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資格/実績

作成日: 2020年6月18日 最終更新日: 資格/実績

総合型選抜のための英語資格はどれを取得すればいい?

こんにちは。総合型選抜入試の受験を考えるにあたって、「英語資格を取らなければいけない、だけどいろんな種類があってどれを取ったらいいのかわからない」と困っている方へ!英語試験はそれぞれ受験方式や勉強方法が個別のため、取る資格を決めてから勉強をしていく必要があります。
今回は、どの資格を取得するかを決める方法&各種代表的な英語資格について解説したいと思います!

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募集要項をチェック

まずは、受験を検討している大学や学部の募集要項を確認しましょう。各大学によって有効と認められる、もしくは出願資格の基準となる資格の種類やレベルは異なります。自分が受験したいと思っている大学ではどの資格や級・スコアが求められているのかをチェックし、それを目指して勉強しましょう。

資格に指定がある場合

例えば募集要項に記載のある英語資格が「英検2級以上」などであった場合、TOEFLやTOEICではなく、英検の2級以上の級の取得を目指す必要があります。募集要項で資格が1種類に定められている時は、それを取得しましょう。

指定がない/レベルの指定のみの場合

多くの大学の募集要項には「英検準1級以上、もしくはTOEFL80点以上」など複数の資格やスコアについて書いてあります。また、特に資格の種類について言及がなく「CEFRでB1以上」などと級・スコアのみが指定されていることがあります。これらの場合は、記載されている資格から一つ選んで取得、もしくはCEFRで対応する資格のスコアを取得することになります。
CEFRについては次の項で詳しく話します。

このようにいくつか選択肢があり、どの資格を取ればよいか迷うとき、

・過去に受験経験があり、慣れている

・試験時期や学校の制度、検定料などによる受験しやすさ

・受験以外に資格を使う予定

などが判断基準になります。例えば、過去に英検を何度も受験しており、勉強方法にも試験形式にも慣れている人であれば、新しい資格に向けて勉強するより英検の未取得の級に挑戦した方が効率的です。
他にも、学校で一斉に受験申込がある、割引がある、高校が試験会場になっているなど、受験しやすい機会が整っている場合はその資格に向けて勉強するのもおすすめです。また総合型選抜の出願までに何度受験にチャレンジするか、その場合一回の受験にどの程度検定料がかかるか、結果が出るのは何週間後かなども確認しましょう。
もしくは、大学に入学した後留学したいと考えている場合、留学の要件となることが多いIELTSやTOEFLを受験して留学要件を満たしていれば、入学後新しく取得する必要がなくお得です。ただしIELTSやTOEFLはスコアの有効期限が2年なので、それも踏まえて計画すると良いでしょう。

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CEFRについて

CEFRとはヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)のことです。もともとはヨーロッパで言語のレベルを測るために導入されていましたが、最近では入試改革に伴う英語の4技能測定の統一的な指標として文部科学省から認められている資格や検定のレベルを測るため、対照表が発表されています。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表

出典:「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(文部科学省)<https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf>

このCEFRのレベルが要件として挙げられている場合、この対照表を参照して対応するいずれかの検定の級やスコアを取得する必要があります。

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各種英語資格についての解説

英検

英検は日本英語検定協会が実施している代表的な資格です。

方式:級ごとに受験/合否によって認められる

英検には従来型である筆記の一次試験の後合格者のみが面接の二次試験を受験する方式と、公開会場実施、コンピューターでの試験である英検S-CBT、英検CBT、英検IBAなど様々な種類があります。このうち、総合型選抜入試で有効と認められるのは主に従来型、公開会場実施、英検S-CBT、英検CBT、英検S-Interviewです。
さらに各大学の一般入試に先立つ大学入学共通テストにおいて参加要件が認められているのは公開会場実施、英検S-CBT、英検CBTなどの、もれなく受験者が4技能を評価されるものだけです。英検S-CBT、英検CBTが最も試験の実施日程が多いです。各方式により試験の方式や日程などが異なるので、ご注意ください。受験料は級によって異なりますが、約6000円程度です。

TOEIC

TOEICはビジネスの現場で主に用いられる英語スキルを測るテストです。

方式:スコアが算出される

就職活動の際などにも幅広く用いられています。オンライン試験も導入されていますが、一般的には会場ペーパー式のテストです。試験は年に10回開催されます。
ただし、TOEICはリスニングとリーディングスキルを測るTOEIC L&Rとスピーキングとライティングスキルを測るTOEIC S&W4の2つに分かれており、4技能の一括の測定が困難であるため、大学共通テストには認められません。総合型選抜の出願に提出する際はどちらのスコアが必要なのか、また両方取得する必要があるのかどうかを確認しましょう。検定料は約6000円です。

IELTS

IELTSは日常英語からアカデミックな英語までを幅広く測る世界共通の英語テストです。

方式:スコアが算出される

イギリスのビザ申請などにも用いられており(IELTS for UKVI)、留学の要件にも認められることが多いです。リスニングや綴りなどがイギリス英語のため、イギリスへの留学を考えている人におすすめの検定です。筆記テストと面接があります。
アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールがあり、大学への出願で用いられるのはアカデミック・モジュールの方ですので、ご注意ください。ほぼ毎週実施されており結果は二週間程度で発表されます。実施機関が複数存在します。受験料はおよそ25000円と比較的高額です。

TOEFL

TOEFLは、教育現場で用いられるアカデミックな英語のスキルを測定するための世界共通の英語テストです。

方式:スコアが算出される

カナダやアメリカ、オーストラリアやヨーロッパ諸国など、様々な国へ留学するときの要件やビザ申請などにも用いられます。ペーパーテストもありますが、主にコンピューターで試験が行われます。TOEFL ITPなどいくつか種類がありますが、一般的にTOEFLとして認められるのはTOEFL iBTテストです。試験はおよそ毎週開催されており、スコアも一週間程度で発表されます。受験料はドル円ルートによって変動しますがおよそ25000円と比較的高額です。

GTEC

GTECはベネッセが実施している英語の4技能を測定するテストです。

方式:スコアが算出される

GTEC Junior、GTECと大学生・社会人向けGTECがあり、このうち大学共通テストなどに認められ、高校生向けのテストとなっているのはGTECです。
GTECのなかには、Core、Basic、Advanced、CBTのの4つがあり、それぞれ総合点数の上限が異なります。CBTが最も上限点数とそれに対応するCEFRのレベルが高く、高校3年生向けです。個人申し込みのGTEC CBTは年に3回実施され、年2回まで受験が可能です。受験料は9900円(変更の可能性あり)です。

ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ英語検定は、ケンブリッジ大学英語検定機構によって実施されている、日常的な英語能力を測る検定です。

方式:スケールスコアによってCEFRレベルが認定される

試験は2020年6月現在5レベル8種類:A2 Key、A2 Key for Schools、B1 Preliminary、B1 Preliminary for School、B2 First、B2 First for Schools、C1 Advanced、C2 Proficiencyに別れています。このうち、自分の目指すCEFRレベルに合わせた試験を受験し、そのスコアによってレベルが認定されます。試験は週に2・3回程度実施されていますが、対象試験によって試験会場や実施日程が異なります。検定料はレベルによって異なり、およそ9000円~23500円です。

TEAP

TEAPは上智大学と日本英語検定協会が開発した、アカデミックな場面での英語能力を測るテストです。

方式:スコアが算出される

通常の会場でのペーパーテストと面接が行われるTEAPとコンピューターで試験が実施されるTEAP-CBTがあり、どちらも大学共通テストで認められています。試験は年3回実施されます。スコアの発表は、Reading/Listeningが試験後約2週間、Writing/Speakingが約3週間で発表されます。4技能パターンが約15000円、2技能パターンが約6000円です。

取得したい資格が決まったら

試験の申込

受験する検定が決まったら、申し込みをしましょう。試験日程を確認し、申し込みと支払い、検定によってはパスポートのコピーを提出する必要などがあるため試験日までに事前の準備や当日用意するもの等を確認しましょう。

どの級・スコアを目指すか

次は目標を設定しましょう。試験日程とそれまでに確保できる勉強時間を加味し、英検やケンブリッジ英語検定の場合は受験する級やレベルの合格ライン、その他は目標の点数を決め、それを目指して勉強しましょう。スコア方式の検定では、ライティングやスピーキングなどは目標のスコアに該当するエッセイの模範解答などを参考にして勉強すると良いでしょう。

参考書

主に必要となる参考書は

          ・練習問題集

          ・単語帳

          ・過去/模擬試験問題集

です。解説の多さやわかりやすさ、試験までの勉強日数や時間などによって、自分に必要な参考書を購入して勉強しましょう。ライティングやスピーキングテストに向けては、添削サービスや英会話などを利用すると心強いです。

まとめ

このように、英語資格は多種多様であり、受験する大学の要項やその後の利用目的、検定料などによってどの資格を取得するかを決める必要があります。その多くが英語4技能の測定を目的としており、それぞれのスキル向上のためにバランスよく勉強しなければなりません。まだどの資格を取得するか決まっていない人は、できるだけ早く決定し、申し込みをして勉強に取り組むことをおすすめします!この記事が皆さんのお役に立てること、そして皆さんが目標の資格やスコアを取得できることを心より祈っています!

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この記事を書いた人

AOI編集部 編集長

総合型・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)の専門塾として 業界No.1の合格率を誇るAOIの編集部です。 「受験生や保護者のためになる記事を作る」がモットー

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