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出願書類対策

作成日: 2020年10月22日 最終更新日: 出願書類対策

大学入試の自己PRは何を書く?志望理由書・小論文での書き方を解説

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。

大学入試で自己PRを書くことになったとき、

「自己PRって何を書けばいいの?」
「志望理由書と自己PRの違いがわからない」
「小論文でPRを書く場合は、普通の自己PRと同じでいいの?」

このように悩む受験生は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、大学入試の自己PRでは「自分の強み」「強みを裏付ける経験」「入学後にどう活かすか」を書くことが大切です。

ただし、志望理由書の中で自己PRを書く場合と、小論文でPR要素を入れる場合では、書き方が少し異なります。志望理由書では、自分の強みを大学での学びや将来の目標につなげる必要があります。一方、小論文では、自分の経験をテーマに対する主張の根拠として使うことが重要です。

この記事では、大学入試の自己PRで何を書くべきか、志望理由書・小論文での書き方の違い、例文、NG例までわかりやすく解説します。

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大学入試の自己PRでは何を書く?

大学入試の自己PRでは、ただ「自分はすごい」とアピールするのではなく、大学側に「この人は本学で学ぶ意欲や適性がある」と伝えることが大切です。そのためには、自分の強みを具体的な経験と結びつけて書く必要があります。

自分の強みを書く

自己PRでは、まず自分の強みを明確にしましょう。

たとえば、次のような強みが自己PRで使いやすいです。

  • 継続力
  • 探究心
  • 主体性
  • 協調性
  • 課題解決力
  • コミュニケーション力
  • 粘り強さ

ただし、「私の強みは協調性です」「私は努力家です」だけでは、読み手には伝わりません。大切なのは、その強みがどのような場面で発揮されたのかを具体的に書くことです。

強みを裏付ける経験を書く

自己PRでは、強みの根拠となる経験が必要です。

たとえば、継続力をアピールしたいなら、部活動や資格取得、苦手科目の克服などの経験が使えます。協調性をアピールしたいなら、グループワークや学校行事、探究活動などの経験が使いやすいでしょう。

経験を書くときは、次のような流れを意識すると整理しやすくなります。

  • どのような場面だったのか
  • どのような課題があったのか
  • 自分は何を考えたのか
  • どのように行動したのか
  • その結果、何を学んだのか

実績の大きさよりも、経験から何を考え、どう成長したのかが大切です。

入学後にどう活かすかを書く

大学入試の自己PRでは、最後にその強みを入学後にどう活かすかまで書きましょう。

たとえば、探究活動で身につけた課題解決力をアピールするなら、「大学では地域政策について学び、将来は地域課題の解決に関わりたい」とつなげることができます。

自己PRは、過去の経験を紹介するだけの文章ではありません。過去の経験をもとに、大学でどのように学び、将来どう成長したいのかまで伝えることで、大学入試にふさわしい自己PRになります。

志望理由書・自己PR・小論文の違い

大学入試では、志望理由書、自己PR、小論文など、似ているようで目的が異なる文章を書くことがあります。それぞれの違いを理解しておくと、何を書けばよいか迷いにくくなります。

志望理由書は「なぜその大学で学びたいか」を書く

志望理由書の中心は、大学を志望する理由です。

具体的には、次のような内容を書きます。

  • なぜその大学・学部を志望するのか
  • なぜその分野に興味を持ったのか
  • 入学後に何を学びたいのか
  • 将来どのように活かしたいのか

志望理由書では、自分の経験を書くこともありますが、それはあくまで「なぜその大学で学びたいのか」を説明するためです。自分の強みだけで終わらないようにしましょう。

関連記事:『総合型選抜(AO入試)の志望理由書の例文や攻略方法【例文あり】

自己PRは「自分にどんな強みがあるか」を書く

自己PRの中心は、自分の強みです。

「私はどのような強みを持っているのか」「その強みはどの経験から言えるのか」「入学後にどう活かせるのか」を伝えます。

志望理由書が「大学で何を学びたいか」を中心にする文章だとすれば、自己PRは「自分にはどのような力があるか」を中心にする文章です。

小論文は「テーマに対する自分の考え」を書く

小論文は、与えられたテーマに対して自分の意見を論理的に述べる文章です。

そのため、小論文でPR要素を入れる場合も、自己PRのように自分の強みを並べるのではなく、自分の経験を主張の根拠として使う必要があります。

たとえば、「地域課題について述べなさい」という小論文であれば、自分が地域の探究活動に取り組んだ経験を使ってもよいでしょう。ただし、その目的は「自分の実績をアピールすること」ではなく、「自分の意見に説得力を持たせること」です。

関連記事:『小論文と作文の違いは?それぞれの重要ポイントを解説

自己PRを書く前にやるべきこと

自己PRは、いきなり書き始めると内容がぼんやりしやすくなります。まずは、大学が求める人物像と、自分の経験を整理することから始めましょう。

アドミッション・ポリシーを確認する

大学入試の自己PRでは、志望大学のアドミッション・ポリシーを確認することが大切です。

アドミッション・ポリシーとは、大学がどのような学生を求めているかを示した方針のことです。たとえば、「主体的に学ぶ姿勢」「多様な人と協働する力」「地域や社会の課題に関心を持つこと」などが書かれている場合があります。

自己PRでは、大学が求める人物像と自分の強みがどう合っているのかを伝えることが大切です。ただし、アドミッション・ポリシーをそのまま写すのではなく、自分の経験や言葉に置き換えて書きましょう。

関連記事:『アドミッションポリシーとは?読み方や志望理由書への踏まえ方を詳しく解説します!

自分の経験を書き出す

次に、自分の経験を書き出してみましょう。

自己PRの材料は、大きな実績でなくても大丈夫です。次のような経験も、十分に自己PRの材料になります。

  • 授業で印象に残っている学び
  • 探究活動で取り組んだテーマ
  • 部活動で努力したこと
  • 学校行事での役割
  • 委員会活動
  • ボランティア活動
  • 資格取得に向けた勉強
  • 読書や自主学習
  • 家庭や日常生活での経験

「大会で優勝した」「部長だった」といった実績がなくても問題ありません。自分が何を考え、どのように行動し、何を学んだのかを深掘りすることが大切です。

大学が求める人物像と自分の強みをつなげる

経験を書き出したら、大学が求める人物像と自分の強みをつなげていきます。

たとえば、大学が「主体的に課題に取り組む学生」を求めている場合、探究活動で自分から調査を進めた経験や、部活動で課題を見つけて改善した経験が使えるかもしれません。

自己PRは、ただ自分をよく見せる文章ではありません。大学が求める力と、自分の経験がどうつながっているかを伝える文章だと考えましょう。

志望理由書で自己PRを書くときの構成

志望理由書の中で自己PRを書く場合は、自分の強みを志望理由や大学での学びにつなげることが大切です。自己PRだけで終わると、志望理由書としては弱くなってしまいます。

1. 結論|自分の強みを書く

まずは、自分の強みを一文で示します。

例:
私の強みは、課題に対して粘り強く取り組む力です。

最初に結論を書くことで、読み手に「この人は何をアピールしたいのか」が伝わりやすくなります。

2. 具体的な経験を書く

次に、その強みが表れた経験を書きます。

例:
高校の探究活動で、地域の商店街の活性化について調査しました。

ここでは、ただ「頑張りました」と書くのではなく、どのような課題があり、自分がどう行動したのかまで書きましょう。

3. 経験から学んだことを書く

経験を書いたら、そこから何を学んだのかを示します。

例:
この経験から、地域課題を解決するには、現場の声を丁寧に聞く姿勢が必要だと学びました。

学んだことを書くことで、単なる体験談ではなく、成長や問題意識が伝わる文章になります。

4. 大学でどう活かすかを書く

最後に、その強みや学びを大学でどう活かしたいのかを書きます。

例:
貴学では地域政策やまちづくりについて学び、将来は地域に根ざした課題解決に関わりたいです。

志望理由書の自己PRでは、この「大学でどう活かすか」が特に重要です。自分の強みと、大学での学びがつながるように書きましょう。

小論文でPRを書くときの考え方

小論文で「PR」や「自分の経験」を求められた場合も、自己PRと同じように書けばよいわけではありません。小論文では、あくまでテーマに対する自分の考えを中心に書く必要があります。

小論文では自己PRだけを書かない

小論文は、自分の強みをアピールするための文章ではありません。

小論文で大切なのは、設問に対して自分の意見を述べ、その理由を論理的に説明することです。そのため、部活動での実績や自分の長所だけを書いてしまうと、設問に答えていない文章になってしまいます。

自分の経験は主張の根拠として使う

小論文で自分の経験を書く場合は、主張の根拠として使いましょう。

たとえば、「地域課題を解決するために必要なこと」について書く場合、高校の探究活動で地域の人に話を聞いた経験を使うことはできます。

ただし、その経験は「私はこんな活動をしました」とアピールするためではなく、「この経験から、私はこう考えるようになった」と主張につなげるために使います。

「私はすごい」ではなく「私はこう考える」を書く

小論文でPR要素を入れるときは、「私はすごい」という方向にしないことが大切です。

NG例:
私は部活動で部長を務め、リーダーシップを発揮しました。困難な状況でも周囲に声をかけ、全員で目標に向かうことができました。

この文章は、自己PRとしては使える部分もあります。しかし、小論文ではテーマに対する意見が見えにくくなっています。

改善例:
部活動で意見の異なるメンバーをまとめた経験から、課題解決には多様な意見を整理する力が必要だと考えるようになりました。

このように、自分の経験をもとに「自分はどう考えるのか」を書くと、小論文として自然になります。

自己PRに使える強みとエピソード例

自己PRで何を書けばいいかわからない場合は、自分の強みと、それを裏付ける経験をセットで考えると整理しやすくなります。以下の表を参考に、自分に近い経験を探してみましょう。

強み使いやすい経験書くときのポイント
継続力部活動、資格取得、苦手科目の克服どのように続けたのかを書く
探究心授業、探究活動、読書、自主研究疑問を持ち、どう深めたのかを書く
協調性グループワーク、部活動、学校行事周囲とどう関わったのかを書く
主体性ボランティア、委員会、自主的な取り組み自分から何をしたのかを書く
課題解決力探究活動、文化祭、部活動での改善課題をどう見つけ、どう解決したのかを書く
コミュニケーション力発表、接客、チーム活動相手に合わせてどう伝えたのかを書く
粘り強さ失敗した経験、長期的な努力、苦手克服困難をどう乗り越えたのかを書く

自己PRでは、強みをたくさん並べる必要はありません。むしろ、伝えたい強みを1つに絞り、その根拠となる経験を具体的に書く方が伝わりやすくなります。

自己PRの例文

ここでは、志望理由書で使う自己PRの例文と、小論文でPR要素を使う例文を紹介します。同じ経験でも、志望理由書と小論文では書き方が変わる点に注目してください。

志望理由書で使う自己PRの例文

例文:

私の強みは、異なる意見を整理しながら課題に向き合う力です。高校の探究活動では、地域の商店街の活性化について調査しました。班の中で意見が分かれた際には、それぞれの考えを整理し、発表内容に反映させる役割を担いました。この経験から、地域課題を解決するには、現場の声を丁寧に聞き、複数の立場を調整する力が必要だと学びました。貴学では地域政策やまちづくりについて学び、将来は地域に根ざした課題解決に関わりたいと考えています。

ポイント:

  • 自分の強みが明確に書かれている
  • 具体的な経験がある
  • 経験から学んだことが書かれている
  • 大学で学びたいことにつながっている

小論文でPR要素を使う例文

例文:

私は、地域課題を解決するには、当事者の声を聞く姿勢が欠かせないと考えます。高校の探究活動で商店街の活性化について調査した際、資料だけでは見えない課題が多くあることに気づきました。実際に店主の方に話を聞くと、集客だけでなく、後継者不足や地域住民との接点の減少も課題になっていました。この経験から、社会課題を考える際には、現場の声をもとに解決策を考えることが重要だと考えるようになりました。

ポイント:

  • 自分の経験を使っている
  • 自己PRではなく、主張の根拠になっている
  • テーマに対する考えが中心になっている

志望理由書では「大学で何を学びたいか」につなげます。一方、小論文では「テーマに対して自分はどう考えるか」につなげることが大切です。

関連記事:『総合型選抜で評価されるボランティア活動とは?合格に繋がるおすすめのボランティアを紹介

自己PRでやってはいけないNG例

自己PRは、書き方を間違えると実績自慢のように見えたり、志望理由や小論文のテーマからズレたりすることがあります。よくあるNG例を確認しておきましょう。

強みを並べるだけ

「私は協調性があります」「主体性があります」「努力家です」と強みを並べるだけでは、説得力がありません。

強みを伝えるには、必ず具体的な経験が必要です。どのような場面でその強みが発揮されたのか、何を考えて行動したのかまで書きましょう。

実績自慢で終わる

「大会で優勝しました」「部長を務めました」「資格を取得しました」という実績だけでは、自己PRとしては不十分です。

大学側が知りたいのは、実績そのものだけではありません。その経験を通して何を学び、どのように成長したのかが大切です。

志望理由や小論文のテーマとつながっていない

自己PRだけが文章の中で浮いてしまうのもNGです。

志望理由書であれば、強みを大学での学びや将来の目標につなげる必要があります。小論文であれば、自分の経験をテーマに対する主張の根拠として使う必要があります。

自分の話だけで終わらず、文章全体の目的につながっているかを確認しましょう。

よくある質問

最後に、大学入試の自己PRについてよくある質問に答えます。書き始める前に、不安なポイントを整理しておきましょう。

自己PRに書くことがないときはどうすればいいですか?

大きな実績がなくても大丈夫です。授業、探究活動、部活動、学校行事、日常の経験などから、自分が考えたことや行動したことを探してみましょう。

「何をしたか」だけでなく、「なぜそうしたのか」「そこから何を学んだのか」を考えると、自己PRの材料が見つかりやすくなります。

長所が思いつかないときはどうすればいいですか?

自分で長所が思いつかない場合は、家族、友人、先生など周囲の人に聞いてみるのもおすすめです。自分では当たり前だと思っていることが、周囲から見ると長所になっていることがあります。

また、短所を言い換えることで強みが見つかることもあります。たとえば、「心配性」は「慎重に準備できる」、「人見知り」は「相手をよく観察できる」と言い換えられます。

志望理由書と自己PRの内容が重なってもいいですか?

一部重なっても問題ありません。ただし、中心となる内容は異なります。

志望理由書は「なぜその大学で学びたいのか」が中心です。自己PRは「自分にどのような強みがあるのか」が中心です。重なる経験を使う場合でも、どちらの目的で書いているのかを意識しましょう。

小論文に自己PRを書いてもいいですか?

小論文では、自己PRそのものを書くのではなく、自分の経験を主張の根拠として使いましょう。

自分の強みや実績を紹介するだけでは、小論文のテーマからズレてしまうことがあります。経験を書く場合は、「その経験から何を考えたのか」「テーマに対してどのような意見を持つのか」まで書くことが大切です。

まとめ:大学入試の自己PRは強み・経験・活かし方を書く

大学入試の自己PRでは、自分の強み、強みを裏付ける経験、入学後にどう活かすかを書くことが大切です。

志望理由書で自己PRを書く場合は、自分の強みを大学での学びや将来の目標につなげましょう。小論文でPR要素を入れる場合は、自分の経験をテーマに対する主張の根拠として使うことが重要です。

自己PRは、実績自慢をするための文章ではありません。大学が求める人物像と、自分の経験や強みがどのようにつながっているのかを伝える文章です。

何を書けばよいかわからない場合は、まず自分の経験を書き出し、そこから強みや学びを整理してみましょう。

志望理由書や自己PR、小論文は、自分ひとりでは良し悪しを判断しにくい書類です。「自分の強みがうまく伝わっているか不安」「志望理由書と自己PRの違いがわからない」という方は、第三者に見てもらうことで改善点が見つかりやすくなります。

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この記事を書いた人

湯山 慶祐

総合型選抜専門塾AOI 編集部です。 2026年度入試において合格率93.5%を誇る、総合型選抜(旧AO入試)の対策メディア。AOIは単なる「塾」ではなく、生徒一人ひとりが自分らしくいられる「居場所」であることを大切にしています。ただそこにいるだけで成長し、自分を信じられるようになる――そんな環境から、日本中にたくさんの「ヒーロー」を輩出することを目指し、日々受験生に寄り添う情報を発信しています。

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