2008年に発足した立教大学異文化コミュニケーション学部では、急速にグローバル化が進んだ現代において様々な文化的背景を持つもの同士が協働するために必要なコミュニケーションの基本となる「日本語」と「英語」を鍛えるとともに、その文化を眞井、様々な立場や視点から他者を理解するためのスキルを身に付けることを目標しています。
ここでは、そんな立教大学異文化コミュニケーション学部について、偏差値や卒業後の進路および評判などをまとめました。
立教大学異文化コミュニケーション学部の偏差値
立教大学異文化コミュニケーション学部の偏差値は、67.5となっています。
東京の難関私立大学である「MARCH」と呼ばれる(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の中では、類似学部はなく立教大学独自の学部であり、その偏差値は67.5以上と立教大学内において最も偏差値の高い学部となります。
立教大学異文化コミュニケーション学部の倍率
立教大学異文化コミュニケーション学部で実施された2019年度入試における倍率は下記の通りです。
一般選抜入試(全学部日程)
- 3教科方式:12.3倍(志願者数215名、合格者数17名)
- グローバル方式:5.8倍(志願者数78名、合格者数13名)
一般選抜入試(個別学部日程)
- 10.7倍(志願者数1,310名、合格者数120名)
大学入試センター試験利用入試
- 3科目型:16.8倍(志願者数589名、合格者数35名)
- 6科目型:10.0倍(志願者数190名、合格者数19名)
自由選抜入試
国際コース選抜入試
アスリート選抜入試
- 倍率不明(志願者数199名(全学部含む)、合格者数2名)
外国人留学生入試(書類選考による募集制度
外国人留学生入試(筆記試験および面接による募集制度
立教大学異文化コミュニケーション学部の入試の種類
立教大学異文化コミュニケーション学部に入るための入試制度は以下の通りです。
- 一般選抜入学試験
- 全学部統一入学試験
- 大学入試センター試験利用入学試験
- 自由選抜入試
- 国際コース選抜入試
- アスリート選抜入試
- 外国人留学生入試
一般入試の特徴
立教大学異文化コミュニケーション学部の一般入試等の各試験における特徴や受験科目、配点などをみていきましょう。
一般選抜入試(全学部日程)3教科方式
出願期間は2020年1月7日~1月23日、入学試験日は2020年2月8日、合格発表日は2020年3月13日となります。
入学試験では、「国語(200点)」「地理歴史(100点)」「外国語(200点)」の3科目を受験します。
一般選抜入試(全学部日程)グローバル方式
入学試験では、「国語(200点)」「地理歴史(100点)」の2科目を受験します。そのほか、英語資格、検定試験の条件に応じたスコアがあります。
一般選抜入試(個別学部日程)
入学試験では、「外国語(200点)」「地理歴史(100点)」「国語(200点)」の3科目を受験します。そのほか、英語資格、検定試験の条件に応じたスコアがあります。
大学入試センター試験利用入試の特徴
立教大学異文化コミュニケーション学部の大学入試センター試験利用入試の各試験における特徴や受験科目、配点などをみていきましょう。
大学入試センター試験利用入試
出願期間は2020年1月7日~1月17日、合格発表日は2020年3月13日となります。
入学試験では、「3科目型」「4科目型」「6科目型」を実施しており、その他にも英語運用能力の高い学生を受け入れるべく「英語学部試験利用制度」を導入しています。
自由選抜入試の特徴
立教大学異文化コミュニケーション学部の自由選抜入試等の各試験における特徴や受験科目、配点などをみていきましょう。
自由選抜入試
出願期間は2019年9月26日~10月2日、第一次選考では書類選考、第二次選考では小論文、面接試験を行い総合的に合格者判定します。
第二次選考入学試験日は2019年11月16日または17日、合格発表日は、2019年12月12日となります。入学試験では、各種指定の英語スキル証明書類を提出していただき書類選考を実施します。
立教大学異文化コミュニケーション学部のカリキュラム
- 異文化コミュニケーションを多角的に学ぶ専門科目群
- 言語研究関連科目群
- 通訳翻訳研究関連科目群
- コミュニケーション研究関連科目群
- グルーバル・スタディーズ研究関連科目群
立教大学異文化コミュニケーション学部のカリキュラムは、異文化コミュニケーション研究の基礎を学ぶ研究科目と関連した専門科目群が組まれています。
「理解する」と「介入する」という2つの柱に基づき、学生が選択したテーマに即して科目を受講していき自ら行動する力を身に付けられるように組まれています。
3つのステップ
- 基盤科目を履修(1年次)
- 基盤・専門科目を履修・海外研修(2年次)
- 基盤科目を履修・インターンシップ(3年次)
- 専門科目を履修・専門演習および卒業研究(4年次)
立教大学異文化コミュニケーション学部は上記の4つのステップでそれぞれの目的意識を持ち、学生の育成を目的として1年次から4年次までのカリキュラムを構成しています。
年次別の特徴について見ていきましょう。
専門科目は全て英語で学習
異文化コミュニケーション学部では卒業に必要な専門科目を全て英語で学んでいきます。
普段の授業から英語に触れることで国際語である英語の読み、書き、話し、聞く高度なスキルを身に付けることができます。
2年次は1年間の留学を実施
2年次秋学期からは原則として全員が海外の大学で学ぶカリキュラムが用意されています。
学部間協定大学への1年間留学、長期留学を実施し異文化に触れ、理解を深めることで教養ある人材の育成につなげています。
学部間協定大学
- シドニー大学
- サンディエゴ州立大学
- リュブリャナ大学
- バスク大学
- 聖公会大学
- マンチェスター大学
- マサリク大学
- フライブルク大学
- オルレアン大学
- ブルネイ・ダルサラーム大学など
立教大学異文化コミュニケーション学部の進路状況
立教大学異文化コミュニケーション学部卒業生の進路状況について、
の3つのカテゴリに分けてまとめました。
卒業後の進路
- 卒業者総数:131名
- 進学者総数:9名
- 就職者総数:107名
- その他:13名
- 進路不明者:2名
主な就職先企業
2018年度の立教大学異文化コミュニケーション学部の主な就職先は以下です。(順不同)
- 日本アイ・ビー・エム
- 三井住友銀行
- 住友商事
- 双日
- 三菱電機
- 本田技研工
- キューピー
- 全日本空輸
- KDDI
- 大林組
- アマゾンウェブサービスジャパン
- 国際石油開発帝石
- (独)国際観光振興機構
- 国家公務員一般職
- 株式会社みずほフィナンシャルグループ
- 日本通運
- 西日本鉄道株式会社
- 日本たばこ産業
- コナミホールディングス
- コンラッド東京
- 東京都特別区
主な内定業種一覧
2018年度の立教大学異文化コミュニケーション学部卒業生の主な内定業種は下記の通りです。
- 農業・林業・水産・鉱業・建設:5.6%
- 製造業:12.1%
- 卸売業・小売業:14.0%
- 金融業・保険業:10.3%
- 運輸業・通信業:7.5%
- 不動産・電気・ガス:2.8%
- 放送・広告:4.7%
- 情報:15.0%
- サービス業:22.4%
- 教育:1.9%
- 公務:2.8%
- 業種不明(自衛含む):0.9%
立教大学異文化コミュニケーション学部で取得可能な資格
卒業時に取得可能な資格及び受験資格は以下の通りです。
異文化コミュニケーション学部
- 中学校教諭一種免許状(社会・英語・ドイツ語・フランス語・国語・宗教)
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民・・英語・ドイツ語・フランス語・国語・宗教)
- 学芸員
- 司書
- 社会教育主事
立教大学異文化コミュニケーション学部のキャンパス情報
立教大学異文化コミュニケーション学部の学生は池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)に4年間通学することになります。
主要駅からのアクセスは以下の通りです。
- 池袋キャンパス:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東武東上線、西武池袋線、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線「池袋駅」下車、西口より徒歩7分
立教大学異文化コミュニケーション学部の評判は?
実際のところ、立教大学異文化コミュニケーション学部に在学した経験者たちは、ここでの学びについてどのように感じているのでしょうか。実際の口コミを見ていきましょう。
異文化に触れたい学生には魅力がいっぱい
異文化コミュニケーション学部では2年次秋学期からの海外留学や専門科目の英語授業など国際語である英語スキルを磨きたい学生や実際に海外での留学を通じて異文化に触れたいと思っている学生にとっては魅力的な学部といえます。
DLPコースの学生は英文で論文を書かなければならない
異文化コミュニケーション学部では、DLPコースの学生は卒業論文を英文で記載することが必須となっているため所属ゼミは英文対応を選択しなければならないのが特徴です。
初めは非常に英文で卒業論文を記載することに負担を感じる学生もいますが、4年間の学びの集大成としてどれだけ英語力が伸びたのかを確認するという意味でもこういった機会は非常に貴重だと考え、取り組むと良いでしょう。