作成日: 2018年5月28日 最終更新日: 面接/プレゼン/GD
この記事では、総合型選抜(旧AO入試)の専門塾であるAOIの合格者がみんなやっている面接入試(口頭試問)のコツをお伝えしたいと思います。
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大学入試における口頭試問では、質問に対して無難に回答できることが望ましいというわけではありません。質問の内容に対して自分の意見をどのように持っているのか?どのような視点に問題提起をしており、その決策としてどのような考え方を持っているのか?など、いわゆる受験生自身の物事に関する関心度合いが重要視されています。
ただ単純に発生している事象を事細かに記憶しているだけでは知識ではなく、その問題に対する解決策を考える知恵や、問題が再発しない枠組みを構築する必要があり、そのためにもまずはベースとなる事象の状況を把握すること、つまり関心を持っておくことが最低条件となるのです。
口頭試問では、ただ思っていることを述べればいいというわけではありません。人に自分の考えや思いを伝える上で起承転結を意識した回答を心がけることが重要となります。言いたいことだけを話す受験生ではなく、コミュニケーションがしっかり取れるように面接官と言葉のキャッチポールができることは、学生としてもディベートや学問に関する質疑応答にも通じるところであると言えます。
論理的に答えることは最も相手を納得させる話し方であり、感覚で答えるのではなく事象を証明するための情報を使って行うプレゼン能力にも通じる部分であり、筆記試験だけでは評価できない部分をあえて口頭試問という形で試験を行っている意味を受験生は理解しておきましょう。
口頭試問と通常の面接における違いは、学問に興味を持ちなおかつ論理的な思考を持っているかということを図る目的があることです。
通常面接では、志望動機や自己PRを通じて学生の長所や短所を把握し適材適所に受験生を配置するために用いられます。一方で口頭試問においては、合否の判断材料に活用されます。学部によって募集している学生像を持ち合わせており、受験生一人一人が学部の期待する受験生としての潜在的能力を備えているのか?を図っているのです。
筆記試験だけできれば合格というのも大事ですが、この方法だけでは大学側としてもほしい人材であるのかは入学してその受験生にあってから出ないと判断できない部分があります。
事前に口頭試問を行うことで筆記試験だけでなくコミュニケーションを通じてミスマッチがないように受験生のことを把握する材料として活用することができることが面接する側としてもメリットであり、わざわざ口頭試問を設けている理由になります。
大学入試において口頭試問を設けているものとして主に総合型選抜(旧AO入試)や指定校推薦があります。総合型選抜(旧AO入試)では、書類審査の次に面接試験を設けています。ここでは、書類審査を通じて把握した志望動機を直接受験生の言葉から耳に入れて評価する側面と、本気でうちの大学で学びたいのか?を見定める上で口頭試問を設けています。
また、指定校推薦においても大学側が設けた受験資格を高校側が達成している受験生を推薦という形で大学側に送り込んできますが本当に高校側が推薦してきた受験生がうちの受験資格を達成しているのか?を把握するので、こちらも口頭試問を設けています。
口頭試問で出る代表的な問題としては、「最近何か気になるニュースはありますか?」というものです。最近の時事問題についてどのような問題に興味や関心を持っているのか?またどのような点に気になっているのか?を把握することで受験生の専門性について、核心に迫る質問につなげて行く場合があります。
受験生も緊張していることは面接官も把握しているので序盤ではこのような答えやすい質問からスタートして行くことが多くあります。
中盤に進んで行くと「大学でどのようなことを学びたいですか?」という質問や「大学でやってみたいことはなんですか?」など大学生活に対するイメージをすでに持っていることが大前提である質問からキャンパスライフに対する視点や本気で学問を学びたいと思っている学生であれば迷わず即答で答えられるような質問を通じて評価をして行きます。
試験官が口頭試問で見ているポイントは学生の意欲です。面接の段階で学問に関わる時事ネタなどを把握することは必要ではありますが、何より学生が熱心に学問について語り、強い興味や関心を持っている姿勢があるのかを見ているポイントとなります。
また、予備校などで模範解答のような答えを丸暗記した回答をしていないかも見ているポイントとなります。模範回答では本当に受験生が何を考えているのか?学問に対する姿勢を見定めたい試験官からすると全く面接をしている意味をなさないこととなりますので、問答無用で不合格となります。
面接官に悪い印象を与えるだけであるため、うまく答えられたと達成感を感じているのはむしろ受験生だけであり、なんの意味もありません。ただ、面接の練習として自分の意見を相手に伝える練習などは必要ですが、予備校などで用意された回答を丸暗記というのは良くないということを把握しておきましょう。
自分の言葉で意見を述べることで初めて評価が始まるということです。
効果的な対策としては自分が面接官になってみることです。
言葉使いや癖、表情の動きや目に止まるような動作であるなど、自分では気づかないところが面接官になることで新たな発見につながる場合があります。
人のふり見て我がふり直せとはぴったりな言葉であり、友人や知人の口頭試問に対して面接官役をすることで第三者の目で自分の面接姿勢を見直す機会となりますので、とても貴重な経験となるでしょう。
大学側として口頭試問はとても楽しみにしている試験内容の1つであることを受験生は覚えておきましょう。全ての受験生が将来、自分が教える学部の生徒になるかもしれないと教授たちは楽しみにして試験管として受験生と向き合っています。
不合格にするために口頭試問をしているのではなく、どのような生徒が自分の元に集まり、どのような志を持って学校の門をくぐっているのか把握したい、ただそれだけなのです。
その結果、期待に沿っている学生は口頭試問を通過することができますし、少し足らないと判断された場合に不合格となります。
男性も女性も共に清潔感を意識した服装が望ましいでしょう。私服ではなく高校の制服を着用して行くことが最も受験生としてふさわしい服装となります。ただし、汚れなど身だしなみが良くない場合にはYシャツの着用やリクルートスーツを着用するなど臨機応変に対応することが大切です。
とにかく社会人の面接と同じように身だしなみは自分の写し鏡と同じであり、服装が乱れていると心も乱れている印象を与えてしまうことがあるので要注意です。
言葉使いは気をつけておきましょう。受験生はまだ社会人のように社会に出て敬語を使う機会は少なく、友達同士の話し言葉が染み付いていることでしょう。しかし、面接では受験生の言葉使いも甘い査定ではなくしっかりと評価ポイントとして考慮されています。
自分の考えを丁寧に相手に伝えたいという思いを持ちながら話しかけることで自然と友達言葉などは出ず、面接官にも明瞭で聞き取りやすい印象を受け取ってもらえるでしょう。
口頭試問というのは、受験生にとっては馴染みのない試験方法であり緊張もしますし、好き好んで受けたいという人は少ないことでしょう。しかし、筆記試験だけではなく、口頭試問を通じて筆記試験だけでは判断できない部分を評価して合否を決定する試験制度であるため、大学側にその熱意と志をぶつける貴重な機会となります。
思っていることを理路整然と相手に伝え、将来自分の教授となるかもしれない人とのコミュニケーションの場では言葉を選んで丁寧に語り合う感覚で口頭試問に望んでいただければと思います。
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