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小論文800字の書き方は?具体例を入れる構成・例文を解説

小論文800

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。

小論文を800字以内で書くように指定されたとき、

「800字で何を書けばいいかわからない」
「具体例をあげて、と言われたらどう書けばいいの?」
「小論文800字の例文を見て感覚をつかみたい」

このように悩む人は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、800字小論文では、主張を1つに絞り、理由と具体例で厚みを出すことが大切です。

特に「具体例をあげて800字以内で述べよ」とある場合、抽象的な意見だけでは不十分です。自分の主張を支える具体例を入れ、その具体例から何が言えるのかまで説明しましょう。

書き出しで迷う場合は、「私は〇〇が重要だと考える」と結論から始めると書きやすくなります。

この記事では、小論文800字の基本構成、文字数配分、具体例の入れ方、800字以内の例文、よくあるNG例まで解説します。

小論文800字では何を書けばいい?

800字の小論文では、400字よりも理由や具体例を厚く書けます。ただし、文字数が増えたからといって、主張を増やしてよいわけではありません。

400字小論文では、主張・理由・具体例・結論を短くまとめることが大切です。一方で800字小論文では、主張は1つに絞ったまま、理由や具体例、補足を少し厚く説明できます。

800字でも主張は1つに絞る

800字小論文でも、主張は1つに絞りましょう。

たとえば、SNSについて書く場合、「利用時間を減らすべき」「誤情報に注意すべき」「匿名性を見直すべき」など、さまざまな主張が考えられます。

しかし、800字の中で複数の主張を入れると、文章の中心がぼやけやすくなります。

大切なのは、主張を増やすことではなく、1つの主張を理由と具体例で深く説明することです。

書き出しは「私は〇〇と考える」でよい

小論文が苦手な人ほど、最初の一文で止まりやすいです。

しかし、800字小論文の書き出しは、難しく考えすぎる必要はありません。

迷ったときは、次のように自分の立場から始めましょう。

例:
私は、SNSを利用するうえで情報を見極める力が重要だと考える。
私は、これからの学校教育では、自分で考える力を育てることが必要だと考える。
私は、地域社会の課題を解決するには、若者の参加が重要だと考える。

最初に主張を示すと、その後に理由や具体例をつなげやすくなります。

小論文の書き出しで迷う方は、以下の記事も参考にしてください。

具体例を入れて理由を厚くする

800字小論文では、具体例が重要です。

理由だけを書いていると、文章が抽象的になりやすく、説得力が弱くなります。

たとえば、「SNSでは情報を見極める力が必要だ」と主張するなら、災害時に誤った情報が広がる例を入れることで、主張に具体性が出ます。

800字では、主張を増やすのではなく、理由と具体例を使って一つの主張を深めましょう。

「具体例をあげて800字以内で述べよ」の答え方

設問に「具体例をあげて」とある場合は、必ず具体例を入れる必要があります。抽象的な意見だけで終わると、設問の条件を満たしていない答案に見えやすくなります。

具体例は主張を支えるために入れる

具体例は、思いついた話をただ入れる場所ではありません。

自分の主張を支える材料として使うことが大切です。

たとえば、次のように考えると整理しやすくなります。

要素内容
主張SNSには情報判断力が必要
具体例災害時に誤情報が広がる
具体例から言えること発信元を確認する力が必要

このように、具体例は主張とつながっている必要があります。

具体例は1つを深く書く方がまとまりやすい

800字なら、具体例を2つ入れることもできます。

ただし、小論文が苦手な人は、具体例を1つに絞って深く説明する方が安定します。

具体例を複数入れると、それぞれの説明が浅くなったり、文章が散らかったりすることがあります。

まずは、主張を最も支えやすい具体例を1つ選び、その例から何が言えるのかまで説明しましょう。

具体例の後に必ず自分の主張へ戻す

具体例を書いたあと、そのまま終わってしまうと、ただの体験談やニュース紹介になってしまいます。

具体例の後には、必ず自分の主張へ戻しましょう。

使いやすい表現:
このことから、〇〇が重要だといえる。
この例から、△△の必要性がわかる。
したがって、〇〇を意識することが必要である。

具体例は、書くだけでなく、その例から何を考えたのかまで示すことが大切です。

800字小論文の基本構成と文字数配分

800字小論文では、書く前に構成と文字数配分を決めておくと、途中で話が広がりすぎるのを防げます。

基本は「主張・理由・具体例・補足・結論」

800字小論文では、次の流れが書きやすいです。

  • 主張:自分の立場を示す
  • 理由:なぜそう考えるのかを書く
  • 具体例:主張を支える例を入れる
  • 補足:具体例から言えることや反対意見への対応を書く
  • 結論:最後に主張をまとめる

400字小論文よりも、本論に厚みを出せるのが800字小論文の特徴です。

800字の文字数配分の目安

800字で書く場合は、次のような文字数配分を目安にしましょう。

部分文字数の目安書くこと
序論100〜150字自分の主張を示す
本論1180〜220字理由を書く
本論2250〜300字具体例をあげて説明する
補足100〜150字具体例から言えることや反対意見への対応を書く
結論80〜120字主張をまとめる

設問によって多少変わっても問題ありませんが、背景説明に字数を使いすぎたり、具体例だけで終わったりしないように注意しましょう。

小論文の基本構成から確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。

800字以内なら720〜800字を目指す

「800字以内」と指定されている場合、800字を超えてはいけません。

ただし、短すぎると内容不足に見えやすくなります。

目安としては、720〜800字程度を目指すとよいでしょう。

小論文800字を書く手順

800字小論文を書くときは、いきなり本文を書き始めず、先に設問・主張・理由・具体例を整理しましょう。

  1. 設問の条件を確認する
  2. 主張を一文で決める
  3. 理由と具体例をセットでメモする
  4. 具体例から言えることを書く
  5. 結論で主張を言い換える

設問の条件を確認する

まず、設問で何を求められているのかを確認します。

「具体例をあげて」とあるなら、具体例は必須です。

「あなたの考えを述べよ」とあるなら、自分の主張と理由が必要です。

「資料を踏まえて」とあるなら、資料の内容に触れる必要があります。

設問を読み違えると、800字を書いても評価されにくくなります。

小論文の採点基準について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

主張を一文で決める

800字でも、主張は1つに絞りましょう。

例:
私は、SNSを利用するうえで情報を見極める力が重要だと考える。

この一文が決まると、その後の理由や具体例を選びやすくなります。

理由と具体例をセットでメモする

理由だけでは抽象的になりやすく、具体例だけでは体験談のようになりやすいです。

そのため、理由と具体例はセットで考えましょう。

要素
理由誤情報が広がりやすいから
具体例災害時の誤った避難情報

このように理由と具体例がつながっていると、説得力のある文章になります。

具体例から言えることを書く

具体例を書いたら、その例から何が言えるのかを説明しましょう。

たとえば、災害時の誤情報を例にした場合、「だから情報をうのみにせず、発信元や根拠を確認する姿勢が必要だ」とまとめます。

具体例は、出して終わりではありません。自分の主張を支える根拠として使うことが大切です。

結論で主張を言い換える

最後は、本文全体を受けて主張をまとめます。

結論では、新しい話を出す必要はありません。

「したがって、〇〇が重要である」のように、本文で説明した内容を受けて締めくくりましょう。

小論文800字の例文

ここでは、800字以内の小論文例文を紹介します。例文を読むときは、具体例がどのように使われているかに注目してください。

例文1|SNSについての800字小論文

テーマ:SNSとの向き合い方について、具体例をあげて800字以内で述べなさい。

例文:約723字

私は、SNSを利用するうえで最も大切なのは、情報を見極める力だと考える。SNSはニュースや災害情報をすばやく知る手段として便利であり、離れた人とも簡単につながれる。一方で、誰でも発信できるため、正確ではない情報が短時間で広がる危険もある。便利さだけに注目するのではなく、受け取った情報を自分で確かめる姿勢が必要である。

その理由は、SNS上の情報が人々の行動に直接影響を与えることがあるからだ。特に災害時には、多くの人が避難情報や被害状況をスマートフォンで確認する。その際、発信元が不明な投稿や、事実確認されていない情報が拡散されると、人々が誤った判断をしてしまう可能性がある。情報を速く得られることは利点だが、その速さが混乱を広げる原因にもなる。

具体的には、災害時に「この避難所は使えない」「この地域は危険だ」といった誤った情報が広がる場合が考えられる。その情報を信じた人が本来行くべき避難所を避けたり、必要のない移動をしたりすれば、安全な行動が遅れてしまう。また、善意で拡散した投稿でも、根拠が不十分であれば周囲を混乱させることがある。この例から、SNSを使うときには、情報の内容だけでなく、発信元や根拠を確認する姿勢が必要だとわかる。

たしかに、SNSは自由に意見を発信できる場であり、多くの人が情報を共有できる点に価値がある。しかし、自由に使えるからこそ、一人ひとりが情報の正確さを確かめる責任を持つ必要がある。したがって、SNSと向き合ううえでは、利用時間を制限するだけでなく、複数の情報を比べ、信頼できる発信元を確認する力を育てることが重要である。学校や家庭でも、情報を受け取るだけでなく、確かめてから行動する習慣を身につける必要がある。

例文1の構成を分解

部分内容
主張SNSには情報を見極める力が必要
理由SNS上の情報は人々の行動に直接影響を与えるため
具体例災害時に誤った避難情報が広がる例
具体例から言えること発信元や根拠を確認する姿勢が必要
結論SNSを安全に使うには情報判断力を育てることが重要

この例文では、具体例として「災害時の誤情報」を使っています。単に例を出すだけでなく、その例から「発信元や根拠を確認する姿勢が必要」という主張へ戻している点がポイントです。

例文2|教育についての800字小論文

テーマ:これからの学校教育に必要なことについて、具体例をあげて800字以内で述べなさい。

例文:約731字

私は、これからの学校教育では、知識を覚えるだけでなく、自分で考え、説明する力を育てることが重要だと考える。社会では、正解が一つに決まらない課題が増えている。環境問題、地域の人口減少、情報の扱い方など、知識を持っているだけでは解決できない問題も多い。そのため、学校では知識を教えるだけでなく、それを使って考える経験を増やす必要がある。

その理由は、社会で求められる力が、答えを覚える力だけではなくなっているからだ。もちろん、基礎知識を身につけることは欠かせない。しかし、現実の課題では、状況を整理し、複数の立場を考え、自分なりの答えを出す力が求められる。知識を学んでも、それを使って考えたり、他者に説明したりする経験が少なければ、社会の中で活かすことは難しい。

具体例として、探究学習で地域の防災について考える活動が挙げられる。生徒が地域の危険な場所を調べ、避難経路や高齢者への情報伝達の方法を考える場合、地理や社会の知識だけでなく、実際に地域の人がどのように行動するかを想像する必要がある。また、班で意見を出し合えば、自分とは異なる視点に気づき、より現実的な対策を考えられる。このような活動を通して、知識は単なる暗記ではなく、問題解決のために使うものだと理解できる。

たしかに、基礎学力を身につけることを軽視してはならない。知識がなければ、深く考えることも難しい。しかし、知識を覚えるだけで終わるのではなく、それを使って考え、他者に説明する機会を持つことで、学びはより実践的になる。したがって、これからの学校教育では、知識の習得とともに、自分で考え、説明する力を育てることが必要である。授業の中で考えを言葉にする経験を積むことが、変化の大きい社会を生きる力につながる。

例文2の構成を分解

部分内容
主張学校教育では、自分で考え、説明する力を育てることが重要
理由社会では、正解が一つに決まらない課題が増えているため
具体例探究学習で地域の防災について考える活動
具体例から言えること知識を現実の課題解決に使う経験が必要
結論知識の習得とともに、自分で考え説明する力を育てることが必要

この例文では、具体例として「探究学習で地域の防災について考える活動」を使っています。教育全体を広く説明するのではなく、具体的な学習場面から、知識を使って考える力の必要性へつなげています。

800字以内・800字程度・800字以上の違い

小論文では、「800字以内」「800字程度」「800字以上」のように文字数の指定が異なることがあります。それぞれ意味が違うため、設問をよく確認しましょう。

800字以内は720〜800字を目安にする

「800字以内」と指定されている場合は、800字を超えてはいけません。

短すぎると内容不足に見えやすいため、720〜800字程度を目安にするとよいでしょう。

800字程度は大きく短すぎないようにする

「800字程度」の場合は、多少前後してもよいことが多いです。

ただし、500字程度で終わってしまうと短すぎる印象になりやすいです。700〜900字程度を目安に、設問の指示に合わせて書きましょう。

800字以上は800字を下回らない

「800字以上」と指定されている場合は、800字を下回らないようにしましょう。

ただし、解答欄に上限がある場合は、その範囲内に収める必要があります。

800字小論文でやりがちなNG例

800字小論文では、文字数がある分、話が広がりすぎたり、具体例だけが長くなったりしやすいです。ここでは、よくある失敗を確認しておきましょう。

背景説明が長すぎる

社会問題の説明だけで字数を使いすぎると、自分の主張や具体例を書く余裕がなくなります。

設問でテーマは示されていることが多いため、背景説明は短めにして、自分の考えを中心に書きましょう。

具体例がない

「具体例をあげて」とあるのに、抽象的な意見だけで終わると、設問に十分答えられていない答案になります。

800字では、主張を支える具体例を必ず入れましょう。

具体例だけが長い

具体例は大切ですが、長く書きすぎると、小論文ではなく体験談や説明文のようになります。

具体例を書いたあとは、「このことから何が言えるのか」まで説明しましょう。

具体例と主張がつながっていない

例が具体的でも、主張とズレていると説得力は出ません。

具体例は、必ず自分の主張を支えるものを選びましょう。

結論が弱い

最後に主張を再確認しないと、文章全体がぼやけます。

結論では新しい話を出さず、本文で述べた内容を受けて、自分の主張をもう一度まとめましょう。

小論文800字に関するよくある質問

800字以内なら何字くらい書けばいいですか?

720〜800字程度を目安にするとよいです。短すぎると内容不足に見えやすく、800字を超えると条件違反になる可能性があります。

800字小論文は何段落がいいですか?

4段落が書きやすいです。序論、理由、具体例、結論の流れにすると、読みやすくなります。

800字小論文に具体例はいくつ入れるべきですか?

基本は1つで十分です。慣れている人は2つ入れても構いませんが、主張とつながる具体例に絞りましょう。

800字の小論文はどれくらい時間がかかりますか?

試験では60分前後が多いです。構成10〜15分、本文40分、見直し5分を目安にするとよいでしょう。

まとめ:800字小論文は具体例で主張を支えよう

800字小論文でも、主張は1つに絞ることが大切です。

「具体例をあげて800字以内で述べよ」とある場合は、抽象的な意見だけでなく、自分の主張を支える具体例を必ず入れましょう。

800字以内なら、720〜800字程度が目安です。構成は、主張・理由・具体例・補足・結論で考えると書きやすくなります。

特に大切なのは、具体例を書いた後に、必ず自分の主張へ戻すことです。「このことから、〇〇が重要だといえる」とまとめることで、具体例が単なる体験談ではなく、小論文の根拠になります。

総合型選抜専門塾AOIでは、小論文の対策や添削、志望理由書・面接対策まで一人ひとりに合わせてサポートしています。「800字以内でうまくまとまらない」「具体例の入れ方が合っているか見てほしい」という方は、ぜひ一度受験相談してみてください。

この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

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