作成日: 2020年12月18日 最終更新日: 海外大学
今日は「留学後の大学入試」についてお話していきます。帰国生は必見の内容になっています。
日本の高校から日本の大学に進学するにはかなり多くのパターンがありますよね?
同様に、海外の高校から進学を考えた場合、日本の大学や海外の大学まで、いろんなパターンが存在します。
この記事を読めば、帰国後の入試の流れが簡単にわかります!ぜひご一読ください。
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3年間という長い期間、高校生活を海外で過ごしてきた高校生のみなさんは、晴れて大学受験をすることになります。留学後の進学、となると以下のような選択肢があります。
多くの大学で行われている総合型選抜(旧AO入試)。帰国生徒選抜入試(帰国生入試)もこの中の1つになります。いわゆる「推薦」と呼ばれるものもここに入ります。日本の大学の約7割が、帰国生徒選抜を行っているようです。外国語に力を入れている大学はこの枠を大きくしていたりしますので、大学の要項を必ず確認してください。
1つ、例を取って見てみましょう。
上智大学のHPにあります「海外就学経験者(帰国生)入試要項」です。
大学のレベルにもよりますが、帰国生徒選抜入試は受験人数自体が少ないので、合格率が一般入試に比べて非常に高いです。実際に測るもの(偏差値など)がないので何とも言えませんが、レベル的には一般入試よりは2~3ランク上の大学に通うことができるでしょう。
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帰国生徒が一般入試を受験することは可能です。大学によって受験の手続き自体は異なりますが、日本の高校に通っている生徒と全く同じ条件で受験をすることができます。しかし、英語を習得してきたという以外でのメリットはあまりなく、むしろ古文や歴史を勉強しなくてはいけないところは不利でしょう。
海外の高校から海外の大学への入学については日本ほど煩雑ではありません。むしろ、同じ国内での進学であれば、ここに書くよりも現地の先生に相談される方がいいでしょう。
国際バカロレア(IB)の単位を現地で取得していれば、他国の大学へも入学しやすくなるのではないでしょうか。
国際バカロレアについての説明は、以下のリンクからどうぞ。
https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/
参考記事:国際バカロレアについて徹底解説【IB生の大学進学について】
次に、大学での留学と高校での留学の違いは何かについてお話していきます。
高校での留学目的は主に、「国際交流」や「語学の習得」または「親の転勤」などだと思います。留学することによって多様な価値観を持てるようになることも、留学のメリットも一つですね。
また、大学での留学は語学の習得以外に「研究」といった側面も出てきます。建築や薬学など、理系分野においては日本よりも海外の大学の方が進んでいる部分も多いでしょう。
海外文学やアジアでの経済など、現地に行かないとわからないこともあるでしょう。大学での留学は語学の習得以外にも、そういった目的で渡航することがありますので、どちらで行った方が得か?ということはないと思います。
なぜ留学するのかをしっかりと考えて、正しい選択をしてくださいね。
では、高校での留学を経験した生徒が総合型選抜(帰国生徒選抜)を受験する場合はどのような準備が必要なのでしょうか。
各大学によって準備にも差があるのですが、1つの大学を例にとって見ていきましょう。
<出願要件>
・ 国籍・在留資格
・ 修学年数 : 12年(小+中+高の年数です。)
・ (一部学科)TOEFL iBTまたはIELTSのスコア
英語の資格を求められる学部もあるようですが、一般的には修学年数がクリアできていれば問題ないようですね。
ちなみに、「飛び級」した場合も出願できるところがほとんどですので、外国の高校に通った場合は18歳以上でなくても問題ないですね。
試験の内容は大学によって様々ですが、上記の関西学院大学によれば、
・ 英語の論述問題
・ 講義を受講してのレポート作成
・ 日本語での小論文
・ 面接
といったところでしょうか。全部を課せられるわけではなく、学部によって上記の中からいくつかを課される、というような感じです。また、理系学部になれば数学や理科の試験も課されます。
ただ、海外の大学は国によって数学の進度がかなり違います。日本のように、数学ⅠA・ⅡBと区別されていないところがほとんどです。
関西学院大学の場合は、要項にもありますように、数学=数学ⅠAⅡBⅢ、理科=基礎科目+応用科目と明記がありますのでそれに従って勉強すればいいのですが、他の大学ではそのような記載のない大学も存在します。入試のことですので、質問することはマイナスではありません。
もし出題の範囲について疑問がある場合は、大学に必ず電話をして確認してみてください。
私は大学入学後、1年間カナダに留学をしていました。留学の形式は大学間での【交換留学】制度を利用して行きましたので、大学先や留学先は日本の大学から提示されたところから選ぶ形でした。
大学での交換留学制度にエントリーする場合は語学のスキル(だいたいTOEIC700点レベル)と、大学の成績が必要です。(総合でA評価以上)
私が大学で留学をした目的は、①語学力の向上と、②異文化理解の2点です。私は外国語学部に入学したのですが高校時代に留学はおろか、外国人と話したことすらまともにありませんでした。スピーキングの英語にほとんど触れずに外国語学部に入学した私は外国人講師の先生の授業が非常に辛く(笑) 、本当に逃げたい思いでいつも授業を受けていました。
しかし、せっかく親がお金を出してくれて入った大学(奨学金は使いましたが)。そうそう簡単に辞めるわけにはいかず、しかし授業は辛い。
この状況を変えたいと思い、大学にあった交換留学制度を利用することにしました。私の学校の交換留学制度はアメリカ、カナダ、オーストラリアと英語圏に多くの提携校があり、アメリカやオーストラリアは都市部に近いところだったのですが、カナダだけ「サスカチュワン」というとんでもない田舎だったので人気が少なく、上記の条件を満たしてエントリーしたらなぜか合格してしまいました(笑)。
田舎の大学に行っただけあって、現地はほとんどがカナダ人で、留学で来るアジア人など皆無でした。外国人恐怖症になりかけていた私にとっては最初は辛い以外の何物でもなかったのですが、3カ月たつ頃にはしっかり慣れて溶け込んでいましたね。
交換留学で行けるメリットとしては、現地で取得した単位を日本の大学で読み替えてくれるので、うまくいけば4年で卒業できることかもしれません。
また、海外は高校・大学ともに9月入学なのですが、大学は半期ごとに単位を精算できるため、後期→前期の順番で単位を取ることによって(若干の授業の前後は出ますが)すんなりと単位を出してくれますね。
高校で留学した時のように、大学入試に備えて半年早く帰国したり、または現地で日本の大学入試の準備をしなくていいというのも、大学での交換留学のうまみかもしれません。
大学によって交換留学の提携校は変わってきますので、大学のHP等で確認するのがいいかと思います。
外国語学部を持っていたり、キリスト教系の大学のほうが、相対的に英語圏の提携校は多いですね。
海外で高校に進学した後、日本の大学に進むにはやはり、帰国生徒選抜を利用した方が圧倒的に行きたい大学に入れるでしょう。国公立大学においても同様の方式を採用していますので、ぜひ各大学の要項を確認しましょう。
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