作成日: 2019年7月16日 最終更新日:

明治大学商学部の入試情報・偏差値・進路・評判まとめ

明治大学商学部

明治大学 商学部の偏差値

明治大学商学部の偏差値は62.5~65.0となります。同大学内の他学部と比較すると、法学部(偏差値62.5)、文学部(偏差値60.0~65.0)、情報コミュニケーション部(偏差値62.5~65.0)とほぼ同レベルです。 東京の人気私立大学(明治・青山学院・立教・中央・法政)の頭文字をとったいわゆる「MARCH」と呼ばれる大学群がありますが、MARCH内の商学部と比較してみると、中央大学商学部が偏差値57.5~60.0となっており、やや明治大学が上回っています。なお、青山学院大学、立教大学、法政大学商学部には商学部がありません。

明治大学商学部の倍率

明治大学商学部における2019年度入試の倍率は以下の通りです。
  • 一般入学試験合計:募集人数735名、志願者数14717名(倍率6.4)
  • センター試験利用入学試験合計:募集人数155名、志願者数3575名(倍率5.1)

明治大学商学部の入試の種類

明治大学商学部に入るための入試は以下の通りです。
  • 一般選抜入試
  • 全学部統一入学試験
  • 大学入学センター試験利用入学試験
  • 公募制特別入学試験(大学入学センター試験利用)
  • 公募制特別入学試験(全国商業高等学校長協会会員校対象)
  • 外国人留学生入学試験
  • スポーツ特別入試
  • 学部が指定する高校等からの推薦入試
  • 付属高校からの推薦入試

一般選抜入試

商学部の一般選抜入学試験には一般選抜方式と英語4技能試験利用方式の2種類があります。
  • 一般選抜方式:外国語(150点)、国語(100点)、地理歴史/公民/数学(100点)
  • 英語4技能試験利用方式:英語(300点)、国語(150点)、地理歴史/公民/数学(100点)

全学部統一入学試験

共通の問題を用いていて、一度で複数の学部を併願できます。 商学部の指定科目は外国語、国語と地理歴史・公民・数学から1科目選択の合計3科目です。

大学入学センター試験利用入学試験

3科目方式、4科目方式、5科目方式があります。
  • 3科目方式:国語と外国語、地理歴史、公民、数学、理科から1科目選択
  • 4科目方式:国語と外国語、地理歴史/公民/数学/理科から1科目
  • 6科目方式:国語、外国語、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B/簿記・会計・情報関係基礎から1科目、理科、地理歴史または公民から1科目選択

明治大学商学部のカリキュラム

明治大学商学部の1年次から4年次のカリキュラムについてご紹介します。

1年次から2年次は基礎を学ぶ

1~2年次は、必修科目である基礎教育科目と外国語科目、保健体育科目を中心とした構成です。 特に1年次の基礎教育科目には「基礎演習」「文章表現」「経済学」が含まれ、レポート作成やディベート、フィールドワークといった技術を身に付けるための導入教育が行われます。 2年次からは、「商学専門演習」と「総合学際演習」から各1演習、2系統のゼミを履修することができ、より広い視野と創造性、総合的な判断力を養います。

3年次から4年次には7つの専門コース

3~4年次のカリキュラムは、アプライド・エコノミクス(応用経済学)コース、マーケティングコース、ファイナンス(金融・証券)&インシュアランス(保険)コースなど、7つの専門コースが設定している基幹科目を中心として構成されています。 なお2年次から4年次まで、商学部における専門知識と教養を習得するために「総合学際演習」と「商学専門演習」を同時に履修することができます。また多言語4年間一貫教育を実施しており、一部の科目では英語による授業も行われています。

明治大学商学部の特徴

明治大学商学部の特別講義やプログラムの特徴をご紹介します。

必修科目の単位はわずか30単位

明治大学商学部では「商学科一学科制」を大きな器としており、あらゆる商学の分野を学んでから進路を選べる3年次からのコース制を採用しています。 また、従来であれば卒業要件外となっていた科目をフリーゾーン単位として、卒業単位に振り替えることが可能です。 学生に対する縛りを最小限に抑え、興味や関心のある科目を自由に履修できるカリキュラム構成も特徴です。卒業必要単位は134単位で、そのうち必修科目の単位はわずか30単位。学生の多様な志向にこたえ、進路の自由を約束しています。

地域・産学連携による自立型実践教育

明治大学商学部では、人材育成プログラムとして、「地域・産学連携による自主・自立型実践教育」を導入しています。 その特徴は、地域・産学連携をベースとしている点、学習成果のデジタルコンテンツ化を前提としている点です。 学外の実務経験者から構成された外部専門家支援委員会のメンバーから、運営の仕方や評価方法などについてアドバイスを受け、教育内容に反映しています。 また、テーマ実践科目で展開されている学びのすべての過程を学内外に広く公開することで、学習の意識を変革し、知見を共有します。そうすることで、「沈黙する学生」ではなく、自分の能力を積極的に社会に役立てられる能動的な人材の育成をはかっています。

明治大学商学部の進路状況

明治大学商学部の卒業生たちはどのような進路に進んでいるのでしょうか。進路状況について、
  • 就職率
  • 主な就職先企業
  • 主な内定業種一覧
の3つのカテゴリに分けてまとめました。

就職率

明治大学商学部の2018年の卒業生は1,006名で、そのうち就職者総数は916名。公務員就職者数は35名、教員就職者数は3名、進学者総数は10名で、就職率は91.0%となります。

主な就職先企業

明治大学商部卒業生の就職先としては、以下の企業・団体があります。
  • みずほフィナンシャル・グループ
  • 三井住友銀行
  • 野村證券
  • 大和証券グループ本社
  • 損害保険ジャパン日本興亜
  • NHK
  • ソフトバンクグループ
  • ヤフー
  • 富士フィルム
  • アサヒビール
  • パナソニック
  • 博報堂
  • ジェイアール東日本企画

主な内定業種一覧

明治大学商学部の2018年度卒業生の内定業種は、以下の通りです。
  • 卸売業・小売業…11.6%
  • 運輸業、郵便業…4.0%
  • 金融業・保険業…17.6%
  • 学術研究、専門・技術サービス業…9.3%
  • 不動産業、物品賃貸業…5.1%
  • 建設業…1.7%
  • 情報通信業…18.8%
  • 製造業…17.6%
  • サービス業…4.1%
  • 複合サービス事業…0.2%
  • 生活関連サービス、娯楽業…1.4%
  • 医療・福祉…0.7%
  • 教育、学習支援業…1.2%
  • 宿泊業、飲食サービス業…0.9%
  • 公務…3.8%
  • その他…2.0%

明治大学商学部で取得可能な資格

明治大学商学部で取得可能な資格は以下の通りです。
  • 学校図書館司書教諭(任用)
  • 司書
  • 学芸員(任用)
  • 公認会計士(試験必要)

明治大学商学部のキャンパス情報

明治大学商学部の学生は、1・2年次は「和泉キャンパス(東京都杉並区永福1-9-1)」に通学します。 和泉キャンパスの最寄り駅は「明大前駅」で、駅からは徒歩5分で到着します。 3・4年次は「駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台1-1)」に通学します。駿河台キャンパスの最寄り駅は、JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線では「御茶ノ水駅」、東京メトロ千代田線では「新御茶ノ水駅」、都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線では「神保町駅」です。どの駅からも約3分~5分で到着します。

明治大学商学部の評判は?

明治大学商学部で学んだ学生は、学部内での学びについてどのような感想を持っているでしょうか。幾つか実際の学生の声をご紹介します。

必修科目が少ないので自分次第

明治大学商学部では、大学側から科目を決められて受講することが最小限となっています。その代わり、自分が興味や関心を持った科目は、好きなだけ受講することができます。 そのためか、授業中は真面目に、熱心に学ぶ学生が多いと思います。自分次第で4年間の間に大きな差ができてしまうので、積極的に学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。

就職率の高さが魅力

明治大学商学部では、就職活動を行う学生のサポートに力をいれています。その結果、商学部の就職率はとても高いです。 学んでいることが自分の将来に繋がっていることが分かるので受講にも力が入ります。難しい授業があってもやる気をそがれることなく、学習を継続して欲しいと思います。