作成日: 2021年11月11日 最終更新日: 総合型選抜基礎知識
多くの受験生が夢や目標を達成するために、志望大学に挑むということは昔から行われてきました。夢や目標を語って受験に合格できたら非常に素晴らしいことだと思いませんか?
この記事を読んでいる方であればご存知かもしれませんが、自分のやりたいことを大学に伝えて合否を決定する、総合型選抜(AO入試)というものがあります。
総合型選抜(AO入試)はマッチング入試とも言われており、大学の求める人材とのマッチ度で合否が決まります。総合型選抜(AO入試)には「志望理由書」という書類を提出しなければいけないのですが、多くの受験生は「志望理由書」に苦戦します。
しかし、専門学校を受けるみなさんは「専門的なことを学びたい」と決まっていてその大学に行こうとしているはずなので「志望理由書」は楽に書けるのではないでしょうか?
今回は、専門学校の総合型選抜(AO入試)のエントリーから出願条件の注意点、挑戦するメリットなどをご紹介します。
ぜひ参考にして、あなたが目指す志望の専門学校で行われる総合型選抜(AO入試)を検討してみてください。
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専門学校の総合型選抜(AO入試)とは、合格したら必ず入学することを条件に専願する入試方式がほとんどです。
高校の学園長から推薦してもらえる、推薦入試とは違って「自ら専門学校を志願して」入試を受けられます。そのため、専門的に学びたい授業や魅力的に感じた専門学校を自由に決められるわけです。
また、専門学校によって試験方法も異なり、
など細かい違いがあります。
そして、専門学校の総合型選抜(AO入試)には共通して、求める学生像を公表したアドミッション・ポリシーに基づいて総合的に合否を判断するという基準があるのも特徴的です。
ここまでの時点で、気になることや不安がたくさん出てきていると思います。ですが、まずは順を追って「総合型選抜(AO入試)とはどのようなものか」という部分からみていきましょう。
専門学校の総合型選抜(AO入試)で入学することで得られる代表的なメリットは以下の3つです。
それぞれ参考にしてみてください。
1つ目のメリットが、特定専門学校・大学のAO特待生制度を受けられることです。
学費が不安、一般選抜のように特待生制度を利用したいと考えている人でも、総合型選抜(AO入試)なら安心して出願できますね。
AO特待生制度は、専門学校が独自に設定している基準を満たすことで受けられます。基準は例えば、総合型選抜(AO入試)に合格した人の中でも特に成績が優秀であるなどです。
大阪デザイナー専門学校の実例を見てみましょう。
AO特待生制度として、出願・合格した人のなかで成績が優秀な人の授業料を奨学金として免除しています。ただし、AOプレスクールに参加という条件もあるので注意してください。
詳細な内容は以下の通りです。
減額ランク | 対象授業料 | 金額 |
Aランク | 1年次授業料から | 470,000円 |
Bランク | 1年次授業料から | 300,000円 |
Cランク | 1年次授業料から | 200,000円 |
Dランク | 1年次授業料から | 100,000円 |
Eランク | 1年次授業料から | 50,000円 |
合格定員は15から30名ほど、その他選考方法まで細かく定められています。
このように、専門学校の総合型選抜(AO入試)で合格すると、特待生制度が利用できるケースがあることから、学費に不安を感じている人でも出願しやすくなっています。
2つ目のメリットが、専門学校の総合型選抜(AO入試)に出願または合格すると、プレスクールに参加できることです。
専門学校のプレスクールとは、入学するよりも前から事前に体験授業を受けられる制度です。早い段階から基礎知識を獲得でき、授業方法も確認できます。さらに、授業だけでなく休み時間なども含めて学校の雰囲気をみることでこれからのキャンパスライフをイメージできるでしょう。
場合によっては、プレスクールでこれから苦楽を共にする仲間と交流することで、専門学校という新たなスタートへの不安を軽減できます。
例えば、東京観光専門学校ならオープンキャンパスに参加し、総合型選抜(AO入試)にエントリーするだけでプレスクールを受けられます。
ただし、専門学校の全てがプレスクールを行っているとは限りません。そのため、プレスクールを1つの目的とするなら、総合型選抜(AO入試)を出願する前に確認しておきましょう。
ちなみに、総合型選抜(AO入試)に関係なく、事前授業・模擬授業を行う専門学校もあります。
総合型選抜(AO入試)の3つ目のメリットが、早期に受験ストレスから解放されることです。
(嬉しい人結構多いのでは?)
専門学校に限らず、大学の総合型選抜(AO入試)は6月ごろからエントリーを開始します。そして、8月から9月で出願して試験を受けるという流れです。なので、合格発表が早い専門学校なら、年内に合格を決めることができるでしょう。
総合型選抜(AO入試)は、合格したら必ず入学する専願であるケースがほとんどですので、合格が決まれば他の入試を受ける必要もありません。もちろん、併願校戦略として受験する大学を探しておくことは大切ですが。
いつまでも入学する専門学校が決まらない状態だと、受験生としてはストレスやプレッシャーに悩まされるはずです。
出願条件を満たしていれば、総合型選抜(AO入試)は誰でもチャレンジできるので検討してみると良いでしょう。
その他の総合型選抜(AO入試)のメリットやデメリットを知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
[総合型選抜(旧AO入試)のメリット・デメリットを徹底解説!推薦入試との違いは?]
専門学校が行う総合型選抜(AO入試)のエントリーはいつからスタートするのか気になる人も多いかと思います。
結論から言うと、6月がエントリー時期の目安です。その他にもエントリーに関して知っておきたいことがあるため、以下の3つに分けて解説します。
十分な下調べをするためにも、参考にしてみてください。
専門学校の総合型選抜(AO入試)のエントリーは、6月1日からスタートします。
エントリーの条件や方法は、専門学校によって様々です。エントリーの期間を1から3分割して受け付けする専門学校もあります。
もう少しわかりやすくするために、2021年度に行われた大阪にある3つの専門学校のエントリーを例としてみてみましょう。
専門学校名 | エントリー方法 | 条件 | 受付期間 |
大阪デザイナー専門学校 | エントリーシートの提出WEBからの申し込み | 体験入学・オープンキャンパス・オンラインオープンキャンパスなど進学イベントへの参加 | 第1期6月1日(火)~6月27日(日)第2期6月28日(月)~7月25日(日)第3期7月26日(月)~8月29日(日)第4期8月30日(月)~9月26日(日) |
大阪航空専門学校 | エントリーシートの郵送か提出 | 入学資格を満たす人でアドミッション・ポリシーを理解して入学を希望する | 【第1次募集】6月1日(火)~ 9月30日(木)【第2次募集】10月1日(金)~ |
大阪情報専門学校 | ホームページよりエントリー | 学校行事に参加(オープンキャンパスや学校見学など) | A日程6月1日(火)〜7月11日(日)B日程7月12日(月)〜8月29日(日)C日程8月30日(月)〜9月30日(木) |
参考:大阪デザイナー専門学校,大阪航空専門学校,大阪情報専門学校
専門学校の総合型選抜(AO入試)は、日程が区切られているので都合の良いタイミングでエントリーしましょう。
エントリーの方法をみた時点で気がついた人もいるとは思いますが、総合型選抜(AO入試)の受験条件にはオープンキャンパスに参加するというものがあります。
オープンキャンパスに行くことで、本当にその専門学校が自身の思い描いた大学であるかを確認してからエントリーでき、思い描いたイメージ通りならエントリーして挑戦することで、入学後も学びやすい環境が整います。
コロナウイルス感染症の拡大に伴い、専門学校ではオープンキャンパス開催のためにオンラインを取り入れるなどの工夫が行われています。感染症対策を行い、オープンキャンパスが継続していることもあるのでチェックしておきましょう。
専門学校の総合型選抜(AO入試)にエントリーしようとして、オープンキャンパスにいくことが出願条件で気づいたということにならないよう、事前に条件も確認してみてください。
専門学校の総合型選抜(AO入試)には、出願条件が設定されています。
エントリーの時点で条件を満たしていても、別の条件が決められているということがありますので、確認しておきましょう。さらに、エントリーの時点で合否を決定し、出願許可証を発行するなど専門学校独自の方法を用いるケースもあります。
専門学校の判定基準は例えば、
などです。
専門学校の総合型選抜(AO入試)の出願条件を確認し、志望する大学に問題なく挑戦できるようにしておきましょう。
専門学校の総合型選抜(AO入試)の合格率は、受験者数÷合格者数で求められます。
試験が行われる時点で表示される予定倍率は、志願者数÷募集人数で調べることが可能です。
では、専門学校の総合型選抜(AO入試)の合格率をみてみましょう。
専門学校(大学)名称 | 合格率(倍率) |
大阪歯科衛生士専門学校 | 1.07% |
国際東洋医学学院(鍼灸学科) | 1.0% |
東京電子専門学校(臨床検査学科) | 1.25% |
東京電子専門学校(診療放射線学科) | 4.43% |
合格率が高い大阪歯科衛生士専門学校のように合格率が高いところがあれば、東京電子専門学校のように低いと感じることもあります。
専門学校の合格率は、私立・国立・短大の合格率と比べると高い傾向がありますが、人気大学は高くなりやすいため対策が必要となるでしょう。
私立・国立・短大を含む合格率については、以下の記事も参考にしてみてください。
[総合型選抜(旧AO入試)の合格率は低い?|私大・国公立・専門・短大]
最後に、専門学校の総合型選抜(AO入試)によくあるQ&Aをご紹介します。
という疑問を持っている人は、ぜひチェックしてみてください。
専門学校の総合型選抜(AO入試)に挑戦し、落ちることはあります。
なぜなら、どれだけ倍率が低くて合格率が高い専門学校に受験したとしても、大学側が出しているアドミッション・ポリシーや総合評価の基準を満たす必要があるためです。
さらに、専門学校によって学科試験や実技試験を設けるなど、合否に関わる判定はいくつもあります。
出願する専門学校に合わせた受験対策をしていきましょう。
専門学校の総合型選抜(AO入試)で不合格だったとしても、一般選抜は併願できるためもう一度挑戦できます。また、併願可能な専門学校であれば総合型選抜(AO入試)の再チャレンジもできるでしょう。
大切なのは、1つの受験方式や学校に固執して、そこの対策しかしないということはやめることです。もちろん第1志望の学校に力を入れるのは大切ですが万が一のことも考えて併願校戦略は立てておきましょう。
専門学校の総合型選抜(AO入試)には、評定平均値などの成績が重視されるケースがあります。
全ての専門学校で同様の基準が使われるのではなく、アドミッション・ポリシーやその他の特化した条件で合否が設定されるためです。
今までの実績や成績・経験を総合的に判断する入試方式のため、どこかで不安を感じるとしても総合点で勝負ができるわけです。
挑戦する前に諦めるのではなく、挑戦する気持ち・そして志望して学びたい意思を大学側に伝えていきましょう。
この記事では、専門学校の総合型選抜(AO入試)とは、についてお話ししてきました。
エントリーから出願条件、合格率などに惑わされることなく、今からできる受験対策をいかに早く準備できるかが「合格のためにも必要なアクション」です。
高校3年の夏からでは、以下のような部分で遅れをとってしまいます。
話し方の改善から受験対策まで、1年以上もかかるといったケースもあるほどです。
専門学校や関関同立の総合型選抜(AO入試)を検討したら、その時点から受験対策をスタートする気持ちで動き出しましょう。
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