京都産業大学生命科学部は最先端の生命科学について学べる学部です。
学科は先端生命科学科・産業生命科学科の2つ。それぞれが3つずつのコースに分かれ、専門的な研究を行います。
実験施設が充実していて、実験の経験をたくさん積めるのが京都産業大学生命科学部の特徴。そんな京都産業大学生命科学部について、偏差値・就職率・評判などをまとめました。
京都産業大学生命科学部の偏差値
京都産業大学生命科学部の偏差値は、52.5です。
同じ京都産業大学の「経済学部」「現代社会学部」「情報理工学部」など多くの学部は、偏差値47.5~52.5。
そのため、生命科学部は京都産業大学の中では偏差値の高い学部です。
なお、京都産業大学生命科学部と難易度が近い関西の大学は、
- 近畿大学:55.0
- 甲南大学:50.0
- 龍谷大学:45.0
となっています。
京都産業大学生命科学部の倍率
京都産業大学生命科学部の入試方法ごとの倍率は以下の通り。
- 一般入試合計:9.6
- 総合型選抜(旧AO入試)合計:4.3
- セ試合計:7.7
なお、京都産業大学生命科学部と併願されることが多い大学の倍率は、
- 近畿大学:3.1
- 甲南大学:2.6
- 龍谷大学:3.2
となっています。そのため、京都産業大学生命科学部は併願校と比べて倍率が高く、人気がある学部と言えます。
京都産業大学生命科学部の入試の種類
京都産業大学 生命科学部の入試の種類は、以下の通り。
- AO型入試:1次選考は書類審査または書類審査+筆記試験+模擬講義+レポート、2次選考は個人面接
- 公募推薦入試:2科目(英語・数学)
- 一般入試(前期日程):2科目(数学・外国語)、3科目(数学・理科・外国語)、文系3科目(国語・外国語と地歴・公民・数学から1科目選択)
- 一般入試(中期日程):3科目(数学・理科・外国語)
- 一般入試(後期日程):2科目(数学・外国語)
京都産業大学生命科学部のカリキュラム
京都産業大学生命科学部のカリキュラムには、以下のような特色があります。
1年次で生命科学の基礎を習得
京都産業大学生命科学部では、1年次にまず座学で生命科学の基礎を学びます。秋学期からは、実験科目が開始。座学と実験を合わせて総合的に学ぶことで、高度な知識と実験技術を磨くのが目的です。
2年次ではコースを選択
2年次以降は、先端生命学科は「生命医科学」「食料資源学」「環境・生態学」の3つ、産業生命科学科は「医療と健康」「食と農」「環境と社会」の3つのコースにそれぞれ分かれます。学生の興味・関心に合わせたコースごとの知識を深め、より専門的な実験を行います。
4年次は卒業研究
4年次には、学びの集大成として卒業研究に取り組みます。それぞれの学生がもっとも興味を持った分野に特化し、生命科学の探求や生命科学を用いた社会貢献について論文にまとめます。
京都産業大学生命科学部の特徴
京都産業大学生命科学部の特徴は以下の通りです。
- 生命科学に対する2つのアプローチ
- 世界レベルの充実した研究環境
- インターンシップなど、社会と連携した学び
それぞれの項目について、詳しく解説していきます。
生命科学に対する2つのアプローチ
京都産業大学生命科学部では、「先端生命科学科」と「産業生命科学科」の2つの学科で生命科学に対して2つのアプローチを行なっています。
- 先端生命科学科:高度な知識と実験技術を身につけた研究者を養成し、最先端の生命科学を探求します。
- 産業生命科学科:生命科学と社会学を結びつけ、社会の諸問題に柔軟に対応できる力を身につけます。
学生自身の興味・関心や進路希望に合わせた学びができるのが京都産業大学生命科学部の特徴です。
世界レベルの充実した研究環境
京都産業大学生命科学部には、最先端の実験施設と高度な知識・技術を持つ教員が揃っています。
最先端の生命科学を学ぶには、高いレベルの研究環境が不可欠です。30年にわたって培ってきた高い研究力を生かし、先端生命科学を探求。
生命の本質に迫り、学生の研究意欲を刺激します。
インターンシップなど、社会と連携した学び
高い研究成果を社会に活かすには、社会科学の知識も不可欠です。
京都産業大学生命科学部では、生命科学で社会貢献をするために社会科学も重視しています。
PBL(課題解決型学習)、インターンシップなど、実社会と連携したプログラムを用意し、様々な課題に柔軟に対応できる人材を育成します。
京都産業大学生命科学部の進路状況
京都産業大学生命科学部の進路状況を、
の3つのカテゴリでまとめました。
就職率
残念ながら、京都産業大学生命科学部の就職率は公表されていません。
これは、生命科学部は2019年4月に新設された学部のため、第1期生が卒業するのが2023年3月になるからです。
とはいえ、京都産業大学全体の就職率は98.3%と高水準なので、国際関係学部の就職率にも期待ができるでしょう。
主な就職先企業
まだ第1期生が卒業していないため、京都産業大学生命科学部の就職先企業のデータはありません。
主な内定業種一覧
まだ第1期生が卒業していないため、京都産業大学生命科学部の内定業種のデータはありません。
京都産業大学生命科学部で取得可能な資格
京都産業大学生命科学部では、所定の単位を修得すると以下の資格が得られます。
先端生命科学科・産業生命科学科どちらも、取得できる資格は同じです。
- 中学校教諭(理科)1種
- 高等学校教諭(理科)1種
- 学校図書館司書教諭(任用)
- 学芸員
- 司書
また、学内では資格取得に向けた様々な講座も開講されています。
- 公務員講座
- ITパスポート講座
- 基本情報技術者講座
- Microsoft Office Specialist講座など
これらの講座を受講し資格試験に合格すると、就職に役立つ様々な資格を得ることが可能です。
京都産業大学生命科学部のキャンパス情報
京都産業大学生命科学部のキャンパス情報は以下の通りです。
- 京都産業大学
- 住所:京都市北区上賀茂本山
- アクセス:上賀茂神社・二軒茶屋よりシャトルバスあり
- 主要駅より:京都駅より約29分、大阪駅より約58分、なんば駅より約1時間7分、京橋駅より約1時間1分、三ノ宮駅より約1時間20分、大津駅より約38分、奈良駅より約1時間18分
京都産業大学生命科学部の評判は?
京都産業大学生命科学部に実際に通っている学生の口コミを集めました。
ただし、京都産業大学生命科学部は2019年4月に新設された学部のため、まだ口コミが多くありません。
生命科学部は前身である「総合生命科学部」を再編した学部なので、京都産業大学生命科学部の評判を知りたい場合は「総合生命科学部」の口コミが参考になります。
少人数制でしっかり学べる
少人数制なので、教授が学生一人ひとりとしっかり向き合って指導してくれます。学生同士も自然とグループで行動するようになるので、友達ができやすいです。
1年次の早い段階から実験について学ぶことができ、カリキュラムは充実していると思います。融合科目といって、他の学部の授業を履修できるのも魅力的です。
3年次になるとインターンシップも紹介してもらえて、就職サポートも手厚いです。
頑張ったもん勝ち
偏差値は中程度の学部ですが、いい教授と研究施設が揃っていると思います。講義内容は可もなく不可もなくという感じですが、教授に個人的に質問に行くと色々詳しいことが聴けますよ。
新しくできた学部なので、研究設備が新しいのも良いところです。とにかく実験を頑張りたい人におすすめの学部です。
将来のために実務経験を積める
施設が充実していてたくさん実験ができるので、研究者になりたい人にうってつけの学部です。新しい学科のためデータが少なくて入学時は不安でしたが、教授もいい人が揃っていて結果的に満足しています。
理系の学部ですが、院への推薦などは特になく、院へ進むメリットもあまり感じられなかったので、周りには就活で迷う人が多かったです。