作成日: 2019年4月17日 最終更新日:

秋田公立美術大学の推薦入試対策

秋田公立美術大学アイキャッチ

秋田公立美術大学の概要

秋田公立美術大学公式ホームページでは、大学の基本的理念やポリシーを以下の通り定めています。

秋田公立美術大学の、4つの基本理念

秋田公立美術大学は社会の大きな変動に呼応し、古い概念にとらわれることなく新しい芸術領域の創造に挑戦する大学です。自然と伝統文化に恵まれた秋田の文化的資源を活用し、芸術のもつ可能性、公共性を探求し、秋田から全国、世界へと、自らの芸術的感性と創造性をいかす社会に貢献する人材を送り出します。

1.新しい芸術領域を想像し、挑戦する大学

近代日本の芸術教育において、「日本画」「油画」「彫刻」「工芸」「デザイン」「建築」等の区分が固定され、西洋近代的なものと日本古来のものが並行的に同居している状態を見直し、現代日本に合った価値観に再構成するとともに、新しい芸術的価値を生み出し、発信することに積極的に挑戦します。

2.秋田の伝統・文化をいかし発展させる大学

「地方都市のアイデンティティを再発見し、新たな価値観を創出する」というビジョンと、「地域の多元化そして深化こそ豊かなグローバル文化を形成する」という理念に基づき、秋田における芸術創造と人材養成を実現することを通して、芸術の「地方分権」を先駆けます。また、秋田が歴史的に培ってきた伝統的な文化、生活様式、技術などを掘り起こし、その芸術的価値を再評価し、現代の秋田にいかすとともに、芸術・デザイン分野における新たな展開をもたらす、いわば地域のルネッサンスを目指します。

3.秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学

再構成された芸術領域と地域の芸術・文化に対する深い理解や、「世界」に触れる機会・交流をもつことを基盤として、変化しつづける芸術表現の中で、アーティストあるいはデザイナーとしてその潮流をリードするために必要な、多様なルーツと出会い、価値の多様性を認め、共有できる柔軟な思考を持ち、新しい表現を模索しながらグローバルに活躍できる人材を育てます。 また、大学自体も、豊かなグローバル文化の形成を目指して、秋田に残る文化・芸術を再評価し、現代に通じるものとして復興しながら、先鋭的な芸術表現により世界に向けて新たな価値観を発信していきます。

4.まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学

公立大学の責務として、教員全員が自らの専門領域に由来する社会貢献事業を進めるとともに、県内外の大学、民間企業、小・中・高の各学校、美術館等の社会教育機関との連携を積極的に図りながら、地域ブランドの開発や地場産業の振興、芸術活動の展開などに力を発揮し、地域の活性化に貢献できる人材を育てます。

入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

秋田公立美術大学は、次のような目的意識を持った学生を受け入れます。 「芸術の未知の領域に強い関心を持つ人」 「自ら問題を発見し、積極的に学ぶ意欲のある人」 「芸術分野で自立する意欲のある人」 「芸術を通して、地域社会の発展に貢献する意欲のある人」

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

秋田公立美術大学は、次のような人材を育成します。 「従来の芸術を理解し、それを新しい芸術として再創造できる人材」 「文化の多様性を受け容れ、芸術において異文化と共存できる人材」 「グローバルな視野に立ち、国際的な舞台に挑戦できる人材」 「芸術の新しい知見によって、地域社会の発展に貢献できる人材」

秋田公立美術大学の推薦選抜の実施状況

秋田公立美術大学の推薦入試は、推薦選抜Ⅰと推薦入試Ⅱに分かれています。 それぞれの募集人員は以下の通りです。 推薦選抜Ⅰ:一般推薦12名、県内枠5名、市内枠5名、指定校枠3名 推薦選抜Ⅱ:5名

秋田公立美術大学の推薦選抜Ⅰの募集概要

秋田公立美術大学公式ホームページでは、推薦入試Ⅰの募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

それぞれの区分ごとに掲げる要件のすべてに該当する者とします。

一般推薦

(1) 高等学校、中等教育学校又は、専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)を2019年3月31日までに卒業見込みの者で、秋田県外に住所を有する者 (2) 調査書の評定平均値が3.8以上の者 (3) 出身学校長が責任をもって推薦する者 (4) 合格した場合は、本学への入学を確約できる者 ※各校から推薦できる人数は2名までとします。

特別推薦(県内枠)

(1) 高等学校、中等教育学校又は、専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)を2019年3月31日までに卒業見込みの者で、秋田県内(秋田市内を除く)に住所を有する者 (2) 調査書の評定平均値が3.8以上の者 (3) 出身学校長が責任をもって推薦する者 (4) 合格した場合は、本学への入学を確約できる者 ※各校から推薦できる人数は2名までとします。

特別推薦(市内枠)

(1) 高等学校、中等教育学校又は、専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)を2019年3月31日までに卒業見込みの者で、秋田市内に住所を有する者 (2) 調査書の評定平均値が3.8以上の者 (3) 出身学校長が責任をもって推薦する者 (4) 合格した場合は、本学への入学を確約できる者 ※各校から推薦できる人数は2名までとします。

特別推薦(指定校枠)

(1) 本学が指定する高等学校を2019年3月31日までに卒業見込みの者 (2) 調査書の評定平均値が3.8以上の者 (3) 出身学校長が責任をもって推薦する者 (4) 合格した場合は、本学への入学を確約できる者

選考日程

出願期間:2018年11月1日(木)~11月9日(金) 試験日:2018年11月23日(金) 合格発表日:2019年12月4日(火)

選考方法

学力検査(大学センター試験)を免除し、調査書・推薦書・志望理由書等の出願書類審査、実技試験(鉛筆デッサン)および面接により選抜します。 特別推薦のうち、指定校枠については実技試験を免除します。

一般推薦および特別推薦(指定校枠を除く)の試験日程、試験科目等

① 実技試験:4時間(休憩時間を除く) 鉛筆デッサン…B3サイズの画用紙使用 ② 面接(グループ面接)

特別推薦(指定校枠)の試験日程、試験科目等

面接(個別面接)

必要書類

入学志願票、受験票、写真票、調査書、推薦書、志望理由書、住民票、入学検定料納付証明書、受験票返送用封筒

秋田公立美術大学の推薦選抜Ⅱの募集概要

秋田公立美術大学公式ホームページでは、推薦入試Ⅱの募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

次に掲げる(1)から(5)までの要件すべてに該当する者とします。 (1) 高等学校、中等教育学校又は文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程を2019年3月31日までに卒業見込みの者 (2) 芸術分野に興味・関心があり、本学において積極的に学ぶ意欲のある者 (3) 出身学校長が責任をもって推薦する者 (4) 合格した場合は、本学への入学を確約できる者 (5) 他の国公立大学の推薦入試に出願していない者 ※各校から推薦できる人数は2名までとします。

選考日程

出願期間:2018年12月10日(月)~12月18日(火) 試験日:2019年2月2日(土) 合格発表日:2019年2月12日(火)

選考方法

大学入試センター試験および本学が実施する調査書・推薦書・志望理由書等の出願書類審査、小論文試験および面接により選抜します。

(1)大学入試センター試験の受験を要する教科・科目

国語:「国語」 外国語:「英語」(リスニング含む) 地理歴史:「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」 公民:「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」 数学:「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ・数学B」 理科:「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目または「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目 国語と外国語は必修、地理歴史、公民、数学、理科の中から3教科3科目選択とする。ただし、同一教科からは1科目まで選択とする。

(2)個別学力検査の試験

小論文(2時間)、面接

必要書類

入学志願票、受験票、写真票、調査書、推薦書、志望理由書、大学入試センター試験成績請求票、入学検定料納付証明書、受験票返送用封筒

秋田公立美術大学の推薦選抜の倍率

最後に、秋田公立美術大学の推薦入試の過去の倍率をご紹介いたします。

2018年

一般推薦

募集人員12人 出願者数35人 受験者数35人 倍率2.9倍

特別推薦(県内枠)

募集人員5人 出願者数16人 受験者数16人 倍率3.2倍

特別推薦(市内枠)

募集人員5人 出願者数9人 受験者数9人 倍率1.8倍

特別推薦(指定校枠)

募集人員3人 出願者数3人 受験者数3人 倍率1.0倍

2017年

一般推薦

募集人員12人 出願者数29人 受験者数29人 倍率2.4倍

特別推薦(県内枠)

募集人員5人 出願者数10人 受験者数10人 倍率2.0倍

特別推薦(市内枠)

募集人員5人 出願者数4人 受験者数4人 倍率0.8倍

特別推薦(指定校枠)

募集人員3人 出願者数3人 受験者数3人 倍率1.0倍 さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。