作成日: 2023年3月11日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜(AO入試)専門塾AOI編集部です。
総合型選抜や公募推薦などの推薦入試の小論文は、要約問題が出題されることがあります。
・要約って何すればいいの?
・要約問題はどうやったら高い点数が取れるの?
・要約が正直苦手。。
こんな大学入試に向けた悩みを抱えているあなたに向けて記事を書いています。
この記事では、要約とは何かから要約問題のコツまで解説しています。
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要約問題で高い点数を取るためには、要約の意味を正しく理解している必要があります。
そのためまずは、小論文の要約とは何かから復習していきましょう。
要約とは、文章の要点である重要な部分(特に筆者の主張)をまとめて短く表現することです。
そのため、要約の問題が出題される際は、必ず課題文が与えられています。
その本文の中から重要なポイントを抜き出し、短くまとめる作業が要約です。
これらのことから、要約は課題文を適切に読解し、短い文章にまとめることができる文章力が必要になります。
関連記事:『課題文型小論文で高得点を取るための書き方やポイントを専門塾が徹底解説!』
要約問題には、主に2種類の設問があります。
どちらの設問かによって、書き方が内容が異なりますので、しっかりと理解しましょう。
▼設問の種類
(1)「課題文を〇〇字程度で要約せよ」
(2)「筆者の意見を踏まえ、あなたの考えを〇〇字以内で述べよ」
(1)「課題文を〇〇字程度で要約せよ」
この設問の場合は、制限された文字数の中で課題文から筆者の主張をまとめるだけで大丈夫です。
非常に書き方がわかりやすいシンプルな設問となっています。
(2)「筆者の意見を踏まえ、あなたの考えを〇〇字以内で述べよ」
この場合は、意見を書くだけではなく「要約と意見」の両方を書く必要があります。
指定された文字数の3割程度は課題文の要約を行い、あなたの意見を書きましょう。
※ただし、【問1:要約、問2:意見論述】といった形で分けられているのであれば、要約文は必要はありません。
関連記事:『小論文の対策方法とオススメの参考書を専門塾が徹底解説します!』
次に要約問題で気をつけるべきポイントを3つ紹介します。
要約のルールを紹介します。
(1)課題文の論理展開に沿った内容にする。
(2)筆者の意見を正確にまとめる。自分の考えや感想はNG。
(3)難しい言葉は自分の言葉に置き換えてもOK。
まずは、課題文の論理展開に沿った内容にするということです。
論理展開に沿うとは、課題文に書かれている順序通りに書きましょうということです。
たとえば、課題文ではA→B→Cの順番で書かれているとしたら、要約でB→A→Cという順番にしてはいけないということです。
筆者の構成と異ならないようにしましょう。
要約では、自分の意見や考えを述べてはいけません。
あくまで課題文の抜き出し作業であるため、あなたの意見や感想は求められていないからです。
そのため、要約では著者の意見や結論を正確にまとめるだけにしましょう。
要約では、意味が同じであれば単語を言い換えることはOKです。
たとえば、以下のようになります。
言い換えの例文
課題文:2つの案を1つにまとめたものを出す。
要約:折衷案を出す
文字数が足りない場合は、言い換えられる箇所はないかを探しましょう。
その他、小論文の重要ルールなどに関しては、テキストを読んで把握しましょう。
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さて、要約の内容やルールは理解できたかと思います。
ここからは、要約を実際にするときのステップについて紹介をしていきます。
全部で5つのステップがあるので、要約をする際はこのステップを守りましょう。
Step1.課題文を読む前に設問をチェック
Step2.読みながら中心になっている部分に下線を引いていく。
Step3.さらに重要だと思ったところに丸をする。
Step4.課題文が読み終わったら要約を行う範囲の特定を行う。
Step5.要約の文章化を行う。
いきなり課題文を読むのではなく、まずは設問をチェックしましょう。
設問からどのような要素がより課題文のなかで重要になっているのかを把握しましょう。
設問で聞かれていることが、要約すべきポイントになっているケースが多いです。
次に課題文を読みながら重要そうな箇所にマークをつけておきましょう。
後で要約をする際に、目印をつけておくとわかりやすいためです。
ここで注意点としては、筆者が挙げている具体例にはマークをつけないようにするということです。
具体例は、あくまで読み手の理解度を高めるために用いられているためです。
具体例には注目せず、筆者の主張や結論部など抽象的なところに注目しましょう。
読み進めていく中で、繰り返し言われている内容や単語に丸をつけましょう。
重要なことであればあるほど筆者は繰り返し主張します。
そのキーワードが筆者の主張である可能性が高いです。
最後に、目印をつけた箇所を見返しながら要約の箇所の特定を行っていきます。
どのようにすれば制限文字数以内に収めることができるのか、より大切なポイントに注目し構成を考えましょう。
選択した箇所を要約していきましょう。
基本的には、筆者の主張とそれを裏付ける根拠を課題文から引用するだけで文字数いっぱいになります。
以上が、小論文の要約の5ステップになります。
さて、要約がなかなか上達しない人が行うべきことはなんでしょうか?
これからは、小論文の要約のコツや対策方法を紹介します。
要約は、まずは量をたくさん解くことが大事です。
初めのうちにできないのは当然です。
要約の問題をたくさんとき、感覚を掴んでいきましょう。
要約とは、「つまりどういうことか」を考える作業です。
要約が上手な人は、日常生活でも様々なシーンで「つまりどういうことか」を考えている傾向にあります。
例えば、誰かと話をしている際やニュースを見ている時など、 「つまりどういうことか」を考えてみてください。
また、頻出テーマにおけるニュースを見た方が良いため、以下記事より頻出テーマを把握しましょう。
関連記事:『小論文頻出テーマ5選とその対策をわかりやすく紹介します』
自分だけで上達をするのには限界があります。
そのため、要約した文章を誰かに読んでもらい、何がダメだったか評価をもらうようにしましょう。
高校の先生だけでなく、なるべく専門家の添削を受けることをオススメします。
関連記事:『小論文なら総合型選抜(AO入試)の専門塾AOIで決まり!最高レベルの指導をあなたに。』
以上が、小論文の要約問題の対策方法やコツになります。
小論文の要約をする際には、何度も記事を読み返してレベルアップしていきましょう。
また、小論文は受験で合否を分ける重要なものとなっているため、プロ講師と一緒にやることをオススメします。
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