使いましょう。
小論文を書き終えたら、採点基準に沿って見直しましょう。ここでは、提出前や本番中の見直しで確認したいポイントを紹介します。
小論文の採点基準は大学によって異なります。ただし、多くの小論文では、設問理解、主張、根拠、構成、表現が見られます。
その中でも特に重要なのは、設問に答えているかどうかです。理由を問われているのに賛成・反対を書いてしまう、資料を踏まえる指示があるのに資料を使っていない、といった設問ズレは大きな減点につながりやすいです。
また、独創性や文章力よりも、まずは聞かれたことに答え、主張と根拠をわかりやすく示すことが大切です。
小論文を書いた後は、採点基準に沿って見直しましょう。設問に答えているか、主張が明確か、理由や具体例があるか、構成が整理されているか、表現ミスがないかを確認することで、答案の完成度を高められます。
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