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作成日: 2020年5月8日 最終更新日: 出願書類対策

総合型選抜の志望理由書の書き方|専門塾が例文・書き出し・NG例を解説

こんにちは。総合型選抜専門塾AOIの編集部です。

志望理由書を書こうとしても、「最初の一文をどう書けばいいのかわからない」「大学へ入りたい気持ちはあるけれど、文章にするとありきたりになる」と手が止まってしまう人は少なくありません。

総合型選抜やAO入試における志望理由書では、大学への熱意だけを伝えるのでは不十分です。自分がどのような経験から問題意識を持ち、大学で何を学び、その学びを将来どう生かしたいのかまで、一つの流れで伝える必要があります。

この記事では、志望理由書がどのような書類なのかという基本から、大学受験で使える書き出しの型、具体的な書き方、合格者の例文、NG例文、提出前のチェックポイントまで順番に紹介します。

「志望理由書をなかなか書き進められない」

「自分の志望動機が大学に伝わる内容になっているかわからない」

「書き出してみたものの、この内容で評価されるのか不安」

このような悩みがある人は、必要な部分から読み進めてみてください。

また、この記事を見てくれた方限定でお得な情報です。期間限定で志望理由書の対策に関するプレゼントを無料で10個もらえるキャンペーンを行っています。AOI公式LINEで配布しているのでぜひ受け取ってください。

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総合型選抜(AO入試)における「志望理由書」とは?

総合型選抜(AO入試)における志望理由書は、自分がその大学を志望する理由や、大学で実現したいことを伝えるための書類です。

大学によっては「志願理由書」と呼ばれることもあります。名称が異なっていても、大学を選んだ理由、入学後に学びたいこと、将来の目標などを本人の言葉で説明する点は共通しています。

志望理由書では、「この大学へ入りたい」という気持ちだけを伝えるのではなく、その大学でなければならない理由まで具体的に示します。

なお、自己推薦書は、自分の経験や強みを通して、入学にふさわしい人物であることを伝える書類です。大学を選んだ理由を中心に書く志望理由書とは役割が異なります。

志望理由書は書類選考で最も重要?

総合型選抜(AO入試)において、志望理由書は大学側にとって重要な選考材料です。

大学側は、受験生がなぜこの大学へ入りたいのか、入学後の目的や目標が明確になっているかを確認します。

最近では、学力試験だけで合否を決めず、受験生の人物面や意欲を重視する総合型選抜も増えています。

総合型選抜(AO入試)や推薦入試では、志望理由書以外にも、調査書、成績証明書、活動報告書などの提出が求められます。

調査書や成績証明書には、高校での成績や活動内容が記録されています。一方、志望理由書から伝わるのは、受験生がこれから実現したいこと、将来の目標、物事に対する考え方です。

普段の成績が良く、ボランティアなどの活動経験が豊富でも、志望理由書の内容が薄ければ、その経験が大学での学びにどうつながるのかは伝わりません。

大学は、高校や担当教員から提出される情報も参考にしていますが、受験生本人の言葉で作られた志望理由書も重視しています。

志望理由書は面接の大切な情報源

総合型選抜(AO入試)の面接では、志望理由書に書かれている内容をもとに質問されることがあります。

大学入試に限らず、就職活動やアルバイトの面接でも、エントリーシートなどの提出書類が質問の材料になります。

志望理由書へ自分の言葉ではない文章を書いたり、実際には経験していない内容を書いたりすると、書類選考を通過しても、面接で詳しく説明できません。

志望理由書には、質問されたときに、自分の経験や考えを自信を持って説明できる内容を書きましょう。

ただし、面接で質問されることを恐れて、無難な内容だけにする必要はありません。自分が本当に考えていることを掘り下げ、なぜそう考えたのかを説明できる状態にしておくことが大切です。

総合型選抜(AO入試)において、志望理由書は書類選考だけに使われるものではありません。時間をかけて考えながら作成しましょう。

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志望理由書・志願理由書・志望動機・エントリーシートの違い

大学受験では、似た意味の言葉が複数使われます。募集要項を確認し、それぞれの書類で何を求められているのかを読み分けましょう。

言葉主な意味・役割大学受験で意識すること
志望理由書なぜその大学・学部を志望するのかを説明する書類原体験、大学で学びたいこと、将来像をつなげる
志願理由書大学によって使われる志望理由書の別表記設問や指定事項に沿い、大学を志願する理由を書く
志望動機大学を志望するきっかけや理由そのもの志望理由書を構成する一つの要素として具体化する
エントリーシート志望理由、活動歴、自己PRなどを記入する出願書類各設問の役割を分け、回答同士に一貫性を持たせる

名称だけで判断せず、募集要項に書かれた設問と注意事項を基準にしてください。

大学受験の志望理由書の書き出し方

大学受験の志望理由書では、書き出しの時点で「何を学びたいのか」「どのような問題意識を持っているのか」が伝わると、その後の文章を理解してもらいやすくなります。

書き出しに唯一の正解はありません。自分が最も具体的に説明できる内容に合わせて、型を選びましょう。

書き出しの型1|結論型

結論型では、大学で学びたいことや将来実現したいことを最初に示します。

志望理由書全体の中心が明確になるため、書き出しに迷っている人が使いやすい型です。

私は貴学の地域政策学部で、地域の小規模事業者が継続して経営できる仕組みについて学びたい。

私は将来、子どもの生活環境によって生まれる教育機会の差を小さくする仕事に携わりたい。そのために、貴学で教育学と社会福祉学を横断して学びたいと考えている。

結論を書いた後に、なぜそのテーマへ関心を持ったのかを説明します。

書き出しの型2|原体験型

原体験型では、自分の進路を考えるきっかけになった出来事から始めます。

経験を長く説明しすぎると、志望理由が見えにくくなります。書き出しでは原体験を簡潔に示し、すぐに大学で学びたいことへつなげましょう。

高校1年生のとき、祖父が利用する介護施設で職員の方から話を聞き、利用者本人の意思と家族の希望を両立させる難しさを知った。この経験をきっかけに、私は高齢者の意思決定を支える福祉について学びたいと考えるようになった。

文化祭で地元商店街と共同企画を行った際、魅力的な商品を持ちながら情報発信に悩む店舗が多いことを知った。この経験から、地域企業のマーケティングを学びたいと考えている。

原体験は、大学で学びたいテーマが生まれた理由を示すために使います。感動した出来事だけで終わらせず、その後に調べたことや行動したことも書きましょう。

書き出しの型3|問題意識型

問題意識型では、社会や身近な環境に対して感じている課題から始めます。

社会問題を扱う場合は、広すぎるテーマを掲げるだけで終わらず、自分がその課題へ関心を持った理由を続けて書きます。

日本では、まだ食べられる食品が大量に廃棄される一方で、十分な食事を得られない家庭も存在する。私は高校でフードドライブへ参加した経験から、食品を必要な人へ届ける流通の仕組みに関心を持った。

観光客が増えることは地域経済に利益をもたらす一方で、住民の生活環境へ負担を与える場合がある。私は地元の観光地で行った聞き取り調査から、観光と住民生活を両立する地域づくりを学びたいと考えるようになった。

問題意識型では、「社会問題に関心があります」と宣言するだけではなく、自分の経験や調査との接点を示しましょう。

志望理由書の書き出しで避けたいNG例

私は昔から人の役に立つことが好きで、貴学は有名で設備も充実しているため志望しました。オープンキャンパスに参加したときも雰囲気がよく、先輩方が優しかったので、ここで勉強したいと思いました。

なぜ読み手に響きにくいのか

  • 「人の役に立ちたい」という表現が広く、学びたい内容がわからない
  • 大学の知名度や設備、雰囲気だけが志望理由になっている
  • 他の大学にも当てはまりやすい
  • 本人の経験や問題意識が書かれていない
  • 入学後に何を学びたいのかが見えない

オープンキャンパスで感じた魅力を書くこと自体は問題ありません。授業や研究内容について何を知り、自分の目的とどうつながったのかまで具体化しましょう。

総合型選抜(AO入試)の志望理由書の攻略ポイント

志望理由書では、次の二つの視点を両方持つことが大切です。

  • なぜ自分はこの大学へ入りたいのか
  • なぜ大学は自分を選ぶのか

自分が大学へ求めていることだけを並べると、大学に対するリクエストのような文章になります。

自分が求めている学びや環境が大学にあり、自分の経験や姿勢も大学が求める人物像とつながっていることを示しましょう。

大学が求めている人物像がわからない場合は、志望大学・学部・学科のアドミッション・ポリシーを確認してください。

志望理由書の攻略ポイントは、次の4つです。

  • なぜこの大学なのかを明確にする
  • 自分の目標や目的を達成するために、志望大学の環境が必要であることを示す
  • 自分がアドミッション・ポリシーに当てはまる人材であることを伝える
  • 自分と志望する大学・学部との関わりを示す

アドミッション・ポリシーの言葉をそのまま書き写す必要はありません。自分の経験や行動から、大学が求める人物像との共通点を示しましょう。

総合型選抜(AO入試)におすすめの志望理由書の書き方

ここからは、志望理由書を作る手順を紹介します。

  1. 自己分析を行う
  2. エピソードを掘り下げる
  3. 志望する大学・学部・学科についてリサーチする
  4. 文章の構成を考える
  5. 実際に文章を書く
  6. 文章をダブルチェックする

STEP1「自己分析」

自己分析とは、自分がどのような人間なのかを探り、これまでの経験、考え方、価値観を整理する方法です。

自己分析では、次のような内容を洗い出します。

  • これまでのエピソード
  • 自分の特徴
  • 長所や短所
  • 大切にしている価値観
  • 自己PRに使える経験
  • 大学への志望動機
  • 将来実現したいこと

たとえば、次のような内容から始めます。

  • 〇〇が好き
  • 〇〇の大会で優勝した
  • 〇〇が苦手
  • 将来の夢は〇〇である
  • 短所を改善するために〇〇へ取り組んでいる
  • アルバイトに力を入れた

最初から完成した志望理由を考える必要はありません。まずは抽象的な内容も含めて書き出し、経験、価値観、興味、進路などのカテゴリーに分けます。

自分のことを理解できていなければ、自分にしか書けない志望理由書は作れません。文章を書く前に、自分の過去と関心を整理しましょう。

将来の夢がまだ明確になっていない場合は、無理に職業名を決める必要はありません。興味のある課題や、大学で確かめたい問いから考える方法については、志望理由書で将来の夢がないときの考え方で詳しく紹介しています。

ポイント1|具体的なエピソードで説得力が増す

内容の薄いエピソードを複数並べるより、一つの経験を深く掘り下げた方が、読み手へ人物像が伝わります。

自分が経験した出来事を細分化し、そのときの状況、感情、判断、行動、変化を整理すると、自分だけのストーリーが見えてきます。

「部活動を頑張った」だけではなく、どのような課題があり、自分が何を考えて行動したのかまで振り返りましょう。

ポイント2|自己分析は面接にも役立つ

志望理由書の内容と、面接での回答が異なると、面接官は文章の信頼性に疑問を持つ可能性があります。

自己分析によって自分の経験や考えを理解できていれば、志望理由書に書いていない角度から質問されても、一貫性のある回答ができます。

面接対策のためにも、文章だけを暗記するのではなく、志望理由が生まれた背景まで説明できるようにしておきましょう。

STEP2「エピソードを掘り下げる」

STEP1の自己分析で洗い出した情報を、さらに掘り下げます。

経験を掘り下げることで、抽象的だった内容に具体性が加わり、本人の考え方や行動が見えるようになります。

たとえば、次のような問いを自分に投げかけてみましょう。

  • なぜ〇〇が好きなのか
  • 〇〇で優勝するまでに、どのような困難があったのか
  • なぜ〇〇が苦手なのか
  • なぜ将来〇〇をしたいのか
  • なぜアルバイトを頑張ったのか
  • その経験で、自分の考え方はどう変わったのか
  • 経験の後に、新しく調べたり行動したりしたことはあるか

エピソードを掘り下げるときは、「Why(なぜ)」と「How(どのように)」を繰り返します。

「なぜその行動をしたのか」「どのような工夫をしたのか」と問い直すことで、そのときの感情や判断を具体的に説明できます。

STEP3「志望する大学・学部・学科についてリサーチする」

志望理由書を書くうえで、受験する大学の情報収集は欠かせません。

自分の経験や目標が明確でも、志望大学が求めている人物像とつながっていなかったり、自分の目的を実現できる学びがなかったりすると、「他の大学でもよいのではないか」と思われます。

大学について、次の内容を調べましょう。

  • 大学・学部・学科のアドミッション・ポリシー
  • 授業内容とカリキュラム
  • ゼミや研究室
  • 学部で取得できる資格
  • 大学独自のプログラム
  • 留学や地域連携の制度
  • 在学生・卒業生のインタビュー
  • オープンキャンパスや模擬授業で得た情報

パンフレットに書かれた言葉をそのまま使うのではなく、自分がなぜその授業や研究へ関心を持ったのかを説明します。

「なぜこの大学でなければならないのか」という問いに、自分の言葉で答えられるまで調べてみましょう。

STEP4「文章の構成を考える」

STEP2で掘り下げたエピソードと、STEP3で集めた大学の情報をもとに、文章の構成を考えます。

書き始める前に構成を決めておくと、同じ説明を繰り返したり、途中で話題が変わったりすることを防げます。

構成例は次のとおりです。

構成例1

  1. 志望理由と将来やりたいこと
  2. その目標を持った理由やきっかけ
  3. 目標のために、これまで取り組んできたこと
  4. 大学で学びたいこと
  5. その大学を選んだ理由
  6. 学びを将来どう生かすか

構成例2

  1. なぜこの大学を志望したのか
  2. 志望するまでの経緯や原体験
  3. 大学で学びたいこと
  4. 大学の授業・研究・制度との接点
  5. 卒業後に実現したいこと
  6. 全体の結論

締めくくりでは、志望理由の要約、大学での展望、将来へのつながりを簡潔に示します。終わり方について詳しく知りたい人は、志望理由書の締め方と例文も確認してみてください。

STEP5「実際に文章を書いていく」

構成が決まったら、実際に志望理由書を書いていきます。

このとき、言葉遣いと文末表現に注意しましょう。基本的に、志望理由書は「です・ます」調で書くのが無難です。「だ・である」調を使用する場合も、文章の途中で文体が混ざらないよう統一してください。

「です・ます」と「だ・である」の特徴や使い分けについて詳しく知りたい人は、「です・ます」と「だ・である」の違いも参考にしてください。

大学や学部によっては、指定文字数が設けられています。この記事では文字数の考え方を深掘りしないため、字数配分や書き方については、志望理由書の文字数と書き方で詳しく確認してください。

大学指定の原稿用紙へ手書きする場合は、段落、改行、かぎかっこ、句読点の位置にも注意が必要です。詳しいルールは、志望理由書の原稿用紙の正しい使い方で紹介しています。

最初から完璧に書こうとせず、まずは構成に必要な内容を最後まで書き切りましょう。その後、重複している説明を整理し、抽象的な部分へ具体例を加えます。

STEP6「文章をダブルチェックする」

志望理由書を書き終えたら、誤字や脱字、不自然な日本語がないかを確認します。

特に、次の項目は見落としやすいため注意してください。

  • 大学名、学部名、学科名が正しいか
  • 教員名や授業名を間違えていないか
  • 「貴学」「貴校」などの表現が統一されているか
  • 文末表現が混ざっていないか
  • 指定文字数を守っているか
  • 志望理由と将来像がつながっているか
  • 面接で説明できない内容が含まれていないか

書いた本人は背景を知っているため、説明が足りない部分に気づきにくいものです。保護者や学校の先生など、自分以外の人にも読んでもらいましょう。

合格する志望理由書の書き方を知る

志望理由書の本文で避けたいNG例

私は経営学に興味があるため、貴学の経営学部を志望します。貴学には経営学について学べる授業が多く、施設も充実しています。また、就職率も高いため、入学後は経営についてしっかり勉強し、将来は有名な企業に就職したいです。

なぜ評価されにくいのか

  • 経営学に興味を持った理由が書かれていない
  • 本人の経験や行動が見えない
  • 大学の授業について、固有の情報がない
  • 大学で何を研究したいのかがわからない
  • 将来像が「有名企業に就職したい」で止まっている
  • 他の大学にも提出できる文章になっている

大学の就職実績や施設を書いてはいけないわけではありません。自分の目的を実現するために、なぜその環境が必要なのかを説明しましょう。

志望理由書の添削Before/After

Before|大学を褒めるだけの志望理由書

私が貴学を志望する理由は、経営学を学びたいからです。オープンキャンパスへ参加した際に、先生の説明がわかりやすく、学生の雰囲気もよいと感じました。貴学は実践的な授業も充実しているため、経営について幅広く学べると思います。入学後は勉強を頑張り、将来は企業で活躍できる人になりたいです。

After|原体験・学び・大学との接点がわかる志望理由書

私は貴学で、中小企業が限られた人材と資金の中で顧客との関係を築く方法を学びたい。私の家族は地域で小売店を営んでいるが、大型店の出店後に来店者が減り、商品の魅力を十分に伝えられていないことが課題になった。私は高校2年生のとき、店舗のSNS更新を担当し、商品情報だけでなく、仕入れの背景や利用者の声を紹介した。その結果、投稿を見て来店する若い世代の顧客が少しずつ増えた。一方、投稿ごとの反応が異なる理由を感覚だけでは説明できず、マーケティングを体系的に学ぶ必要性を感じた。貴学では、消費者行動論で顧客の意思決定を学び、地域企業と連携する実践型授業で、調査結果を施策へ変える力を身につけたい。将来は、地域に必要とされながら情報発信に悩む事業者を支援したいと考えている。

何をどう直したのか

  • 「経営学を学びたい」という広い志望動機を、学びたいテーマまで具体化した
  • 経営学へ関心を持った家族の店舗での原体験を加えた
  • 本人が実際に行ったSNS運用の経験を示した
  • 経験の中で感じた限界を、大学で学ぶ必要性へつなげた
  • 大学の授業で何を身につけたいのかを具体化した
  • 卒業後に支援したい相手まで示した

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総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書の例文一覧

ここからは、実際に大学へ合格した志望理由書の例文を紹介します。

例文をそのまま使うのではなく、書き出し、構成、大学情報の使い方を確認し、自分の経験へ置き換えて考えてください。

志望理由書の例文1|立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学に合格

私が貴学を志望する理由は二つある。一つ目は海外でのビジネスに興味があり、貴学の国際経営学部のグローバル経営教育に他学にはない魅力を感じるからである。二つ目は、多言語が飛び交い、多文化が融合する貴学の学びの空間に強い憧れを持つからである。貴学への合格が決まったら、入学までに英検準1級と、入学後の第1セメスター中にTOEIC900点を越え、海外でビジネス運用できる語学力を身につけたい。また、学長の直轄プロジェクト「起業部」へ入部し、企業経営の実務について学習をスタートさせたい。さらに和太鼓サークル「楽」に加入し、多国籍な環境の中で、演奏者としての技術を磨いていきたい。第2セメスターでは、打楽器が文化に浸透しているアジア諸国、主にマレーシアに留学し、現地で太鼓がどのように受け入れられるかを肌で感じたいと考えている。また、マレーシア語の習得にも力を入れたい。第3、4セメスターでは、国際経営学部のイグニ先生の講義を受け、製品の広告の仕方やマーケティングを学び、会計ファイナンスでの戦略を立てる能力を学びたい。以上が私の貴学を志望する理由である。

例文のポイント

  • 冒頭で志望理由を二つに整理している
  • 語学、起業、留学、課外活動について入学後の行動が具体的である
  • 大学の環境と本人が取り組みたいことが結びついている

志望理由書の例文2|中央大学理工学部に合格

私は、将来データサイエンティストとして環境問題の解決に努めたい。私は、高校時代インターネットで「自動車からの排出ガスが深刻な環境破壊を引き起こしている」というニュースを目にした。JCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)が2016年に行った調査によると、中国のCO2排出量が世界全体の28%を占めており、世界トップであった。このうち、車から排出されたものが、なんと約70%の割合をも占めていたのだった。こうした現状があるにもかかわらず、母国中国のCO2排出量は、世界トップである。私はこの事実に驚愕し、CO2の排出を減らし、地球温暖化の進行を抑制していきたいと強く感じるようになった。私は貴学で、機械学習から車の炭素の排出量と部品の関係と、その改善方法を研究したい。そして、集められた時系列数値やデータと正解値の関係性と結びつけ、炭素の排出量と環境への影響の深刻さとを分類モデルにより判定したい。そしてこの研究を通じて、より排出ガスの少ないエコな車を作りだし、最終的には温室効果ガスの抑制により、地球の気候変動を食い止める一助となりたい。以上、貴学貴学科への進学を私が強く希望する理由である。

例文のポイント

  • 書き出しで将来像を明確に示している
  • 環境問題への問題意識を、学びたいデータサイエンスへつなげている
  • 大学で行いたい研究方法まで具体的に書いている

志望理由書の例文3|早稲田大学人間科学部

私は貴学で、ペット飼育が人間の心にもたらす影響を分析したい。具体的には、ペットへの愛着という感情が精神的健康へつながる場合と、反対に不健康へつながる場合との違いについて解明していきたい。ペット飼育における人間心理の理解を深めるため、貴学科では心理、社会、文化の観点から知識を得るとともに、データ分析スキルや調査方法を習得したい。具体的には、「発達心理学」でライフステージごとの精神状態や愛着の多様性について学ぶことで、ペットに対しどのような特性の人がどのような感情を持つのか考え、「家族社会学」でペットの主な飼育現場となっている現代家族の特徴を知ることでペットと飼い主との関係性の研究にいかす。また「文化人類学」で人間の様々な共同体への理解を深めるとともに共同生活を成り立たせている信仰について学ぶことで、ペットが飼い主に対し成している意味についても考えたい。3年次以降は外山紀子教授の専門ゼミに所属し、研究テーマをより明確化した上で様々な実験に挑戦していきたいと考えている。よって、貴学への入学を熱望する。

例文のポイント

  • 研究したいテーマが書き出しで明確になっている
  • 心理学だけに限定せず、社会や文化の観点も必要な理由を示している
  • 授業名やゼミを、研究目的とつなげている

学部別の志望理由書の対策について

志望理由書では、学部によって求められる問題意識や大学での学び方が異なります。

経済の仕組みや社会課題を扱いたい人は、経済学部の志望理由書の書き方と例文で、経済学への関心を具体化する方法を確認してください。

企業経営、商品開発、マーケティングなどを学びたい人は、経営学部・商学部の志望理由書の書き方と例文で、経営への関心と原体験をつなげる方法を紹介しています。

法律や社会制度を通して課題を解決したい人は、法学部の志望理由書対策を参考にしてください。

人と社会の関係や、身近な現象を研究したい人は、社会学部の志望理由書対策で、テーマの絞り方を確認できます。

作品、言語、歴史、思想などを研究したい人は、文学部の志望理由書対策で、興味を学問的な問いへ変える方法を確認してください。

語学の習得だけでなく、言語を使って何を実現したいかを整理したい人は、外国語学部の志望理由書対策を参考にできます。

地域振興や観光政策、観光ビジネスを学びたい人は、観光学部の志望理由書対策で、観光への関心を具体化しましょう。

看護師を目指すきっかけや、大学で身につけたい看護観を整理したい人は、看護学部の志望理由書対策を確認してください。

技術を通して解決したい課題や、研究したい分野を明確にしたい人は、工学部の志望理由書対策を参考にできます。

レベルの高い志望理由書を提出したい人は、AOIで対策を行いましょう。

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志望理由書の提出前チェックリスト

志望理由書を書き終えたら、提出する前に次の項目を確認しましょう。

確認項目提出できる状態見直したい状態
書き出し最初の数文で、学びたいことや将来像がわかる長い前置きが続き、志望理由が見えない
原体験志望するきっかけが具体的な経験で説明されている「昔から興味があった」だけで終わっている
問題意識何を課題だと考えているのかが明確である大きな社会問題を紹介するだけになっている
本人の行動関心を持った後に調査や活動を行っている興味や感想だけで、行動が書かれていない
大学研究授業、研究、制度などを目的と結びつけている知名度、設備、雰囲気だけを褒めている
大学との必然性なぜ他大学ではなく、その大学なのかがわかる大学名を変えても成立する内容になっている
将来像大学での学びを将来どう生かすかが書かれている「社会に貢献したい」など抽象的に終わっている
一貫性原体験、学びたいこと、将来像が一本につながっている段落ごとに別のテーマが書かれている
面接との接続書いた内容について、自分の言葉で説明できる例文や第三者の表現をそのまま使用している
表記大学名、学部名、文末、誤字脱字を確認している固有名詞の間違いや文体の混在がある

一度で完成させる必要はありません。弱い項目を一つずつ見直し、文章全体のつながりを整えましょう。

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よくある質問

志望理由書の書き出しはどう書き始めればいいですか?

最も書きやすいのは、大学で学びたいことや将来実現したいことを最初に示す結論型です。「私は貴学で〇〇について学びたい」と書き、その後に関心を持った原体験を続けます。経験から始める場合も、出来事の説明を長くしすぎず、何を学びたいと思ったのかへ早めにつなげましょう。

志望理由書は「です・ます」と「だ・である」のどちらで書くべきですか?

指定がなければ、志望理由書は「です・ます」調で書くのが無難です。ただし、合格例文のように「だ・である」調で書かれる場合もあります。重要なのは、募集要項の指示に従い、文章全体の文末を統一することです。「です」と「である」が途中で混ざらないよう、提出前に確認してください。

志願理由書と志望理由書は何が違いますか?

大学や学校によって呼び方が異なりますが、志願理由書と志望理由書は、どちらもその大学・学部を選んだ理由を書く書類として扱われることが一般的です。名称だけで内容を決めず、募集要項に書かれた設問を確認しましょう。大学で学びたいことや将来像に加え、指定された項目へ漏れなく答えることが大切です。

志望理由書の例文はそのまま使ってもいいですか?

例文をそのまま使うことは避けましょう。大学が知りたいのは、受験生本人の経験と考えです。例文は、書き出し、段落構成、大学情報の使い方を学ぶために活用してください。部活動名や大学名だけを入れ替えても、面接で詳しく説明できず、本人らしさも伝わりません。構成を参考にしながら、自分の言葉で書き直しましょう。

まとめ|志望理由書は自分の過去と大学での学びをつなげよう

志望理由書では、大学へ入りたい気持ちだけを伝えるのではなく、自分の経験と大学での学びをつなげます。

次の流れを意識して書きましょう。

  1. 大学で学びたいことや将来像を示す
  2. 関心を持った原体験を具体的に書く
  3. 経験後に調べたことや行動したことを書く
  4. 志望大学の授業や研究との接点を示す
  5. その大学でなければならない理由を書く
  6. 大学での学びを将来どう生かすかを示す

書き出しに迷った場合は、まず「私は貴学で何を学びたいのか」を一文で書いてみてください。その結論が決まると、必要な原体験や大学情報を選びやすくなります。

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この記事を書いた人

湯山 慶祐

総合型選抜専門塾AOI 編集部です。 2026年度入試において合格率93.5%を誇る、総合型選抜(旧AO入試)の対策メディア。AOIは単なる「塾」ではなく、生徒一人ひとりが自分らしくいられる「居場所」であることを大切にしています。ただそこにいるだけで成長し、自分を信じられるようになる――そんな環境から、日本中にたくさんの「ヒーロー」を輩出することを目指し、日々受験生に寄り添う情報を発信しています。

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※大分・中津・別府・小倉の校舎では受験カウンセラーが常駐していないため、原則オンラインにて実施させていただいております。受験相談後の校舎見学については当日のカウンセラーにご相談ください。
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受験相談は保護者様と生徒様とAOIの進路アドバイザーの3名で行います。ご家族で日程を調整の上、複数の日程をご記入ください。こちらで希望をお伺いの上、日程は担当者と調整後確定します。ご希望の日程を入力してください