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作成日: 2020年5月19日 最終更新日: 総合型選抜基礎知識

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。
総合型選抜を受けようと思ったとき、最初に悩みやすいのが「結局、何を対策すればいいのか」ということです。
志望理由書を書けばいいのか。小論文の練習をすればいいのか。面接対策を優先すべきなのか。活動実績がない場合はどうすればいいのか。
結論から言うと、総合型選抜の対策では、志望理由書・小論文・面接を別々に準備するのではなく、一貫した志望理由を作ることが大切です。
総合型選抜では、学力試験だけでなく、これまでの経験、大学で学びたいこと、将来の目標、課題に対する考え方などが総合的に見られます。
そのため、まずは自己分析と大学研究を行い、そのうえで志望理由書・小論文・面接対策を進める必要があります。
この記事では、総合型選抜で必要な対策、何から始めるべきか、志望理由書・小論文・面接・活動実績の進め方、独学でできることと難しいことまで解説します。
総合型選抜は、単に「成績が良い人」だけが評価される入試ではありません。大学が求めているのは、その大学・学部で学ぶ理由が明確で、入学後に主体的に学べる受験生です。
総合型選抜では、志望理由書、活動報告書、小論文、面接、プレゼンテーションなど、複数の選考を通じて受験生を評価します。
もちろん、評定平均や基礎学力が見られる大学もあります。しかし、一般選抜のように当日の学力試験だけで合否が決まるわけではありません。
高校生活で何に取り組んできたのか、なぜその大学で学びたいのか、入学後にどのような学びをしたいのかを、自分の言葉で説明できることが重要です。
総合型選抜で評価されやすいのは、派手な実績そのものではありません。
大切なのは、これまでの経験、大学で学びたいこと、将来やりたいことがつながっているかどうかです。
たとえば、地域活動に取り組んできた人が、大学で地域政策を学び、将来は地域課題の解決に関わりたいと説明できれば、一貫性のある志望理由になります。
反対に、活動実績は多くても、志望学部や将来像とつながっていない場合は、説得力が弱くなります。
総合型選抜で失敗しやすいのは、志望理由書・小論文・面接を別々の対策として考えてしまうことです。
しかし実際には、志望理由書で書いた内容は面接で深掘りされます。小論文では、志望分野に関する社会問題への考え方が見られます。活動実績も、ただ実績を並べるのではなく、志望理由や将来像とつながっているかが重要です。
つまり、総合型選抜では「自分はなぜその大学で学びたいのか」を、書類・小論文・面接のすべてで一貫して伝える必要があります。
総合型選抜の対策を進めるときは、次の点を確認してみましょう。
総合型選抜そのものの仕組みや、対策を始める時期について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
総合型選抜の対策では、いきなり志望理由書を書き始めるよりも、まずは自己分析と大学研究から始めることが大切です。
対策の大まかな順番は、以下の通りです。
| 順番 | 対策 | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 自己分析 | 経験・興味・価値観を整理する |
| 2 | 大学・学部研究 | なぜその大学なのかを明確にする |
| 3 | 活動実績の整理 | 経験と志望理由をつなげる |
| 4 | 志望理由書 | 過去・現在・未来を文章化する |
| 5 | 小論文 | 志望分野への考え方を示す |
| 6 | 面接 | 書類の内容を自分の言葉で説明する |
総合型選抜の対策で最初にやるべきことは、自己分析です。
自己分析では、これまでの経験、興味を持った出来事、頑張ってきた活動、将来やりたいことを整理します。
ここで大切なのは、「すごい実績」を探すことではありません。自分が何に問題意識を持ち、どのように行動し、そこから何を学んだのかを言語化することです。
自己分析で自分の関心が見えてきたら、次に大学・学部研究を行います。
大学のカリキュラム、授業、ゼミ、研究室、アドミッションポリシー、卒業後の進路などを調べ、自分の関心と大学の学びがどうつながるのかを確認しましょう。
「有名だから」「偏差値が合っているから」だけでは、総合型選抜の志望理由としては弱くなります。
自己分析と大学研究ができたら、自分の経験と志望理由をつなげます。
たとえば、「高校時代に地域活動を行った」「そこで高齢者の孤立に関心を持った」「大学では福祉政策を学びたい」「将来は地域で支援の仕組みを作りたい」というように、過去・現在・未来がつながると説得力が出ます。
総合型選抜では、大学ごとに提出書類や選考内容が異なります。
志望理由書だけでなく、活動報告書、課題レポート、プレゼンテーション資料、小論文、面接などが必要になる場合もあります。
志望校が決まったら、募集要項を確認し、必要な対策を逆算して進めましょう。
「自分の場合は何から始めればいいかわからない」という方は、AOIの受験相談で現在の状況や志望校に合わせた対策の優先順位を確認できます。
総合型選抜では、複数の対策を組み合わせて進める必要があります。ここでは、特に重要な6つの対策を整理します。
| 対策項目 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 自己分析 | 経験・興味・価値観を整理する | 志望理由の土台を作る |
| 大学・学部研究 | 学部・授業・ゼミ・APを調べる | なぜその大学かを明確にする |
| 活動実績・探究活動 | 取り組みや学びを整理する | 自分の関心や主体性を示す |
| 志望理由書 | 経験・学びたいこと・将来像をつなげる | 自分と大学の接点を伝える |
| 小論文 | 志望分野に関する考えを文章で伝える | 論理的思考力を示す |
| 面接 | 書類の内容を自分の言葉で話す | 表現力と一貫性を示す |
自己分析では、これまでの経験を振り返り、自分が何に関心を持っているのかを整理します。
部活動、探究活動、学校行事、ボランティア、資格取得、日常生活での問題意識など、素材になる経験は多くあります。
大学研究では、大学の名前や雰囲気だけでなく、具体的な学びの内容まで確認します。
授業名、ゼミ、教授の研究分野、実習制度、アドミッションポリシーなどを見て、自分の志望理由と結びつけましょう。
活動実績は、大きな賞や大会実績がなくても構いません。
大切なのは、その活動を通して何を考え、どのように行動し、何を学んだのかを説明できることです。
志望理由書では、過去の経験、大学で学びたいこと、将来の目標を一つの流れとして伝えます。
総合型選抜では、志望理由書が面接の土台になることも多いため、早めに作成し、何度も修正することが重要です。
小論文では、志望分野に関する社会問題について、自分の考えを論理的に説明する力が見られます。
知識を増やすだけでなく、設問に対して自分の立場を決め、理由と具体例を使って説明する練習が必要です。
面接では、志望理由書に書いた内容を、自分の言葉で話せるかが見られます。
答えを丸暗記するのではなく、なぜそう考えたのか、どの経験とつながっているのかまで説明できるようにしておきましょう。
それぞれの対策を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
志望理由書は、総合型選抜の中でも特に重要な書類です。大学側は志望理由書を通して、受験生がなぜその大学を志望しているのか、入学後に何を学びたいのかを確認します。
志望理由書では、「その分野に興味がある」だけでは不十分です。
なぜその大学・学部で学びたいのかを、具体的な授業、ゼミ、研究、実習、教育方針などと結びつけて書く必要があります。
志望理由書では、過去の経験と将来の目標をつなげることが大切です。
「高校時代に何を経験したのか」「そこから何に関心を持ったのか」「大学で何を学びたいのか」「将来どう活かしたいのか」を一貫させましょう。
大学で学びたいことは、できるだけ具体的に書きましょう。
「心理学を学びたい」「経済学を学びたい」だけでなく、どの領域に関心があるのか、どのような課題を考えたいのかまで書けると、志望理由が深くなります。
志望理由書でよくあるNGは、大学のパンフレットに書いてある内容を並べるだけになることです。
大学の魅力を書くことは大切ですが、それが自分の経験や将来像とどうつながるのかまで書かなければ、説得力は弱くなります。
志望理由書の具体的な書き方は、以下の記事で詳しく解説しています。
AOIでは、志望理由書の添削だけでなく、自己分析や大学研究から一緒に整理し、面接で深掘りされても答えられる志望理由づくりをサポートしています。
総合型選抜で小論文が課される場合は、早めの対策が必要です。小論文は、短期間で急に書けるようになるものではありません。
小論文では、志望分野に関係する社会問題が出題されることがあります。
教育学部なら教育格差や不登校、看護・医療系なら高齢化や地域医療、経済・経営系なら地域活性化や少子高齢化など、志望分野に合わせてテーマを整理しましょう。
小論文では、「私は〇〇が大切だと思う」だけでは不十分です。
自分の意見に対して、なぜそう考えるのか、どのような具体例があるのかまで説明する必要があります。
大学によって、小論文の出題傾向は大きく異なります。
課題文型、テーマ型、資料読み取り型、学部専門型など、どの形式で出題されるのかを確認し、志望校に合わせて対策しましょう。
小論文は、自分で書いただけでは弱点に気づきにくいです。
構成がずれていないか、主張と具体例がつながっているか、設問に答えられているかを、第三者に見てもらうことが重要です。
小論文の基本構成や文字数別の書き方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
AOIでは、志望学部に合わせた小論文テーマの対策や、答案の添削・書き直しまでサポートしています。
総合型選抜の面接では、志望理由書や活動内容をもとに深掘りされることが多いです。書類に書いた内容を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
面接では、志望理由書に書いた内容について質問されることがあります。
書類の文章をそのまま暗記するのではなく、なぜそう考えたのか、具体的にどんな経験があるのかを自分の言葉で話せるようにしましょう。
総合型選抜の面接では、志望理由、入学後に学びたいこと、将来の目標、高校時代に頑張ったこと、自己PRなどがよく聞かれます。
基本質問は、事前に回答の軸を作っておきましょう。
面接では、最初の回答に対して追加で質問されることがあります。
「なぜそう思ったのか」「具体的には何をしたのか」「なぜ本学で学びたいのか」まで考えておくと、深掘り質問にも対応しやすくなります。
面接は、頭の中で考えるだけでは不十分です。
実際に声に出して話し、第三者からフィードバックを受けることで、話し方や回答のわかりにくさに気づけます。
面接対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
AOIでは、志望理由書の内容をもとに、面接で深掘りされやすい質問まで想定して練習できます。答えを丸暗記するのではなく、自分の言葉で話せる状態を目指します。
総合型選抜では、活動実績や探究活動が評価されることがあります。ただし、実績の大きさだけで合否が決まるわけではありません。
大会での受賞歴や大きな活動実績があることは強みになります。
しかし、それ以上に大切なのは、その経験から何を考え、どのように行動し、何を学んだのかです。
活動実績を志望理由書や面接で使うためには、活動内容だけでなく、学びを言語化する必要があります。
「何をしたか」だけでなく、「なぜ取り組んだのか」「どんな課題があったのか」「そこから何を学んだのか」まで整理しましょう。
活動実績は、志望学部とのつながりがあると強くなります。
たとえば、地域活動の経験を地域政策や福祉の学びにつなげる、探究活動を経済・教育・医療などの学問分野につなげる、といった形です。
活動実績がないと感じる人でも、何もしてこなかったとは限りません。
部活動、学校行事、探究学習、家族の経験、地域での出来事、日常の問題意識なども、志望理由につながる材料になります。
大切なのは、実績を新しく作ることだけではなく、すでにある経験をどう意味づけるかです。
たとえば、家族の介護をきっかけに福祉に関心を持った、学校生活の中で教育格差に疑問を持った、地域の商店街を見て経営や地域活性化に興味を持った、という経験も志望理由の出発点になります。
今からできる対策としては、志望分野に関する本を読む、大学の公開講座やオープンキャンパスに参加する、地域活動や探究活動に取り組む、関心のある社会問題について調べてまとめる、などがあります。
活動経験を志望理由書や面接でどう伝えるか不安な方は、以下の記事も参考にしてください。
AOIの受験相談では、今ある経験を総合型選抜でどう活かせるかも一緒に整理できます。
総合型選抜は、独学でも対策できる部分があります。ただし、すべてを一人で進めるのは難しい入試でもあります。
大学研究、募集要項の確認、自己分析、過去問の確認、ニュースや社会問題の勉強などは、独学でも進められます。
まずは自分で情報を集め、志望校に必要な対策を把握することが大切です。
一方で、志望理由書の完成度、小論文の論理性、面接回答の深さは、自分だけでは判断しにくい部分です。
自分ではわかりやすいと思っていても、読み手には伝わりにくいことがあります。
志望理由書や小論文は、第三者に見てもらうことで改善点が見えやすくなります。
面接も、実際に人に聞かれて答える練習をしないと、本番でうまく話せないことがあります。
志望理由がうまく整理できない人、活動実績の見せ方がわからない人、小論文や面接に不安がある人は、塾や専門家のサポートを使う価値があります。
総合型選抜では、対策の方向性を間違えると、時間をかけても評価につながりにくいことがあります。
独学で進める場合でも、出願前には一度、第三者に見てもらうことをおすすめします。志望理由書・小論文・面接は、自分では気づきにくいズレが出やすい部分です。
総合型選抜では、早くから準備していても、対策の方向性がずれていると評価につながりにくいことがあります。
「有名だから」「雰囲気が良いから」「興味があるから」だけでは、志望理由として弱くなります。
なぜその大学・学部なのかを、具体的な学びや将来像と結びつけましょう。
大学研究が浅いと、志望理由書や面接で「他の大学でもいいのでは」と見られやすくなります。
授業名やカリキュラムだけでなく、自分の学びたいこととどうつながるのかまで考えましょう。
活動実績は、ただ並べるだけでは評価されにくいです。
その活動を通して何を考え、何を学び、大学での学びにどうつながるのかを説明することが大切です。
志望理由書の作成に時間をかけすぎて、小論文や面接を後回しにしてしまう人もいます。
小論文と面接は、短期間で急に仕上がるものではありません。志望理由書と並行して進めましょう。
志望理由書では地域医療について書いているのに、小論文ではまったく別の問題意識を語り、面接では違う将来像を話してしまうと、一貫性が弱くなります。
総合型選抜では、書類・小論文・面接の内容が一つの軸でつながっていることが大切です。
志望理由や面接回答のNG例を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
総合型選抜対策に関するよくある質問を見ていきましょう。
主に、自己分析、大学研究、活動実績の整理、志望理由書、小論文、面接の対策が必要です。大学によってはプレゼンテーションや課題レポートが必要な場合もあります。
活動実績がないからといって、必ず不合格になるわけではありません。大切なのは、これまでの経験から何を考え、大学で何を学びたいのかを説明できることです。
早めに対策すれば改善できます。小論文は、構成の型を覚え、過去問を解き、添削を受けながら改善することで力がつきます。
志望理由、入学後に学びたいこと、将来の目標、高校時代に取り組んだこと、自己PRなどがよく聞かれます。志望理由書の内容を深掘りされることも多いです。
情報収集や自己分析は独学でも進められます。ただし、志望理由書の添削、小論文の改善、面接練習は第三者の視点がある方が対策しやすくなります。
総合型選抜は、志望校・学年・活動経験によって必要な対策が大きく変わります。
AOI公式LINEでは、志望理由書・小論文・面接対策に使える資料を配布しています。まずは無料教材で全体像を確認したい方は、LINEから受け取ってみてください。
自分に合った対策を相談したい方は、受験相談も活用してください。
総合型選抜の対策をさらに詳しく進めたい方は、以下の記事も参考にしてください。
総合型選抜の対策では、志望理由書・小論文・面接を別々に準備するのではなく、自分の経験、大学で学びたいこと、将来の目標を一貫させることが大切です。
まずは自己分析で自分の経験や関心を整理し、次に大学研究で志望校との接点を見つけましょう。そのうえで、志望理由書・小論文・面接をつなげて対策していくことが重要です。
活動実績がない場合でも、これまでの経験から何を学んだのかを言語化し、志望学部とのつながりを作ることで対策できます。
総合型選抜は、対策すべきことが多い入試です。何から始めればいいかわからない場合は、自己流で進める前に、自分に必要な対策を整理するところから始めましょう。
総合型選抜専門塾AOIでは、志望理由書・小論文・面接・活動実績の整理まで、一人ひとりの志望校に合わせてサポートしています。「何から始めればいいかわからない」「自分の経験をどうアピールすればいいかわからない」という方は、ぜひ一度相談してみてください。