作成日: 2019年3月12日 最終更新日:

島根大学の総合型選抜(旧AO入試)対策

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島根大学のアドミッションポリシー

島根大学は「地域に貢献できる人材を育成すること」を目指し、地位思考の強い学生を選抜する地域貢献人材育成入試を実施しています。島根大学では、この教育理念に基づき以下のアドミッションポリシーを学部ごとに設けることで、理念に沿った人材の養成を教育目標にしています。

人間科学部人間科学科

1. 人間を共感的かつ客観的に理解することに興味・関心をもつ人 2. 社会における人間がかかえる問題の解決策をあみだすために主体的に学び、専門性を活かして地域社会に貢献したいという意欲をもつ人 3. 自らを成長させ他者と協働して課題解決に向けて取り組もうとする姿勢をもつ人

総合理工学部

地球科学科

1. 地球科学科で扱う以下の内容を学びたい人 地球の生い立ちや地層・岩石・鉱物・化石、鉱床や石油等の資源の形成過程と利用、過去から現在の地球環境の移り変わり、自然災害発生のメカニスズムと防災手法 2. 上記の分野についての知識と経験を将来、地域社会を含む社会の中で役立てたいという意欲のある人

物理・マテリアル工学科

1. 自然現象や種々の物質に関心があり、物事を根本的なところから探究・理解したい人 2. 物理学をより深く学び、物質の仕組みを原子・分子や素粒子レベルから明らかにすること、こうして得られた知見をもとに新しい機能をもつ物質や材料を創成すること、さらにデバイスとして完成させることに興味のある人

物質化学科

1. 自然現象や種々の物質に関心があり、物事を根本的なところから探究・理解することを志向する人 2. 化学をより深く学びたい人 3. 物質の仕組みを微視的な立場から明らかにすること、新しい機能をもつ物質を創ったり調べたりすること、またそれらの応用技術に興味のある人 4. 化学を通じて山陰地域の発展に貢献する意欲を持つ人

数理科学科

数理科学科では、自然現象や社会現象の本質を数学の立場から探究し、数学を通じて地域社会や国際社会への貢献を志す人を受け入れます

知能情報デザイン学科

1. 自然科学の幅広い知識に加え、情報科学・工学の学問や技術を生かして、より良い社会を創りたいと思っている人 2. これからの高度情報化社会をリードする技術者として地域や世界において活躍したいと考えている人

機械・電気電子工学科

機械・電気電子工学科では、機械・電気電子工学の基礎知識とともに、自然科学に関する幅広い教養を持ち、課題解決能力や自律的学習能力、説明・説得力を備え、設計・製作能力を有し、高い倫理観をもって社会に貢献できる技術者になりたいと考えている人を受け入れます。

建築デザイン学科

建築デザイン学科では、工学のみならず地域における伝統文化、生活環境全般に対する広い視野から、安全で、快適な暮らしを実現するために、建築を中心とした構造材料や住環境、計画デザインの専門性を高めることによりトータルな「設計」技術を習得し、建築に関連するフィールドワークを通して得た実践的な知識をもとに地域社会に貢献する意欲を持つ人を受け入れます。

理工特別コース

1. 理工系分野の研究に強い興味・意欲を有する人 2. 数学・理科・英語の基礎学力を有する人 3. 観察力・理解力・推察力・発想力などの科学的思考力や論理的な思考力を有する人 4. 大学院へ進学し、将来の科学技術の発展をリードする優秀な研究者・技術者、有能な教育者を目指している人

生物資源科学部

生命科学科

1. 高等学校卒業段階の基礎的な学力を十分に身につけている人 2. 自ら学ぼうという学習意欲、論理的な思考とそれを表現する能力を有する人 3. 生命科学を学ぼうとする強い意志を持ち、生命現象への探究心や科学的好奇心に富んだ人 4. 生命科学分野の知識・経験を生かして将来食品・化学工業、医薬・農薬製造業などの生物・化学産業で活躍したい人

農林生産学科

1. 高等学校卒業段階の基礎的な学力を十分に身につけている人 2. 自ら学ぼうとする姿勢を持ち、他者と協力して学べる誠実な人 3. 山陰地域の農林水産業が抱える課題とその解決に強い関心を持っている人 4. 国内外の農林水産業の発展に貢献しようとする強い意欲を持っている人

環境共生化学科

1. 高等学校卒業段階の基礎的な学力を十分に身につけている人 2. 論理的に思考し、客観的な事実から判断を行い、その結果を的確に表現する能力を身につけている人 3. 旺盛な学習意欲と明確な目的意識を持ち、主体性を持って多様な人々と協働して専門知識や技術を学ぶ態度を身につけている人 4. 山陰地域が有する豊かな資源と環境を保存・管理するために必要な専門知識や技術を学び、将来、地域に貢献したいと考えている人

教育学部

1. 高等学校までの基礎学力を備えており、向上心を持って主体的に学ぼうとする人 2. 豊かな人間性、子供に対する愛情、教育的情熱を有する人 3. 教師に要求される幅広い教養と深い専門的知識・技能を身につけ、社会の発展に貢献しようとする人

島根大学の総合型選抜(旧AO入試)の実施状況

島根大学の総合型選抜(旧AO入試)には一般型と地域貢献型の2種類があり、人間科学部、総合理工学部、生物資源科学部、教育学部で行われています。それぞれの募集人員は以下の通りです。

人間科学部人間科学科

一般型:20名 地域貢献型:5名

総合理工学部

地球科学科:5名

生物資源科学部

生命科学科、農林生産学科、環境共生化学科:6名

教育学部

一般型:25名 地域貢献型:7名

島根大学の総合型選抜(旧AO入試)の募集概要

島根大学公式ホームページより、総合型選抜(旧AO入試)の募集概要をまとめました。

選考日程

総合型選抜(旧AO入試)Ⅰ(総合理工学部、生物資源科学部)

出願期間:平成30年9月10日(月)~9月14日(金) 第1次選考合格発表:平成30年9月28日(金) 第2次選考:平成30年10月13日(土) 第2次選考合格発表:平成30年10月23日(火)

総合型選抜(旧AO入試)Ⅱ(教育学部、人間科学部)

出願期間:平成30年10月5日(金)~10月12日(金) 第1次選考合格発表:平成30年11月5日(月)※人間科学部一般型のみ 選考:平成30年11月24日(土) 合格発表:平成31年2月13日(水)

出願書類

① 入学志願票 ② 受験票 ③ 写真票 ④ 調査書 ⑤ 入学検定料振込金証明書 ⑥ 返信用封筒 ⑦ 宛名票 ⑧ 志望理由書 ⑨ 地域貢献に関するレポート(教育学部地域貢献) ⑩ 自己推薦書(総合理工学部地球科学科) ⑪ プレゼンテーション用資料(生物資源科学部) ⑫ 申立書(生物資源科学部・該当者)

総合理工学部地球科学科

出願要件

次の1および2の各号に該当し、合格した場合は入学を確約できる者。 1.次の①から③のいずれかに該当する者 ① 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者 ② 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者 ③ 学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び平成31年3月31日までにこれに該当する見込みの者 2.人物が優秀で、地球科学に対する適正・熱意がある者 〔上記③に該当する者〕 (ア) 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの(昭和56年文部省告示第153号) (イ) 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (ウ) 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (エ) 文部科学大臣の指定した者 (オ) 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)により、文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省令第13 号)に基づく大学入学資格検定に合格した者を含む。)及び平成31年3月31 日までに合格見込みの者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの (カ) 学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第2項の規定により大学に入学した者であって、本学において大学における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの (キ) 本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの

選考方法

原則として、志願者数が募集人員の約3倍以上となった場合は出願書類による第1次選考が行われます。 島根大学公式ホームページによると、第1次選考合格者を対象に行われる第2次選考の内容は以下の通りです。 ① まず受験者全員参加の模擬授業を行います(60分)。授業時間内には質疑応答の時間も含みます。 ② 次に、模擬授業の内容に関する授業レポート作成を課します(90分)。レポートの課題には、大学で学習するための学力適性を評価する内容も含みます。問題の内容は模擬授業に関係したものとします。 ③ さらに、授業レポートの内容を簡潔にとりまとめたプレゼンテーション用資料の作成を課します(作成時間30分:資料作成に必要な筆記用具等は大学で用意します)。 ④ 最後に、授業レポートの内容に関して個別面接を行います(複数の面接委員で10分程度)。個別面接では、はじめに授業レポートの内容についての実物投影機(書画カメラ)を用いたプレゼンテーション(3分)を課します。プレゼンテーションは、さきに作成した資料を用いて行います。残りの面接時間では、プレゼンテーションと授業レポートの内容、出願書類の内容についての質疑応答を行います。

人間科学部人間科学科(一般型)

出願要件

次の各号のいずれかに該当し、平成31年度大学入試センター試験(出願要項22ページに定める3教科3科目又は3教科4科目)を受験し、かつ、合格した場合は入学を確約できる者とします。 ①高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者 ②通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者 ③学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び平成31年3月31日までにこれに該当する見込みの者 〔上記③に該当する者〕 (ア)外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの(昭和56年文部省告示第153号) (イ)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (ウ)専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (エ)文部科学大臣の指定した者 (オ)高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)により、文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省令第13 号)に基づく大学入学資格検定に合格した者を含む。)及び平成31年3月31日までに合格見込みの者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの (カ)学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第2項の規定により大学に入学した者であって、本学において大学における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの (キ)本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの

選考方法

志願者数が募集人員の約2倍以上となった場合、第1次選考が行われます。第1次選考は出願書類(志望理由書)によって行われます。 第2次選考は小論文と個人面接で、大学入試センター試験の得点合計が配点合計(300点)の55%以上に達すれば最終合格となります。

人間科学部 地域貢献型

出願要件

次の要件に該当し、平成30年度大学入試センター試験(要項10ページに定める3教科3科目又は3教科4科目)を受験し、かつ、合格した場合は入学を確約できる者とします。 ・ 島根県内または鳥取県内の高等学校を卒業した者及び平成30年3月卒業見込みの者で、将来、地域に貢献しようとする強い意志を有するもの

生物資源科学部【地域貢献人材育成入試】

出願要件

地域社会の活性化に貢献しようとする強い意欲のある者で、次の①及び②の各号に該当し、合格した場合は入学を確約できるものとします。 ① 次のア又はイのいずれかに該当する者 (ア)島根県内又は鳥取県内の高等学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者 (イ)上記ア以外の高等学校又は中等教育学校を卒業した者で、島根県内又は鳥取県内に過去に居住していたもの及び出願時に居住しているもの ② 次のア又はイのいずれかに該当する者 (ア)普通科、理数科又は総合学科(*1)の者で、調査書の学習成績概評がA段階又はB段階であるもの (イ)上記ア以外の学科(*2)の者で、調査書の学習成績概評がA段階であるもの 総合学科(*1):卒業に必要な単位のうち、専門教育に関する教科・科目の修得(見込み)単位数が25単位未満の者 上記ア以外の学科(*2):高等学校設置基準第6条第2項に掲げる学科(ただし、理数に関する学科を除く)及び総合学科の者で、卒業に必要な単位のうち、専門教育に関する教科・科目について25単位以上修得(見込み)のもの

選考方法

志願者数が募集人員の約2倍以上となった場合、第1次選考が行われます。第1次選考は出願書類(志望理由書)によって行われます。 第2次選考は小論文、プレゼンテーションと質疑応答です。

教育学部(一般型/地域貢献人材育成入試)

出願要件

【一般型】 次の各号のいずれかに該当し、平成31年度大学入試センター試験を受験し、かつ、合格した場合は入学を確約できる者とします。 ①高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び平成31年3月卒業見込みの者 ②通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び平成31年3月修了見込みの者 ③学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び平成31年3月31日までにこれに該当する見込みの者 〔上記③に該当する者〕 (ア)外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの(昭和56年文部省告示第153号) (イ)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (ウ)専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを修了した者及び平成31年3月31日までに修了見込みの者 (エ)文部科学大臣の指定した者 (オ)高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)により、文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省令第13 号)に基づく大学入学資格検定に合格した者を含む。)及び平成31年3月31日までに合格見込みの者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの (カ)学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第2項の規定により大学に入学した者であって、本学において大学における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの (キ)本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、平成31年3月31日までに18歳に達するもの 【地域貢献型】 本学を第一志望とする者で、次の要件に該当し、平成30年度大学入試センター試験(要項5ページに定める3教科3科目又は3教科4科目)を受験し、かつ、合格した場合は入学を確約できるものとします。 ・ 島根県内又は鳥取県内の高等学校を卒業した者及び平成30年3月卒業見込みの者で、島根県又は鳥取県の教員として活躍し、地域社会に貢献しようとする強い意志を有するもの。

選考方法

出願書類、小論文、課題に対するプレゼンテーションと個人面接により選考を行い、合否の判定をします。 ※「地域貢献型」で出願した者の選考は、「地域貢献型」を優先して行い、「地域貢献型」において合格とならなかった場合は、「一般型」としての選考の対象とします。選考合格者には大学入試センター試験の受験(3教科3科目又は3教科4科目)を課し、その得点の合計が配点合計(300点)の 55%以上に達したものを最終合格者とします。

出願書類

一般型:志望理由書 地域貢献型:志望理由書、地域貢献に関するレポート さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。