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作成日: 2024年5月21日 最終更新日: 出願書類対策

こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!
自己推薦書を書こうとしても、「最初の一文が思いつかない」「自分の経験のどこをアピールすればよいかわからない」と手が止まってしまう人は少なくありません。
自己推薦書では、自分の長所を並べるだけでは十分ではありません。自分がどのような経験をし、そこで何を考え、どのように行動したのか。その経験が、志望する大学での学びにどうつながるのかまで伝える必要があります。
この記事では、自己推薦書の意味や自己PRとの違いから、書く前の準備、基本構成、書き出し、締め方、例文、NG例文まで順番に解説します。
「自己推薦書をどのように書けばいいのかわからない」
「文章がうまくまとまらず、指定文字数を埋められない」
「自分の自己推薦文が合格レベルに達しているのかわからない」
このような悩みがある人は、必要な部分から読み進めてみてください。
また、この記事を見てくれた方限定でお得な情報です。期間限定で自己推薦書の対策に関するプレゼントを無料で10個もらえるキャンペーンを行っています。AOI公式LINEで配布しているのでぜひ受け取ってください。

まずは、自己推薦書がどのような書類なのかを確認しましょう。
推薦書の書き方を調べている人の中には、学校の先生が作成する推薦書と、受験生本人が書く自己推薦書を混同している人もいます。誰が書き、何を伝える書類なのかを理解することが出発点です。
自己推薦書とは、自分がどのような人物であるかを大学へ伝え、自分が入学にふさわしい人物であることを説明する書類です。
大学や入試方式によっては、「自己推薦文」「自己アピール書」など、異なる名称が使われることもあります。
設問では、次のような内容が指定されます。
指定字数は大学によって異なりますが、800〜2,000字程度で設定されることがあります。字数が指定されている場合は、目安として上限の9割程度まで書きましょう。
指定字数がなく、記入欄だけが用意されている場合もあります。その場合は、文字を極端に大きくしたり余白を残しすぎたりせず、1行40文字程度を一つの目安として、読みやすく収めます。
ただし、字数を埋めること自体が目的になってはいけません。評価されるのは、経験と考えが具体的に伝わる文章です。
自己推薦書と自己PRでは、文章を書く目的が異なります。
自己推薦書の目的は、自分が志望する大学への入学にふさわしい人物であることを伝えることです。自分の特徴を説明したうえで、その特徴が大学での学びや活動にどう生かされるのかまで示します。
一方、自己PRは、長所や経験を通じて、自分がどのような人物であるかを相手に知ってもらうものです。
たとえば、「私は継続力があります」と説明するだけでは自己PRで止まっています。
自己推薦書では、継続力を身につけた経験を具体的に示し、その力を志望大学の授業、研究、課外活動などでどう生かしたいのかまで書く必要があります。
大学が確認したいのは、魅力的な長所があるかだけではありません。入学後に周囲と学び合い、大学の環境を活用して成長できる人物かどうかも見ています。
志望校の校風、建学の精神、アドミッション・ポリシーを調べ、自分の人物像との接点を伝えましょう。
関連記事:大学入試の面接で効果的に自己PRする方法|回答例文とNG例を専門塾が解説
自己推薦書と志望理由書では、中心となる内容が異なります。
自己推薦書の中心は「自分」です。高校時代の経験、性格、特技、価値観などを通して、自分が志望大学にふさわしい人物であることを伝えます。
志望理由書の中心は「大学を志望する理由」です。大学で何を学びたいのか、なぜその大学でなければならないのか、学びを将来どう生かしたいのかを説明します。
ただし、両者は完全に切り離されているわけではありません。
自己推薦書の中でも、経験と志望大学とのつながりを示す必要があります。志望理由書の中でも、自分の原体験や問題意識を説明する必要があります。
複数の書類を提出する場合は、内容を重複させるのではなく、書類全体で一つの人物像が伝わるように役割を分けましょう。
大学が自己推薦書を提出させる理由は、受験生がどのような人物なのかを、本人の言葉から確かめるためです。
総合型選抜や推薦入試では、学力だけで合否を決めません。大学が求める人物像と受験生が合っているか、入学後に主体的に学べるかといった人物面も評価します。
調査書や活動報告書を見れば、評定や資格、部活動、ボランティアなどの事実は確認できます。しかし、事実だけでは、その経験を本人がどのように受け止め、何を学んだのかまではわかりません。
たとえば、ボランティアへ参加したことだけを書いても、その人の考え方は十分に伝わりません。
参加前にどのような問題意識があったのか、現場で何に気づいたのか、その後の行動がどう変わったのかまで書くことで、経験が本人の成長につながっていることが伝わります。
さらに、その経験で得た力や問題意識が、志望大学での学びにどう生かされるのかを示す必要があります。
大学へ合わせた言葉を並べるだけでは、本人らしさが見えなくなります。アドミッション・ポリシーを確認しながらも、自分の経験と自分の言葉を中心に書きましょう。
自己推薦書は、国公立大学から私立大学まで、さまざまな大学・学部・入試方式で出題されています。
自己推薦書を出題する主な大学は次のとおりです。
自己推薦書の有無、設問、指定字数、提出方法は、年度や入試方式によって変わる可能性があります。必ず志望年度の募集要項を確認してください。
同じ大学でも、学部や選抜方式によって提出書類が異なることがあります。過去年度の情報だけで判断せず、大学公式サイトに掲載されている最新の入試要項を基準にしましょう。
関連記事:総合型選抜は併願できるの?併願可能な大学
総合型選抜専門塾AOIでは、難関大学を含む幅広い大学の対策を行っています。
自己推薦書は、いきなり文章を書き始めても、途中で内容が足りなくなったり、大学との接点が弱くなったりします。
書き始める前に、次の二つを整理しましょう。
まず、志望大学について調べます。
大学には、建学の精神、教育方針、校風、授業、研究室、ゼミ、留学制度、地域連携、大学独自のプログラムなど、それぞれ異なる特色があります。
大学の特色を理解せずに自己推薦書を書くと、どの大学にも提出できるような文章になりやすくなります。
自分の経験や強みのうち、志望大学の環境で特に生かせるものは何かを考えましょう。
たとえば、大学の建学理念に「反骨精神」が掲げられている場合、単に「建学理念に共感しました」と書くだけでは十分ではありません。
日常の当たり前を疑い、自分で課題を見つけて行動した経験があれば、その経験を示すことで、大学の考え方と自分の姿勢との接点を説明できます。
大学を調べるときは、次の項目を確認します。
最初は、Googleで「志望大学 建学の精神」「志望大学 アドミッション・ポリシー」「志望大学 学部 カリキュラム」などと検索してみましょう。
調べた情報は、そのまま文章へ貼り付けるのではなく、自分の経験や関心と結びつけて使います。
次に、自分について整理します。
自己推薦書の材料は、自分の過去の経験の中にあります。最初から立派な実績を探す必要はありません。
これまでの人生を振り返り、印象に残っている出来事を書き出してみましょう。
自己分析には、モチベーショングラフを使う方法があります。
モチベーショングラフとは、幼少期から現在までの出来事と、その時期の感情の変化を折れ線グラフで表す方法です。
気持ちが大きく上がった出来事、落ち込んだ出来事、長く続けられた活動、途中で考え方が変わった経験などを書き出すと、自分が何を大切にしているのかが見えやすくなります。
次の質問も使ってみてください。
経験を見つけたら、「なぜその行動をしたのか」「何が難しかったのか」「自分なりに何を工夫したのか」「その後に何が変わったのか」を掘り下げます。
そして、その経験が志望大学で学びたいこととどうつながるのかを考えましょう。
関連記事:総合型選抜におすすめの自己分析の本5冊
「大会で入賞していない」「生徒会長や部長を経験していない」「資格を持っていない」という理由で、書くことがないと思う必要はありません。
自己推薦書で大切なのは、経験の大きさだけではなく、経験の中でどのように考え、どのように動いたかです。
部活動で役職を持っていなくても、部内の雰囲気をよくするために声をかけた経験や、後輩が練習しやすいように準備を工夫した経験は書けます。
文化祭で目立つ役割を担当していなくても、連絡の行き違いを減らすために共有方法を変えた経験があれば、課題発見力や調整力を伝えられます。
高校の探究活動で扱ったテーマ、関心のある学問分野の本を読んだ経験、身近な疑問を自分で調べた経験も、自己推薦の材料になります。
華々しい結果がなくても、困難にどう向き合ったか、自分の課題をどう改善したかを具体的に書けば、その人らしい自己推薦書になります。
書くことが見つからない場合は、実績を探すよりも、過去の行動を細かく振り返ってみましょう。
自己推薦書は、思いついた順に書くと、話が行き来しやすくなります。
次の構成に沿って材料を並べると、読み手が理解しやすい文章になります。
| 構成 | 書く内容 | 読み手に伝わること |
|---|---|---|
| 1.結論 | 自分の強みや、推薦したい人物像 | 何を伝える文章なのか |
| 2.経験 | 強みが表れた具体的な出来事 | 主張の根拠 |
| 3.課題 | 経験の中で直面した問題や困難 | 状況の難しさ |
| 4.行動・工夫 | 自分で考えて行ったこと | 主体性や思考の過程 |
| 5.結果・変化 | 周囲、自分、活動がどう変わったか | 行動によって生まれた価値 |
| 6.学び | 経験から得た考え方や力 | 経験を意味づける力 |
| 7.大学との接続 | 得た力を大学でどう生かすか | 入学後の姿 |
文章にするときは、「私は〇〇な人間です」と結論を置き、その根拠となる経験を説明します。
その後、経験から得た力を志望大学の授業、研究、プロジェクト、課外活動などでどう生かしたいのかを示します。
書き出しでは、自己推薦書で最も伝えたい強みや人物像を簡潔に示します。
私は高校3年間の吹奏楽部での活動を通して、周囲を巻き込みながら粘り強く課題を解決する力を身につけた。
私は、意見の異なる相手の考えを聞き、全員が納得できる着地点を探せる人間である。
私の強みは、身近な疑問をそのままにせず、自分で調べて行動へ移せることである。
「私は責任感があります」のように抽象的な言葉だけで始めるよりも、どのような責任感なのかがわかる表現にしましょう。
締めでは、経験から得た力と、大学入学後の行動をつなげます。
この経験で培った、異なる意見を整理して合意点をつくる力を、貴学の少人数演習や地域連携プロジェクトでも生かしたい。多様な背景を持つ学生と協働し、自分の考えを深めながら、チームの学びにも貢献していく。
高校で続けてきた探究を、貴学の〇〇研究室でさらに深めたい。自分で問いを立て、調査と検証を重ねる姿勢を生かし、〇〇という課題の解決につながる研究へ取り組む。
「大学でも頑張りたいです」だけで終わらせず、何を、どの環境で、どのように行いたいのかまで書きましょう。
ここからは、実際に自己推薦書を書く手順を5つのステップで解説します。
志望理由書が別に用意されているかどうかによって、自己推薦書に含める内容の比重が変わります。
志望理由書が別にない場合は、自己推薦書の中で、自分の人物像と大学を志望する理由の両方を伝える必要があります。
自分の人生の中から、自己推薦書に使えそうな経験を棚卸しします。
部活動、委員会、学校行事、探究活動、留学、ボランティア、アルバイト、資格学習、趣味、家庭での役割など、範囲を狭めずに書き出しましょう。
最初から一つに決めず、複数の候補を出してから比較します。
自己分析で見つけた経験と、志望大学が求める人物像との接点を探します。
大学の特色に自分を無理に合わせる必要はありません。自分がもともと持っている考え方や経験の中から、大学との共通点を見つけます。
どの大学にも当てはまる表現になっている場合は、授業名、研究分野、教育方針、プロジェクトなどを調べ直しましょう。
中心となるエピソードを決め、次の要素を整理します。
起承転結を意識することも大切ですが、物語として面白くすることが目的ではありません。自分の思考と行動のつながりが読み手に伝わる順番を優先しましょう。
決めた構成に沿って文章を書きます。
最初から完璧な文章を作ろうとすると進みにくいため、まずは必要な要素をすべて書き出しましょう。
書いた後に、重複している説明を削り、抽象的な部分へ具体例を足します。
字数が足りない場合は、形容詞を増やすのではなく、課題、工夫、考えの変化を掘り下げます。
字数を超えた場合は、同じ意味を繰り返している箇所や、自己推薦の根拠になっていない説明を整理します。
書き終えたら、自分以外の人に読んでもらいましょう。
書いた本人は背景をすべて知っているため、説明が抜けていても気づきにくいものです。
次の観点で確認してもらいます。
日本語の体裁、文法、言葉遣い、固有名詞の表記も確認します。大学名、学部名、学科名、教員名を間違えると、内容以前の問題になるため注意してください。
志望理由書が別に用意されている場合、自己推薦書では自分の経験や人物像をより深く伝えます。
上智大学をはじめ、志望理由を踏まえた自己推薦が求められる入試もあります。募集要項の設問をよく読み、書類ごとの役割を整理しましょう。
自分の経験を棚卸しし、どのような人物像を伝えたいのかを決めます。
志望理由書に書いた原体験と関係する経験を選ぶと、書類全体に一貫性が生まれます。
志望理由書と自己推薦書を並べ、内容のつながりを確認します。
たとえば、志望理由書で地域課題を学びたいと書いているにもかかわらず、自己推薦書では大学での学びと関係のない長所だけを説明すると、二つの書類が分断されます。
これまでの経験が、大学で学びたいテーマへどうつながったのかを整理しましょう。
具体的なエピソードを一つ、または関連性の高い二つ程度に絞ります。
経験の数を増やすほど評価が上がるわけではありません。一つの経験から、自分の考え方や行動を深く説明できることが大切です。
志望理由書の内容をそのまま繰り返さず、自己推薦書で初めて伝わる情報を加えます。
志望理由書で「何を学びたいか」を書いた場合、自己推薦書では「その学びに向き合える人物である根拠」を示すと役割を分けられます。
自己推薦書だけではなく、志望理由書、活動報告書、面接で話す予定の内容も含めて確認してもらいましょう。
書類ごとに別の人物のように見えないか、経験や年月に矛盾がないか、大学で取り組みたいことが一貫しているかを確認します。
AOIでは、公式LINEを友だち追加した人に、総合型選抜対策に活用できる特典を配布しています。
主な内容は次のとおりです。
配布内容や条件は変更される場合があるため、最新の内容は公式LINEで確認してください。
ここからは、実際の文章を見ながら、伝わりやすい自己推薦書と、改善が必要な自己推薦書の違いを確認します。
例文をそのまま写すのではなく、構成や具体化の方法を自分の経験へ置き換えて使ってください。
自己推薦書の書き出しでは、最も伝えたい人物像や強みを簡潔に示します。
採点者は多くの書類を読みます。最初の数行で文章の中心がわかると、その後のエピソードも理解しやすくなります。
たとえば、次のように書き始めます。
私は3年間で〇〇という力を身につけた。
私は〇〇な人間である。
この型を使う場合は、〇〇へ「責任感」「コミュニケーション力」のような広すぎる言葉を入れるよりも、行動が想像できる表現にしましょう。
私は、目標から逆算して必要な行動を決め、毎日継続できる人間である。
私は高校3年間で、意見の異なる相手の考えを整理し、チームを前へ進める力を身につけた。
書き出しで結論を示した後、その根拠となる経験を続けます。
私は真面目で責任感がある。同級生や後輩、先輩、学校の先生など約30人に私の人間像を聞いた結果、真面目で責任感がある、誰にでも優しい、という答えが多く返ってきた。この真面目で責任感があるという性格は、困難なことも最後までやり遂げられるという利点がある反面、一人で抱え込みすぎて自ら負担を大きくしてしまう、失敗した時に落ち込んでしまうという悪い面もあることに気づいた。この課題点の原因は、「人に頼ることができない」「自分は失敗してはいけない」と無意識に考えているからだと感じた。また、誰にでも優しいという良い面には、周囲から嫌われたくない一心で思っていることが言えないという課題がある。
周囲からの評価を補足として使うことはできます。ただし、文章の中心は、自分が実際に取った行動と、その行動からわかる人物像に置きましょう。
私は高校生活で多くのことに挑戦してきた。生徒会では書記を務め、文化祭では実行委員として活動した。また、英語の勉強にも力を入れ、英検2級を取得した。地域の清掃ボランティアにも参加し、責任感や協調性を身につけた。私は何事にも積極的に挑戦できる人間である。これまでの経験を生かし、貴学に入学してからもさまざまなことに挑戦して頑張りたい。
実績を複数並べるよりも、自分らしさが最も表れた経験を一つ選び、行動の背景まで掘り下げた方が人物像は伝わります。
私は文化祭実行委員の経験から、コミュニケーション力と協調性を身につけた。準備では意見がまとまらず大変だったが、全員で話し合うことで解決できた。この経験を生かして、大学でも周囲と協力しながらさまざまな活動に取り組みたい。
私は、意見の異なる相手の考えを聞き取り、全員が動ける合意点をつくる力がある。高校2年生の文化祭では、展示内容をめぐって実行委員の意見が二つに分かれ、準備が1週間止まった。私は多数決で決める前に、それぞれが案を譲れない理由を一人ずつ聞いた。すると、一方は来場者の楽しさを、もう一方は限られた準備時間で完成させることを重視しているとわかった。そこで、来場者参加型の企画を残しながら、必要な制作物を減らす案を作り、作業担当と期限を一覧にした。その結果、全員が納得して準備を再開し、予定日までに展示を完成させることができた。この経験で培った、相手の背景を理解して合意点を探す力を、貴学の少人数演習や地域連携活動でも生かしたい。
書き上げた自己推薦書をプロに見てもらいたい場合は、AOIが運営するオンライン添削サービス「Quick Check」もあります(3日以内に返却)。
自分の自己推薦書はこのNG例に当てはまっていないかな?書き直したけど、これで合格レベルなのかな?そんな不安はAOIの無料相談で解決できます。オンラインでも相談できますので、お気軽にどうぞ。
以下は、吹奏楽部での経験を扱った例文です。
私は高校の吹奏楽部での活動に最も力を注ぎ、いかなる逆境でも熱意を持ち、努力できる力を身につけた。当初の私は技術面、精神面に自信がなく、何度も失敗を繰り返していた。しかし、いつもそばで音楽の楽しさを教えてくれていた仲間のおかげで、最後まで挫けず活動を続けることができた。私は心から音楽を楽しむために、誰よりも早く部室へ行き、楽器の練習に充てることを心がけた。次第に、他の部員も私と同じ時間に練習へ参加するようになり、自然と部員同士が一緒に過ごす時間が増えた。その結果、仲間との距離が縮まり、一体感のある合奏ができるようになった。そうして迎えた最初で最後の新人戦では、強豪校を抑えて金賞を受賞することができた。ここで培った力を大学のグループ活動においても発揮し、全体のモチベーション向上に貢献したいと考える。
さらに改善する場合は、「なぜ早く部室へ行こうと思ったのか」「大学のどのようなグループ活動で力を生かしたいのか」を具体化すると、本人の考えと大学との接点がより伝わります。
以下は、高校入試での書き方を理解するための例文です。
私の強みは、苦手なことをそのままにせず、続けられる方法を自分で考えられることである。中学1年生の頃、私は英語に苦手意識があり、単語テストでも思うように点数を取れなかった。そこで、長時間勉強する目標を立てるのではなく、毎朝10分間、前日に間違えた単語だけを復習することにした。また、1週間ごとに正答率を記録し、覚えにくい単語の共通点を確認した。3か月後には単語テストで安定して9割以上を取れるようになり、英語の授業でも自分から発言できるようになった。貴校でもこの経験を生かし、苦手な分野から逃げずに学習方法を工夫したい。また、探究活動では、自分で課題を見つけて継続的に調査できる生徒を目指す。
高校入試用の自己推薦書でも、長所の名前だけを書くのではなく、長所が表れた行動と、高校入学後の姿をつなげることが大切です。
以下は、社会人入試や編入試験での書き方を理解するための例文です。
私は、現場で感じた課題を個人の経験で終わらせず、必要な知識を学び直して改善へつなげられる人間である。卒業後、介護施設で勤務する中で、利用者本人の希望と家族の要望が一致せず、支援方針の調整が難しくなる場面を何度も経験した。私は面談内容を記録する項目を見直し、本人が大切にしている生活習慣と、家族が不安に感じている点を分けて共有する方法を提案した。その結果、担当者間で論点を整理しやすくなり、本人と家族の双方が納得できる支援方針を話し合えるようになった。一方、経験だけに頼った調整には限界があるとも感じた。貴学への編入後は、社会福祉学と対人援助論を体系的に学び、異なる立場の人が意思決定へ参加できる支援方法を研究したい。現場で培った観察力と調整力を授業や実習でも生かし、実践と理論を往復しながら学びを深めていく。
社会人・編入用では、職務経験を並べるだけではなく、現場で生まれた問題意識と、大学で学び直す必要性をつなげます。
自己推薦書では、次のような経験がよく使われます。
重要なのは、エピソードの珍しさではありません。
その経験の中で、自分が何を考え、どのように動き、何を学んだのかを説明できるかどうかです。
同じ部活動の経験でも、技術を上げた話、後輩を支えた話、練習方法を改善した話、意見の対立を調整した話では、伝わる人物像が変わります。
自分が最も詳しく説明でき、志望大学での学びにもつながる経験を選びましょう。
書き終えた自己推薦書が合格レベルに近づいているか、提出前に次の表で確認しましょう。
| 確認項目 | 合格レベルの目安 | 見直したい状態 |
|---|---|---|
| 書き出し | 最初の1〜2文で、伝えたい強みや人物像がわかる | 前置きが長く、何を推薦したい文章なのかわからない |
| 具体的な経験 | いつ、どこで、何が起きたかを初めて読む人が理解できる | 「部活を頑張った」など、経験が抽象的である |
| 課題 | 本人が向き合った問題や困難が明確である | 最初から最後まで順調に進んだ話だけになっている |
| 本人の行動 | 自分で考え、選び、実行したことが具体的に書かれている | 「みんなで話し合った」など、本人の役割が見えない |
| 工夫の理由 | なぜその行動を選んだのかが説明されている | 行動だけが書かれ、考えの過程がない |
| 結果・変化 | 行動によって自分や周囲がどう変わったかがわかる | 結果が書かれていない、または受賞歴だけで終わっている |
| 学び | 経験から得た考え方や力が、自分の言葉で説明されている | 「成長できた」「勉強になった」だけで終わっている |
| 大学との接続 | 志望大学の授業や活動で、強みをどう生かすかが具体的である | 「大学でも頑張りたい」とだけ書かれている |
| 一貫性 | 強み、経験、学び、大学での行動が一本につながっている | 複数の長所や実績が並び、中心がわからない |
| 表記・字数 | 指定字数を守り、大学名や学部名、誤字脱字を確認している | 字数不足、表記ゆれ、固有名詞の間違いがある |
すべてを一度で満たせなくても問題ありません。弱い項目を一つずつ見直すと、文章全体の説得力が上がります。
自己推薦書は、大学が受験生の人物像を判断するための重要な材料です。
高校から提出される調査書には、成績や活動歴、教員からの所見などが記載されます。しかし、自分が経験をどう受け止め、どのような考えを持っているのかは、本人の言葉で書かれた書類から伝わります。
ここでいう人物評価とは、単純に性格が明るいか、真面目かという評価ではありません。
大学の教育方針や求める人物像と合っているか、入学後に主体的に学ぶ姿が想像できるか、他の学生と学び合えるかなどが確認されます。
そのため、自己推薦書では、自分を大きく見せるよりも、経験の中で実際に考えたことや行ったことを丁寧に説明しましょう。
自己推薦書を書くための自己分析は、自分一人では難しいことがあります。
自分にとって当たり前になっている経験ほど、強みとして認識しにくいからです。また、自分では十分に説明したつもりでも、初めて読む人には状況が伝わらないことがあります。
また、塾に入っている人と入っていない人では、15%も合格率に差が出るとも言われています。
97.5%の合格率を誇る総合型選抜専門塾AOIでは、プロ講師があなたの言葉で自己推薦書が書けるよう添削を行っています。
AOIでは、自己分析、志望校研究、自己推薦書や志望理由書の添削、面接対策などを行っています。
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まずは、満足度95%の受験相談であなたの受験のお悩みをぜひ聞かせてください。

AOIでは、YouTubeのAOIチャンネルでも、大学情報や総合型選抜対策を発信しています。
文章だけでは構成をイメージしにくい場合は、自己推薦書を書き始める前に動画で考え方を確認し、その後に自分の経験を書き出してみましょう。
自己推薦書に関するよくある質問はこちら!
自己推薦書は、「自分の強み」「強みが表れた具体的な経験」「自分が行った工夫」「経験による変化」「大学での生かし方」の順に書くとまとまりやすくなります。例文は構成を理解するために使い、部活動名や実績だけを自分の内容へ置き換えることは避けましょう。評価されるのは、本人が実際に経験し、自分の言葉で説明した内容です。
書き出しでは、「私は高校3年間の〇〇を通して、△△する力を身につけた」「私は、異なる意見を整理し、周囲を前へ進められる人間である」のように、最も伝えたい人物像を最初に示します。「私は責任感があります」だけで始めるより、どのような行動ができる人なのかまで表現すると、その後のエピソードにつながりやすくなります。
高校時代に取り組んだこと、自分が直面した課題、自分で考えて行った工夫、経験から得た学び、その学びを志望大学でどう生かすかを書きます。資格や受賞歴がある場合も、結果だけを並べず、取得や挑戦に至った理由と過程を説明しましょう。志望理由書が別にある場合は、自己推薦書では人物像や行動の特徴をより深く伝えます。
書くことがないと感じる場合は、目立つ実績ではなく、日常の行動を振り返ってください。部活動で後輩を支えたこと、文化祭の連絡方法を工夫したこと、苦手科目の勉強法を変えたこと、身近な疑問を調べたことも材料になります。「なぜ行動したか」「何を工夫したか」「何が変わったか」を掘り下げると、自分らしい自己推薦文になります。
自己推薦書では、自分の長所を宣言するだけではなく、その長所が表れた経験を具体的に説明します。
書くときは、次の流れを意識しましょう。
立派な役職や受賞歴がなくても、自分で考えて行動した経験は自己推薦書の材料になります。
大学の情報と自分の過去をそれぞれ整理し、両者の接点を見つけることから始めてみてください。
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