作成日: 2017年12月21日 最終更新日:

名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)対策

名古屋工業大学とは、名古屋市昭和区に本部を置く国立大学です。数多くの実績と名古屋駅から15分というアクセスの良さなどから、受験生からの人気は非常に高い大学です。 今回は、そんな名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)について、実施している学科や選考方法などについて詳しくご紹介いたします。

名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)及び推薦入試は、合格した場合入学を確約できる人しか出願することができません。 社会工学科では「大学で学びたい」という強い気持ちを持っているにも関わらず、従来型の入試で合格することができない建築やデザインに高い関心を持つ高等学校の専門学科及び総合学科などの受験生に大学進学の受け皿を作るため、総合型選抜(旧AO入試)制度を導入しています。

名古屋工業大学社会工学科の総合型選抜(旧AO入試)のアドミッションポリシー

・ 具体的・的確な将来像(志向学習分野や就職分野等)を抱いている人 ・ これまで遂げてきた設計製図・制作やコンペ応募作品等で高い能力や評価が得られている人 ・ スクーリングで与えられる課題条件を正確に処理・表現する能力・資質が認められる人 ・ スクーリングで講評・教示される事項を的確に判断し表現できる能力・資質が認められる人

名古屋工業大学総合型選抜(旧AO入試)の募集要項

ここでは、名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)の募集要項を紹介しています。

募集人員

社会工学科:3名

出願資格

・ 社会工学科での学修を強く希望する者 ・ 建築、デザイン又は美術に関わる科目を履修し、本学が実施するスクーリングの受講を完了した者 ・ 高等学校の調査書の学習成績概評がAの者 ・ 合格した場合、入学を確約できる者

総合型選抜(旧AO入試)選抜の日程

スクーリング日程等説明会:平成30年7月24日(火) スクーリング希望届の受付:8月1日(水)~3日(金) スクーリング:8月20日(月)~21日(火) 出願確認票などの提出(スクーリングの受講を完了した者):9月25日(火)~27日(木) 入学試験(面接):10月11日(木) 合格発表:10月26日(金) 入学手続き:12月17日(月)

スクーリングとは?

総合型選抜(旧AO入試)の選考前に実施されるスクーリングとは、名古屋工業大学社会工学科で学ぶ「建築」や「デザイン」について分かりやすく説明してもらえ、総合型選抜(旧AO入試)の実施方法についても詳しい案内が受けられる説明会です。

名古屋工業大学社会工学科(建築・デザイン分野)の倍率

平成30年度の工学部第一部(総合型選抜(旧AO入試))の出願状況は以下の通りです。 募集人員:3名 志願者数:4名 志願倍率:1.3倍

名古屋工業大学総合型選抜(旧AO入試)の過去問

名古屋工業大学の総合型選抜(旧AO入試)は面接試験のため、過去問などは公開されていません。 しかし、一般入試や推薦入試の過去問については名古屋工業大学公式ホームページに掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。

名古屋工業大学社会工学科の分野

名古屋工業大学公式ホームページでは、総合型選抜(旧AO入試)を実施している社会工学科の各分野について紹介がなされています。

建築・デザイン分野

社会工学科の建築・デザイン分野は、人間をとりまく、建築・環境・工業製品・デザインなどの計画・設計・製作にかかわるプロフェッショナルを育成しています。建築に関わる計画及び構造、材料、環境、都市、意匠、インテリア、さらには幅広く「もの」「こと」「サービス」のデザインやマネジメント、造形、文化などの基礎的知識を学びます。 なお、総合型選抜(旧AO入試)を実施しているのはこの「建築・デザイン分野」のみとなります。

環境都市分野

環境都市分野は、魅力ある都市社会、持続可能な都市、強靭な国土、まちづくりに貢献する技術者を育成するための分野です。 都市・交通計画、地盤解析、構造耐震、構築材料、河川海岸防災、生態保全、工学倫理、地球、地域、都市の観点から、物流、交通、資源、エネルギー、防災、環境保全など物質循環などを担う社会基盤を考えるための基礎的な知識や技術を学びます。

経営システム分野

経営システム分野では、電機、自動車、情報産業、金融業等、幅広い分野で問題解決能力を持ち、多様な社会システムをマネジメントできる技術者を育成しています。数理解析を利用するシステム運用の理論とともに、人間工学、心理学、社会学、経営学などの文系的エッセンスを含む多彩な専門知識を通じて、社会活動の問題を解決する技術を学びます。

名古屋工業大学推薦入試の募集要項

名古屋工業大学では、一般入試、総合型選抜(旧AO入試)の他に推薦入試も行われています。ここではそんな推薦入試についてもご紹介いたします。

名古屋工業大学第一部推薦入試の募集学科・コース

名古屋工業大学第一部推薦入試の募集学科およびコースは以下の通りです。

高度工学教育課程

電気・機械工学科:20名(女子) 社会工学科 環境都市分野:3名 社会工学科:経営システム分野:3名

創造工学教育課程

材料・エネルギーコース:15名 情報・社会コース:10名

名古屋工業大学第一部推薦入試の出願資格

名古屋工業大学第一部の推薦入試に出願できるのは、以下に当てはまる人物です。

電気・機械工学科

・ 出身学校長が責任を持って推薦できる以下に該当する女子 ・ 高等学校または中等教育学校を卒業した者または平成31年3月卒業見込みの者 ・ 電気電子工学又は機械工学の分野に強い関心と意欲を持つ者 ・ 高等学校における数学(数Ⅰ、Ⅱ、A、B)及び理科(物理基礎、物理)のそれぞれの評定平均値が3.5以上に属する者(数Ⅲについては、履修又は履修見込みであること)

社会工学科(環境都市・経営システム分野)

・ 高等学校もしくは中等教育学校の普通科・理数に関する学科、専門学科または総合学科を卒業した者または平成31年3月卒業見込みの者 ・ 高等学校における学習成績概評がA又はBに属する者

材料・エネルギー&情報・社会コース

・ 高等学校または中等教育学校の普通科、理数に関する学科、専門学科または総合学科を卒業した者または平成31年3月卒業見込みの者 ・ 高等学校における学習成績概評がAまたはBに属する者 ・ 下記の英語外部試験のいずれかのスコアが基準点を満たしていること ・英語外部試験の基準点 英検:準二級 TOEIC L&R:400点以上 TOEFL iBT:40点以上 TOEFL Junior Comprehensive:300点以上 TOEFL Junior STANDARD:645点 GTEC CBT:700 GTEC(3技能版):485 GTEC(4技能版):810 Cambridge English:120 IELTS:3.0 TEAP(2技能):68

名古屋工業大学第一部推薦入試の選抜方法

推薦入試の選抜は、第一次選考と第二次選考の結果を総合して評価します。 第一次選考は推薦書及び調査書、エントリーカードによる選考、第二次選考は筆記試験及び面接です。

高度工学教育課程(電気・機械工学科)

・数学 数Ⅰ~Ⅲから出題 数Aは「場合の数と確立」及び「図形の性質」から出題 数Bは「数列」及び「ベクトル」から出題 ・理科 物理基礎・物理から出題 ・面接 電気・機械工学への「関心の高さ」や「意欲・適性」を評価する。

高度工学教育課程(社会工学科[環境都市・経営システム分野])

・数学 数Ⅰ~Ⅲから出題 数Aは「場合の数と確立」及び「図形の性質」から出題 数Bは「数列」及び「ベクトル」から出題 ・理科 物理(物理基礎・物理から出題) 化学(化学基礎・化学から出題 ・面接 社会工学への関心の高さや意欲などについて評価する。

創造工学教育課程(材料エネルギー・情報社会コース)

・数学 数Ⅰ~Ⅲから出題 数Aは「場合の数と確立」及び「図形の性質」から出題 数Bは「数列」及び「ベクトル」から出題 ・理科 物理(物理基礎・物理から出題) 化学(化学基礎・化学から出題 ・面接 工学への関心の高さ・意欲、そしてチームワークやリーダーシップ性などについて評価する。 さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。