作成日: 2018年2月3日 最終更新日:
海外留学をする際、滞在先として必ず候補に挙がるのがホームステイ。
「慣れない土地で本当に海外生活を送れるのか?」と不安な気持ちを抱えながら留学に出発する人も少なくありません。
だからこそ、家族の一員として迎え入れてくれるホストファミリーを持つことは大きなメリットです。
ここでは、ホームステイにについて詳しくご紹介します。
参考記事:
海外留学経験は総合型選抜(旧AO入試)に有利って本当?留学と総合型選抜(旧AO入試)の関係性を解説!
ホームステイとは、留学で一般家族に加わりともに生活を送ることです。
ホストファミリーに街を案内してもらうなど、海外での生活に必要な知識を学び、環境適応能力を磨くことができます。
ホームステイを経験した人の感想は「とても良かった」と「最悪だった」という真逆のものに分かれてしまいがちです。なぜ同じホームステイでもこれだけ意見が分かれるのでしょうか?
ここでは、ホームステイのメリットとデメリットについてご紹介します。
ホームステイの最大のメリットは海外生活に順応しやすくなることです。
全く土地勘のない土地では、スーパーマーケットやバスの乗り場などもどこに何があるのか全く分からない状態から始まります。
ホームステイであれば、まずはホストファミリーに教えてもらうことができるため、生活面においては早く馴染むことができます。
日本よりも物価の高い国は多く、留学中はあらかじめ用意した資金を切り崩す生活となるため、お金に余裕がある生活とは言い難いです。
そんな留学生にとって、食事が付いているホームステイはとてもありがたい存在です。
また、現地の家庭料理を味わうことができる上、食事を通じてホストファミリーとの会話も楽しむことができます。
ホームステイでは、キッチンや勉強机など生活に必要な設備の揃った状態で留学生活をスタートできます。
また、ホストファミリーと共にひとつ屋根の下に住んでいることで安全性も高くなり、治安に不安を抱いている人でも安心です。
ホストファミリーと一緒に生活することは、生活リズムも同じになるということです。そうすることで、現地の文化を知ったり国民性を肌で感じたりすることもできます。
同じ生活を送ることでしか気づけない部分もたくさんあるため、ホームステイは貴重な経験となるでしょう。
最大のデメリットとしては、ホストファミリーと馬が合わず、良好な関係が築けない可能性があることです。
人間ですので、性格の不一致や文化の違いが発生することは十分にあり得ます。
場合によってはペットや子どもの有無などの要望を伝えることはできますが、自分に合うホストファミリーかどうかは実際に暮らしてみなければわかりません。
事前の審査を通過した家庭だけがホストファミリーとして留学生を受け入れられます。
しかし、ホームステイ先によって家族構成、宗教、食事などの環境の差があります。中にはホームステイ先が合わず、別の家庭に移ったりシェアハウスに変更したりする人もいます。
日本食によりも料理のバリエーションが少ない、食事に飽きてしまうこともあります。
また、肉や炭水化物に偏った食生活となりがちなため、食欲不振になることもあります。
日本では他者を慮って物事を運ぶことがマナーとされていますが、海外では自分の意見をはっきりと伝えることがよしとされています。
控えめで謙虚な人が多い日本人にとっては、このようなコミュニケーションの違いがストレスを感じられることがあります。
日本では宗教を身近に感じる場面は少ないため、海外での宗教観に戸惑うこともあります。
ホストファミリーによって異なりますが、キリストであれば毎週日曜日の午前中に教会の集まりに参加する家庭が多く、場合によっては誘われることもあります。
自身で強く信仰している宗教がなければ、異文化理解の一つの手段として参加してみるのも良いでしょう。
メリットもデメリットもあるホームステイを成功させるためはどのような心構えで海外生活に挑めば良いのでしょうか?
ここでは、ホームステイを成功させる秘訣を8つご紹介します。
留学中は、慣れない環境に振り回されるばかりで、気づけばやりたかったことができないまま時間だけが過ぎているような焦りを感じることがあるかもしれません。
そんなときは、必ず「留学をしている目的」を思い出してみましょう。目的は行動するエネルギーとなります。
目的を達成すると達成感や幸福感を感じて次の新しいエネルギーに変化されていきます。当初の目標を常に意識して生活を送るようにしましょう。
日本人は人見知りだったり周りに気を遣い過ぎてしまったりする傾向にあり、ホームステイ生活でもホストファミリーうまく関われないことがあります。
言葉があまり分からないからと部屋にこもらず、勇気を出してホストファミリーと積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
留学中は、ホームシックに陥り不安な気持ちに襲われることもあります。しかし、そんなときこそなるべく笑顔でいるようにしましょう。
一人で孤独を感じるだけでは、どんどんホームシックが悪化してしまいます。ことは笑顔でいることで周りの人も話しかけやすくなり、自然とホームシックを忘れることができます。
ホストファミリーには、本当の家族同様に感謝の気持ちを伝えるように心掛けましょう。
食事を作ってくれてありがとう、洗濯をしてくれてありがとう、など小さなことでも構いません。自然と会話が生まれ、コミュニケーションがとりやすくなります。
挨拶は人間同士のコミュニケーションにおいてとても重要です。家族のように迎え入れてくれているとはいえ、ホストファミリーにとって留学生は他人です。
「おはよう」「おやすみ」の一言でもいいので自分から言葉を発していきましょう。
ホームステイ中決して忘れてはいけないのは、自分はお客様ではないということです。ホテルなどとは違って、なんでもやってもらって当たり前ではありません。
何か自分のためにしてもらったときには、今度は自分が相手のために何かをするというギブアンドテイクの精神を常に持つようにしましょう。
ホームステイ生活が長くなると、家庭で役割分担の習慣がついてきます。そんな中でも、常に新しいことを率先して行うことが大切です。
例えば、いつもしてもらっている洗濯を今日は自分がやると言ってみましょう。洗濯機の使い方を教えてもらえば、それだけで英語の練習になりますし、帰国後に自分でできることの幅が広がります。
ホームステイ先には、門限などのルールが必ずあります。ルールに則って行動をすることで良好な関係を気づくことができます。
時に窮屈な気持ちになりますが、守っていくことは集団行動を行う上で改めて必要不可欠なものだと気づけるきっかけとなります。
ホームステイを行う上で人気の高い国々の費用やホームステイの期間についてご紹介します。
オーストラリアでのホームステイ費用の相場は、1か月でおよそ7~10万円です。
1日2回の食事代が含まれていることがほとんどで、昼食代のみ実費であるのが通例となります。
また、環境に配慮して省エネを心掛けている家庭が多く、深夜まで電気をつけっぱなしにしていると注意を受けることもあります。
カナダでのホームステイは1か月でおよそ5~9万円が相場となります。カナダにはアジア人が多く住んでいる都市もあることから、ホームステイ先も必ずしもカナダ人家庭というわけではないことも移民によって形成された国家の特性を如実に表しています。
ニュージーランドでのホームステイは1か月でおよそ7~10万円が相場となります。
1日に2食付きの家庭が多い点はオーストラリアと似ていますが、インターネットの通信量に制限があることが多く、自由にネットを楽しめるかどうかは滞在先によって異なります。
留学経験は総合型選抜において大きな強みになります。
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ホームステイにはメリットとデメリットがありますが、全ては留学をしたからこそ得られたものであり、ホームステイをした人の多くは「日本では味わえない時間だった」と口にしています。
日本と他国との違いを体感することは留学の楽しみの一つであり、人間性や英語力の向上を図る上でもホームステイにはメリットが多いです。
これから留学をする人には、ぜひホームステイでかけがえのない時間を過ごしていただければと思います。