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総合型選抜基礎知識

作成日: 2020年12月4日 最終更新日: 総合型選抜基礎知識

【未来予測】今後も総合型選抜(AO入試)を実施する大学は増えるのか

今後も総合型選抜を実施する大学は増えるのか アイキャッチ画像

大学受験といえば、一般選抜と考えている方が多いのではないでしょうか。総合型選抜(AO入試)があるのは知っているけど『学力が試されることがない入試』とあまりいいイメージがない人もいるでしょう。

ちなみにここで一言述べさせていただくと、総合型選抜(AO入試)でも学力は求められるようになりました。勉強をしなくても大丈夫、と勘違いしている人は気をつけましょう。

総合型選抜の仕組みを1分で理解する!

さて、早速ですが本題に参ります。結論から言うと、近年では総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(公募制推薦・指定校推薦)の受験者数の割合が増加しています。

総合型選抜(旧AO入試)の情報を詳しく知りたい、志望校への合格のチャンスを増やしたい、とにかく不安だ!そんなあなたは一度AOIの無料相談にきませんか?

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受験方式の多様化 - 戦略的な受験でチャンスが広がる! 

現在では受験方法が多様化しており、戦略的な受験をすることで大学合格へのチャンスを広げることができます。これまではほとんどの人が一般選抜で受験してきました。

しかし、一般受験は一度のチャンスであり、普段から勉強をしている人でも必ず結果がでるとは限りません。であれば、一度きりのチャンスにかけるのではなく、複数回合格のチャンスがあった方がもちろんいいですよね?

近年では以下のように総合型選抜(AO入試)や、学校推薦型選抜(公募制推薦・指定校推薦)の受験者も増えてきています。

まず、下記のグラフを見てください。こちらは総合型選抜(AO入試)の国公立大学を実施している大学、学部の推移です。

要約すると、国公立大学で総合型選抜(AO入試)を実施する大学・学部は年々増加していることがわかります。

国立大学国立大学学部公立大学公立大学学部合計(大学数)合計(学部数)
令和2年度59222366395324
令和3年度63250367499324
令和4年度642583877102335

参考:令和4年度国公立大学入学者選抜日程の概要

こちらは学校推薦型選抜(公募制推薦・指定校推薦)の国公立大学を実施している大学、学部の推移です。

要約すると、国公立大学で学校推薦型選抜(公募制推薦・指定校推薦)を実施する大学・学部は年々増加していることがわかります。

国立大学国立大学学部公立大学公立大学学部合計(大学数)合計(学部数)
令和2年度7628789193165480
令和3年度7627991199167478
令和4年度7728393203170486

私立大学の入試方識別入学者数の比率をグラフで表すと以下のようになります。

このグラフを見て分かる通り私立大学だと一般選抜よりも、総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦方選抜の方が入学者数が多いのです。

この結果には意外だと思った人もきっといることでしょう。

以上のことを踏まえると受験方式は一般選抜一強の時代は終わったと言えるのではないでしょうか?

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総合型選抜で求められること

それでは一般選抜と総合型選抜(旧AO入試)ではどのように違うのでしょうか。総合型選抜では学力ももちろん見られますが、重要視されるのは「自分自身の魅力を伝えることができるか」「大学の求める人材とマッチしているのか」です。

スポーツの活動やボランティア活動などこれまで自分が取り組んできたことを踏まえて、自らの言葉で自己アピールすることを求められます。またその経験を通じて将来何に活かすか、なぜその大学に入るきっかけに繋がったかも言えるようにしておかないといけません。

ちなみにこの「大学の求める人材とマッチしているのか」というのは、受験する大学の『アドミッション・ポリシー』にマッチしているか、と言い換えることもできます。大学によってアドミッション・ポリシーが違い、求める学生像が違うので受験する大学のアドミッション・ポリシーは必ず確認しておきましょう。

いくら成績のいい生徒であっても、アドミッションポリシーにあっていないと不合格になる可能性も十分あるので注意です。

総合型選抜実施大学の推移

国公立大学の総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦方選抜の募集人数は以下のグラフのように推移しています。

国立

国公立大学の総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦方選の抜募集人数はともに増加していることがわかります。

今後の大学受験で必要なこと

今後の大学受験ですが、学力はもちろん必要です。しかしただ学力が足りていればいいわけではなく、その大学に入って何をしたいのかを明確にすることが重要です。総合型選抜(AO入試)では大学で何をしたいか、これまえの経験などを伝える力が必要になるのですが、これは総合型選抜(AO入試)だけの特徴ではなくなります。

一般選抜だけでなく総合型選抜(旧AO入試)のような様々な入試方式があることを知りチャンスを広げることをおすすめします。

この記事を読んで総合型選抜(AO入試)に興味を持ってくれた方がもしいらっしゃいましたら、是非他の記事も読んで情報収集してみてください!それでもし、わからないことや不安なことが出てきたらAOIでは無料相談を実施しているので一度お問い合わせください!

総合型選抜(AO入試)の課題

これまでの総合型選抜(AO入試)は、学力試験を課さず、小論文や面接のみで合否が決まる入試制度でした。そのため、学力試験で合否を決める一般入試の合格者との学力差が問題になることがしばしばありました。

また、総合型選抜(AO入試)合格者が、大学の入学後に授業についていけなかったり、留年するなどの課題もありました。大学と学生との間にミスマッチが起こっていたのです。

2020年度に始まる「総合型選抜」では、これまでの課題を解消するために、総合型選抜の入試に学力を測る試験を課すような動きがあります。「総合型選抜」は文字通り、学力と人柄や意欲などを総合的に判断する入試制度となるのです。

今後も総合型選抜(AO入試)を実施する大学は増えるのか まとめ


ここまで見てきたように、今後も、総合型選抜(AO入試)を実施する大学は、私立大学を中心に増えていく傾向にあります。

しかし、これまでの総合型選抜(AO入試)で課題となっていた学力差の問題を解消するため、なんらかの方策を講じる大学が増えていくでしょう。具体的には、学力を測る個別試験の実施や、大学入学共通テストの活用です。

大学と学生のミスマッチが起こらないような動きが増えていくため、学生側は志望大学に見合った学力を備えておくことが重要です。

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この記事を書いた人

AOI編集部 編集長

総合型・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)の専門塾として 業界No.1の合格率を誇るAOIの編集部です。 「受験生や保護者のためになる記事を作る」がモットー

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