神戸市外国語大学のアドミッション・ポリシー
神戸市外国語大学公式ホームページでは、各学科のアドミッション・ポリシーを以下の通り定めています。
英米学科
国際化社会における英語の地位は今日ますます高まっています。また、英語の母体であるイギリス・アメリカ等の文化・社会は私達の知的関心を強く惹いて止みません。英米学科では、まず高度な英語の運用能力を養成しながら、英語圏の言語・文学・文化・社会に関する専門知識の習得を目指します。また、英米に限らず国際社会における異文化間の理解・コミュニケーションに必要な視点・スキルを身につけると同時に、異文化に対する理解を深めることで、自分たちの文化を新たな視点からとらえ直すことのできる人材を育成します。さらに少人数のゼミでは、専門分野のテーマについて研究し、論文にまとめ、発表する能力を育成するための指導を行います。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.英語圏を含め、さまざまな言語・文学・文化・社会に対する興味を抱いている人。
2.相手の考えを正確に理解し、自分の考えを的確に伝える努力を、日本語でも英語でもできる人。
3.知的好奇心と探究心を持っている人。
ロシア学科
ロシア語を読み、書き、話すという基本的な運用能力を習得できるように、ロシア語圏の文化への理解を踏まえた上で、実践的な言語教育を行います。また、話し言葉と書き言葉のスタイルの違いを常に意識し、それぞれの要素を効果的に使って、自分の意見を表現する力を養成します。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.ロシアおよび旧ソ連地域の言語・文化・歴史に興味のある人。
2.外国語を使用するときに、間違うことを恐れない大胆さと、その言語を正確に理解しようとする几帳面さの両方を備えた人。
3.世界には多様な価値観が存在することを認め、新しい習慣、異質な習慣を拒絶するのではなく、冷静に観察して受け入れることができる人。
中国学科
「使える」中国語を教育目標の第一に置き、「読む・書く・聴く・話す」の実用的訓練を重視して、高度な中国語運用能力を習得することを目指します。さらに言語学・文学・歴史学・社会学・文化人類学・政治学・経済学といった専門的知識を豊富にしながら、各自の興味に応じた研究課題を設定・考察し、その過程で、課題探究能力、論理的思考能力を向上させ、グローバルな視野に立った国際的スペシャリストを養成することを目標とします。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.中国の言語、文学、文化、社会などに強い興味を持っている人。
2.粘り強く学習し、自ら問題点を見つけて分析・解決することができる人。
3.将来、大学で習得した専門知識を活かして社会で活躍しようと考えている人。
イスパニア学科
イスパニア学科では、スペイン語(イスパニア語)の高度な運用能力を身につけることを目指します。
スペイン語は、スペインとラテンアメリカの多くの国で話されているために、その背後に広がる多様な文化を理解することが必要です。このため、高い語学力と同時にスペイン語圏の文化・社会・文学・歴史・経済などを学び、深い知識と広い視野を持つ人材の育成を目指しています。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.スペインとラテンアメリカに関心があり、さらには異文化に関心がある人。
2.積極的に問題に取り組み、粘り強く解決しようとし、くじけない精神力を持っている人。
3.旺盛な知的好奇心と積極的な行動力を持っている人。
国際関係学科
国際関係学科では、国際社会の動きを幅広い視点からとらえ、国境を越えて広がる複雑多岐な課題に柔軟に対応する能力を養い、異文化理解を深めるために、英語を中心とする外国語の修得とともに、法律・政治、経済・経営、社会・文化などの多様な専門領域についても広く学びます。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.英語を中心とする複数の外国語を活用して国際舞台で働きたい人。
2.平和、人権、社会経済発展といった地球的課題に積極的に取り組みたい人。
3.国際問題や文化摩擦などに関わる専門家や研究者を目指す人。
第2部英米学科
第2部英米学科では、学部の英米学科と同様に、高度な英語の運用能力を養成しながら、英語圏の言語・文学・文化・社会に関する専門知識の習得を目指します。また、国際社会におけるコミュニケーションに必要な視点・スキルを身につけると同時に、異文化に対する理解を深めることで、自分たちの文化を新たな視点からとらえ直すことのできる人材を育成します。少人数教育を生かしたゼミでは、専門分野のテーマについて研究し、論文にまとめ、発表する能力を育成するための指導を行います。さらに、第2部英米学科には、すでにさまざまな形で社会で活躍されている皆さんを対象に社会人特別選抜枠が設けられており、
その社会人としての経験を生かして、さらなる能力の向上を目指します。
そのため、以下のような学生を求めます。
1.英語圏を含め、さまざまな言語・文学・文化・社会に対する興味を抱いている人。
2.相手の考えを正確に理解し、自分の考えを的確に伝える努力を、日本語でも英語でもできる人。
3.勤労と学業を両立させる強い意思を持っている人。
総合型選抜(旧AO入試)で求める学生像
(1)高等学校等で外国語の修得や国際交流等の活動に意欲的に取り組み、その経験を活かした学びを本学でさらに発展させたい人。
(2)高等学校等で培ってきた以下の三つの力を本学でさらに発展させたい人。
①主体的に学ぶ力
②ものごとを論理的・多面的に考察する力
③自らの考えを体系的にまとめ、発表する力
神戸市外国語大学の総合型選抜(旧AO入試)の実施状況
神戸市外国語大学では、2020年度入試(2019年実施)から導入する総合型選抜(旧AO入試)について以下の通り述べています。
神戸市外国語大学は、現代社会の要請に応じた高度な外国語運用能力を備え、国際的な視野や学術的基盤、柔軟な判断力を持った、ビジネス、外交、教育、研究など社会の様々な分野で活躍できる「行動する国際人」を養成することを目指しています。
その理念のもと本学は、高等学校等で外国語の習得や国際交流等の活動に意欲的に取り組んでいる人を積極的に求め、2020年度入試(2019年度実施)より総合型選抜(旧AO入試)を導入します。
募集人数
各学科若干名(外国語学部 英米学科・ロシア学科・中国学科・イスパニア学科・国際関係学科、外国語学部第2部 英米学科)
神戸市外国語大学の総合型選抜(旧AO入試)の募集概要
神戸市外国語大学公式ホームページでは、推薦入試の募集概要を以下の通り定めています。
出願資格
次のいずれかに該当し、2020年3月31日までに年齢満18歳に達する者。
(1)高等学校または中等教育学校を2017年度から2019年度までに卒業した者、又は卒業見込みの者。
(2)通常の課程による12年の学校教育を2017年度から2019年度までに修了した者、又は修了見込みの者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む)。
(3)2017年度以降、学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および2019年度までにこれに該当する見込みの者。
(4)外国において、下記①から③のいずれかの資格を2017年から2019年までに取得した者。
①スイス民法典に基づく財団法人である国際バカロレア事務局が授与する国際バカロレア資格
②ドイツ連邦共和国の各州において大学入学資格として認められているアビトゥア資格
③フランス共和国において大学入学資格として認められているバカロレア資格
(5)本学において、上記と同等以上の要件を満たすと認めた者。
※出願資格(5)により出願しようとする者は、事前に本学と協議してください。
出願要件
(1)本学のアドミッション・ポリシーをよく理解したうえで、本学で学ぶことを強く志望する者。
(2)合格した場合に、本学に入学することを確約する者。
選考日程
出願期間:2019年9月2日(月)~10日(火)
試験日:2019年10月19日(土)、20日(日)
合格発表日:2019年11月7日(木)
選考方法
一次:書類審査
二次:体験授業をもとにしたレポート作成、面接等
スケジュール
体験授業(講義形式):50分
レポート作成(日本語による):120分
配点
レポート:150点
面接:150点
英語外部資格証明書:100点
調査書・志望理由書・活動実績報告書:100点
合計:500点
必要書類(予定)
(1)調査書
(2)志望理由書
(3)英語外部資格証明書
(4)活動実績報告書等:本学所定の用紙に高等学校等での外国語の習得や国際交流等の活動について記入
※外国語の習得や国際交流に関連する様々な活動の客観的根拠を示す書類があれば、提出してください。たとえば、スピーチコンテストへの参加・入賞、海外研修又は留学、模擬国連活動への参加等を示す書類です。
さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「
自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。