立命館大学経営学部の偏差値
立命館大学経営学部の偏差値は、60.0~62.5となっています。
関西のいわゆる「関関同立」と呼ばれる4大学(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)の類似学部の中では、同志社大学商学部や関西学院大学商学部に次いで三番目に高いです。
立命館大学経営学部の倍率
立命館大学経営学部で実施された2019年度入試における倍率は下記の通りです。
- 一般入試全体:6.3倍(志願者数9,104名、合格者数2,460名)
- 文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試:3.0倍(志願者数9名、合格者数3名)
- スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試:1.08倍(志願者数25名、合格者数23名)
立命館大学経営学部の入試の種類
立命館大学経営学部に入るための入試制度は下記の通りです。
- 一般入試(センター試験方式を含む)
- AO選抜入試(英語重視方式)
- 文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試
- スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試
- 推薦入試(指定校制)
- 提携校推薦入試
- 推薦英語基準試験
- 附属校推薦入試
各入試制度における特色は下記の通りです。
一般入試
一般入試は2月に実施する入試、3月に実施する入試、センター試験の得点で判定する入試があり、さらにそれぞれいくつかの方式に分かれています。
2月に実施する入試
3教科で受験できる「全学統一方式」「学部個別配点方式」、立命館大学独自試験とセンター試験の総合点で合否判定される「センター試験利用方式」があります。
なお、「全学統一方式」と「学部個別配点方式」の受験科目は英語、国語、選択科目(公民・地理歴史・数学)です。
3月に実施する入試
2教科(英語と国語{「国語総合(近代以降の文章)」、「現代文B」})で受験する「後期分割方式」と「『経営学部で学ぶ感性+センター試験』方式」があります。
「『経営学部で学ぶ感性+センター試験』方式」は、立命館大学独自試験(記述式)の成績で合否判定がなされます。大学指定のセンター試験科目の合計得点が390点以上であることを合格の必要条件としています。
センター試験の得点で判定する入試
センター試験の科目を届け出る必要がなく、自動的に高得点科目が採用されます。
2月選考は7教科型、5教科型、3教科型、3月選考は後期型(4教科型)になります。
文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入試
入学後も大学指定の学生団体等での文化・芸術活動と学業を両立させる強い意志を持っている人を対象とした入試です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、バトントワリング、かるた、吹奏楽などの文化・芸術的活動について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
スポーツ能力に優れた者の特別選抜入試
入学後も体育会公認団体等でのスポーツ活動と学業を両立させる強い意志を持っている人を対象とした入試です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、バトントワリング、かるた、吹奏楽などの文化・芸術的活動について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
高校1年~3年1学期までの全体の評定平均値が3.2であること、アメリカンフットボール、硬式野球、バスケットボールなどの競技種目について活動基準を満たしていることが出願の条件です。
立命館大学経営学部のカリキュラム
立命館大学経営学部のカリキュラムはどのようになっているのでしょうか。1回生から順にみていきましょう。
1回生では「学び」を知る
1回生では少人数クラスの基礎演習科目があります。ディスカッションやグループワークなどを通して、大学での学びに対する姿勢や研究の基礎を習得します。
自分の興味のある事柄について、①自分で調べる、②情報の共有、③学術的な視点を磨く、といった研究の過程を体験できます。
2回生では「学び」を広げる
2回生では課題を設定して解決策を考える「プロジェクト研究」に取り組みます。チームで協力して、提起された問題に挑み、一つの論文にまとめます。
3・4回生では「学び」を深めてまとめる
3回生からは専門演習(ゼミ)が始まります。各ゼミのテーマに沿って研究や実地調査を行います。意見交換や議論を重ね、経営学の知識と理論を深めていきます。
4回生ではこれまでの成果を卒論論文としてまとめています。
立命館大学経営学部の特徴
経営学部には経営学科と国際経営学科があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
経営学科
- 戦略とマーケティング
- 組織とマネジメント
- 会計とファイナンス
経営学科には上記の3つのコースが設けられており、2回生からはそれぞれのコースで将来の目標に合った分野について系統的に学ぶことができます。
国際経営学部
グローバリゼーションにおける障壁を克服できる能力の身に着けるために、経営理論の習得だけでなく、グローバルに活躍するために必要な外国語運用能力と国際理解力を養成します。海外留学が推奨されていて、外国語の授業や海外インターンシップなどもが豊富です。
立命館大学経営学部の進路状況
立命館大学経営学部ホームページより、卒業生の就職率・内定企業・内定業種をまとめました。
就職率
立命館大学経営学部の2019年4月卒業生の進路状況は、卒業生877人のうち進学者24名、就職者784人となっています。
主な就職先企業
2017年度の立命館大学経営学部の主な就職先は以下です。(順不同)
- アクセンチュア
- NTTドコモ
- 楽天
- 小林製薬
- 関西電力
- テレビ朝日
- あずさ監査法人
- 三菱UFJ銀行
主な内定業種一覧
2017年度の経営学部卒業生の主な内定業種は下記の通りです。
- サービス:34.7%
- 製造:22.2%
- 金融:18.6%
- 流通・商事:15.2%
- 公務員:6.2%
- マスコミ:2.4%
- 教員:0.7%
立命館大学経営学部で取得可能な資格
立命館大学経営学部には教職課程がなく、正課での免許状の取得はできません。
なお、公認会計士の2017年度合格者数は全国8位の31名です。大学内のサポートが充実していて、在学中に合格する人が多いのが特徴です。
立命館大学経営学部のキャンパス情報
経営学部の学生は、「立命館大学 大阪いばらきキャンパス」(大阪府茨木市岩倉町2-150)へ通学することとなります。立命館大学で一番新しいキャンパスで、綺麗で充実した設備が揃っています。
最寄り駅は「JR茨木駅」「阪急南茨木駅」「大阪モノレール宇野辺駅」です。主要駅からのアクセスは以下の通りです。
- JR京都駅から:JRにて約12分、「高槻駅」で乗り換え約5分、「茨木駅」下車、徒歩約5分
- JR大阪駅から:JRにて約11分、「茨木駅」下車、徒歩約5分
- 阪急河原町駅から:阪急にて約26分、「茨木市駅」で乗り換え約2分、「南茨木駅」下車、徒歩約10分
- 阪急梅田駅から:阪急にて約18分、「南茨木駅」下車、徒歩約10分
- 大阪モノレール門真市駅から:モノレールにて約14分、「宇野辺駅」下車、徒歩約7分
- 大阪モノレール大阪空港駅から:モノレールにて約21分、「宇野辺駅」下車、徒歩約7分
立命館大学経営学部の評判は?
最後に、実際に立命館大学経営学部で学んでいる学生の声をご紹介します。
仕事や経営に興味がある方におすすめ
経営学部なので経営にまつわる授業が中心ですが、具体的な企業・商品をテーマとした授業もあって面白いです。就職活動のサポートも手厚く、実績も高いです。
アクセス良好
茨木駅から徒歩10分、隣にはイオン、新しいキャンパスと環境は最高です。規模が大きい訳ではないので、衣笠やBKCが羨ましく思うこともありますが、とても満足しています。
勉強ができる
1回生から少人数クラスの科目などがあり、実践的に勉強できます。ゼミはたくさんあるので、オープンゼミなどに参加してよく考えて決めた方がいいでしょう。