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作成日: 小論文対策

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。
小論文を書いていると、「思う」「だろう」「だから」といった表現を使ってよいのか迷うことがあります。
「思う」は幼く見えないか。
「だろう」は曖昧に見えないか。
「だから」は話し言葉っぽくならないか。
このように、文末や接続語の使い方で手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、小論文で「思う」「だろう」「だから」は、絶対に使ってはいけない表現ではありません。
ただし、使い方によっては主張が弱く見えたり、話し言葉っぽく見えたりすることがあります。そのため、入試や提出用の小論文では、より小論文らしい表現に言い換えるのがおすすめです。
「思う」は「考える」、「だろう」は「と考えられる」や「可能性がある」、「だから」は「そのため」や「したがって」に直すと、文章が落ち着いて見えます。
この記事では、「思う」「だろう」「だから」の使い方と、すぐ使える言い換え表現を解説します。
小論文では、自分の意見を論理的に伝えることが大切です。そのため、表現があいまいだったり、話し言葉に近かったりすると、文章全体が弱く見えることがあります。
「思う」「だろう」「だから」を使ったからといって、すぐに減点されるとは限りません。
小論文は自分の考えを述べる文章なので、「私は〜と思う」「〜だろう」と書く場面がまったくないわけではありません。
ただし、小論文では感想文のように見えないことが大切です。自分の気持ちをそのまま書くよりも、理由や根拠をもとに、落ち着いた表現で書く方が評価されやすくなります。
「思う」や「だろう」を何度も使うと、文章が少し頼りなく見えることがあります。
たとえば、「必要だと思う」「重要だろう」「問題になるだろう」と続くと、読み手には「自信がない主張」のように見える場合があります。
小論文では、自分の主張をはっきり示すことが大切です。迷ったときは、「考える」「といえる」「必要である」などに言い換えるとよいでしょう。
小論文の表現で迷ったときは、より論理的に見える表現へ言い換えるのが安全です。
| 表現 | 印象 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| 思う | やや主観的に見える | 考える/といえる/必要である |
| だろう | 推測・曖昧さが出る | と考えられる/可能性がある/と推察される |
| だから | 話し言葉っぽく見える | そのため/したがって/以上のことから |
文末表現全体の使い分けを確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
「思う」は、小論文で絶対に使ってはいけない表現ではありません。ただし、使い方によっては感想文のように見えることがあります。
小論文では、「思う」よりも「考える」を使う方が自然です。
例:
私は、地域のつながりを深めることが重要だと思う。
↓
私は、地域のつながりを深めることが重要だと考える。
「考える」にすると、自分の意見を論理的に述べている印象になります。
「思う」の言い換えとして「存じます」を使うのは、小論文では不自然です。
「存じます」は丁寧な敬語表現ですが、小論文は相手に手紙を書く文章ではありません。入試や提出用の小論文では、基本的に「だ・である」調で書きます。
そのため、「私は〜と存じます」ではなく、「私は〜と考える」と書きましょう。
「思います」は、作文や感想文のように見えやすい表現です。
避けたい例:
私は、環境問題について考えることが大切だと思います。
言い換え例:
私は、環境問題について考えることが大切だと考える。
環境問題について考えることは重要である。
小論文では、丁寧すぎる表現よりも、簡潔で論理的な表現を意識しましょう。
「だろう」も、絶対に使ってはいけない表現ではありません。推測や反論を示す場面では使えることもあります。
たとえば、反対意見を想定するときには、「〜という考えもあるだろう」と書くことがあります。
例:
たしかに、SNSの利用を制限すべきだという意見もあるだろう。
このように、他者の意見や予想される反論を示す場面では、「だろう」が自然に使える場合もあります。
ただし、「だろう」を何度も使うと、主張が曖昧に見えます。
避けたい例:
この取り組みは必要だろう。なぜなら、地域の課題を解決できるだろうからだ。
このように「だろう」が続くと、文章全体が弱く見えます。
推測を示したい場合は、「と考えられる」「可能性がある」などに言い換えると、小論文らしくなります。
例:
この取り組みによって、地域のつながりが強まるだろう。
↓
この取り組みによって、地域のつながりが強まると考えられる。
確実に言い切れない内容を書くときは、「可能性がある」も使いやすい表現です。
「だから」も、意味としては間違いではありません。ただし、小論文では少し話し言葉っぽく見えることがあります。
「だから」は、会話では自然に使う表現です。
しかし、小論文では文章全体を落ち着いた印象にする必要があります。そのため、「だから、私は〜」よりも、「そのため」「したがって」「以上のことから」を使う方が自然です。
「だから」の代わりに「しかし」を使えばよいと考える人もいますが、この2つは意味が違います。
「だから」は、前の内容を受けて結論や結果を述べるときに使います。一方で、「しかし」は、前の内容と反対のことを述べるときに使います。
例:
運動不足は健康に悪い。だから、運動習慣を身につけるべきだ。
↓
運動不足は健康に悪い。そのため、運動習慣を身につけるべきだ。
この文では、理由から結論につなげているため、「しかし」ではなく「そのため」が適切です。
小論文で「だから」を使いたくなったら、次の表現に言い換えましょう。
| 使いたい場面 | 言い換え表現 | 例文 |
|---|---|---|
| 理由から結論につなげる | そのため | そのため、早い段階から対策を始める必要がある。 |
| 文章の最後でまとめる | したがって | したがって、地域全体で支援する仕組みが必要である。 |
| 前の内容を受けて結論を書く | 以上のことから | 以上のことから、私は情報を見極める力が重要だと考える。 |
| 原因と結果をつなげる | このため | このため、学習環境の格差を小さくする取り組みが求められる。 |
接続詞の使い分けに不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。
小論文では、表現に迷ったときのために、いくつか言い換えを覚えておくと書きやすくなります。
| 避けたい表現 | 言い換え表現 | 使い方 |
|---|---|---|
| 思う | 考える | 私は、地域で支える仕組みが必要だと考える。 |
| 思う | といえる | 地域で支える仕組みが必要だといえる。 |
| だろう | と考えられる | この取り組みは、孤立を防ぐ効果があると考えられる。 |
| だろう | 可能性がある | 支援が遅れれば、問題が深刻化する可能性がある。 |
| だから | そのため | そのため、早期の対策が必要である。 |
| だから | したがって | したがって、地域全体で取り組むべきである。 |
小論文では、話し言葉や感想文のように見える表現は避けた方が安全です。
これらの表現を使うと、内容が正しくても、文章全体が幼く見えることがあります。小論文では、「だ・である」調を基本にし、理由と根拠をはっきり書きましょう。
小論文で避けたい表現や、減点されやすい書き方を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
小論文の基本的な書き方や、文末表現・接続詞の使い方を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
小論文で「思う」「だろう」「だから」は、絶対に使ってはいけない表現ではありません。
ただし、「思う」は主観的に見えやすく、「だろう」は曖昧に見えやすく、「だから」は話し言葉っぽく見えやすい表現です。
迷ったときは、「思う」は「考える」、「だろう」は「と考えられる」や「可能性がある」、「だから」は「そのため」や「したがって」に言い換えましょう。
小論文では、難しい表現を使うことよりも、自分の主張をわかりやすく、論理的に伝えることが大切です。表現に迷ったときは、読み手に落ち着いた印象を与える言葉を選びましょう。