作成日: 2019年5月20日 最終更新日:

金沢美術工芸大学の推薦入試対策

金沢美術工芸大学アイキャッチ 金沢美術大学の推薦入試について知りたいと思っている受験生の皆さん、その保護者の皆さんに入試情報を詳しく説明します。ぜひご参考ください。

金沢美術工芸大学のアドミッションポリシー

金沢美術工芸大学公式ホームページでは、各学科のアドミッションポリシーを以下の通り定めています。

美術科のアドミッションポリシー

美術科では、高度で創造的な技術の修得とその応用をはかり、古典から現代までをつらぬく美術理論を学びます。各専攻はそれぞれの専門にふさわしい目標を定め、特色あるカリキュラムを編成しています。将来、作家や研究者をはじめ、これからの美術分野で活躍し、貢献する人材の育成を目指しています。 このことから、美術科では次のような人を求めます。

日本画専攻

・絵画に関する基礎的な描写・表現力や観察力並びに知識を有する人 ・芸術について強い興味と意欲が有り、将来広く美術の応用面に携わる事を望む人 ・将来、作家として広く国内外で活躍したいと希望する人

油画専攻

・絵を描く事が好きで、自己表現に向けて努力できる人 ・基礎的技術を高め、知識を深めたい人 ・国際的な美術の動きに興味を持っている人

彫刻専攻

・造形の「美」や「表現」に対して強い好奇心と探求心を持つ人 ・「自然」や「素材」と素直に向き合い、粘り強く制作に取り組める人 ・開かれた世界で活躍する強い意志と夢を持った人

芸術学専攻

・美術の歴史や現状を、理論と実技の両面から探究するための基礎がある人 ・芸術の歴史、理論、技法のさまざまな領域において、専門的研究を展開できる人 ・研究成果を社会と地域に還元し、また国際的に貢献する意欲のある人

デザイン科のアドミッションポリシー

デザイン科は、それぞれの専門分野における教育をより高度なものとしつつ、3つの専攻にわたって連携した教育を行っています。グローバル化、多様化の進む現代の社会において、デザインの世界を広く眺めながら、優れた専門性を発揮できる人材の育成を目指しています。 このことから、デザイン科では次のような人を求めます。

視覚デザイン専攻

・ものを創ることが何よりも好きで、アイデアを考えることが楽しくて仕方がない人 ・柔軟性と独創性に優れ、自己の能力と技術を磨くことに喜びを感じる人 ・コミュニケーション能力を持ち、デザインを通して社会との関わりを大切にする人

製品デザイン専攻

・自らの手で、ものづくりすることが好きで基礎的な表現力を備えている人 ・人や生活道具への関心が高い人 ・デザイナーとして社会で活躍することへの意欲を持っている人

環境デザイン専攻

・場所の特性を理解する力、発想力、アイデアの展開力を磨こうとする人 ・ 空間デザインに興味を持ち、そこで様々な演出を試そうとする人 ・ 金沢のまちを舞台として、デザイン能力を高め、世界に羽ばたこうとする人

工芸科のアドミッションポリシー

工芸科は、1年次で様々な素材に触れる体験から基礎的な造形力を養います。2年次以降は陶磁、漆・木工、金工、染織のいずれかの領域を選択し、各々の素材に関する多様な技術の習得、現代の社会的ニーズに適応したより高度なものづくりや造形表現に取り組みます。4年間を通して世界に発信する工芸作家、研究者、デザイナーの養成を目指しています。 このことから、工芸科では次のような人を求めます。 ・ 基礎的な表現力を有し、工芸に対し幅広く関心を持つ人 ・ 素材、技法、表現に対して、柔軟な対応力を有する人 ・ 将来、工芸を通して広く国内外で活躍したいと希望する人

金沢美術工芸大学の推薦入試の実施状況

金沢美術工芸大学では、美術工芸学部美術科、デザイン科、工芸科で推薦入試を実施しています。 それぞれの募集人員は以下の通りです。

美術科

芸術学専攻5人

デザイン科

視覚デザイン専攻2人 製品デザイン専攻2人 環境デザイン専攻2人

工芸科

2人

金沢美術工芸大学の推薦入試の募集概要(美術科)

金沢美術工芸大学公式ホームページでは、美術科の推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

次のいずれにも該当し、学校長が責任を持って推薦できる者とする。 (1)国語と外国語の成績が優れ、歴史の学習に関心が強いことが特に求められる。 (2)本学において、美学・美術史の調査・研究に熱意を持ち、多様な美術実技の修得に意欲があり、なおその上で芸術文化の教育普及に関心がある者 (3)学校長が、上記2の(1)、(2)の本専攻が望む学生像に合致していると判断し、向学心、人物、能力、素質及び健康等について適性と認める者 (4)合格した場合、必ず本学に入学することを確約できる者 なお、1校から推薦できる人数は、2人までとする。

選考日程

出願期間:平成30年11月1日(木)~平成30年11月6日(火) 試験日:平成30年11月17日(土) 合格発表日:平成30年11月24日(土)

選考方法

1 大学入試センター試験を免除する。 2 選考は、第1次選考及び第2次選考により行う。 第1次選考は、推薦書、調査書、志望の動機書を審査して合格者を決定する。 第2次選考は、第1次選考の合格者に対して、小論文と面接によって合格者を決定する。 なお、面接においては、志望動機、入学後の学習計画、小論文、デッサン作品(1点)等について口頭説明を求める。 提出するデッサン作品は、第2次選考当日に、本募集要項に綴じ込んであるデッサン作品貼付書に必要事項を記入し、作品に貼付したうえで持参すること。

必要書類

入試願書受験票、推薦書、志望の動機書、調査書、振込証明書、住所票(本人用)、返信用封筒(学校長用)

金沢美術工芸大学の推薦入試の募集概要(デザイン科)

金沢美術工芸大学公式ホームページでは、デザイン科の推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

次のいずれにも該当し、学校長が責任を持って推薦できる者とする。 (1)デザイン・工芸・美術関係の分野において特に秀でている者 (2)学業成績が優秀な者 (3)志望する専攻分野について明確な問題意識を持ち、熱意を持って勉学しようと考えている者 (4)合格した場合、必ず本学に入学することを確約できる者 なお、1校から推薦できる人数は、1専攻ごとに若干名とする。

選考日程

出願期間:平成30年11月1日(木)~平成30年11月6日(火) 試験日:平成30年11月17日(土) 合格発表日:平成30年11月24日(土)

選考方法

1 大学入試センター試験を免除する。 2 選考は、第1次選考及び第2次選考により行う。 第1次選考は、推薦書、調査書等提出書類及び作品の写真を審査して合格者を決定する。 第2次選考は、第1次選考の合格者に対して、実技試験と面接によって合格者を決定する。 なお、面接においては、志望動機、提出作品、実技作品等について口頭説明を求める。

必要書類

入試願書受験票、推薦書、志望の動機書、調査書、振込証明書、住所票(本人用)、返信用封筒(学校長用)、デザイン関連作品写真提出書

金沢美術工芸大学の推薦入試の募集概要(工芸科)

金沢美術工芸大学公式ホームページでは、工芸科の推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。

出願資格

次のいずれにも該当し、学校長が責任を持って推薦できる者とする。 (1)工芸・美術・デザイン関係の分野において特に秀でている者 (2)学業成績が優秀な者 (3)工芸に対して幅広く関心を持ち、熱意を持って勉学しようと考えている者 (4)合格した場合、必ず本学に入学することを確約できる者 なお、1校から推薦できる人数は若干名とする。

選考日程

出願期間:平成30年11月1日(木)~平成30年11月6日(火) 試験日:平成30年11月17日(土) 合格発表日:平成30年11月24日(土)

選考方法

1 大学入試センター試験を免除する。 2 選考は、第1次選考及び第2次選考により行う。 第1次選考は、推薦書、調査書等提出書類及び作品の写真を審査して合格者を決定する。 第2次選考は、第1次選考の合格者に対して、実技試験と面接によって合格者を決定する。 なお、面接においては、志望動機、提出作品、実技作品等について口頭説明を求める。 写真で提出した作品のうち、第2次選考当日に、作品1(鉛筆デッサン)、作品2(色彩表現)を持参すること。

必要書類

入試願書受験票、推薦書、志望の動機書、調査書、振込証明書、住所票(本人用)、返信用封筒(学校長用)、工芸科作品写真提出書

金沢美術工芸大学の推薦入試の倍率

最後に、金沢美術工芸大学の平成31年度の推薦入試の倍率をご紹介いたします。

美術科

芸術学専攻1.6倍

デザイン科

視覚デザイン専攻19倍 製品デザイン専攻5.5倍 環境デザイン専攻6.5倍

工芸科

5.5倍 さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。