作成日: 2023年5月19日 最終更新日: 出願書類対策
こんにちは!総合型選抜専門塾AOI編集部です!
「読書感想文の書き方や順序を教えて!」
「読書感想文で評価が上がる裏技とかあるの?」
この記事は、このように読書感想文の書き方に悩む人におすすめです。
読書感想文の作成は、一見すると簡単なように思えますが、実際には一定のルールとテクニックが必要です。
特に学生にとっては、しっかりとした読書感想文を書く能力は必要不可欠であり、そのスキルを磨くことで、文章表現能力が向上します。
この記事では、読書感想文の基本的な書き方から、評価を上げるための裏技まで詳しく説明します。
その内容は、感想文の基本的な順序や構造、視点の取り方、そして引用や解釈の方法など、幅広い知識を提供します。
この記事を読み終える頃には、表彰される読書感想文の書き方がわかる状態になります。
では、読書感想文は何を書けばいいのでしょうか。
読書感想文で書くべき要素はたったの3つです。
(1)読んだ本の紹介
(2)本を読んで感じたこと
(3)本を読んで考えた意見
読書感想文では、どんな本を読んだのかを伝えることがとても重要です。
その本を読んだことがない第三者に、その本がどんな内容であるかを伝え、内容の魅力などを紹介します。
内容を伝えるためには、まず5W1Hを埋めるように書いていけば、しっかりと内容を伝えられます。
このリストを埋めることで最低限のあらすじを伝えることができるようになります。
たとえば、『鬼滅の刃』の5W1Hを書く場合は以下のようになります。
だれが | いつ | どこで | なにを | なぜ | どのように |
---|---|---|---|---|---|
炭治郎が | 大正時代に | 日本で | 鬼を倒す | 妹の禰豆子を助けるために | 鬼殺隊に入隊して |
読書感想文では、ただ書いてある内容を紹介したり、あらすじを書くだけでは高評価が得られません。
大切なのは、その本を読んであなたが何を感じたかです。
以下の項目をご覧ください。
・その本を読む前と読んだあとのあなた自身におこった変化は?
・その本をなぜ読もうと思ったのか
・その本を読んで疑問に思ったこと
・その本を読んで感動したこと
これらの項目を参考に、あなたがその本を読んで感じたことを言語化してみましょう。
その本に書かれている内容をもとに、感動したエピソードや疑問などを言語化することができたら、いよいよ読書感想文の大詰めです。
読書感想文でもっとも重要なのは、その本を読んだあなたが自分で考えた意見を言うことです。
まず、具体的な感想や反応を述べてください。
たとえば、「このキャラクターの行動には同情した」「この部分のエピソードは驚きだった」「作者の言葉遣いが心に響いた」などの具体的な感想を書きましょう。
続いて、その感想がなぜ生じたのか理由を述べます。
自分がなぜその感想を持ったのか理解することは、読者にとっても理解しやすくなるでしょう。
たとえば、「主人公が困難に立ち向かう様子は、自分自身の経験と共感する部分があったからだ」、「予想外の物語の転換は、物語のスリリングさを増幅させた」などと書くと良いでしょう。
その本があなた自身に与えた影響や学び、そして今後どのようにその本の内容を自分の生活に反映していくかを考えてみてください。
読書感想文の書き方の順序は、以下のとおりです。
読書感想文は、全部で4段落で構成しましょう。
本節では、それぞれの段落に何を書いたらいいのかを紹介します。
読書感想文の段落は4段落で構成することがおすすめです。
あまり段落が多すぎるとまとまりがなくなり、段落が少なすぎると1段落ごとの情報量が多くなるとかえって読みにくくなるからです。
第1段落
第1段落では、あなたがなぜその本を選んだのかを書きましょう。
「好きなジャンルの本だったから」「将来の夢が○○なので、その下調べのため」など理由はさまざまですが、その本を選んだきっかけを書きます。
なんとなくだから理由なんてないと思うかもしれませんが、何かしら理由はあるはずです。
たとえば、「表紙が可愛かったから」「タイトルに心当たりがあったから」なども立派な理由です。
第2段落
第2段落では、その本の要約やあらすじを書きましょう。
ポイントは、その本を読んだことがない第三者が読んでも伝わる要約です。
書き方については、前の節で紹介していますので、こちらをご覧ください。
第3段落
第3段落では、その本を読んでどんなところにあなたが惹かれたのかを言語化しましょう。
登場人物のセリフでも物語の設定でも、筆者の言葉でも、あなたの琴線に触れた箇所を紹介して、その理由を説明します。
第4段落
第4段落では、まとめの段落です。
その本を読んだあなたの意見を書きます。
3段落で紹介した箇所が、どうして感動したのかを上手に言語化することで読書感想文の評価が上がります。
書き方については、前の節で紹介していますので、こちらをご覧ください。
読書感想文の評価を上げるためのコツや裏技は多数存在しますが、以下に特に効果的な5つをご紹介します。
ここで差がつく重要なポイントです。
本の内容からあなたの実体験と結びつけて書くことができれば評価があがります。
登場人物のエピソードとあなた自身の体験で重なる部分など紹介できるとよく読み込めているという印象になるため評価が上がるでしょう。
そして、その根拠や理由などを論理的に説明してまとめることが読書感想文の書き方のコツです。
他の本や論文を引用することも評価を上げるための1つのコツです。
今回読んだ本についてのみ言及するのではなく、他の本も取り上げ、比較を行ったり、あなたの意見の具体例にするなどしましょう。
また、感情的評価をする際も、具体的な証拠や引用を使って裏付けましょう。
この方法により、読者に対して感想がどこから来ているのか具体的に示すことができ、あなたの意見をより説得力のあるものにすることができます。
そうすることによって、あなたの意見に説得力が増し、評価が上がるでしょう。
イメージが湧きやすい表現を用いることも1つのコツです。
たとえば、修辞法を用いたり、慣用句やことわざを用いるなどです。
読書感想文はあなた自身の感情を伝えることも重要であるため、具体的にどのような感情であったのかを表現技法を用いて伝えることができると、読み手にイメージさせることができます。
読書感想文のタイトルは凝る必要がありません。
なぜなら、タイトルの良し悪しで評価が決まることはないからです。
そのため、シンプルなタイトルにすることを心がけましょう。
▼読書感想文のタイトル例
〇〇を読んで
〇〇を読んだ心境の変化
〇〇を読んで気がついたこと
著者が伝えたいテーマやメッセージを理解し、それについて独自の解釈を提供することも評価が上がるポイントです。
それによりあなたの思考力や洞察力が読者に示され、より引き込むことができます。
これらの裏技を活用することで、ただ本を読んだだけの感想を書くのではなく、より深く、より分析的な視点から読書感想文を作成することができ、評価を一段と引き上げることができるでしょう。
以上が読書感想文の書き方です。
これらの書き方やコツを守って、学校の宿題や受験を乗り越えましょう。
さて、あなたは読書感想文の懸賞コンクールがあることをご存知ですか?
最高の読書感想文が書けたら、こうした懸賞に積極的に応募してみましょう。
その中のひとつでも入賞できたら、実績として評価されます。
その実績をもとに大学受験の総合型選抜を受けたら周りの受験生と大きく差をつけることができるでしょう。
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