立命館大学法学部の偏差値
立命館大学法学部の偏差値は、62.5~65.0となっています。
関西のいわゆる「関関同立」と呼ばれる4大学(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)の類似学部の中では、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部や関西学院大学国際学部に次いで三番目に高いです。
立命館大学法学部の倍率
立命館大学法学部で実施された2019年度入試における倍率は下記の通りです。
- 一般入試全体:3.5倍(志願者数8,276名、合格者数2,330名)
- 文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試:2.0倍(志願者数2名、合格者数1名)
- スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試:1.07倍(志願者数14名、合格者数13名)
立命館大学法学部の入試の種類
立命館大学法学部に入るための入試制度は下記の通りです。
- 一般入試(センター試験方式を含む)
- 文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試
- スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試
- 推薦入試(指定校制)
- 提携校推薦入試
- 推薦英語基準試験
- 附属校推薦入試
各入試制度における特色は下記の通りです。
一般入試
一般入試は2月に実施する入試、3月に実施する入試、センター試験の得点で判定する入試があり、さらにそれぞれいくつかの方式に分かれています。
2月に実施する入試
3教科で受験できる「全学統一方式」「学部個別配点方式」、立命館大学独自試験とセンター試験の総合点で合否判定される「センター試験利用方式」があります。
なお、「全学統一方式」と「学部個別配点方式」の受験科目は英語、国語、選択科目(公民・地理歴史・数学)です。
3月に実施する入試
センター試験の特典と2教科(英語と国語)を併せて判定する「後期分割方式」があります。
なお、国語とは「国語総合(近代以降の文章)」「現代文B」のことです。
センター試験の得点で判定する入試
センター試験の科目を届け出る必要がなく、自動的に高得点科目が採用されます。
2月選考は7教科型、5教科型、3教科型、3月選考は後期型(4教科型)になります。
文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試
入学後も大学指定の学生団体等での文化・芸術活動と学業を両立させる強い意志を持っている人を対象とした入試です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、バトントワリング、かるた、吹奏楽などの文化・芸術的活動について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試
入学後も体育会公認団体等でのスポーツ活動と学業を両立させる強い意志を持っている人を対象とした入試です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、バトントワリング、かるた、吹奏楽などの文化・芸術的活動について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、アメリカンフットボール、硬式野球、バスケットボールなどの競技種目について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
立命館大学法学部のカリキュラム
立命館大学法学部のカリキュラムはどのようになっているのでしょうか。1回生から順にみていきましょう。
法学・政治学の楽しさを知る1回生
新入生が法学や政治学にスムーズに対応できるよう、民法や憲法の入門科目や少人数クラスの「基礎演習」という講義を設置しています。
学びの方向性を決める2回生
法学部には「法政展開」という6つの専門化プログラムと、スペシャリストを養成する2つの「特修(司法特修・公務行政特修)」があり、それぞれの関心や希望する進路に合わせて学ぶ内容を選択することができます。
3・4回生では学びを究める
3回生からは、2回生で選んだ学修をより本格化させ、専門性の高い科目を履修していきます。4回生では学修の総括としての卒業論文をまとめつつ、就職活動や公務員試験受験、大学院への進学準備などに取り組みます。
立命館大学法学部の特徴
法学部には、法律学・政治学・語学を専門とする教員が約60名在籍し、専任教員がみなさんの幅広い学びをサポートする体制が整っています。特修では、実務家による実習科目があります。また、司法特修では法務研究科(ロースクール)の教員も指導に当たります。
自分で学修を選択する
先述の通り、法学部では6種の専門化プログラム(法政展開)と2つの特修(司法特修・公務行政特修)があり、2回生進学時に選ぶことができます。適切な選択ができるよう、キャリア教育など自身の将来についてじっくり考えられるようになっています。
丁寧な少人数教育
法学部のカリキュラムで特徴的なのは少人数教育が充実していることです。通常の講義で法学・政治学の理解を得、それを基に少人数クラスでディスカッションや論証型レポート作成などに取り組み、アウトプット能力を着実に養います。
学修環境が充実
法学部棟である存心館は2018年に全面改装され、学修環境として非常に快適であると評判です。個別の自習スペースも完備されており、いつでも集中して勉強することができます。
立命館大学法学部の進路状況
立命館大学法学部ホームページより、卒業生の就職率・内定企業・内定業種をまとめました。
就職率
立命館大学法学部の2019年4月卒業生の進路状況は、卒業生826人うち進学者70名、就職者667人となっています。
主な就職先企業
2017年度の立命館大学法学部の主な就職先は以下です。(順不同)
- 裁判所職員総合職
- 法務省専門職員
- 東京ガス
- 独立行政法人都市再生機構
- 野村証券
- 労働基準監督署
- 国家公務員一般職
- 三菱UFJ銀行
主な内定業種一覧
2017年度の法学部卒業生の主な内定業種は下記の通りです。
- サービス:32.0%
- 製造:24.5%
- 金融:15.7%
- 公務員:11.6%
- 流通・商事:11.0%
- マスコミ:5.0%
- 教員:0.6%
立命館大学法学部で取得可能な資格
立命館大学法学部で取得できる資格は以下の通りです。
- 中学校教諭一種免許状(社会)
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
- 高等学校教諭一種免許状(公民)
また、関連する資格としては以下が挙げられます。
立命館大学法学部のキャンパス情報
法学部の学生は、「立命館大学 衣笠キャンパス」(京都市北区等持院北町56-1)へ通学することとなります。金閣寺や龍安寺に囲まれた場所にあり、静かで落ち着いた環境です。
最寄り駅は京都市バス「立命館大学」「衣笠校前」「わら天神前」です。主要駅からのアクセスは以下の通りです。
- JR京都駅から:市バス「快速立命館」で「立命館大学前」まで36分、「205」で「衣笠校前」まで38分、立命館大学まで徒歩約10分
- 阪急西院駅から:市バス「快速立命館」で15分
- 京阪三条駅から:市バス「15」で「立命館大学前」まで34分
立命館大学法学部の評判は?
最後に、実際に立命館大学法学部で学んでいる学生の声をご紹介します。
行って損なし
いろいろなことを学べるので、法曹志望でなくてもおすすめな学部です。大きなキャンパスなので、サークルや部活動も盛んで充実した学生生活を送ることができます。
アクセスが良い
満足してはいますが、唯一不満なのはアクセス。通学バスはいつも混み合っていて大変です。一人暮らしをするなら、自転車や徒歩で通えるところを選んだ方が良いです。
勉強ができる
たくさん勉強をしたい人にはいい大学です。何事も熱心な人が多く課外活動も充実していますよ。