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志望理由書の学びたいことは何を書く?学科を選んだ理由との違いも解説

志望理由書学びたいこと

こんにちは!総合型選抜専門塾AOIの編集部です。

志望理由書を書いていると、

「学びたいことって何を書けばいいの?」
「学科を選んだ理由と内容が重複しそう」
「キャリアイメージの欄もあって、どう書き分ければいいかわからない」
「学びたいことだけで500字も書けない」

このように悩む人は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、志望理由書の「学びたいこと」では、入学後に自分が深めたいテーマや身につけたい力を書きます。

「どの大学にも当てはまる一般論」だけで書くのは避けましょう。ただし、志望大学の特徴を長く説明する欄でもありません。学びたいことでは、自分が何をどう学びたいのかを中心に書き、必要に応じて授業や実習に1〜2文ほど触れると自然です。

欄が分かれている場合は、「学びたいこと=何を学ぶか」「学科を選んだ理由=なぜその学科か」「キャリアイメージ=学んだ先にどう活かすか」と分けて考えると整理しやすくなります。

この記事では、志望理由書の「学びたいこと」に何を書くべきか、学科を選んだ理由やキャリアイメージとの違い、500字で書くときの構成、例文まで解説します。

志望理由書の「学びたいこと」は何を書けばいい?

まずは、志望理由書の「学びたいこと」で書くべき内容を整理しましょう。この欄は、大学の魅力を説明するための欄ではなく、入学後に自分がどのようなテーマを深めたいのかを伝えるための欄です。

入学後に深めたいテーマを書く

「学びたいこと」では、まず自分が大学で深めたいテーマを書きましょう。

たとえば、福祉系であれば「地域で暮らす高齢者が安心して生活できる支援の仕組み」、教育系であれば「子ども一人ひとりに合った学習支援」、経済・経営系であれば「地域の商店街や中小企業が持続的に発展するための経営」などです。

大切なのは、単に「福祉を学びたい」「教育を学びたい」「経営を学びたい」と書くのではなく、その中でも特に何に関心があるのかを具体化することです。

身につけたい知識や力を書く

学びたいことを書くときは、テーマだけでなく、大学で身につけたい知識や力も書くと内容が具体的になります。

たとえば、次のような力が考えられます。

  • 課題を発見する力
  • 情報を集めて分析する力
  • 現場の声を聞き取る力
  • 多様な立場を理解する力
  • 解決策を考える力
  • 専門知識を実践に活かす力

「何を学びたいか」だけでなく、「その学びを通してどのような力を伸ばしたいか」まで書くと、学びたいことだけでも文章量を自然に増やせます。

志望大学の特徴は1〜2文だけ入れてもよい

「学びたいこと」の欄に、志望大学の授業やゼミ、実習などを入れても問題ありません。

ただし、大学の特徴を長く説明しすぎると、「学科を選んだ理由」と内容が重なりやすくなります。学びたいことの欄では、大学の説明よりも、自分が何を学びたいのかを中心にしましょう。

たとえば、「貴学の〇〇の授業を通して、地域福祉の現場で必要な相談援助について学びたいです」のように、授業名や学びの環境に軽く触れる程度であれば自然です。

関連記事:『志望理由書で将来の夢がないときの対処法を専門塾が解説!

志望理由書の「学びたいこと」はどの大学にも当てはまる内容でいい?

「学びたいこと」の欄では、どの大学にも当てはまる一般的な内容だけを書くのは避けましょう。ただし、志望大学の特徴を詳しく説明しすぎる必要もありません。

一般論だけだと志望度が伝わりにくい

「専門的に学びたいです」「幅広い知識を身につけたいです」だけでは、どの大学にも当てはまる内容になってしまいます。

もちろん、学びたい方向性を書くことは大切です。しかし、それだけでは「なぜその分野を学びたいのか」「入学後に何を深めたいのか」が伝わりにくくなります。

学びたいことを書くときは、できるだけ自分の関心テーマを具体化しましょう。

弱い例:
私は福祉について専門的に学びたいです。

改善例:
私は、地域で暮らす高齢者が孤立せずに生活できる支援の仕組みについて学びたいです。

大学の特徴は「自分がどう学びたいか」に結びつける

志望大学の特徴を書く場合は、大学紹介のように書くのではなく、自分の学びたいことに結びつけましょう。

たとえば、「貴学には〇〇という授業があります」と書くだけでは、大学の説明で終わってしまいます。そこに「その授業を通して、何を学びたいのか」を加えることが大切です。

例:
貴学の地域福祉に関する授業を通して、制度面だけでなく、地域で暮らす人々を支える実践的な支援について学びたいです。

このように書くと、志望大学の特徴と自分の学びたい内容が自然につながります。

関連記事:『大学入試の自己PRは何を書く?志望理由書・小論文での書き方を解説

志望理由書の「学びたいこと」と「学科を選んだ理由」の違い

志望理由書で欄が分かれている場合、内容が重複しやすくなります。特に「学びたいこと」「学科を選んだ理由」「キャリアイメージ」は似ているように見えますが、それぞれ役割が異なります。

学びたいことは「何を学ぶか」

「学びたいこと」の中心は、入学後に自分が何を学びたいのかです。

具体的には、次のような内容を書きます。

  • 深めたいテーマ
  • 関心のある分野
  • 身につけたい知識
  • 伸ばしたい力
  • 大学で取り組みたい学習内容

たとえば、「地域福祉について学びたい」「子どもの学習支援について学びたい」「地域経済やマーケティングについて学びたい」といった内容です。

学科を選んだ理由は「なぜこの学科か」

「学科を選んだ理由」では、自分が学びたいことに対して、なぜその学科が合っているのかを書きます。

たとえば、カリキュラム、授業、ゼミ、実習、取得できる資格、学科の特色などに触れながら、自分の目的と学科の学びが合っていることを説明します。

学びたいことが「何を学びたいか」だとすれば、学科を選んだ理由は「なぜその学科で学びたいか」です。この違いを意識すると、内容が整理しやすくなります。

キャリアイメージは「学んだ先にどう活かすか」

キャリアイメージでは、大学での学びを将来どのように活かしたいのかを書きます。

具体的な職業が決まっている場合は、その職業を目標として書いてもよいでしょう。まだ職業が明確でない場合は、「地域の課題解決に関わりたい」「子どもの学びを支えたい」「人々の生活を支える仕組みづくりに関わりたい」など、将来関わりたい分野や方向性を書いても問題ありません。

書くこと中心にする内容
学びたいこと入学後に深めたいテーマ何を学ぶか
学科を選んだ理由その学科が自分に合っている理由なぜこの学科か
キャリアイメージ学びを将来どう活かすか卒業後どうなりたいか

関連記事:『【例文アリ】面接で聞かれる「大学で学びたいこと」には合格者がやっている答え方がある?

志望理由書で内容が重複しそうなときの書き分け方

欄が分かれている志望理由書では、同じ内容を何度も書いてしまいそうになることがあります。その場合は、同じテーマを使っても、切り口を変えれば問題ありません。

同じテーマでも切り口を変えればよい

たとえば、地域福祉に関心がある場合、すべての欄で地域福祉に触れても問題ありません。ただし、それぞれの欄で書く視点を変えましょう。

  • 学びたいこと:地域で孤立する高齢者への支援を学びたい
  • 学科を選んだ理由:福祉制度と相談援助を両方学べるから
  • キャリアイメージ:将来は地域包括支援に関わりたい

このように、テーマは同じでも「何を学ぶか」「なぜその学科か」「将来どう活かすか」で分ければ、内容は重複しにくくなります。

大学の特徴は「学科を選んだ理由」に寄せる

学びたいことの欄で、志望大学の特徴を長く書きすぎると、学科を選んだ理由と内容が重なりやすくなります。

そのため、大学のカリキュラムや学科の特色、授業内容などは「学科を選んだ理由」の欄に寄せるのがおすすめです。

一方、「学びたいこと」の欄では、自分が入学後に深めたいテーマを中心に書きましょう。志望大学の特徴に触れる場合も、「〇〇の授業を通して△△を学びたい」のように、あくまで自分の学びたい内容につなげる形にします。

「学びたいこと」にきっかけを少し入れてもよい

「学びたいことの欄に、きっかけを書いてもいいのか」と迷う人も多いです。

結論として、きっかけを少し入れるのは問題ありません。むしろ、なぜその学びに関心を持ったのかが伝わるため、文章が自然になることもあります。

ただし、500字のうち大半をきっかけに使うのは避けましょう。500字程度で書く場合、きっかけは50〜100字ほどにおさえるとよいです。残りの文字数は、学びたいテーマ、具体的に学びたい内容、身につけたい力に使いましょう。

欄が分かれている場合の書き分け例

同じテーマを使っても、欄ごとに役割を変えれば、内容は自然に書き分けられます。

  • 学びたいこと:地域で暮らす高齢者が孤立せずに生活できる支援の仕組みを学びたい。
  • 学科を選んだ理由:福祉制度と相談援助をどちらも学べるカリキュラムが、自分の関心に合っている。
  • キャリアイメージ:将来は地域包括支援に関わり、高齢者が安心して暮らせる地域づくりに貢献したい。

このように、「学びたいこと」では学習テーマ、「学科を選んだ理由」では学科との相性、「キャリアイメージ」では将来像を中心にすると、重複を避けやすくなります。

関連記事:『志望理由書に嘘は書いていい?バレるケースと安全な書き方

志望理由書の「学びたいこと」が500字書けないときの構成

「学びたいことだけで500字も書けない」と感じる人は多いです。しかし、学びたいことをいくつかの要素に分けると、自然に文章量を増やすことができます。

関心を持った背景を短く書く

まずは、その分野に関心を持った背景を短く書きます。

例:
探究活動で地域の高齢者の孤立について調べたことをきっかけに、地域福祉に関心を持ちました。

背景は長く書きすぎる必要はありません。目安としては、500字のうち80〜100字程度で十分です。

学びたいテーマを具体化する

次に、自分が学びたいテーマを具体的に書きます。

例:
私は、地域で暮らす高齢者が安心して生活できる支援の仕組みについて学びたいです。

ここでは、「福祉を学びたい」のような広い表現で終わらせず、どのような課題や対象に関心があるのかまで書くとよいでしょう。

具体的に学びたい内容を書く

学びたいテーマを書いたら、次にそのテーマをどのような内容から学びたいのかを具体化しましょう。

例:
福祉制度だけでなく、相談援助や地域コミュニティの役割についても学びたいです。

具体的に学びたい内容を書くことで、「大学でどのように学びたいのか」が伝わりやすくなります。

身につけたい力まで書く

最後に、その学びを通してどのような力を身につけたいのかを書きます。

例:
福祉制度の知識だけでなく、現場の声を聞き取り、課題を整理し、必要な支援につなげる力を身につけたいです。

500字で書く場合は、次のような配分を意識すると書きやすくなります。

内容文字数の目安
関心を持った背景80〜100字
学びたいテーマ150字前後
具体的に学びたい内容150字前後
身につけたい力100字前後

関連記事:『総合型選抜(AO入試)の志望理由書の例文や攻略方法【例文あり】

志望理由書の「学びたいこと」の例文

ここでは、志望理由書の「学びたいこと」の例文を紹介します。例文をそのまま使うのではなく、自分の経験や志望学科に合わせて調整しましょう。

福祉系の例文

私は、地域で暮らす高齢者が安心して生活できる支援の仕組みについて学びたいです。探究活動で地域の高齢者の孤立について調べた際、制度だけでなく、人とのつながりが生活の安心感に大きく関わることを知りました。大学では、福祉制度や相談援助に加え、地域コミュニティの役割についても学びたいです。そして、現場の声を聞き取り、必要な支援につなげる力を身につけたいと考えています。

ポイント:
「高齢者の孤立」という関心テーマを中心に、福祉制度、相談援助、地域コミュニティへと学びたい内容を広げています。

関連記事:『経済学部の志望理由書を例文付きで専門塾が解説!

教育系の例文

私は、子ども一人ひとりに合った学習支援について学びたいです。中学生のとき、苦手だった数学を先生の声かけで克服した経験から、学び方や支援の受け方によって子どもの意欲は大きく変わると感じました。大学では、教育方法や学習心理、特別支援教育について学び、子どもが自分に合った方法で学べる環境づくりについて考えたいです。

ポイント:
自分の経験を短く入れたうえで、教育方法や学習心理など、大学で学びたい内容につなげています。

関連記事:『教育学部の志望理由書を例文付きで専門塾が解説!

経済・経営系の例文

私は、地域の商店街や中小企業が持続的に発展するための経営について学びたいです。探究活動で商店街の活性化について調査した際、集客だけでなく、後継者不足や情報発信の難しさなど複数の課題があることを知りました。大学では、マーケティングや地域経済、経営戦略について学び、地域の魅力を活かした課題解決の方法を考えたいです。

ポイント:
商店街の課題をきっかけに、マーケティングや地域経済、経営戦略などの学びたい分野につなげています。

関連記事:『経営学部/商学部の志望理由書を例文付きで専門塾が解説!

志望理由書の「学びたいこと」で避けたいNG例

学びたいことは、書き方を間違えると抽象的になったり、他の欄と内容が重なったりしやすい部分です。ここでは、避けたいNG例を確認しておきましょう。

どの大学にも当てはまる内容にする

「幅広い知識を身につけたいです」「専門的に学びたいです」だけでは、どの大学にも当てはまる内容になってしまいます。

学びたいことを書くときは、自分が特に関心を持っているテーマを具体的にしましょう。

大学の説明ばかりになる

志望大学の特徴を書くことは悪くありません。しかし、大学の説明ばかりになると、自分が何を学びたいのかが見えにくくなります。

学びたいことの欄では、大学紹介ではなく、自分の学びの目的を中心に書きましょう。大学の特徴に触れる場合も、「その環境で自分が何を学びたいのか」まで書くことが大切です。

きっかけだけで終わる

きっかけを少し入れるのは問題ありませんが、きっかけだけで終わると「学びたいこと」の欄としては弱くなります。

たとえば、「ボランティアをして福祉に興味を持ちました」だけでは、大学で何を学びたいのかが伝わりません。

きっかけを書いた後は、必ず「だから何を学びたいのか」「どんな力を身につけたいのか」までつなげましょう。

関連記事:『志望理由書のきっかけはどう書く?書き出し方と例文を解説

まとめ:学びたいことは「何を学ぶか」を具体的に書こう

志望理由書の「学びたいこと」では、どの大学にも当てはまる一般論ではなく、自分が入学後に深めたいテーマや身につけたい力を書きましょう。

欄が分かれている場合は、次のように書き分けると整理しやすくなります。

  • 学びたいこと:何を学ぶか
  • 学科を選んだ理由:なぜこの学科か
  • キャリアイメージ:学んだ先にどう活かすか

また、「学びたいこと」の欄にきっかけを少し入れるのは問題ありません。ただし、きっかけだけで終わらず、学びたいテーマや身につけたい力につなげることが大切です。

500字で書く場合は、関心を持った背景、学びたいテーマ、具体的に学びたい内容、身につけたい力の順に整理すると書きやすくなります。

志望理由書は、自分ひとりでは内容の重複や伝わりにくさに気づきにくい書類です。「学びたいことがうまく書けない」「学科を選んだ理由やキャリアイメージと重複してしまう」という方は、第三者に見てもらうことで改善点が見つかりやすくなります。

総合型選抜専門塾AOIでは、志望理由書の作成や添削、受験相談を行っています。自分の学びたいことをどう文章にすればよいか不安な方は、ぜひ一度相談してみてください。

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この記事を書いた人

橋本 尭明

元総合型選抜専門塾AOIのマネージャー。現マーケティング責任者。総合型選抜の可能性やAOIの素晴らしさを世の中に広めるために、現場からマーケティング領域へシフト。歴代最高の合格率を叩き出した実績やノウハウを受験や学校生活に悩む学生の方々に発信します!

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