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小論文対策

作成日: 小論文対策

小論文の問題提起とは?問題提起のあとに意見を書く流れと例文を解説

小論文問題提起

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。

小論文を書いていると、序論の書き出しで迷うことがあります。

特に多いのが、

「問題提起のあとに、すぐ自分の意見を書いていいのか」
「意見は最後の結論まで書かない方がいいのか」
「そもそも問題提起とは何を書けばいいのか」

という悩みです。

たとえば、次のような書き方をしてよいのか、不安になる人もいるでしょう。

例:
現在、日本では安楽死は認められていない。安楽死についてはさまざまな意見があるが、安楽死は日本で認められるべきなのだろうか。
私は、安楽死を無条件に認めるべきではないが、本人の意思確認や医療上の条件を厳格にしたうえで、限定的に認める余地はあると考える。

結論から言うと、小論文では、問題提起のあとに自分の意見を書いても問題ありません。

問題提起は問いを立てる部分であり、意見はその問いへの答えです。そのため、「問題提起→意見→理由」という流れは、小論文でも自然な書き方です。

ただし、問題提起と意見がズレていると、文章全体の筋が通らなくなります。

この記事では、問題提起のあとに意見を書く流れ、問題提起の基本的な役割、使いやすい例文、避けたいNG例まで解説します。

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小論文は問題提起のあとに意見を書いていい?

まず、最も気になる点から整理しましょう。

小論文では、問題提起をしたあとにすぐ自分の意見を書いても大丈夫です。

問題提起で問いを立て、その問いに対する答えとして意見を書く。この関係ができていれば、序論の流れは自然です。

問題提起のあとにすぐ意見を書いてもよい

問題提起のあとに意見を書く流れは、次のようになります。

例:
学校でのスマートフォン利用は、本当に禁止すべきなのだろうか。
私は、全面的に禁止するのではなく、学習目的に限って利用を認めるべきだと考える。

このように、最初に問いを立て、その問いに対する自分の立場を示すことで、文章の方向性がはっきりします。

読み手も、「この文章ではスマートフォン利用の是非について、筆者が条件付きで認める立場から論じるのだな」と理解できます。

小論文では、読み手に考えを伝えることが大切です。意見を最後まで隠すよりも、早めに示した方がわかりやすい場合は多くあります。

最後の結論まで意見を隠す必要はない

小論文の書き方を調べると、「問題提起をして、理由を述べ、最後に結論を書く」という構成を見かけることがあります。

この構成自体は間違いではありません。問いを立てて、分析し、最後に結論を出す流れは、論理的な文章として成立します。

しかし、だからといって、意見を最後まで隠さなければならないわけではありません。

特に大学入試の小論文では、字数や時間が限られています。その中で読み手にわかりやすく伝えるには、序論の段階で自分の立場を示しておく方が書きやすいこともあります。

たとえば、600字や800字程度の小論文であれば、最初に問題提起をしたあと、自分の意見を書き、その理由を本論で説明する流れが使いやすいです。

問題提起と意見がズレるのはNG

ただし、問題提起のあとに意見を書く場合は、問題提起と意見が対応しているかを必ず確認しましょう。

たとえば、次のような書き方はズレています。

NG例:
安楽死は日本で認められるべきなのだろうか。
私は、医療現場の人手不足を解決すべきだと考える。

この場合、問題提起では「安楽死を認めるべきか」を問うています。しかし、意見では「医療現場の人手不足」について述べています。

医療という大きなテーマでは関連しているように見えても、問いに対する答えにはなっていません。

改善するなら、次のように書きます。

改善例:
安楽死は日本で認められるべきなのだろうか。
私は、安楽死を無条件に認めるべきではないが、本人の意思確認や医療上の条件を厳格にしたうえで、限定的に認める余地はあると考える。

このように、問題提起で立てた問いに対して、自分の意見が直接答えていることが大切です。

小論文の問題提起とは?

ここまで、問題提起のあとに意見を書いてよいと説明しました。

ただ、問題提起のあとに意見を書けるとしても、そもそも問題提起の役割を誤解していると、序論全体がぼやけてしまいます。

ここで、小論文における問題提起の意味を整理しておきましょう。

問題提起とは、テーマに対して「これから何について論じるのか」「どの点を考える必要があるのか」を示すことです。

問題提起は「これから何について論じるか」を示すもの

小論文では、与えられたテーマについて自由に思ったことを書けばよいわけではありません。

読み手に対して、「この文章では何を問題として扱うのか」を示す必要があります。

たとえば、テーマが「SNS」だったとしても、論じ方はいくつもあります。

  • SNSの長時間利用について論じる
  • SNSによる誤情報の拡散について論じる
  • SNSと人間関係について論じる
  • SNSを教育に活用することについて論じる

このように、同じテーマでも論点はさまざまです。

そのため、序論で問題提起をして、「自分はこのテーマの中でも、どの問題について論じるのか」を明確にする必要があります。

例:
近年、SNSは情報収集や人との交流に欠かせない手段となっている。一方で、誤情報の拡散や長時間利用による生活への影響も課題である。

この文章では、SNSの中でも「誤情報」と「長時間利用」が論点として示されています。

問題提起と自分の意見は別の役割

問題提起と意見は、似ているようで役割が違います。

問題提起は、問いを立てる部分です。

一方で、意見は、その問いに対する自分の答えです。

項目役割
問題提起何を論じるのかを示す学校でのスマートフォン利用は本当に禁止すべきなのだろうか。
意見自分の立場を示す私は、学習目的に限って利用を認めるべきだと考える。

この2つを混同すると、序論がわかりにくくなります。

問題提起で問いを立て、意見で答える。この流れを意識しましょう。

「〜だろうか」と書かなくても問題提起になる

問題提起というと、「〜だろうか」という疑問文を書かなければならないと思う人もいます。

しかし、問題提起は必ずしも疑問文である必要はありません。

たとえば、次のような書き方でも問題提起になります。

例:
SNSは便利な情報収集手段である一方、誤情報に触れる危険性もある。

例:
少子化が進む中で、子育て支援だけでなく働き方の見直しも重要な課題となっている。

これらは「〜だろうか」という形ではありませんが、これから論じる課題を示しています。

つまり、問題提起とは疑問文を書くことではなく、論点を示すことです。

問題提起型と結論先行型の違い

ここまで見ると、「結局、問題提起から始めるべきなのか、それとも最初から意見を書いてよいのか」と迷うかもしれません。

小論文にはいくつかの型があり、どれか一つだけが正解というわけではありません。設問に合わせて使い分けることが大切です。

書き方特徴向いている設問
問題提起型問いを立ててから理由や結論へ進むテーマが広い設問
結論先行型最初に自分の意見を示してから理由を書く賛成・反対が問われる設問
問題提起+意見型問いを立てた直後に自分の立場を示す迷ったときに使いやすい

問題提起型は、論点が広いテーマで使いやすい

問題提起型は、テーマが広く、何について論じるかを自分で絞る必要があるときに使いやすい書き方です。

たとえば、次のような設問です。

  • 「人を疑うことについて論じなさい」
  • 「現代社会における情報との向き合い方について述べなさい」
  • 「地域社会の課題についてあなたの考えを述べなさい」

このような設問では、いきなり結論を書くのが難しい場合があります。テーマの範囲が広く、何を論点にするかを先に決める必要があるからです。

そのため、まず序論で問題提起をし、「このテーマの中でも、私はこの点について論じる」と示すと書きやすくなります。

結論先行型は、賛否や意見がはっきりしている設問で使いやすい

結論先行型は、賛成・反対や自分の意見が問われている設問で使いやすいです。

たとえば、次のような設問です。

  • 「学校でのスマートフォン利用に賛成か反対か」
  • 「レジ袋の有料化についてあなたの考えを述べなさい」
  • 「地域の防災対策において何が必要か」

このような場合は、最初に自分の立場を示しても問題ありません。

例:
私は、学校でのスマートフォン利用には一定のルールが必要だと考える。

このように結論から入ると、文章全体の方向性がすぐに伝わります。

迷ったら「問題提起+意見」で始める

問題提起型と結論先行型のどちらにするか迷う場合は、「問題提起+意見」の形で始めるのがおすすめです。

つまり、最初に問いを立て、その直後に自分の立場を示す書き方です。

例:
学校でのスマートフォン利用は、本当に禁止すべきなのだろうか。私は、全面的に禁止するのではなく、学習目的に限って利用を認めるべきだと考える。

この形なら、問題提起によって論点を示しつつ、自分の意見も早めに伝えられます。

小論文の書き出しで迷ったときは、まずこの形を使ってみるとよいでしょう。

小論文の問題提起の書き方

問題提起の役割がわかったら、次は実際の書き方です。

問題提起は、難しい表現を使わなくても書けます。基本は、背景、課題、問い、意見の順に整理することです。

1. テーマの背景を書く

まず、テーマに関する背景を書きます。

背景とは、その問題がどのような状況にあるのかを示す部分です。

例:
現在、日本では安楽死は認められていない。

例:
近年、SNSは若者を中心に広く利用されている。

背景を書くことで、読み手は「これから何について論じるのか」を理解しやすくなります。

2. 対立する意見や課題を書く

次に、そのテーマにどのような課題や対立する意見があるのかを書きます。

小論文では、一つの見方だけでなく、複数の視点を示せると文章に深みが出ます。

例:
一方で、本人の意思を尊重すべきだという考え方と、命を軽視する危険性を指摘する考え方がある。

例:
一方で、SNSには情報を得やすいという利点がある反面、誤情報に触れやすいという課題もある。

このように、利点と課題、賛成と反対、現状と問題点を示すと、問題提起につなげやすくなります。

3. 問いを立てる

背景と課題を示したら、問いを立てます。

例:
では、安楽死は日本で認められるべきなのだろうか。

例:
では、SNSとどのように向き合うべきなのだろうか。

この問いが、文章全体の中心になります。

本論では、この問いに対する理由や具体例を書いていきます。

4. 自分の意見につなげる

最後に、問いに対する自分の意見を書きます。

例:
私は、安楽死を無条件に認めるべきではないが、本人の意思確認や医療上の条件を厳格にしたうえで、限定的に認める余地はあると考える。

例:
私は、SNSを禁止するのではなく、情報を見極める力を育てることが必要だと考える。

問題提起のあとに意見を書くことで、序論の役割がはっきりします。

ここまで書ければ、本論ではその意見を支える理由と具体例を書けばよい状態になります。

小論文の問題提起で使える書き出し例

ここまで、問題提起の考え方と書く順番を確認してきました。

ただ、本番では「理屈はわかるけれど、最初の一文が出てこない」ということもあります。

そこで、ここでは小論文で使いやすい問題提起の型を紹介します。

「〇〇は本当に必要なのだろうか」

必要性を問うテーマで使いやすい型です。

例:
学校でのスマートフォン利用は本当に禁止すべきなのだろうか。

例:
地域社会において、住民同士のつながりは本当に必要なのだろうか。

この型は、賛成・反対や必要性を論じる小論文で使いやすいです。

「〇〇にはどのような課題があるのだろうか」

社会問題や現代的なテーマで使いやすい型です。

例:
SNSの利用には、どのような課題があるのだろうか。

例:
少子化が進む社会には、どのような課題があるのだろうか。

この型を使う場合は、課題を述べたあとに、自分の意見や対策につなげると自然です。

「〇〇にはAという利点がある一方で、Bという課題もある」

利点と課題の両方を示したいときに使いやすい型です。

例:
SNSには情報を得やすいという利点がある一方で、誤情報に触れやすいという課題もある。

例:
オンライン授業には場所を選ばず学べる利点がある一方で、学習意欲を保ちにくいという課題もある。

この書き方は、単純な賛成・反対に分けにくいテーマで使いやすいです。

「〇〇について、どのように考えるべきだろうか」

テーマが広いときに使える型です。

例:
少子化が進む社会において、子育て支援をどのように考えるべきだろうか。

例:
情報があふれる現代において、私たちはメディアとどのように向き合うべきだろうか。

テーマが広い場合は、この型で論点を絞ると、その後の文章が書きやすくなります。

小論文の書き出しについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

小論文の問題提起の例文

書き出しの型がわかったら、次は実際の文章の中でどのように使うかを見ていきましょう。

ここでは、問題提起だけでなく、その後に自分の意見までつなげる形で例文を紹介します。

安楽死をテーマにした例文

現在、日本では安楽死は認められていない。しかし、本人の意思や尊厳をどこまで尊重すべきかについては、今後も議論が必要である。では、安楽死は日本で認められるべきなのだろうか。私は、安楽死を無条件に認めるべきではないが、本人の意思確認や医療上の条件を厳格にしたうえで、限定的に認める余地はあると考える。

医療や倫理に関わるテーマでは、一方的に断定しすぎず、複数の視点を踏まえて書くことが大切です。この例文でも、安楽死を単純な賛成・反対だけで語るのではなく、条件を示しながら立場を明確にしています。

SNSをテーマにした例文

近年、SNSは情報収集や人との交流に欠かせない手段となっている。一方で、誤情報の拡散や長時間利用による生活への影響も課題である。では、SNSとどのように向き合うべきなのだろうか。私は、SNSを禁止するのではなく、情報を見極める力を育てることが必要だと考える。

SNSのように利点と課題があるテーマでは、どちらか一方だけでなく、両面を示してから自分の立場につなげると自然です。

少子化をテーマにした例文

近年、日本では少子化が大きな社会問題となっている。子どもの数が減ることは、地域社会や経済の担い手不足にもつながる。では、少子化に対してどのような対策が必要なのだろうか。私は、子育て支援だけでなく、働き方の見直しも必要だと考える。

少子化のように範囲が広いテーマでは、すべてを扱おうとせず、子育て支援や働き方のように論点を絞ると書きやすくなります。

問題提起で避けたいNG例

ここまで見てきたように、問題提起は序論をわかりやすくするために役立ちます。

一方で、使い方を間違えると、かえって文章の方向性が見えにくくなることもあります。

ここでは、避けたいNG例を確認しましょう。

ただの事実説明で終わる

問題提起のつもりで書いていても、ただの事実説明で終わっている場合があります。

NG例:
近年、SNSを使う人が増えている。

この文章だけでは、何が問題なのか、何について論じるのかがわかりません。

改善するなら、次のように課題まで示しましょう。

改善例:
近年、SNSを使う人が増えている。一方で、誤情報の拡散や長時間利用による生活への影響も課題となっている。

事実に加えて、どの点が課題なのかを書くことで、問題提起になります。

問題提起だけで意見がない

問題提起を書いても、その後に自分の意見がないと、小論文としては弱くなります。

NG例:
少子化は日本社会にとって重要な問題である。

この文章では、問題の重要性は伝わりますが、自分がどう考えるのかがわかりません。

改善するなら、次のように意見までつなげます。

改善例:
少子化は日本社会にとって重要な問題である。私は、子育て支援だけでなく、働き方の見直しも必要だと考える。

問題提起をしたら、それに対する自分の立場を示しましょう。

「はたして〜だろうか」を無理に使う

問題提起では、「はたして〜だろうか」という表現が使われることがあります。

もちろん、この表現を使っても問題ありません。

ただし、無理に使うと文章が不自然になることがあります。

不自然な例:
はたして、SNSは便利なのだろうか。

この書き方だと、問いがやや単純で、何を論じたいのかが見えにくくなります。

改善するなら、次のように書けます。

改善例:
SNSは便利な情報収集手段である一方、誤情報に触れる危険性もある。

問題提起は、疑問文にしなくても書けます。

「はたして」を使うことよりも、論点が明確になっているかを意識しましょう。

問題提起の範囲が広すぎる

問題提起の範囲が広すぎると、本論で何を書けばよいのかわからなくなります。

NG例:
環境問題について、私たちはどう考えるべきなのだろうか。

環境問題には、地球温暖化、ごみ問題、森林破壊、エネルギー問題など、さまざまな論点があります。

このままだと範囲が広すぎるため、短い小論文では書き切れません。

改善するなら、次のように論点を絞ります。

改善例:
環境問題の中でも、プラスチックごみの削減は私たちの生活に身近な課題である。

小論文では、テーマを広げすぎず、限られた字数の中で論じられる範囲に絞ることが大切です。

問題提起を書くときのチェックポイント

NG例を確認したら、最後に実際の答案で見直すポイントを整理しておきましょう。

問題提起がうまくできているかどうかは、その後の文章全体に大きく影響します。

問題提起と意見が対応しているか

まず確認したいのは、問題提起と意見が対応しているかです。

問題提起が問いであり、意見が答えであるなら、この2つはつながっていなければなりません。

確認例:
問題提起:学校でのスマートフォン利用は本当に禁止すべきなのだろうか。
意見:私は、全面的に禁止するのではなく、学習目的に限って利用を認めるべきだと考える。

この場合、問題提起と意見が対応しています。

一方で、問題提起と関係の薄い意見を書いてしまうと、文章全体がズレて見えます。

その後の理由で答えられる問いになっているか

問題提起は、その後の本論で答えられる問いにする必要があります。

たとえば、「人間はなぜ生きるのか」のように大きすぎる問いを立てると、限られた字数の小論文では答えにくくなります。

入試小論文では、制限時間と字数の中で説明できる問いにすることが大切です。

広すぎる例:
情報社会とは何か。

改善例:
情報社会において、誤情報を見極める力をどのように身につけるべきだろうか。

このように、問いを具体化すると、本論で理由や具体例を書きやすくなります。

結論で問題提起への答えを示せているか

最後に、結論で問題提起への答えを示せているかを確認しましょう。

序論で問いを立てたのに、結論で別の話をしてしまうと、文章全体のまとまりが弱くなります。

小論文では、序論で立てた問いに対して、結論でもう一度自分の考えをまとめることが大切です。

例:
序論:学校でのスマートフォン利用は本当に禁止すべきなのだろうか。
結論:以上より、私は学校でのスマートフォン利用を全面的に禁止するのではなく、学習目的に限って認めるべきだと考える。

このように、序論と結論がつながっていると、読み手にとってわかりやすい小論文になります。

問題提起から小論文の構成につなげる方法

問題提起を書いたら、そのまま本論と結論につなげていきます。

問題提起は、序論だけで完結するものではありません。序論で立てた問いに、本論で理由を示し、結論で答えることで、文章全体の筋が通ります。

序論で問題提起と意見を書く

序論では、背景、問題提起、自分の意見を書きます。

流れ:
背景を書く
課題を示す
問題提起をする
自分の意見を書く

ここまで書けると、本論で何を説明すればよいかが明確になります。

本論で理由と具体例を書く

本論では、序論で示した意見の理由を書きます。

理由だけでは説得力が弱い場合があるため、具体例も入れましょう。

流れ:
理由を書く
具体例を書く
必要に応じて反対意見や補足を書く

たとえば、「SNSを禁止するのではなく、情報を見極める力を育てるべきだ」と述べたなら、本論ではその理由として、SNSが生活に欠かせない情報手段になっていることや、誤情報を判断する力が必要であることを説明します。

結論で意見をもう一度まとめる

結論では、序論で示した意見をもう一度まとめます。

ただし、序論とまったく同じ文を繰り返すだけではなく、本論で説明した理由を踏まえてまとめると自然です。

例:
以上より、私はSNSを一律に禁止するのではなく、情報を正しく見極める力を育てたうえで活用していくことが必要だと考える。

結論の書き方に不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。

また、小論文全体の構成を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。

まとめ:問題提起のあとに意見を書いてもよい

小論文では、問題提起のあとに自分の意見を書いても問題ありません。

問題提起は、これから何について論じるのかを示すものです。そして意見は、その問いに対する自分の答えです。

そのため、問題提起と意見をセットで書くと、読み手に文章の方向性が伝わりやすくなります。

ただし、問題提起と意見がズレていると、文章全体の筋が通らなくなります。問題提起を書いたら、その問いに対して自分の意見が答えになっているかを確認しましょう。

また、問題提起は必ずしも「〜だろうか」という疑問文で書く必要はありません。「〇〇が課題となっている」「〇〇について考える必要がある」という書き方でも、十分に問題提起になります。

小論文の序論で迷ったときは、背景、課題、問題提起、自分の意見の順に整理してみてください。書き出しの流れが決まると、本論や結論にもつなげやすくなります。

総合型選抜専門塾AOIでは、小論文の書き方や添削、総合型選抜に向けた受験相談を行っています。「問題提起から自分の意見につなげられない」「序論と結論がズレている気がする」と悩んでいる方は、一度書いた答案をもとに、文章全体の流れを一緒に確認してみてください。

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この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

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