作成日: 2018年6月30日 最終更新日: 小論文対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です。
今回は、大学受験の小論文対策について具体的に解説をしていきます!
・推薦入試で小論文が出題されるけど何をやればいいのかわからない
・少し小論文を解いてみたけど苦手意識を感じた
というかたにオススメの記事となっています。
この記事では、小論文とは何かから具体的な対策方法、さらにオススメの参考書まで詳しく解説をしているので、大学入試で小論文を使う方は最後まで読んで小論文対策の基礎にしましょう!
また、本来生徒に提供をしている小論文のテキストを期間限定で無料配布しています!
まずは、小論文とはなにかについて復習していきましょう。
いきなり小論文を解いたとしても、小論文は何が求められているのかを知らないと、意図に沿った文章を書くことはできません。
そのため、まず初めに小論文とは何かについて理解しましょう。
小論文を一言で説明すると、「問題に対して、意見と根拠を論理的に説明し相手を説得する文章」のことです。
つまり、指定された文字数に対し、自分で意見を考え、論理的な文章を構成しなければいけないということです。
論理的な文章にするには、話の流れがきちんと繋がるように組み立てることが必要となります。
相手を説得するためには、主観的ではなく「客観的」な文章を書くことが必要になってきます。たまに主観的な文章を求められる問題もありますが、基本的には客観的な文章を書く必要があります。
総合型選抜や学校推薦型選抜では、ほとんどの大学で小論文が試験に科され、一般選抜でも一部小論文が出題されるケースがあります。
関連記事:『小論文と作文の違いは?大学受験で小論文を使う人にわかりやすく解説!』
小論文の頻出テーマは主に以下になります。
・社会問題
・社会情勢
・時事問題
・SDGs
・志望分野に関するトピック
特に、総合型選抜では志望大学に関連したテーマが出題されるケースがあるため、志望分野の基礎知識を獲得しておく必要があります。
関連記事:『小論文頻出テーマ5選とその対策をわかりやすく紹介します』
小論文のよくある出題形式について見ていきましょう。
各形式に沿った対策が必要になりますので、あなたの志望校がどのような問題形式なのかを確認しましょう。
テーマ型とは、簡単な文章でテーマのみが示される出題形式です。
比較的解答の自由度が高いのが特徴です。
前述した「日本では、少子高齢化問題が大きな問題となっている。日本の少子高齢化を解決するために、政府は何をすればいいと考えるか。あなたの意見を述べよ。」はテーマ型にあたります。
多くの大学では、このテーマ型の問題が採用されています。
次に、課題文型です。
課題文型とは、課題文(基本的には2000文字以上)を読んだ上で解答するものです。
そのため、テーマ型とは異なり、課題文にそった解答が求められます。
関連記事:『課題文型小論文で高得点を取るための書き方やポイントを専門塾が徹底解説!』
また、課題文を読み、意見が求められるだけでなく、課題文の要約や漢字の問題などもあわせて出題されるケースもみられます。
関連記事:『小論文の要約とは?書き方やコツを専門塾がわかりやすく解説!』
課題文型は、テーマ型の次に出題される傾向にあります。
資料読解型は、グラフや図表から必要なポイントを読み取り、意見の主張が求められる出題形式です。
理系、看護、政策、教育、福祉系の大学で出題されることが多いです。
総合型選抜の受験者は事前に過去問を確認し、出題形式を知りましょう。
次に、小論文の書き方について学んでいきましょう。
出題形式は大学によって異なりますが、小論文の書き方は、基本的にどのような形式であったとしても守るべきことは同じになります。
関連記事:『小論文の書き方のコツ5選!合格者するためのポイントをプロ講師が解説!』
小論文の書き方は、主張→根拠→根拠の根拠(ex.具体例)→結論の順番で書きましょう。
主張:小論文において一番大事なところ。何を伝えるかを考えよう。
根拠:主張だけを言っても説得力はないので、根拠を提示しよう。
根拠の根拠:根拠を提示するだけではまだ不十分。根拠の補完をしよう。
結論:結論を述べよう。
このような形で、小論文は結論から述べ、次に根拠を明確にし、さらに具体例を用いながら説明し、最後にまた結論を述べる順番で書きましょう。
以下の記事では、小論文で高得点を取るための書き出しについて解説をしているので、合わせて読んでみましょう。
関連記事:『小論文の書き出しは○○でOK!知るだけで得点UPする書き出し例3選』
あなたが必要な小論文対策について5つのポイントをまとめました。
これさえすれば、あなたの小論文はみるみる得点がアップすることでしょう。
(1)たくさん小論文を解く
(2)ボキャブラリーを増やす
(3)添削をしてもらう
(4)原稿用紙の使い方を知る
(5)綺麗な字を書けるようにする
まずは小論文をたくさん解きましょう。
初めのうちは、解く量がものを言います。
AOIでは、試験本番までに最低50題〜70題解くことをオススメしています。
小論文で良い文章を書くためには語彙が必要になります。
そのため、漢字の勉強をし、小論文に必要なボキャブラリーを増やしましょう。
漢検準2級や2級の勉強をオススメします。
量だけではなく、解答1つ1つの質を高めることも重要です。
そのため、客観的に自分の文章を誰かに評価をしてもらい、どこをどのように改善すれば良いのかを把握しましょう。
それによって、自分の失敗パターンや不足しているポイントを分析してもらい、同じミスを繰り返さないためのアドバイスをもらいましょう。
効率的に質を上げるためには、高校の先生だけでなく、なるべく専門的な塾での添削を推奨しています。
関連記事:『小論文なら総合型選抜(AO入試)の専門塾AOIで決まり!最高レベルの指導をあなたに。』
原稿用紙の使い方を学びましょう。
なぜなら、多くの大学では、原稿用紙に記述する必要があり、使い方が間違っていると、減点されてしまうからです。
良い文章を書いたとしても、原稿用紙の使い方が間違っていると、読んでもらえないケースもあったりします。
そのため、原稿用紙のルールは早めに覚えておきましょう。
一部の総合型選抜では、原稿用紙がきちんと書けているかも採点する大学もあるため、きちんと原稿用紙のルールを覚えておきましょう。
最後に、綺麗な字を書けるようにしましょう。
当然ですが、試験本番では手書きで書く必要があります。
採点者は1日にたくさんの解答用紙を採点する必要があるため、綺麗な字で書いていないと読む気がなくなってしまいます。
原稿用紙の使い方の話とも似ていますが、そもそも読んでもらうためには、綺麗な字で書けるようになっておく必要があるのです。
小論文で良い文章を書くためには知識が必要になります。
小論文の参考書は多数販売されていますが、「どの本を選べばいいかわからない」というのが大学入試における受験生の悩みだと思います。小論文は、書き方を間違えると、まったく点数が取れない科目です。だからこそ、小論文対策において、テキスト選びは、非常に重要です。
そこで、今回は、そんな迷える大学受験生のために、オススメの小論文の参考書・問題集を紹介していこうと思います。単にネタ本を探している、という人も必見です。
ここでは、小論文に必要になるオススメの参考書を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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たった7日で小論文がマスターできる! 大学受験の小論文は、この一冊で大丈夫!
あらゆる小論文の問題パターンを分析した結果、合格のエッセンスが詰まった本書が完成しました。
この本は、7日間で小論文をマスターできるという全く新しい本です。小論文の「書き方」の参考書といえば、樋口裕一さんの本が有名だと思います。
しかし、ここでは、樋口さんの参考書は紹介しません。
なぜなら、ほとんどの受験生がいわゆる「樋口式」の書き方で小論文を書いているため、差別化を図ったほうが良いからです。大半の試験監督は、樋口式の答案を見慣れすぎています。だからこそ、樋口式で小論文を書いたら「またこれか・・・」と思うことは間違いありません。
このような理由から、癖がなく、非常にオーソドックスなこの参考書は、オススメできるといえるでしょう。
旧帝国大学以上に小論文を使用して合格したい、と考える受験生は、基礎編の「7日間で合格する小論文」だけでは足りません。そのため、もうレベルアップするために、少し高度な参考書に取り組む必要があります。
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この本は国公立大学の小論文試験対策に非常に役に立つでしょう。先ほどの「7日間で小論文をマスター」は私立大学向けといえますが、こちらは、難関国公立、もしくは大学院で小論文を使用する方向けの小論文テキストです。この参考書は、安易なテクニックがほとんど書かれておらず、小論文の本質に迫る本です。内容も、後半は高度なものが多くなっています。
そのため、いきなり手を出すと、痛い目にあうかもしれません。注意が必要です。難関国公立、特に後期試験で小論文が課される大学を受ける方や、小論文のテキストを解き飽きて、もっと難しいテキストに手を出してみたい、という方は、ぜひ取り組んでみるといいでしょう。
小論文には、社会に対する基礎的な教養が必要です。ですから、知識をつけるためには、様々な本を読んだり、社会問題に対してアンテナを張っていたりことが大切です。しかし、受験まで数か月と迫っているのに、単に「読書をしなさい」とか「新聞を読みなさい」と受験生にアドバイスをするのは酷だと思います。
以下に紹介するのは、小論文に必要な知識を比較的手軽に得ることができる参考書です。社会的教養を効率的に網羅することができるので、オススメです。
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見開き2ページで日本の課題がわかる! 最重要テーマに最速アクセスの頼れる決定版
この本は、有名な本なので、知っている方も多いと思います。「文藝春秋オピニオン 日本の論点100」は、最新の時事問題について、専門家が一つずつ論じています。小論文においては、様々な専門家の意見を知っていることが大きなアドバンテージとなります。この本は、時事問題や社会問題に関する網羅性が大きいので、ぜひしっかりと読んで、自らの教養の糧としてください。また、この本の1つの論点を、400字で要約する練習も、非常に効果的な学習法です。
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この本も、非常に有名な本です。その題名の通り、大学受験において必要な教養を身につけられる本です。著者の横山雅彦さんは、英語の予備校講師として「ロジカルリーディング」を標榜したことで有名ですが、この本では、そんな大学入試に関わった横山さんが、「大学入試に臨むにあたって、これだけは知っておいたほうがいい」という基礎教養を惜しげもなく披露しています。
内容的には、難関大学においてよく出題される高度な内容となっていますが、私立大学の受験生であっても、教養を深めることができ、面白く読めると思います。
横山/雅彦
1964年兵庫県三木市生まれ。京都外国語大学外国語学部英米語学科卒業。東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了。専攻は地域研究(アメリカ)。全国屈指のカリスマ英語講師。豊かな英語ディベートの経験をもとに体系化した独自の英文読解法「ロジカルリーディング」と、地域研究の視点から政治・経済・社会・文化を横断的に捉えるあざやかなバックグラウンド解説が、難関大受験生の圧倒的支持を集めている。糸東流空手道二代宗家・摩文仁賢榮師に師事、師範免状を授与された空手の達人でもある。
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小論文において「必要なすべての知識が網羅された参考書がほしい!」という方にはオススメです。この参考書はページ数が900ページ以上あり、小論文で使う基礎知識のほぼすべてが体系的に網羅されています。とにかく知識をたくさんつけたい方はぜひ取り組んでみるといいでしょう。ただし、この本はとても分厚いため、いきなりこの本から勉強し始めると、9割方は挫折すると思います。そのため、辞書として使ったり、足りない知識を部分的に補うために使ったりするのが、いい使い方と言えます。比較的時間に余裕のある高校1,2年生のうちに目を通しておくのもお勧めです。
AOIでは、これらの参考書の効果的な使い方も指導しています。
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以上が、小論文対策の徹底解説になります。
小論文対策は早めにはじめる必要があり、また志望校の出題形式に沿った対策を行う必要があります。
しかし、いきなり過去問を解いたとしても基礎ができていないと過去問の使い方としてもったいないので、しっかりと順序立てて対策を行っていく必要があります。
そのため、小論文対策は塾で行うことを強くオススメします。
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