作成日: 2023年12月27日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です。
昨今、SDGs(エスディージーズ)は総合型選抜でも頻出するテーマの1つです。
今回は、小論文の試験でSDGsについての問題が出たら、どのように取り組めばいいかについて解説していきます。
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初めに、ざっくりとSDGsについて解説していきます。
・SDGsの基本的な定義と目標
SDGs(Sustainable Development Goals)は、Sustainable Development(持続可能な発展)を促進するための国際的な取り組みであり、2015年に国際連合で採択されました。
SDGsは、2030年までに達成すべき17の具体的な目標から成り立っています。
これらの目標は、貧困の撲滅、飢餓の終息、健康な生活の促進、質の高い教育の提供、ジェンダー平等の実現など、広範な社会的・経済的課題に対応するものです。
SDGsの取り組みは、持続可能な未来を築くために世界中の国々が共同で取り組むべき課題を示しています。
・具体的な17の目標
SDGsの17の目標は以下の通りです。
・貧困の撲滅: すべての人々が貧困から解放され、尊厳を持って生活できるようにする。
・飢餓の終息: 飢餓をゼロにし、食糧安全保障を確保する。
・健康な生活の促進: すべての人々に健康と福祉を確保し、健康な生活を促進する。
・質の高い教育の提供: 全ての人々に対して包括的で公正な教育を提供し、学習機会を促進する。
・ジェンダー平等の実現: 男女平等を推進し、すべての女性と女児の権利を強化する。
・清潔な水と衛生の確保: 安全な飲料水と適切な衛生状態を全ての人々に提供する。
・クリーンなエネルギーの普及: 使いやすく、手頃な価格のクリーンエネルギーへのアクセスを提供する。
・働きがいも経済成長も: 持続可能な経済成長を達成し、働くすべての人々に働きがいを提供する。
・産業、技術、イノベーションの促進: 耐久性のある産業構造の構築、技術の革新を促進し、持続可能な開発を支援する。
・格差のない社会の構築: 収入、資産、機会において不平等がなく、全ての人々に平等な権利を確保する。
・持続可能な都市とコミュニティの構築: 安全で、快適で、持続可能な都市と人々の居住環境を確保する。
・持続可能な消費と生産の実現: 持続可能な消費と生産パターンを確立する。
・気候変動への対策: すべての人々に気候変動及びその影響への対処能力を強化し、気候変動に対抗する。
・海洋、海事資源の保護と持続可能な利用: 海洋の持続可能な利用と保全を確保する。
・陸域生態系の保全と回復: 陸域生態系の保全、回復を確保し、生物多様性の喪失を防ぐ。
・平和と公正の確保: 平和で包括的な社会を構築し、公正で効果的な制度を推進する。
・パートナーシップで目標を達成する: 国内外の協力を強化し、SDGsの達成に向けたパートナーシップを推進する。
日本では、以下のようにSDGsに取り組まれています。
日本政府はSDGsの達成に向けて積極的な施策を進めています。具体的な取り組みとして、経済産業省による「地球にやさしい経済産業の促進」や、環境省による「環境保全と資源循環社会の構築」などが挙げられます。これらの政府の施策は、エネルギーの効率化や再生可能エネルギーの導入など、環境への負荷を減らす方針を反映しています。
日本の企業もSDGsに取り組む動きが広がっています。多くの企業が環境への配慮や社会的な課題への取り組みを強化し、その成果を公表しています。例えば、再生可能エネルギーの導入、商品のライフサイクル全体を考慮したサステナビリティの向上、地域社会への還元活動などが挙げられます。
企業がSDGsに取り組むことで、社会的な信頼性の向上や労働力のモチベーション向上などのメリットが期待されます。また、サプライチェーンにおいてもサステナビリティを考慮した取引が増え、企業のCSR(企業の社会的責任)に対する期待が高まっています。
AOIでは、さまざまなSDGsへの取り組みについて研究した経験がある講師が、カリキュラムを作り、総合型選抜で高い合格実績を誇っています。
ここまででSDGsの概要について理解してもらえたのではないでしょうか。
次に、実際の小論文の問題例を見ていきます!
「小論文とは何か」をきちんと理解していない人は、以下の記事を必ず読みましょう。
関連記事:『小論文と作文の違いは?それぞれの重要ポイントを解説』
SDGsにおいて最も重要な課題は何か?その課題の解決に向け、具体的な提案や行動を述べよ。
地域社会におけるSDGsの浸透度や理解度が低い状況において、どのようなアプローチが有効か?地域住民への啓発や協力を促進する手段について検討せよ。
企業においてSDGsの達成に向け、具体的な施策や経営戦略が求められている。企業がSDGsを組織戦略にどのように組み込むべきか、その実践例について考察せよ。
上記のような問題が実際の試験で科されることが多いです。
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次に、SDGs小論文の書き方について見ていきます。
小論文の書き方に自信がない人はこちらの記事もチェックしておきましょう!
関連記事:『小論文の書き方や構成を例文付きで専門家が解説!』
SDGs小論文を効果的に構成するためには、明確な構成が必要です。
序論では、選択したSDGsのテーマや問題についての背景や重要性を紹介します。また、論文の目的や構成について読者に明示することが重要です。例えば、SDGsの中で特に重要だと考える目標を選び、その解決に向けての提案やアプローチを論じることを示唆します。
本論では、選択したテーマに焦点を当て、具体的な事例やデータを用いて問題を分析します。SDGsの目標や提案に基づき、問題解決に向けての手法や戦略を示します。例えば、地域社会におけるSDGsの理解度向上には、教育プログラムの実施や地域イベントの開催が効果的であることを論じます。
結論では、論文全体のまとめとともに、提案したアイデアや施策の重要性を再強調します。読者に対して行動を促すような呼びかけや、今後の展望についても触れることで、論文の説得力を高めます。
SDGs小論文の各型に沿って、例文を紹介していきます。
SDGsの中で特に重要な課題の一つは、気候変動への対策です。世界的に温暖化が進む中、極端な気象現象や海面上昇などが問題となっています。この問題に対処するためには、再生可能エネルギーの普及や二酸化炭素排出の削減が不可欠です。具体的な提案として、地域ごとに適した再生可能エネルギーの活用方法を研究し、地域住民との協力を得て実践することが挙げられます。
地域社会においてSDGsの浸透度や理解度が低い状況では、情報のアクセス不足や認知度の低さが課題となります。この問題を解決するためには、地域住民への啓発活動が必要です。地元の学校やコミュニティセンターを活用し、SDGsに関する教育プログラムを実施することで、地域全体での理解が深まり、共感を呼び起こすことが期待されます。
企業においてSDGsの達成に向け、具体的な施策や経営戦略が求められています。例えば、製造業の企業が持続可能な製品の開発や生産プロセスの見直しを行うことで、環境負荷を低減し、SDGsに貢献することが可能です。また、企業として社会への還元活動や地域コミュニティのサポートなど、CSR活動を強化することも重要です。
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説得力のあるSDGs小論文を書くためには、根拠に基づいておく必要があります。
そこで、SDGs小論文の収集に役立つWebサービスを2つ紹介します。
CiNii Research(Scholarly and Academic Information Navigator)は、日本の学術情報を集約・提供するWebサービスです。CiNiiは学術論文や学会発表論文、博士論文などを検索でき、利用者に最新の研究トピックやアカデミアの動向を知らせます。
利用方法
・検索機能の活用:CiNii Researchではキーワードや著者名、学会名などを用いて簡単に検索できます。SDGsに関連するテーマや特定の研究者の論文を見つけるために効果的です。
・論文の閲覧:CiNii Researchでは論文の詳細情報だけでなく、PDFやリンクを通じて直接論文を閲覧できます。これにより、必要な情報を迅速かつ簡単に入手できます。
・アラート機能の設定:興味のあるテーマや研究者に関するアラートを設定することで、最新の研究成果を逃さずキャッチすることができます。
Google Scholarは、Googleが提供する学術文献検索エンジンであり、世界中の学術論文、論文集、学位論文などを広範囲に検索できるサービスです。多くの学術機関や研究機関が提供する文献情報を一元的に検索することができます。
利用方法
・広範囲な検索:Google Scholarでは多岐にわたる学術文献をカバーしており、SDGsに関連する様々な分野の研究論文を探すことができます。
・引用情報の参照:各論文には引用情報が表示され、どれだけ他の研究で引用されているかを確認できます。引用数が多い論文は信頼性が高い可能性があります。
・アラート機能の利用:興味のある研究者やテーマに対してアラートを設定し、新しい論文が公開された際に通知を受けることができます。
SDGs小論文を書くのにおすすめ書籍を2つ紹介します。
『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本』は、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにし、読者を世界中の人々と共に未来を築く冒険に誘います。本書では、17のSDGsをわかりやすく解説し、日常生活でできる小さなアクションから始め、世界の課題に立ち向かう方法を提案しています。
『2024年の論点100』では、いま知っておくべき論点を1テーマずつ専門家がコンパクトに解説している、混沌とした世界を見通すための1冊です。コロナ禍と戦争が終わらないまま、我々の未来はどこに向かうのか? 新たな知見と判断材料を提示します。
翌年の経営・ビジネスを考えるために重要な変化を、世界有数の戦略コンサルファームであるボストン コンサルティング グループのコンサルタントたちが解説しています。
このように、AOIでは総合型選抜に合格するために必要なノウハウを知っています。
総合型選抜を受験する高校生には、SDGs小論文コンテストに応募するのもおすすめです。
入賞できれば、受験を優位に進めることができます。
SDGs学生小論文アワードは、住友理工が主催するSDGsに関する学生向けの論文コンテストです。
SDGsに関する研究や提案を通じて、学生が自らのアイデアを発信し、社会に対して新たな価値を提供することを目的としています。
SDGsに関する情報収集や研究の一環として、CiNii ResearchやGoogle ScholarといったWebサービスを利用することで、最新かつ幅広い情報を得ることができます。
また、論文執筆の際には『SDGsの教科書』や『SDGs実践ハンドブック』などの書籍を活用することで、理論的な知識から実践までを身につけることができます。
さらに、SDGs論文コンテストに応募することで、自身のアイデアや提案を発信し、他の学生との交流や評価を得ることができます。
SDGsへの取り組みは個人や組織の成長に繋がる重要な要素であり、これらの手段を通じて積極的に関与していくことが望まれます。
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これらの事前対策を実施することで、SDGs小論文のスキルを向上させることができます。
今回は、SDGs小論文について、SDGsの概要や実際の問題・解答例などについて解説してきました。
小論文の上達には専門家からの添削が必須です。
そのため、なるべく塾で指導を受けることをオススメします。
適切な塾選びと指導を受けることで、小論文スキルの向上や志望校合格に大いに貢献します。
自身の状況に合わせて、最適な小論文対策を進めましょう。
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