東京音楽大学のアドミッション・ポリシー
東京音楽大学公式ホームページでは、アドミッション・ポリシーを以下の通り定めています。
東京音楽大学では、入学者が本学において実りある学びを円滑に行えるように、アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)を定めています。これは、本学を受験する皆さんに、入学前に身に付けておいていただきたい能力や姿勢を示す基本方針です。本学の入学試験や選抜方法には、アドミッション・ポリシーが反映されています。
- 大学において専門的に音楽を学ぶにあたり、楽譜を読む力、音を聴く力、表現の基礎となるテクニック、様式を捉える力、楽典の知識が、一定のレベルに達していることが重要です。
- 音楽の学習には外国語も必要です。
- 専攻によっては、ピアノ演奏や新曲視唱、新曲視奏の基礎的な能力も必要です。
ミュージック・リベラルアーツ専攻総合型選抜(旧AO入試)
音楽を愛し、音楽を専門分野として修得する意欲をもつとともに、高等学校までの基礎的な英語力があり、人や社会、歴史等に幅広く関心をもち、主体性をもって学ぶ意欲のある学生を歓迎する。
吹奏楽アカデミー専攻
吹奏楽を愛し、より深い知識習得の意欲があり、熱意を持って向き合い、他者との関わりを大事にし、社会へ発信していこうという意欲のある人材を求めます。 何らかの吹奏楽で用いられる楽器の基礎的な演奏技術を習得していることが必要です。
教育の目的
学則では、本学の教育目的を次のように謳っています。
「本学は、教育基本法の精神に則り、広く一般教育の知識を授けるとともに、音楽の専門教育を行い、これを通じて人格の完成をはかり、もって有為な音楽家を育成することを目的とする。」(学則第2条)
「本学は、音楽芸術の研鑽を通じて、高度な専門性を有した音楽家、音楽教育者を育成する。また、自らの音楽的個性とともに幅広い教養を備え、現代社会の様々な局面に対応しうる人材を育成することを教育目標とする。」(学則第2条の2)
東京音楽大学の総合型選抜(旧AO入試)の実施状況
東京音楽大学の総合型選抜(旧AO入試)は、ミュージック・リベラルアーツ専攻と吹奏楽アカデミー専攻の2専攻で実施されています。
それぞれの募集人員は若干名です。
東京音楽大学のミュージック・リベラルアーツ専攻総合型選抜(旧AO入試)の募集概要
東京音楽大学公式ホームページでは、ミュージック・リベラルアーツ専攻総合型選抜(旧AO入試)の募集概要を以下の通り定めています。
出願資格
次の条件のいずれかに該当する者とします。
- (1)高等学校または中等教育学校を卒業した者または 2019年3月に卒業見込みの者
- (2)通常の課程による12年の学校教育を修了した者および2019年3月修了見込みの者
- (3)学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等の学力があると認められる者または2019年3月までにこれに該当する見込みのある者
出願要件
次のすべての要件を満たす者とします。
- (1)本学への入学を専願とする者
- (2)本学のミュージック・リベラルアーツ専攻の定めるポリシーに同意する者
- (3)次の条件のいずれかに該当する者
- 英検(実用英語技能検定試験)2級、TOEIC L&R 550点以上(公開テストのみ。IPテストは対象外)、TEAP(Reading/Listening)115 以上、TOEFL iBT 50以上、IELTS 4.5以上
- 国内外を問わず中高等教育において1年以上継続して主として英語で教育を受けた者
- 国際バカロレア(IB)資格取得者
- SAT 資格取得者
選考日程(2020年度)
出願期間:2019年10月1日(火)~10月5日(土)
第一次選考合格発表:2019年10月25日(金)
試験日:2019年11月17日(日)
最終合格発表:2019年11月25日(月)
選考方法
AO方式によるものとし、1次試験は書類審査(志望理由書、履歴書等)、2次試験は実技試験および面接(日本語及び英語または英語から選択)で選考します。
実技試験および面接の課題
- 1.面接(「日本語及び英語」または「英語」)
- 2.実技 以下の声楽、ピアノ、弦楽器、管打楽器、作曲、指揮、古楽器、邦楽器から実技をひとつ選択
声楽
以下の課題(A)、(B)より1つを選択すること。
- (A)自由曲 2曲(演奏の途中で打ち切ることがある。暗譜)
- (B)声楽専攻声楽芸術の課題
ピアノ
以下の課題(A)~(C)より1つを選択すること。
- (A)自由曲 7-15 分程度(複数曲可。暗譜)
- (B)器楽専攻ピアノの課題
- (C)器楽専攻ピアノ演奏家コースの課題
弦楽器
[ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、クラシックギター]
以下の課題(A)(B)より1つを選択すること。
(A)自由曲 7-15 分程度(複数曲可。暗譜。伴奏なし)
(B)器楽専攻弦楽器の課題(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスは11月17日(土)に伴奏合わせを行います)
管打楽器
[フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォーン、ホルン、トランペット、トロンボーン、バス・トロンボーン、テューバ、ユーフォニアム、ティンパニ、マリンバ、小太鼓]
以下の課題(A)(B)より1つを選択すること。
- (A)自由曲 7-15分程度(複数曲可。暗譜の必要なし。伴奏なし)
- (B)器楽専攻管打楽器の課題
作曲
- (1)自作曲提出(演奏時間3分以上。編成自由)
- (2)楽器演奏(自由曲3分以上。自作曲不可。暗譜)
指揮
- (1)指揮担当教員による面接
- (2)ピアノを含む任意の楽器での演奏(5分程度。暗譜)※声楽は除く
- (3)論文(日本語 60分)
古楽器
[リコーダー、リュート、チェンバロ、オルガン]
自由曲 7-15分程度(暗譜の必要なし。伴奏なし。オルガンはペダルなしでもよい)
邦楽器
[筝(生田流)、長唄三味線、琵琶(鶴田流) 古典尺八]
自由曲5分以上(複数曲可。暗譜)
必要書類
ミュージック・リベラルアーツ専攻AO入学試験願書、入学検定料振替払込請求書兼受領証貼付用紙 、2次試験受験票、受験票送付用封筒、調査書(出身学校長が作成したもの。厳封・開封無効)、曲目記入票、証明書(3.出願要件(3)に該当する証明書の原本。コピー不可。証明書は返却しません)、伴奏譜(声楽およびヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのB課題選択者)、自作曲楽譜(作曲選択者)、志望理由書(日本語または英語)、履歴書(日本語または英語)、振込口座届
東京音楽大学の吹奏楽アカデミー専攻総合型選抜(旧AO入試)の募集概要
東京音楽大学公式ホームページでは、吹奏楽アカデミー専攻入試の募集概要を以下の通り定めています。
出願資格
以下に掲げる条件をすべて満たす者とします。
- (1)高等学校または中等教育学校を2019年3月に卒業見込みの者で、学業、人物ともに優れた者
- (2)本学への入学を専願とする者
選考日程(2020年度)
出願期間:2019年10月1日(火)~10月5日(土)
試験日:2019年11月23日(土・祝)
最終合格発表:2019年12月5日(木)
選考方法
書類審査(志望理由書、履歴書等)、実技試験および面接・口述試問で選考します。
実技試験
下記の楽器別実技課題からひとつを選択して演奏すること。
面接および口述試問
口述試問では面接での応答に即した内容で吹奏楽に関する専門知識を問う。また、楽典の学習
状況を確認する。
必要書類
吹奏楽アカデミー専攻 AO入学試験願書、受験票、入学検定料振替払込請求書兼受領証貼付用紙、志望理由書、履歴書、師事状況記入用紙、曲目記入票、受験票送付用封筒、振込口座届、調査書(出身高等学校長が作成したもの。厳封・開封無効)
東京音楽大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率
2018年:募集人数 若干名、志願者数34名、受験者数34名、倍率1.3
2017年:募集人数 若干名、志願者数16名、受験者数16名、倍率1.6
2016年:募集人数 若干名、志願者数14名、受験者数14名、倍率1.6
さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「
自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。