立命館アジア太平洋大学(通称APU)国際経営学部は、国際的なビジネスパーソンを育てるための学部です。
学科は「国際経営学科」1つのみですが、「会計・ファイナンス」「マーケティング」「経営戦略と組織」「イノベーション・経済学」の4つのコースから専攻を選びます。
留学生が多く、言語教育にも力を入れているのが立命館アジア太平洋大学国際経営学部の特徴。
そんな立命館アジア太平洋大学国際経営学部について、偏差値・就職率・評判などをまとめました。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の偏差値
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の偏差値は50.0です。
同じ立命館アジア太平洋大学「アジア太平洋学部」は、偏差値52.5。
立命館アジア太平洋大学には2つしか学部がないので、国際経営学部は比較的偏差値の低い学部ということになります。
なお、立命館アジア太平洋大学国際経営学部と難易度が近い大分県の経営学部は、
となっています。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の倍率
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の、入試方法ごとの倍率は以下の通り。
- 一般入試合計:4.4
- 総合型選抜(旧AO入試)合計:1.8
- セ試合計:3.5
なお、立命館アジア太平洋大学国際経営学部と併願されることが多い大学の倍率は、
となっています。
このことから、立命館アジア太平洋大学国際経営学部は併願校と比べて倍率が高く、人気がある学部と言えます。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の入試の種類
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の入試の種類は、以下の通り。
- A方式:3科目(国語・外国語と、地歴・公民・数学より1科目選択)
- 英語重視方式:3科目(国語・外国語と、地歴・公民・数学より1科目選択)
- 書類審査:TOEFL iBT Test 61以上、TOEFL PBT Test 500以上、TOEIC L&R Test 700以上など、一定の語学力基準を満たす者のみ、「志望理由書」「成績証明書」などの書類提出で選考を受けられます。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部のカリキュラム
立命館アジア太平洋大学国際経営学部のカリキュラムには、以下のような特色があります。
1年次で経営の基礎を身につける
立命館アジア太平洋大学国際経営学部では、1年次に「ビジネス数学」と「経営学入門」を全員が必修科目として履修します。これらは国際経営の基礎となる科目で、経営者が知っておくべき基本知識を押さえています。
その他の科目は、学生の興味・関心や希望進路に合わせて履修します。
2年次でコースに分かれる
2年次以降は、
- 会計・ファイナンス
- マーケティング
- 経営戦略と組織
- イノベーション・経済学
この4つのコースに分かれます。それぞれのコースで、将来的に国際社会で活躍するビジネスパーソンを育成するため、高度な専門知識を養います。
4年次は卒業論文・研究
4年次には、大学での学びの集大成として卒業論文・卒業研究に取り組みます。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の特徴
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の特徴は、以下の通り。
- 充実した留学制度
- 国際色あふれる学生たち
- グローバルな就職・進学実績
それぞれの項目について、詳しく解説していきます。
充実した留学制度
立命館アジア太平洋大学国際経営学部では、夏・冬休みに担当教員とともに海外でフィールドスタディができます。実施プログラムの行き先はイラン・ベトナム・スロバキアなど多彩で、現地にて実践的な研究調査を行います。
また、立命館アジア太平洋大学は世界39ヶ国に110校の交換留学協定校を持ち、学習目的に合わせて1年または半年の留学を経験できます。
さらに、共同学位プログラムを利用すれば、海外の協定校で2年、立命館アジア太平洋大学で2年の合計4年間で2つの大学を卒業することも可能です。
国際色あふれる学生たち
立命館アジア太平洋大学国際経営学部は、国内外から新入学生・編入生を募集しています。そのため、学生の国籍は多彩で、世界各国から集まった同級生と机を並べて学習します。
その中で自然に語学力やコミュニケーション能力が養われ、他国の文化への理解も生まれ、国際的に通用するビジネスパーソンとしての素養が培われるのです。
グローバルな就職・進学実績
立命館アジア太平洋大学国際経営学部は、言語教育に非常に力を入れています。さらに、卒業資格にも外国語の単位が必須なため、卒業時には数ヶ国語を堪能に操る学生も。
そのため、立命館アジア太平洋大学国際経営学部の就職・進学実績は、非常にグローバルです。外資系企業や海外の大学院に進む卒業生が多く、将来国際的に活躍したい方におすすめの学部です。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の進路状況
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の進路状況を、
の3つのカテゴリに分けてまとめました。
就職率
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の就職率(内定率)は、67.8%です。
進学者は7.2%なので、二つを合わせても75%となり、25%の学生は進学も就職もしないという選択をしていることになります。
ただし、立命館アジア太平洋大学国際経営学部は海外からの留学生が非常に多い学部なので、卒業後に母国で就職先を探す学生も多いでしょう。
一般的な大学とは事情が違うため、就職率だけを見て立命館アジア太平洋大学国際経営学部が就職に弱いとは言い切れません。
主な就職先企業
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の主な就職先は、以下の通りです。
- エイチ・アイ・エス
- ANAエアポートサービス
- AIU損害保険
- NTTデータ グローバルソリューションズ
- カタール航空
- パナソニック
- ヒルトンワールドワイド
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- ロバート・ウォルターズ・ジャパン
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の卒業生は、語学力や国際的なコミュニケーション能力を生かし、外資系企業や旅行・貿易関係の企業に進んでいることが多いです。
主な内定業種一覧
立命館アジア太平洋大学国際経営学部の主な内定業種は、以下の通りです。
立命館アジア太平洋大学国際経営学部は卒業生が幅広い業界に就職しているため、その業種も様々です。
その中で、上位になっている業種は「金融・保険業」「旅行業」「卸売・小売業」の3つ。
語学力や国際的な感覚を生かして働ける業種に就いている卒業生が多いです。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部で取得可能な資格
立命館アジア太平洋大学国際経営学部で取れる資格は、特に公表されていません。
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部のキャンパス情報
立命館アジア太平洋大学国際経営学部のキャンパス情報は、以下の通りです。
- 住所:大分県別府市十文字原1-1
- アクセス:JR亀川駅よりバス約15分、JR別府駅よりバス約40分、大分空港より約35分
立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の評判は?
立命館アジア太平洋大学国際経営学部に実際に通っている学生の口コミを集めました。
世界中にコネクションが持てる
学生の国際色が豊かなので、日本人以外の発想や価値観を知ることができます。教授も国内外にコネクションがある人が多く、積極的にアプローチしてくれるおかげで様々な人と出会えました。
就活に関しては、日本一サポートが手厚いといっても過言ではありません。キャリアオフィスはいつ訪れても職員の方が真摯に対応してくれて、特に国際学生にはとことん親切にしてくれます。
明るく活発で、勉強が好きな人におすすめ
留学生がたくさんいて、国際的で活発な学部です。学外活動がたくさんあるので、とても充実した生活が送れます。授業の課題や出席は他の大学より厳しいですが、しっかり知識が身につきます。
施設も新しくて充実していて、特に不満な点はありません。
真の国際交流ができる
間違いなく、4年間で入学前より成長できる学部だと思います。留学生はハングリー精神がある学生が多く、一緒に切磋琢磨することで良い影響をたくさん受けられます。真の国際交流をしたい人におすすめの環境です。
講義が日英両言語で開講されていて、自然に英語力がつくのも良いところです。
また、APUを総合型選抜(旧AO入試)で受験するためには、APUのことを深く知らねばなりません。そこで、おすすめの本を紹介しておきます。
混ぜる教育という本ですが、これは、APUの理念などが深く書いてある素晴らしい本です。志望理由書を書くときや、面接に おいても、ここからの知識を用いることができます。APUのことを知り、心の底から志望するためにも、この本を読んでからAPUの総合型選抜(旧AO入試)を受験してみてください。
混ぜる教育
APUの総合型選抜(旧AO入試)の実施状況