作成日: 2019年6月25日 最終更新日:

同志社大学社会学部の入試情報・偏差値・進路・評判まとめ

同志社大学社会学部

同志社大学社会学部の偏差値

同志社大学社会学部の偏差値は60.0~62.5となっています。同志社大学内で言えば、文学部(偏差値60.0~62.5)が同じで、文化情報学部(偏差値57.5~60.0)、理工学部(偏差値57.5~60.0)などがレベルの近い学部です。

同志社大学社会学部の倍率

2019年度入試における同志社大学社会学部で実施された学科別試験方式および倍率は以下の通りです。
  • 一般選抜:5.4倍(募集人数247名・志願者数3,512名・受験者数3,360名)
  • センター利用入試:3.7倍(募集人数25名・志願者数745名・合格者数201名)
  • 自己推薦入試:2.4倍(募集人数30名・志願者数99名・受験者数84名・合格者34名)
2019年度年入試において、同志社大学内の一般選抜入試合計で最も倍率の高かったのは神学部の7.8倍で、社会学部の5.4倍はグローバル・コミュニケーション学部(5.9倍)に次いで3番目に高い倍率でした。

同志社大学社会学部の入試の種類

同志社大学社会学部に入るための入試制度は以下の通りです。
  • 一般選抜入学試験
  • 大学入試センター試験を利用する入学試験
  • 社会福祉学科推薦選抜入学試験
各入試制度における特色は以下の通りです。

一般選抜入学試験

一般入試は学力検査を中心とした選抜となります。学部個別日程と全学部日程の試験日を設けることで、同一学部・同一学科を2回受験できる入試システムを採用しています。2020年度の試験日は2月5日(水)です。

大学入試センター試験を利用する入学試験

センター試験利用入試では、大学入試センター試験の出題教科・科目のうち同志社大学が指定する教科・科目の成績と小論文により選抜します。社会福祉学科、メディア学科、産業関係学科では、センター試験とは別に学部独自に小論文を課しています。大学入試センター試験は2020年1月18日(土)・1月19日(日)に行われます。

自己推薦(スポーツ)入学試験

自己推薦入学試験は学科によって選考方法が異なります。社会福祉学科、メディア学科、産業関係学科では小論文および面接、教育文化学科では第一次選考と第二次選考に分けて合格者を選考しています。 教育文化学科の第一次選考では書類選考を行い、第一次選考合格者を選定します。第二次選考では小論文面接を課し、第一次選考と第二次選考の結果を総合的に判断した上で合否の判定を行います。

同志社大学社会学部のカリキュラム

社会学部では、導入科目から専門科目まで段階的に学習できるように、年次ごとにカリキュラムを組んでいます。年次ごとにどのようなことを学ぶのか見ていきましょう。

1年次では「基礎」を学ぶ

1年次には情報検索能力・読取能力・操作能力・表現能力を養うためのファーストイヤーセミナーのほか、理論系と調査系の入門科目を配置しています。

2年次では「上級学習によるトレーニング」

2年次にはさらに調査法の上級編を学習し、ゼミナールを通して社会学的発想のトレーニングを行います。

3年次では「理論と調査の本格的指導」

3年次からはゼミナール・調査実習・専門科目を通して、理論系と調査系の本格的な指導を受けます。

4年次では「集大成の卒業論文」

4年間の集大成として、個々人のテーマについて社会学的研究を行い、卒業論文をまとめます。

同志社大学社会学部の特徴

同志社大学社会学部には、社会学科、社会福祉学科、メディア学科、産業関係学科、教育文化学科の5学科があります。各学校の特徴・特色をまとめました。

社会学科

社会学で重視されるのは、調査によって集められたデータに基づいて、人同士の関わり合いから起こる現象について理解・説明していくことです。そのために、フィールドワークなどの「社会調査」と学習を通じて養われる社会学的発想の両方が重要となります。これらについて導入科目から専門科目まで段階的に学習できるように、1年次ではファーストイヤーセミナーや入門科目を履修し、2年次では上級編の調査法、3年次からはゼミ・実習・専門科目などで本格的な指導を受け、集大成として4年次に卒業論文をまとめます。

社会福祉学科

社会福祉学科では、社会福祉問題の原因と結果、それに必要な施策を考察する能力と、生活上の問題とそれに関わる人々を適切に助けられる能力を学生に身につけてほしいと考えています。 そのため、社会福祉学科では特に実習科目を重視しています。福祉施設や公的機関、福祉団体等での実習を通して、ソーシャルワーカーとして必要な技能・知識を身につけることができます。

メディア学科

メディア学科では、メディア全般とジャーナリズムについて幅広く扱います。ジャーナリズムに携わる者はもちろんのこと、社会人として身につけておくべきメディアへの理解や、批判する力、感受性を養成することを主な教育目標としています。「メディアとジャーナリズム」「情報と社会」「コミュニケーションと文化」という3つの柱を中心に、メディアの伝え方、社会におけるメディアの役割や影響などの問題に対する理解を深めます。

産業関係学科

産業関係学科では、人間と仕事から生じる問題について学びます。 最大の特徴は約10人のクラスで行う少人数教育です。それぞれ設定した課題に対して発表やディスカッションを重ね、理解を深め合います。また、選択必修科目として実習科目を設けており、実際に起こっている社会問題について、自分で調査し考察することを大切にしています。

教育文化学科

教育文化学科の特質は、現在の世界情勢において、異文化交流が人に及ぼす影響やそれに対する教育文化の役割を考えることにあります。大きく分けて「文化と人間形成に関する理論と思想の研究」、「学校教育と社会教育を含む生涯学習の理論と実践に関する研究」、の2つの柱を持っています。3年次からは、さらに専門領域ごとに演習クラスに分かれて理解を深めます。

同志社大学社会学部の進路状況

就職率

同志社大学社会学部の2018年度の就職率は、卒業者数443名に対して進学者12名、就職者364名、公務員就職者17名という結果になっています。

主な就職先企業

2018年度の同志社大学社会学部の主な就職先は以下の通りです。
  • 住友林業
  • イオンモール
  • サントリー
  • ワコール
  • 楽天
  • パナソニック
  • 京都府庁
  • 阿波銀行
  • 日本航空
  • トヨタ自動織機
  • 島津製作所

主な内定業種一覧

2016年度の社会学部卒業生男女別の主な内定業種は以下の通りです。

男子

  • メーカー:31.5%
  • 流通:7.9%
  • 金融:21.8%
  • マスコミ・情報11.5%
  • 教育・学習支援:0.6%
  • サービス:7.3%
  • 公共・その他:19.4%

女子

  • メーカー:21.4%
  • 流通:7.2%
  • 金融:22.3%
  • マスコミ・情報13.4%
  • 教育・学習支援:1.3%
  • サービス11.3%
  • 公共・その他:23.1%

同志社大学社会学部で取得可能な資格

同志社大学社会学部に関連する資格は以下の通りです。
  • 小学校教諭一種
  • 学校図書館司書教諭(任用)
  • 司書
  • 学芸員(任用)
  • 社会福祉主事(任用)
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
その他、中学教諭一種(社会)や高等学校教諭一種(地理歴史)、社会調査士(卒業時取得可能)なども取得可能です。

同志社大学社会学部のキャンパス情報

今出川校地新町キャンパス(京都市上京区新町通今出川上ル近衛殿表町159-1)へ通学します。143年の長い歴史と伝統を誇る今出川キャンパスから徒歩5分程度の場所にあり、落ち着いた環境で勉強に取り組めます。 最寄り駅は地下鉄烏丸線「今出川駅」で、京都駅からは約10分、駅からは徒歩10分です。京阪電鉄を利用する場合は「出町柳駅」が最寄り駅となり、駅から徒歩25分で到着します。

同志社大学社会学部の評判は?

最後に、実際に同志社大学社会学部に通っている学生のコメントをご紹介します。

少人数制の講義で友達作り

社会学部では1年次から少人数制の講義を受けることができるので、同じクラスに所属している人との仲を深めることができました。必修科目や選択必修科目など、ある程度固定されたメンバーが顔を揃える環境が整っており、友達ができやすいと思います。

社会調査のノウハウを学べる

社会調査について学ぶ際に、主要手段であるアンケート、インタビュー、量的調査、質的調査などの違いを学びました。自分たちで実際に調査を実施することもでき、ただ学んで終わりではなく、実際に経験を積むことができるのが興味深かったです。

資格取得ができる

社会学部では、必修科目と選択必修科目を取得していると、卒業時に「社会調査士」の資格を取得できます。また国家資格である「社会福祉士」や「精神保健福祉士」など、より専門性の高い資格の受講資格を得ることもできます。大学で学んだことを形として残せるのはとても良かったです。 自分から積極的に受講することで学問への理解を深めることができるだけでなく、学習を通して友人も増え、より充実したキャンパスライフを送ることができました。
また、同志社大学の総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦入試を受験する場合は、同志社のことを深く知っておく必要があります。特に、設立者の新島襄のことはマニアになるくらい知っておいてください。なぜなら、面接でも新島襄について聞かれる場合もありますが、志望理由書でも新島襄を混ぜて書くとうまく行く場合があります。設立の理念を理解し、同志社大学を心の底から志望するためにも、以下の本は必読です。漫画ですぐ読めるので、必ず購入して読んでおいてください。 続マンガで読む新島襄―日本初の私立大学設立への挑戦

同志社大学の総合型選抜(旧AO入試) 各学部の実施状況