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作成日: 2017年11月8日 最終更新日:

総合型選抜(旧AO入試)の活動報告書の書き方・ポイント【例文あり】

総合型選抜(旧AO入試)における活動報告書とは、出願時に提出を求められる書類の一つのことを言います。総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試の1次選考である書類選考では、活動報告書以外にも調査書、志望理由書の提出が求められることが多いです。 今回は、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試の選考書類においてとても重要な「活動報告書」について詳しくご紹介していきます。

総合型選抜(旧AO入試)の活動報告書とは?

総合型選抜(旧AO入試)の出願に必要な活動報告書には、主に過去の自分の経験・経歴や活動内容を記載します。学生時代に培ってきた豊富な経験や、毎日練習をした部活動、将来のために努力して取得した資格など、自分がこれまでに得たものを記入していきましょう。 活動報告書は、同じく総合型選抜(旧AO入試)で提出を求められることの多い「志望理由書」とは対照的な存在です。活動報告書はこれまで経験した実績が語られる書類で、志望理由書はこれからについて語る書類となります。1次選考の時点では、この二つと一般的に内申書とも呼ばれる「調査書」の3つを審査することになります。

総合型選抜(旧AO入試)に向けた活動報告書の書き方

それでは、早速活動報告書の書き方について紹介していきます。何を書けば良いのかわからず不安な方は、ぜひこの記事を読んでから書いてみましょう。 なお、活動報告書は大学によっては様式が決まっている場合もありますので、事前に自分が志望する大学の公式ホームページを確認しておきましょう。

ステップ①「活動報告書に書きやすい内容例」をチェック

ここでは活動報告書の内容として、比較的書きやすい項目をリストアップしています。自分が書けそうな内容があるかどうかチェックしておきましょう。 基本的には、中学校卒業後に意欲的に取り組んだ内容を記入することがおすすめです。 【学校内の活動】
  • スポーツ
  • 文化的な行動(クラブ活動、サークル活動、ボランティア)
  • 生徒会活動
  • 特に強く興味のある教科に関する学習
  • インターンシップ(就業体験)
  • 資格取得
【学校外の活動】
  • 海外留学・語学留学
  • ボランティア活動
  • NPO法人などでの活動
  • 市民団体での活動
  • 家事・家業
  • スポーツ
  • 芸術・文化活動
  • 趣味・特技
さて、あなたが書けそうな項目は見つかりましたか? 「見つかったけど、具体的に何をどう書けばいいのかわからない」という方は、まずは自分の書ける内容をリストアップしていくところから始めましょう。

ステップ②「書く内容が決まったら掘り下げる」

読み手に強い印象を与える文章にするためには、いきなりテーマについて書き始めるよりも、事前に書く内容や文章の構成を考えておくのが良いでしょう。 活動報告書を書くにあたっては、自分の活動履歴をリストアップした後にそれぞれの項目を掘り下げていきます。コツは「どうやってその実績を残したのか」「なぜ、その実績を残せたのか」を自問自答していくことです。掘り下げていくことで、テーマからは見えない活動の背景が見えてきます。大学側は、その見えない内容を知りたいと思っているので、自問自答はとても重要なのです。

活動履歴の掘り下げ例

活動実績:サッカー部で主将を務め、県大会で優勝した。 掘り下げ方:なぜ優勝できたのか?キャプテンとして意識していたこと、心がけていた行動などはあるか?どんな経験やスキルが得られたと考えているか?など

ステップ③「活動報告書の下書きをする」

いきなり活動報告書を書きはじめても、文章を修正したり誤字・脱字で書き直したりしていると、余計に時間がかかってしまいます。そのためにも、まずは下書きをすることをおすすめします。 下書きをする上でチェックしておきたいポイントを以下にまとめました。
  • 指定の文字数を守る
  • 段落をつくる
  • 敬体で書く(指示がある場合は常体で書く)
  • 実績→詳細→経験や得られた能力の順番を意識する
  • 論点を意識する

ステップ④「下書きの内容を添削する」

下書きが完了したら、いよいよ活動報告書に記入していたいところですが、その前に最終チェックを必ず忘れないようにしましょう。自分では気づいていないところで誤字・脱字や文法・日本語の使い方がおかしいところがあった、ということはよくあります。下書きの時点で再度添削を行うか、家族や友人、高校の先生に確認してもらうのも良いでしょう。

ステップ⑤「活動報告書に記入する」

下書きの修正が終われば、活動報告書に記入していきます。直接記入するときは、下書きをしっかり見ながら丁寧に書いていきましょう。

総合型選抜(旧AO入試)の活動報告書のポイント

活動報告書は実績だけではない

活動報告書の提出を求められても、実績も経歴もないのにどうやって書けば良いのだろう?と思っている受験生も多いのではないでしょうか? しかし、活動報告書における「活動」とは、なにも名誉ある実績を上げたことだけではありません。 活動報告書を書いていく上で大切なポイントは以下の通りです。
  • 志望する学部・学科に関連する専門的な趣味を書く
  • 失敗も貴重な経験と捉えて書く
  • 高校生活3年間の活動を客観的に評価する
  • 事実だけではなく、経緯も述べる
  • どのように成長したのかも書く

大学が知りたい情報が何かを考える

活動報告書では、これまで経験した内容をできるだけ大学側に伝わりやすい書き方で説明する必要があります。ただ経験してきたことや取得した資格、部活動での実績などを書くだけでは全く意味がありません。その経験や活動から何を得られたのか、なぜその活動に参加したのかなどをしっかり掘り下げて書きましょう。

客観的に活動を評価する

基本的には、総合型選抜(旧AO入試)の活動報告書には客観的な事実を客観的に評価して書くほうが良いと考えられています。「○○を頑張った」と書くよりも、「○○において〇〇という結果を出した」と書く方が客観的に自分の活動を評価していると評価されやすいです。 また、学外で個人的に取り組んでいた活動ももちろんアピールポイントとなりますが、可能な限り学校内での活動を中心に書いていくほうが高い評価は得やすいでしょう。

志望学部・学科に関連した内容を書く

学内での活動でアピールできるものや、部活動や生徒会活動での実績がない場合は、自分の取得した資格や個人的な趣味・活動の中で志望する学部・学科に関連するような内容を書き出しましょう。ただの趣味ではなく、実際に何かに活かしたり何かアクションを起こしたりしていればなお良いですね。

失敗も貴重な経験の一つ

いくら頭をひねっても活動報告書に書ける内容がないという方は、「失敗談」でも構いません。特別な経験がないことは、他の人よりも劣っているということには決して繋がりません。 特別な経験や実績がないとしても、これまでに何か大きな失敗をしたことはありませんか?失敗は成功と同じくらい貴重な体験です。失敗した体験談から何を学んだのか、次にどう活かして行くのかを書くことができれば、きっとあなたの誠実な人間性や考えが大学側に伝わるでしょう。

総合型選抜(旧AO入試)の活動報告書の例文

「高校三年生の時に、カンボジアでのボランティア活動に参加しました。主に、学校で授業が受けられない子どもを対象としたボランティア塾のアシスタントとして授業などを手伝っていました。私は、この活動に参加するまで、世界に勉強したくてもできない人がこんなにも多くいるとは思っていませんでした。 この経験から、私は教育者を目指したいと考えるようになりました。大学入学後は、教育学部で教育という分野の基礎から学び、教育とはなんなのか本質的な部分から勉強していきたいと考えています。その知識・経験を生かして、将来的には勉強がしたくてもできない人達に向けた活動に取り組んでいきたいと考えています」

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