作成日: 2018年5月27日 最終更新日: 出願書類対策
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試(自己推薦入試や公募推薦入試も含む)において、志望理由書とは、就職活動時のES(エントリーシート)のようなものです。
つまり、自分がどんな人間で、なぜその大学に入りたいのかなどの志望動機を説明するためのものです。
この記事では、総合型選抜(旧AO入試)対策の要とも言える志望理由書の書き方の基本についてわかりやすく説明していきます。
「合否にどれくらい関わるの?」「どれくらいの文字数を書くの?」「具体的にどんなことを書くの?」
などの疑問を一つずつ解決していきましょう!ちなみに、志望理由書のことを「自己推薦書」と呼ぶ大学もあるので注意が必要です。
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結論:合否に大きく関わります!
一次試験が書類選考である場合はもちろん、「出願書類の内容は、合否に一切関わりません。」と書いてある学部でも、志望理由書は合否を決めるうえで重要な判断材料になっているでしょう。
「資格をたくさん持っている生徒が総合型選抜(旧AO入試)では受かる。」
これはあながち、そうとは限りません!
本当に自分が総合型選抜(旧AO入試)を通して合格したい大学があるなら、その想いをしっかりと志望理由書に込められれば合格も十分見えてくると言えるほど、「志望理由書」は大切な合格要素です。
今まで100名以上のAO推薦入試受験者の志望理由書を添削し、合格に導いて来た私の経験上、志望理由書にほとばしる熱意や知性は、大きく採点に関わっていると感じています。
小論文や面接などの対策だけに注力するのではなく、志望理由書や自己PR書作成にも長期的に向き合い、出願することをお勧めします。
総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書とは、その名の通り「その大学を志望する理由」をアピールするための書類です。
記載する内容が大学側から指示されている場合も、自分で考えた自由なテーマで書く場合もあります。
結論:大学によりますが、大体1000~2000字程度です。
とは言え、一つのテーマで2000字も書く訳ではありません。
「志望動機」「自己PR」「学びの設計書」「キャリアプラン」など、大学によって、出願書類の内容は多岐に渡ります。
結論:志望動機・契機・学習計画・将来の目標などです。
一つ目:志望動機については、なぜあなたがその大学、学部を志したのかを簡潔に述べることが重要です。この際のポイントは、「ほかの大学ではなくなぜその大学なのか、が明記されていること」です。
二つ目:契機については、いつ、どんなストーリーからその学部を志望するようになったのかを明記することが重要です。この際のポイントは、「自分のバックグラウンドと学部での学びが密接に関わっていること」です。
三つ目:学習計画については、大学4年間において、いつまでにどんなスキルを習得するのかを説得的に述べることが重要です。この際のポイントは、「ここの学部なら、自分の目標達成のために必要なスキルについて網羅的に勉強できる、ということを明記すること」です。
四つ目:将来の目標については、この目標があるから、ここの学部でしか自分は学びたくないのだという書き方をすることが重要です。この際のポイントは、「目標に独自性があり、またその目標達成が、社会問題の解決に繋がっていることを主張すること」です。
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志望理由書で評価されるポイントは、大まかにいうと「あなたがどんな人か」「大学に入学させることにどのような意義があるか」ということ。
一枚の書類で、あなたの魅力やなぜその大学に入りたいのかをアピールできるようにしましょう。
大学・学部は、必ず「アドミッションポリシー」といって、求める学生像を定めています。
まずは、志望大学のアドミッションポリシーをよく読み、大学がどのような学生を求めているのかを分析しましょう。
「熱心に勉学に打ち込む学生」「従来の価値観にとらわれない型破りな学生」など、大学・学部によって求める学生像はかなり異なります。
志望理由書に記載する内容は、嘘のない範囲で「求める学生像」に寄せたエピソードにするといいでしょう。
これは推薦入試の本質とも言えるほど、重要なポイントです。
「大学」とは、自分の人生をよりよくするための「手段」にしか過ぎず、入学すればあなた自身を勝手に成長させてくれるものではありませんし、勝手にいい企業に入れてくれるものでもありません。
それを深く理解したうえで、自分の選択でその大学を選び、大学に入ってからも何を目的に何を学ぶか、自ら進んで構想していることが重要です。
やや極端な例になりますが、今までサッカーを10年間続けてきたのに、プロ野球選手になりたい!と言われると、「???」となりますよね。
同じように、高校時代、生物学をずっと研究してきたのに、大学では国際経済を研究して国際経営コンサルタントになりたいと書いても説得性にかけます。なるべく説得性の高い志望理由書にするためには、未来ばかりを描くのではなく、今まで自分が頑張ってきたことを振り返る時間も大切です。
つまり、総合型選抜(旧AO入試)においては自分の掲げたビジョンと、今までの経験が密接に関わっていると説得性が高いと判断され、より合格に近づくでしょう。
一番難しいと思わせてしまったかもしれませんが、総合型選抜(旧AO入試)においては最も重要なポイントとも言えるでしょう。そもそも、総合型選抜(旧AO入試)の整備が進んでいる所以は、一般入試等だけでは出会うことのできない学生を獲得するためです。
自身独自のバックグラウンドから、独自性の高い将来ビジョンを描いているかが重要です。
「自分がどのような人間か」「将来何を目指しているか」などを表現するとき、具体的なエピソードがあると説得力が増します。
志望理由書には
・自分の長所を生かして成功した体験
・失敗して短所を自覚した経験
・将来目指す職業を意識したきっかけ
などの具体的なエピソードを盛り込みましょう。
総合型選抜(旧AO入試)は専願のみの受付という大学が多いですし、併願可だとしても専願の学生の方が合格確率が高いです。
そこで重要になるのが、「なぜその大学でないといけないのか」ということ。
「それ、他の大学でもできるんじゃないの?」と思われないよう、授業内容や、教鞭を取っている教授、留学等の制度など、その大学にしかない特長に魅力を感じていることをアピールしましょう。
次に、強いアピールができる志望理由書を書くために、やっておきたい準備をご紹介します。
いきなり文章を書き始めるのではなく、大学や自分についてしっかり分析してから内容を組み立てましょう。
先にもご紹介しましたが、アドミッションポリシーを読むとその大学が求めている学生像が見えてきます。
アドミッションポリシーは、入試要項の書類や大学のホームページで確認できますので、必ず目を通しましょう。
その学生像に合致する人しか、絶対に合格しないとは言い切れません。
とはいえ、嘘を書くくらいなら、求める学生像に合っていなくても自分の魅力をアピールした方がいい場合もあります。
しかし、大学が欲しがっている学生像を知り、嘘のない範囲でそれに寄せた志望理由書を作ることで、合格確率は上がるでしょう。
オープンキャンパスに参加すると、キャンパス設備や授業内容など、リアルな大学の姿を体験できます。
そこで感じた大学の魅力は、志望理由書に書くエピソードにも活かすことができるでしょう。
また、オープンキャンパスに参加することで、教授や学生課の職員に顔を覚えてもらえる可能性も。
志望理由書の作成だけではなく、その後の面接でもオープンキャンパス参加経験は有利になることがあるのです。
大学は、入学して終わりではなく、将来の目標を叶えるための通過点です。
まだ将来就きたい職業がはっきりしていないという方も、教授や卒業生の活躍を参考にすることで、自分の将来の姿が見えてくるでしょう。
「志望する業界の就職に強い」というのは、立派な志望理由になります。卒業生がどのような進路に進んでいるのかチェックし、自分のキャリアプランを思い描いてみましょう。
それでは、具体的に総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書の書き方例をご紹介していきます。
もちろん、書く内容は人それぞれですが、文章の組み立て方を先に知っておくことで、読む人に伝わりやすい志望理由が書けますよ。
まず、将来の夢や希望の職業のためにその大学を志望している方は、そこから志望理由を始めるのがおすすめ。
その場合には、
・将来の夢は何か
・その理由
・なぜその大学が夢を叶えるのに役立つのか
・将来の具体的なビジョン
という構成で話を進めていきます。
例
「私は将来、国際線のキャビンアテンダントを目指しています。幼い頃から、よく両親に連れられて海外旅行に行っていた私にとって、丁寧な接客と笑顔で旅の始まりと終わりをもっと楽しくするキャビンアテンダントの方々は、憧れの存在でした。
そのために、私は貴学の観光学部を志望致しました。もっとも大きな魅力を感じたのは、2年生から3年生にかけて2年間の長期留学プログラムが用意されている点です。私の英語力では、まだキャビンアテンダントとして臨機応変な対応をすることはできません。貴学での長期留学を通じて語学力を高め、キャビンアテンダントとして活躍するために十分な能力を身に付けたいと考えております。
そして卒業後、私が憧れ続けてきたような、旅をする人々に喜びを与えるキャビンアテンダントになりたいのです。」
次に、問題提起から書き始めるパターンです。
自分が社会のどのような点に問題や疑問を感じているのかを述べ、大学で学ぶことがその解決にどのように役立つのかを説明します。
・問題提起
・問題について自分はどのように考えているか
・そのために大学・学部で学びたいこと
・将来のビジョン
という流れで話を進めていくのがおすすめです。
例
「私は、日本の保育士不足に強い問題を感じています。私がこの問題に関心を持ったのは、大企業でキャリアを積んできた姉が、子供を預ける施設が見つからず、なかなか職場に戻れない状況が続いているためです。
この問題を解決するためには、単に保育士の数を増やすだけではなく、女性の社会進出に合わせて社会の仕組みを根本的に変えていく必要があると考えています。
貴学の社会学部を志望したのは、貴学は女性の教授が多く、ジェンダー関連の授業も充実しているためです。
将来、保育士不足問題にどのように寄与するべきなのか、女性目線で社会学を深く学んでいきたいと考えています。」
どんなに強い気持ちを持っていても、志望理由書の書き方が悪いとうまく伝わりません。
志望理由書の書き方のダメな例を見て、どこが悪いのかを考えていきましょう。
先にも触れましたが、これまで自分がしてきたことと、大学で学ぶ内容や志望内容に結び付きがないと、読む人にうまく志望理由が伝わりません。
例えば、「ずっとサッカー部で頑張ってきた」→「看護師になるために看護学部で学びたい」だと、繋がりが不明です。
しかし、「サッカー部」→「大きな怪我をして手術するとき、看護師の方に励まされた」→「看護師になりたい」というエピソードなら、説得力を感じると思います。
志望理由書に書くときには、物事の繋がりを自分の中だけで消化しないこと、志望理由と強く結びつくエピソードを選ぶことがポイントとなります。
専願かつ狭き門である総合型選抜(旧AO入試)で合格させるなら、より「この大学でないといけない」という理由を説明できる学生を選びたいのは当然です。
ですから、「就職に強い」「設備がいい」など、「他の大学でもいいのでは?」と思える理由では、他の学生に負けてしまう可能性があります。
志望理由書では、その大学独自の授業や制度、教授個人への思い入れなど、どうしてもその大学に入学したい理由をアピールしましょう。
ただし、大学の魅力については大学側が一番わかっているため、「自分にとって」なぜ魅力的なのかを説明するのが大切です。
総合型選抜(旧AO入試)の魅力は、「受験勉強の必要がなく、自分の学力以上の大学に楽に入れること」と思っている方も多いです。
しかし、本当の総合型選抜(旧AO入試)の魅力はそれだけではありません。他の入試方法にはない、総合型選抜(旧AO入試)ならではの魅力について知っていきましょう。
総合型選抜(旧AO入試)においては、大学での学びを設計するために、将来の夢や人生の目標を設定することが多いのです。
「自分の将来設計をした時に、自分のキャリアのためには◯◯などの学びが必要で、◯◯のスキルを大学4年間で伸ばしたいから、◯◯大学の◯◯学部を選びました。」という要領でいけば、目的がはっきりとした大学の志望動機になります。
このような、説得的な志望理由書を作成するために、みんな自分の将来設計をするため、大学合格以上の価値を獲得することができます。
今はまだまだメジャーな一般入試ですが、私立だと倍率はだいたい10数倍のことが多いです。
これに対して、AO推薦入試は、大学や学部にもよりますが2〜3倍のところが多いです。また、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試の枠は年々拡大傾向にあり、目指す人よりも、募集枠の方が増加している傾向にあります。
このことから、総合型選抜(旧AO入試)は倍率が低く、穴場であることがお分かりになるかと思います。
総合型選抜(旧AO入試)はスポーツ、もしくは文化芸術活動において、「超エリート」と言われるような人々が主に合格していると思われがちですが、決してそうではありません。
各々の強みを最大限生かし、大学入試までに努力すれば、どんな人にも平等にチャンスがあります。
私が今まで見てきた生徒の中には、高校を中退している人、帰宅部だった人、評定平均が2以下だった人、色んなハンディキャップを持った学生がいました。
しかしみんな、私たちと出会い、有名大学に合格して行きました。
もちろん、彼らは今までやって来なかった分の大量の努力を強いられましたが、夢にも見なかった大学への切符を手にすることができたのです。ホントに言葉通り、「どんな人にも」チャンスはあります。
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