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作成日: 小論文対策

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。
小論文を書こうとしても、
「何を書けばいいかわからない」
「途中で手が止まってしまう」
「メモした内容と本文がズレてしまう」
「制限時間内に書き切れる気がしない」
このように悩む人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、小論文が書けない原因は、文章力だけではありません。
多くの場合、設問を整理しないまま書き始めていること、自分の意見が決まっていないこと、メモが構成になっていないこと、時間配分を決めていないことが原因です。
本番まで時間がない場合でも、最初にやるべきことは「知識を増やすこと」だけではありません。まずは、書く前の型を決めることが大切です。
小論文は、思いついたことをそのまま書く文章ではありません。設問を読み取り、主張を決め、理由と具体例を用意し、構成に沿って書く文章です。手順を決めれば、途中で止まったり、時間内に書き切れなかったりする状態は改善しやすくなります。
この記事では、小論文が書けない原因、途中で止まる理由、時間内に書き切るための構成メモ、書き出し例、本番まで時間がないときの対策まで解説します。
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小論文が書けない原因は、一つではありません。「文章が苦手だから」と考えてしまう人もいますが、実際には書き始める前の準備でつまずいていることが多いです。
小論文は、テーマについて自由に思ったことを書く文章ではありません。設問で何を求められているのかを読み取り、それに答える必要があります。
たとえば、「SNSの利用についてあなたの考えを述べなさい」と問われている場合、SNSの説明だけを書いても不十分です。この設問では、SNSの利用について自分はどう考えるのかを示す必要があります。
一方で、「資料を読み取り、筆者の主張を要約しなさい」と問われている場合は、自分の意見を中心に書くのではなく、資料の内容を正確に整理することが求められます。
小論文が書けないときは、まず設問が何を求めているのかを確認しましょう。
小論文では、自分の立場を決めることが大切です。
賛成なのか、反対なのか、条件付きで賛成なのか。自分の立場が決まっていないまま書き始めると、途中で文章の方向性がわからなくなります。
たとえば、次のように一文で立場を決めると書きやすくなります。
例:
私は、学校でのスマートフォン利用には一定のルールが必要だと考える。
この一文があるだけで、その後に理由や具体例をつなげやすくなります。
小論文でよくある悩みが、「メモには書けたのに、本文を書いているうちに内容がズレてしまう」というものです。
これは、メモが本文の設計図になっていないことが原因です。
メモを書いたのに本文でズレる人は、メモに「内容」だけを書いていて、「順番」を決めていないことが多いです。
思いついたことを箇条書きで並べるだけでは、本文を書き始めたときに順番が崩れたり、途中で別の考えに引っ張られたりします。
メモを作るときは、「何を書くか」だけでなく、「どの順番で書くか」まで決めましょう。
自分の意見はあるのに文章が伸びない場合は、根拠や具体例が足りていない可能性があります。
小論文では、「私は〇〇だと思う」だけでは不十分です。なぜそう考えるのか、具体的にはどのような例があるのかを説明する必要があります。
たとえば、「学校でのスマートフォン利用にはルールが必要だ」と書くなら、その理由として「授業中の集中を妨げる可能性がある」「一方で調べ学習には役立つ」といった根拠を出せます。
主張、理由、具体例をセットで考えると、小論文は書きやすくなります。
小論文の基本構成から確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文の書き方や構成を例文つきで専門家が解説!【読むだけで2倍書けるようになる】』
小論文が書けない人の中には、内容は思いついても時間内に書き切れない人もいます。特に800字や1200字の小論文では、考える時間と書く時間を分けることが大切です。
小論文を時間内に書き切れない人は、書きながら考え続けていることが多いです。
書きながら考えると、途中で迷ったり、別の意見に変えたくなったりして、時間が足りなくなります。
小論文では、最初に設問分析と構成メモの時間を取り、本文を書く段階では大きく迷わない状態にしておくことが重要です。
構成メモは大切ですが、完璧に作ろうとしすぎると本文を書く時間がなくなります。
メモは、きれいな文章で書く必要はありません。主張、理由、具体例、結論がわかれば十分です。
メモの目的は、本文を書く前に道筋を決めることです。細かく書き込みすぎるより、短く整理することを意識しましょう。
本文を書いている途中で「やっぱり違うかも」と考えを変えると、文章が止まりやすくなります。
もちろん、明らかに設問からズレている場合は修正が必要です。しかし、毎回途中で主張を変えていると、最後まで書き切ることが難しくなります。
書き始める前に主張を固定し、本文ではその主張に向かって理由と具体例を積み上げていきましょう。
小論文が書けないときは、いきなり本文を書こうとしないことが大切です。まずは、設問を分解し、自分の立場を一文で決めましょう。
小論文が苦手な人ほど、すぐに本文を書こうとしがちです。
しかし、設問の読み取りや構成ができていない状態で書き始めると、途中で止まったり、話がズレたりします。
本文を書く前に、最低限次の4つを決めましょう。
この準備をしてから書くと、小論文はかなり書きやすくなります。
設問を読んだら、まず次の点を確認しましょう。
たとえば、「SNSの利用についてあなたの考えを述べなさい」という設問であれば、SNSの説明ではなく、SNS利用に対する自分の意見を書く必要があります。
設問を正しく読み取ることは、小論文を書くための最初の一歩です。
設問を整理したら、自分の立場を一文で決めましょう。
例:
私は、学校でのスマートフォン利用には一定のルールが必要だと考える。
例:
私は、地域の課題を解決するには、行政だけでなく住民の参加も必要だと考える。
この一文があると、本文の方向性が決まります。書きながら迷いそうなときも、この一文に戻れば脱線しにくくなります。
小論文で何も思いつかないときは、知識がないと決めつける前に、考える切り口を変えてみましょう。メリット・デメリット、原因・問題点・対策、自分の経験から考えると、意見を作りやすくなります。
どんなテーマでも、まずは良い面と悪い面に分けると考えやすくなります。
たとえば、SNSについて考える場合は次のように整理できます。
このように整理すると、「SNSは便利だが、使い方にはルールが必要だ」という立場を作ることができます。
社会問題系のテーマでは、原因・問題点・対策の順に考えると書きやすくなります。
たとえば、少子化について考える場合は次のように整理できます。
この型は、少子化、環境問題、地域活性化、教育格差など、多くのテーマで使えます。
専門知識が少なくても、自分の経験から意見を作れる場合があります。
教育、SNS、地域、部活動、学校生活などのテーマは、自分の体験から考えやすいです。
ただし、自分の経験をそのまま書くだけでは小論文になりません。その経験から何を考えたのか、社会全体の問題とどうつながるのかまで広げることが大切です。
小論文で脱線する人は、メモが本文の設計図になっていないことがあります。メモは思いつきを並べるだけではなく、どの順番で書くかまで決めるために使いましょう。
小論文を書く前のメモは、思いついたことを並べるだけでは不十分です。
大切なのは、本文の順番を決めることです。
たとえば、次のように整理します。
この順番が決まっていれば、本文を書きながら迷いにくくなります。
本文を書く前に、最低限次の4つを決めましょう。
構成メモの例:
主張:
理由:
具体例:
結論:
たとえば、SNSをテーマにするなら次のように書けます。
SNSをテーマにした構成メモ:
主張:学校でのスマートフォン利用には一定のルールが必要
理由:学習に役立つ一方で、集中を妨げる可能性もある
具体例:調べ学習では便利だが、授業中の私的利用は学習の妨げになる
結論:全面禁止ではなく、目的に応じたルールを設けるべき
この状態まで決めてから本文を書けば、途中で大きく脱線しにくくなります。
文字数が増えても、小論文の基本構成は大きく変わりません。
800字の場合は、主張、理由、具体例、結論を中心に書きます。
1200字の場合は、理由や具体例を増やしたり、反対意見を入れたりすると文章に厚みが出ます。
| 文字数 | 構成の目安 |
|---|---|
| 800字 | 主張・理由・具体例・結論 |
| 1200字 | 主張・理由1・具体例1・理由2・具体例2・反対意見・結論 |
1200字で文字数が足りない場合は、主張を増やすのではなく、理由・具体例・反対意見を増やすのがおすすめです。主張をいくつも入れると文章が散らかりやすくなるため、中心となる意見は1つに絞りましょう。
小論文の基本構成をより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文の書き方や構成を例文つきで専門家が解説!【読むだけで2倍書けるようになる】』
小論文を書き切れない場合は、時間配分を決めていないことが原因かもしれません。試験時間は大学によって異なるため、ここでは目安として考えてください。
小論文では、本文を書く時間だけでなく、設問分析や見直しの時間も必要です。
基本の流れは次の通りです。
すべての時間を本文に使うのではなく、最初と最後にも時間を残すことが大切です。
時間配分は試験時間によって変わりますが、次のような目安で考えるとよいでしょう。
| 条件 | 設問分析 | 構成メモ | 本文 | 見直し |
|---|---|---|---|---|
| 800字・60分 | 5分 | 10分 | 40分 | 5分 |
| 1200字・90分 | 10分 | 15分 | 55〜60分 | 5〜10分 |
最初からこの通りに進めるのは難しいかもしれません。過去問を使って練習し、自分に合う時間配分に調整しましょう。
時間切れを防ぐためには、書き始める前に結論まで決めておくことが大切です。
結論が決まっていないまま書くと、最後に何を書けばいいかわからなくなり、時間を使ってしまいます。
最初に主張と結論を決め、その結論に向かって理由と具体例を書いていくと、時間内にまとめやすくなります。
結論の書き方に不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。
小論文で止まりやすいのが、最初の一文です。書き出しに迷う場合は、意見から始める、問題提起から始める、条件付きで始めるなどの型を使うと書きやすくなります。
自分の立場が決まっている場合は、意見から始めるとわかりやすいです。
例:
私は、〇〇に賛成である。
私は、〇〇には一定のルールが必要だと考える。
私は、〇〇には慎重であるべきだと考える。
最初に意見を書くことで、文章の方向性がはっきりします。
社会問題や現代的なテーマでは、問題提起から始める方法もあります。
例:
近年、〇〇が社会的な課題となっている。
〇〇については、利便性と課題の両面から考える必要がある。
問題提起から始めると、テーマの背景を示しながら自分の意見につなげやすくなります。
賛成・反対をはっきり分けにくいテーマでは、条件付きで意見を述べてもよいです。
例:
私は〇〇に賛成である。ただし、△△については注意が必要だと考える。
小論文では、必ずしも単純な賛成・反対に分ける必要はありません。条件付きの立場を取ることで、現実的な意見を書きやすくなる場合もあります。
小論文の書き出しをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
本番まで時間がない場合は、あれもこれも手を出すより、出題されやすいテーマと書き方の型に絞って対策しましょう。
本番直前に大量の知識を入れようとすると、かえって混乱してしまうことがあります。
時間がない場合は、志望学部で出やすいテーマに絞って最低限の背景知識を確認しましょう。
たとえば、法学部なら憲法、権利、社会規範、公共性など。経済・経営系なら地域経済、少子高齢化、消費行動、働き方などが考えられます。
本番まで時間がないときこそ、過去問を時間内に書く練習が必要です。
制限時間を測りながら、設問分析、構成メモ、本文、見直しまで行いましょう。
時間内にどこで詰まるのかを確認するだけでも、本番での動き方が変わります。
小論文は、自分ではズレに気づきにくい文章です。
書いたものは、学校の先生や塾の講師など、第三者に見てもらいましょう。
特に確認してもらいたいのは、次の点です。
総合型選抜の小論文対策について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:『総合型選抜の小論文の書き方をプロ講師が解説!【5つのコツ】』
小論文が書けないときほど、間違った対策をしてしまうことがあります。ここでは、避けたい行動を確認しておきましょう。
小論文は、唯一の正解を当てる試験ではありません。
大切なのは、自分の立場を決め、その理由を根拠や具体例で説明することです。
完璧な意見を探し続けるよりも、自分が説明できる意見を選び、最後まで書き切ることを優先しましょう。
構成を作らずに本文を書き始めると、途中で止まりやすくなります。
また、話が脱線したり、文字数や時間の調整が難しくなったりします。
小論文を書く前には、必ず主張、理由、具体例、結論をメモしてから書き始めましょう。
小論文は、一度書いて終わりでは伸びにくいです。
添削を受けたら、同じテーマでもう一度書き直してみましょう。書き直すことで、自分がどこでズレやすいのか、どの部分の根拠が弱いのかが見えてきます。
小論文は、書く量だけでなく、書き直しまで含めて練習することが大切です。
文体や語尾に不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:『小論文は「です・ます」と「だ・である」のどちらで書くべき?「だ・である」を推奨する理由。』
小論文が書けない原因は、文章力だけではありません。設問を整理できていない、自分の意見が決まっていない、構成メモが本文の設計図になっていない、時間配分を決めていないことが原因になりやすいです。
小論文が書けないときは、いきなり本文を書かず、主張・理由・具体例・結論を先に決めましょう。何も思いつかない場合は、メリット・デメリット、原因・問題点・対策、自分の経験から考えると意見を作りやすくなります。
また、800字や1200字を書き切るには、設問分析、構成メモ、本文、見直しの時間配分も大切です。本番まで時間がない場合は、志望学部で出やすいテーマに絞り、過去問を時間内に書いて、必ず添削を受けましょう。
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