作成日: 2019年5月27日 最終更新日:

同志社大学文学部の入試情報・偏差値・進路・評判まとめ

同志社大学文学部の偏差値

同志社大学文学部の偏差値は60.0~62.5となっており、同大学内においては、社会学部(偏差値60.0~62.5)と同レベルです。 そのほかで偏差値が近い学部は、文化情報学部(偏差値57.5~60.0)、理工学部(偏差値57.5~60.0)などがあります。

同志社大学文学部の倍率

2019年度入試における同志社大学文学部で実施された学科別試験方式および倍率は以下の通りです。

文学部英文学科

  • 一般入試合計:募集人数437名・志願者数4314名・受験者4193名(倍率3.1)
  • センター利用入試合計:募集人数50名・志願者数1138名・合格者395名(実質倍率2.8)
  • 推薦選抜入試・自己推薦入試:募集人数18名・志願者数66名・受験者数29名・合格者24名(実質倍率2.7)
2019年度の同志社大学入試においては、一般入試合計で最も倍率の高かったのは神学部の倍率7.8で、文学部は11番目に倍率の高い学部でした。 参考:同志社大学

同志社大学文学部の入試の種類

同志社大学文学部に入るための入試制度は以下の通りです。
    • 一般選抜入学試験
    • 推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験(公募制)
    • 大学入試センター試験を利用する入学試験
各入試制度における特色は以下の通りです。

一般選抜入学試験

本入試においては筆記試験を実施しています。英語、国語、地理歴史・公民・数学が試験科目で、配点は英語が200点、その他2科目は各150点の合計500点満点です。試験が実施されるのは2月6日(木)です。

推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験(公募制)

英文学科・美学芸術学科・国文学科で行われます。第一次選考と第二次選考に分けて合格者を選考します。 第一次選考では出願書類にもとづき、合格者を選定。第二次選考では、論文および口頭試問を行い、第一次選考と第二次選考の結果を総合的に判断した上で合格者を選抜します。第二次選考は2019年12月14日(土)に行われます。募集人数は3学科で合計18名です。

大学入試センター試験を利用する入学試験

学科ごとに文学部が指定する科目を受験し、総得点600点満点で選抜します。大学入試センター試験は、2020年1月18日(土)・1月19日(日)に行われます。なお英文学科(A方式)においては、3月5日(木)または3月6日(金)に英語での口頭試問が行われます。

同志社大学文学部のカリキュラム

文学部では、英文学科・哲学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科の合計5学科があります。年次ごとの特徴を見てみましょう。

1年次教育から演習

4年間かけて自分の専門分野の理解を深められるように、1年次から10名~20名程度の演習があります。少人数だからこそ教員からきめ細かい指導が受けられ、理解を深めることができます。

2年次は専門知識を核に見識を広める

2年次には専門分野での学びや物事を考え抜くことで培った力を活かして、様々な知識を有機的につなげて考えられるようになります。深い専門性と幅広い教養を身につけながら、自分の興味のあることを踏み込んで学習し、3年次のゼミ配属に備えていきます。

3年次で歯ゼミでより深く学ぶ

3年次に配属されるゼミでより専門的な学習を行います。教員からの指導によるインプットだけではなく、自身の研究について発表する機会もあります。

「4年次必修」の卒業論文

4年次には学びの集大成として卒業論文を執筆します。基礎的な教養や専門力、論理的な文章力等、これまでに身につけたことすべてを総動員して自ら設定したテーマを追及していきます。

同志社大学文学部の特徴

副専攻制度の拡充

文学部の特徴の1つは、「副専攻制度」です。他科目を履修することで偏りをなくし、複眼的な視野を持つことができ、さらに専門分野の知識を深めることが期待できます。また、卒業時には副専攻の履修証明書が発行されます。

横断型副専攻

2010年からは、学科の枠を超えて学べる新しい副専攻「横断型副専攻」が履修できるようになりました。総合的な知の体系に迫る「人文学総合」、出版・劇場・言語の観点から文化を捉え直す「メディア文化」、日本や西洋との比較・関係の観点から考える「アジア文化研究」などを学ぶことにより、自分の専門を深め、未知の分野へのつながりを開くことができます。 さらに、他学部に比べて文学部生は、積極的に長期・短期の留学に挑戦しているのも特徴です。大学が海外の協定校に派遣する留学生のうち、3〜4分の1を文学部生が占めています。

同志社大学文学部の進路状況

就職率

同志社大学文学部の2018年度の進路状況は、卒業者数686名に対して進学者31名、就職者531名、公務員就職者40名という結果になっています。

主な就職先企業

2018年度の同志社大学文学部の主な就職先は以下の通りです。
  • ユニクロ
  • トヨタ自動車
  • 京セラ
  • ワコール
  • TOTO
  • JTB
  • 任天堂
  • 帝国ホテル
  • 各都道府県教員
  • 外務省専門職員
地方公務員

主な内定業種一覧

2018年度の同志社大学文学部(英文学科)卒業生の主な内定業種は以下の通りです。
  • メーカー:18.6%
  • 流通:10.7%
  • マスコミ・情報:12.0%
  • 金融:11.6%
  • 教育・学習支援:9.5%
  • サービス:19.0%
  • 公共・その他:18.6%

同志社大学文学部で取得可能な資格

同志社大学文学部に関連する資格は下記の通りです。
  • 英文学科:中一種免(英語)、高一種免(英語)
  • 哲学科・美学芸術学科・文化史学科:中一種免(社会)、高一種免(地理歴史)、高一種免(公民)
  • 国文学科:中一種免(国語)・高一種免(国語)
その他、博物館学芸員や図書館司書、学校図書館司書教諭なども取得可能です。

同志社大学文学部のキャンパス情報

文学部の学生は今出川キャンパスへ通学することとなります。最寄り駅は地下鉄烏丸線「今出川駅」で、駅から徒歩1分で到着します。京阪電鉄を利用する場合は「出町柳駅」が最寄り駅で、駅から徒歩15分です。

同志社大学文学部の評判は?

同志社大学文学部で、実際に学んでいる学生のコメントをご紹介します。

様々な学生との交流を楽しめる

文学部では、いろいろな講義形式や評価方法があります。20名程度の少人数の授業では学生間で討論を行い、授業を通じて学生同士の交流を深めることができます。ただ学問を学ぶだけの場ではなく、いろいろな人との交流を自然と深めることができ、友達も自然とできてキャンパスライフを充実させることができました。

学習態度が評価につながる

文学部では、主に成績を決めるのは期末テストです。でも、テストだけで評価されるのではなく、出席日数や授業態度、平常点なども加味されるので、日々の学習態度の蓄積が成績につながる仕組みです。もちろん学習意欲の高い学生なら、授業に出るのは当たり前なので、それほど意識する必要はないかとは思います。

文学部以外の授業を受講できる

文学部では、文学部以外の学部の授業を受講することができます。個人的に嬉しかったのは、「スポーツ」を受講できたことです。高校時代なら体育の授業があるので週に数回は必ず体を動かす機会がありますが、大学では座学が中心となるので、運動をする機会がほとんどありません。スポーツを受講することはストレス発散にもなりますし、運動不足改善にもつながったと思います。 また、同志社大学の総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦入試を受験する場合は、同志社のことを深く知っておく必要があります。特に、設立者の新島襄のことはマニアになるくらい知っておいてください。なぜなら、面接でも新島襄について聞かれる場合もありますが、志望理由書でも新島襄を混ぜて書くとうまく行く場合があります。設立の理念を理解し、同志社大学を心の底から志望するためにも、以下の本は必読です。漫画ですぐ読めるので、必ず購入して読んでおいてください。 続マンガで読む新島襄―日本初の私立大学設立への挑戦

同志社大学の総合型選抜(旧AO入試) 各学部の実施状況