作成日: 2023年2月27日 最終更新日: 大学別対策記事
こんにちは!総合型選抜専門塾AOIです!
今回は、実際に青山学院大学総合文化政策学部に個別B方式で受験し、合格をしたAOIの講師が小論文の対策について解説をします!
・青山学院大学総合文化政策学部個別b方式を受けようか迷っている人
・受験する予定だけどどんな対策をすれば良いのかわからない人
にオススメの記事となっています。
この記事では、問題の傾向から回答の指針、そして対策のために行うべきことなどを解説しているので、ぜひ受験の参考にしてみてください!
青山学院大学総合文化政策学部の個別B方式は、共通テスト2科目(外国語と社会もしくは数学)と小論文の得点の合計(最大350点)で合否を決定する入学試験です。
共通テストの配点が150点なのに対して、小論文の配点が200点となっているため、共通テストに不安を抱える受験生であっても小論文の対策を適切に行うことで合格を狙うことが可能です。
また、数年前までは倍率が20倍を超えるなど難易度の高い入試方式とされていましたが、現在は倍率が4倍程度に落ち着いています。
そのため、総合型選抜をはじめとした推薦入試の対策として小論文に取り組んできた受験生にも受験をオススメしたい学部の1つです。
また、本学部は「ラボ」と呼ばれる演習授業があり、非常に楽しい授業となっているので、個人的にも入塾をオススメしたいです。
試験日程などは以下の通りです。
・Web出願登録期間:1月6日(金)~1月23日(月)23:00まで
・出願書類提出期限:1月25日(水)郵送必着
・試験日:2月15日(水)
・募集人員:50名
・偏差値:65
まずは、問題の傾向についてみていきましょう。
個別B方式の小論文は、3000文字程度のやや長い課題文の読解と3つの設問に対する解答を試験時間90分以内で行う形式です。
課題文に関しては、高校の公民科(政治経済や倫理など)の教科書に登場する著名な人物が書いた文章が出題される傾向にあります。
また、課題文のテーマにも一貫性があり、例年、筆者が理想とする社会制度について扱われています。
文章が長いこととその内容が抽象的であることから、難しい印象を持つ受験生も少なくないと思いますが、いくつかのポイントを抑えるだけで、容易に読解することが可能となります。
一方で、多くの受験生が手を焼いているのが、解答時間の管理です。
課題文の読解や1つ目の設問である要約に時間を費やしてしまうと、その後の設問に十分な解答時間を確保することが出来なくなってしまいます。
そのため、課題や情報に対する高度な処理能力が問われる設問でもあります。
『 総合型選抜を1分で完全理解する! 』
青山学院大学総合文化政策学部の個別B方式の小論文には、3つの設問があります。
ここでは、それぞれの設問の説明と解答指針について解説をしていきます。
1つ目の設問は、要約です。
3000文字程度の課題文を200文字以内で要約することは、不可能に近い行為です。
そのため、この設問は課題文全体を要約するのではなく、部分要約を行う設問であると捉える必要があります。
また、その際には筆者が理想とする社会制度はどのようなものなのかという視点を持つことが有効です。
過去の出題を見ると、文中で筆者は必ず民主的な社会制度もしくは封建的な社会制度を推奨する立場を明確にしています。
そのため、筆者の立場とその根拠に関する内容を課題文から抜粋し、その内容を要約することで容易に解答を作成することができます。
全3問の設問はすべてつながりを持っているため、この設問に対する解答にズレが生じてしまった場合、すべての設問に対する解答がズレてしまうことになるので、次の設問の存在も頭に入れた上で解答を行う必要があります。
2つ目の設問は、筆者の主張に対する論理的な反論です。
完成された筆者の主張に対して反論することは一見困難ですが、実はそれほど難易度が高い設問ではありません。
攻略のポイントは、1つ目の設問と同様に筆者が理想とする社会制度はどのようなものなのかという視点を持つことです。
課題文において筆者が民主的な社会制度を推奨する立場に立っている場合は、封建的な社会制度のメリットについて解答を作成し、筆者が封建的な社会制度を推奨する立場に立っている場合は、民主的な社会制度のメリットについて解答を作成することが基本的な方針となります。
『関連記事:小論文の書き出しは○○でOK!知るだけで得点UPする書き出し例3選』
3つ目の設問は現代的な具体例を伴った自身の意見についての論述です。
一般的な小論文の場合、ゼロから自身の意見を構築し解答を作成する必要がありますが、この設問の場合、その必要はありません。
1つ目の設問、もしくは2つ目の設問に対する解答のどちらかをベースにすることが可能です。
どちらをベースにするのかについては、民主的な社会制度を推奨する立場を選択すると無難です。
なぜなら、冷戦以後の国際社会においては民主的な社会制度を肯定する風潮があることに加え、封建的な社会制度である社会主義や共産主義の失敗事例が数多く存在することから、現代的な具体例を伴って肯定することが容易であるといえるためです。
文字数が300文字以内と短い小論文なので、複雑に考えるのではなくシンプルに解答を作成することが重要です。
最後に具体的な、対策方法についてみていきましょう。
ここまで説明してきた通り、青学総文の小論文は、非常に長い課題文を読まなければなりません。
また、そこに書いてある内容も専門的な知識が必要になってきます。
そのため、以下のような対策を行い、知識を蓄えましょう。
①教科書を利用した対策
1.教科書に登場する近世以降の著名な人物の思想に目を通す。(ルソーなど)
2.民主主義や社会主義など、社会制度についての理解を深める。
②その他の対策
1.新聞やニュース番組などから現代的な事例として利用できそうなものを探す
2.小論文対策にオススメの本を読む。
これらの知識を毎日、蓄積していくと良いでしょう。
『関連記事:小論文のプロ講師の僕が教える、小論文で超オススメの5冊』
ここまで見てきた通り、1人だけで対策を行うのは、非常に困難な入試となっています。
また、塾に入れば過去問も手に入れられることから、塾に入った方がスムーズな対策ができると言えます。
AOIでは、いつでもプロ講師の小論文の個別指導を受けることができ、青学総合文化政策b方式の合格者も毎年輩出しています。
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