作成日: 2021年5月31日 最終更新日: 海外大学
海外大学へ進学を検討する際、学費の高さが意思決定のネックになっている方は多いのではないでしょうか?海外大学へ進学する際には、授業料や教材費などの学費に加え、寮費や食費などの生活費もかかります。
アメリカの私立大学へ進学する場合は、日本の私立大学の約2〜3倍にもあたる学費が必要と言われています。日本の私立大学の学費は年間約100万〜150万円なので、決して安い金額ではないですよね。
しかし、奨学金を利用すれば、高額な学費を抑えつつ海外大学への進学を叶えられます。留学生向けや返済不要の奨学金制度もあるので、この機会に知っておきましょう!
奨学金を取るための準備は、海外大学の入試対策と並行して進めなければなりません。計画的に準備を進めるためにも、まずは奨学金の種類や取得に必要なスキル、手続きについてご説明します。
日本の奨学金の多くは、卒業後に返済しなければなりません。一方アメリカでは、奨学金というと返済不要な金銭支援のことを言います。奨学金の種類は2種類あり、それぞれ「ニード・ベース」「メリット・ベース」と呼ばれます。どちらも返済不要な奨学金ですが、この2つは何が違うのでしょうか。
ニード・ベースの奨学金は、家庭の収入では学費がまかなえない場合に与えられるものです。ニード・ベースの奨学金をもらえれば、不足額の一部もしくは全部を、奨学金でまかなうことができます。一見すると魅力的な奨学金ですが、主な支給対象はアメリカ市民やアメリカ永住者です。そのため、ニード・ベースの奨学金を日本人が取得できるケースは多くはありません。しかし、大学によっては、留学生向けのニード・ベース奨学金が用意されています。その場合、家庭の資産状況の詳細を大学に提出し、審査を受けることになります。
メリット・ベースの奨学金なら、日本人でも取得を目指せます。メリット・ベースとは、家庭の収入に関わらず優秀な学生に与えられる奨学金のことです。受験生の学力やリーダーシップなど、個性も含めたものが評価対象となります。
とくに優秀な学生で、入学後も継続してよい成績を取れば、学費が全額免除になる大学もありますよ。評価の仕方や奨学金の額は大学によってさまざまです。いずれにしても、メリット・ベースの奨学金は、日本人でも申請する価値があるので、ぜひ覚えておきましょう。
奨学金は、申請すれば誰にでも与えられるものではありません。奨学金を取るためには、十分な語学力や成績を持ち合わせていることが求められます。
アメリカの大学へ進学すれば、英語ができて当たり前の環境で過ごすことになります。授業はもちろん、課題や周囲の人とのコミュニケーションも基本的には英語です。そのため、奨学金の申請時には、受験生の語学力がチェックされます。
どのようにチェックされるかというと、TOEFLやIELTSのスコアの提出を求める大学が多いです。合格基準となるスコアは大学によって異なります。志望する大学の合格基準を知って、早いうちから対策に取り掛かりましょう。
受験生が優秀であるかどうかは、高校の成績でも判断されます。教科ごとに必要な評定値を定めている大学もあるので、気になる大学があれば基準を調べてみるとよいですね。優秀な成績は、奨学金の申請直前だけ頑張れば取れるものではありません。普段からコツコツと、先を見据えて頑張りましょう。
また、SATやACTなどのテストでハイスコアを獲得できれば、奨学金を取れる可能性が上がります。SATやACTとは、アメリカの高校生が、大学に入学する前に受ける統一テストです。日本でいう「共通テスト」のようなものですね。「高校の成績が振るわない」という方は、このようなテストも視野に入れて、奨学金を取る方法を考えましょう。
申請する奨学金の種類が決まり、語学力や成績を証明できるものが揃ったら、いよいよ申請手続きに入ります。申請書類の中でも核となるのが、エッセイの作成です。エッセイとは、日本でいう志望理由や自己PRを伝える書類のことです。
エッセイでは、志望する大学で何をどう学びたいか、卒業後のビジョンも交えて書かなければなりません。また、学力以外の強みであるスキルや個性についても、全力でアピールすることが大切です。審査員から「ぜひこの大学で学んでほしい」と思ってもらえるよう、申請書類に思いの丈を込めましょう。
AOIでは、マンツーマンの手厚い指導で、海外大学の進学に必要な対策を丸ごとサポートしています。とくに重要な英語試験とエッセイの対策は、豊富な実績とノウハウを生かしたきめ細やかな指導が可能です。
また、申請書類の作成をサポートできるのもAOIの強みです。せっかく英語試験でハイスコアを取ったり、よいエッセイが仕上がったりしても、提出書類に不備があれば受験資格を失いかねません。
奨学金の申請書類は、記入項目が複雑でボリュームも多いことがほとんどです。スムーズかつ正確に申請書類を作成するために、プロのサポートを受けるのは有効でしょう。
海外大学の正規留学には金銭面の不安が伴うものです。もし、経済的な問題のみで留学を諦めようとされているなら、その前に一度専門家にご相談頂くことをお薦めします。学費を抑える方法は複数ありますので、些細なことでも、ぜひお気軽にご相談ください。