作成日: 2017年12月5日 最終更新日:

AIU 国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)対策【2022年度入試版】

国際教養大学は、秋田県に本部を置く公立単科大学です。設置から約15年と歴史が浅く、学生数も少ない大学のため、知名度はあまり高くありませんが、学生の満足度や有名企業への内定率の水準は非常に高い優良大学です。

今回は、そんな国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)について、募集人員や入試日程から必要な書類まで詳しくご説明いたします。

国際教養大学 の概要

国際教養大学は、秋田県秋田市にある公立大学です。

略称は「AIU」。偏差値は67.5~70.0であり、偏差値・知名度ともに高い大学です。

国際教養大学 の特徴として、約46ヶ国から留学生を受け入れ、教員にも外国の人が多く、英語の授業に力を入れています。

歴史

2004年、公立大学法人として開学しました。

日本初の地方独立行政法人の運営する大学です。

2008年には専門職大学院を設置しました。

設立者

中嶋 嶺雄

理念

国際教養大学は、「国際教養教育」を教学理念に掲げ、グローバル社会におけるリーダーを育成することを使命としています。

国際教養教育を受けた者は、確固たる「個」を確立し、道義心の修養を通じて開かれた高潔な精神と情熱を持って時代の諸課題に立ち向かい、自らが暮らす地域や所属する国家のみならず広く人類社会に貢献することができるようになります。

国際教養学部には、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーなどの3つのポリシーを掲げており、最終的に以下の教育目標を目指しています。

①多様な文化と言語的背景を持つ人々と関わり、効果的に協働することを可能にする英語  及びその他の言語を操る能力。
②世界の文化、人間科学と自然界の広範に亘る知識。
③自己の文化とアイデンティティに対する深い認識。
④現代の複雑な課題を多面的に理解すること。
⑤理論に基づく洞察力、論証力、探求力、自省と思慮深い行動に必要となる知識及び実践的技能。
⑥知識、理論、情報を統合する能力。
⑦創造力と、自律的に考え情報に基づき判断できる能力。
⑧地域及び世界レベルの社会構成員としての認識と活動の源となる個人的及び社会的責任感。

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)とは?

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)には、グローバル・セミナー入試、グローバル・ワークショップ入試、学校推薦型入試、総合選抜型入試Ⅰ・Ⅱ、社会人入試、外国人留学生入試Ⅰ・Ⅱ、編入学・転入学試験Ⅰ・Ⅱ、ギャップイヤー入試などの種類があります。

国際教養大学を受検するのであれば、最低条件として、全体の評定平均が4.0以上であることが必要になってきます。

国際教養大学の主な特徴

国際教養大学の最大の特徴は、授業はすべて英語が使われており、外国人教員が全体の50%以上を占めているところにあります。少人数授業にも特化していて、英語を集中的に学びたい受験生にとても人気のある大学です。

すべて英語で行う少人数授業

国際教養大学ではすべての授業が英語で行われています。これは単に英語を学ぶことを目的にしているのではなく、英語で学んで英語で考えられるようになることを目的としています。また、少人数教育を徹底しており、1クラス当たりの受講者数は20名以下です。

「アカデミック・アドバイジング・システム」という専任のアドバイザーから学業に関する問題などについて相談やアドバイスを受けることができる制度もあり、学業を効率的に進められる環境が整っています。

1年間の海外留学が義務づけられている

全員1年間の留学が必須であることも他大学に類を見ないユニークな制度です。49カ国・地域の191もの提携大学で、希望する国で学びたい分野を学べるようにネットワーク化されています。
これも単に留学することだけでなく、留学を通して成長することを目的としています。時期としては2年次の冬から3年次の秋にかけて出発するケースが多いです。

なお、一般的に留学は「高額な費用がかかる」というイメージがありますが、国際教養大学の留学制度は、国際教養大学の授業料に留学先の大学の授業料が含まれています。

多文化共生のキャンパスライフ

国際教養大学では、授業はもちろんのこと、寮や学生宿舎で留学生や他の学生と共に生活をしたり、クラブ・サークル活動でスポーツや文化活動を楽しんだりすることができます。学生数800名のうち留学生は200名程度と割合としてはとても高いです。

国際教養大学の入学から卒業までの流れ

1. 入学試験(16種類の入試)
2. 入学
3. 1年間の寮生活
4. TOEFLクラス分けテスト
5. 英語集中プログラム
6. 基盤教育
7. 専門教養教育
8. 1年間留学
9. 就職活動・大学院進学準備
10. 卒業

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)の実施状況

国際教養大学の選抜別の学部・学科の募集人数をまとめました。

※募集要項や出願資格は公式サイトを確認するようにしましょう。
https://web.aiu.ac.jp/adm_news/293/

・グローバル・セミナー入試
国際教養学部 15名

・グローバル・ワークショップ入試
国際教養学部 5名

・学校推薦入試
国際教養学部 35名

・総合選抜型入試Ⅰ
国際教養学部 10名

・社会人入試
国際教養学部 若干名

・外国人留学生入試Ⅰ
国際教養学部 若干名

・編入学・転入学試験Ⅰ 
〈2年次〉
国際教養学部 7名
〈3年次〉
国際教養学部 1名

・ギャップイヤー入試
国際教養学部 5名

・総合選抜型入試Ⅱ
国際教養学部 5名

・外国人留学生入試Ⅱ
国際教養学部 若干名

・転入学・編入学試験Ⅱ
〈2年次〉
国際教養学部 1名
〈3年次〉
国際教養学部 1名

総合型選抜を1分で完全理解する!

国際教養大学の特別選抜スケジュール

グローバル・セミナー入試

募集要項の発表:令和3年8月上旬
出願書類の受付:令和3年9月10日(金)~9月24日(金)
試験日:令和3年10月16日(土)
合格者の発表:令和3年10月21日(木)
入学手続:令和3年10月22日(金)~10月28日(木)

グローバル・ワークショップ入試

募集要項の発表:令和3年8月上旬
エントリー期間:令和3年7月20日(火)~7月30日(金)
書類審査の結果通知:令和3年8月25日(水)より順次
出願書類の受付:令和3年9月10日(金)~9月24日(金)
試験日:令和3年10月16日(土)
合格者の発表:令和3年10月21日(木)
入学手続:令和3年10月22日(金)~10月28日(木)

学校推薦入試

募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~12月13日(月)

総合選抜型入試Ⅰ

募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~12月13日(月)

社会人入試

募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~12月13日(月)

外国人留学生入試Ⅰ

募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~令和4年1月7日(金)

編入学・転入学試験Ⅰ

〈2年次〉
募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~令和4年1月7日(金)

〈3年次〉
募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~令和4年1月7日(金)

ギャップイヤー入試

募集要項の発表:令和3年7月上旬
出願書類の受付:令和3年10月25日(月)~11月4日(木)
試験日:令和3年11月27日(土)(面接)
    令和3年11月28日(日)(英語小論文)
合格者の発表:令和3年12月6日(月)
入学手続:令和3年12月7日(火)~12月13日(月)

総合選抜型入試Ⅱ

募集要項の発表:令和4年2月中旬
出願書類の受付:令和4年7月
試験日:令和4年7月
合格者の発表:令和4年8月
入学手続:令和4年8月

外国人留学生入試Ⅱ

募集要項の発表:令和3年10月中旬
出願書類の受付:令和4年2月1日(火)~2月25日(金)
試験:書類選考
合格者の発表:令和4年3月22日(火)
入学手続:令和4年3月23日(水)~4月15日(金)

編入学・転編入学試験Ⅱ

〈2年次・3年次〉
募集要項の発表:令和3年10月中旬
出願書類の受付:令和4年2月1日(火)~2月25日(金)
試験の実施:令和4年3月14日(月)
入学手続:令和4年3月23日(水)~4月15日(金)

国際教養大学特別選抜の出願資格

国際教養大学に出願できるのは、下記に当てはまる人です。

グローバル・セミナー入試

①秋田県内の高等学校等に在籍している者。
②高等学校もしくは中等学校を令和4年3月までに卒業見込みの者。
③国際教養大学が、令和3年度に実施するグローバル・セミナーに参加した者。
④国際教養大学での勉学に熱意と適性を有する者で、高等学校長等が責任を持って推薦できる者。

選抜方法
書類審査、レポート課題、面接などにより、総合的に判断。

グローバル・ワークショップ入試

①入学までに18歳に達する者。
②高等学校もしくは中等学校を令和3年4月以降に卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
③通常の課程による12年の学校教育を令和3年4月以降に修了した者、または令和4年3月までに修了見込みの者。
④学校教育法施行規定第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者で、令和3年4月から令和4年3月までにこれに該当する見込みの者。
⑤国際教養大学での勉強に熱意と適性を有する者で、合格した場合には、入学を確約できる者。

選抜方法
書類審査、ワークショップでの活動内容、面接などにより、総合的に判断。

学校推薦入試

①日本国内の高等学校もしくは中等学校を令和3年3月以降に卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
②日本国内において通常の課程による12年の学校教育を令和3年3月以降に修了した者、または令和4年3月までに修了見込みの者。
③文部科学大臣が、高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を令和3年3月から令和4年3月までの間に修了または修了見込みの者。
④専修学校の高等課程で、文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降で、令和3年3月から令和4年3月までに修了または修了見込みの者。
⑤上記の①と②に該当する者は、卒業学校が秋田県内の者とする。
⑥国際教養大学での勉学に熱意と適性を有する者で、高等学校長等が責任を持って推薦できる者。また、合格した場合には、必ず入学を確約できる者。
⑦全体の学習成績が4.0以上の者。
⑧英語の資格等を保持している者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

総合選抜型入試Ⅰ

①高等学校もしくは中等学校を卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
②通常の課程による12年の学校教育を修了した者、または令和4年3月までに修了見込みの者。
③学校教育法施行規定第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または令和4年3月までにこれに該当する見込みの者。
④上記①および②に該当する者のうち、卒業学校が秋田県内である者。
⑤国際教養大学での勉強に熱意と適性を有する者で、合格した場合には、入学を確約できる者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

社会人入試

①令和4年4月1日現在で、満23歳に達し、国際教養大学において4年間にわたり勉学する意思のある者。
②平成30年3月31日以前に、高等学校または中等学校を卒業した者、定時制または通信制課程の高等学校については、卒業が平成30年4月1日から令和4年3月31日までの者。
③平成30年3月31日以前に、通常の課程による12年の学校教育を修了した者。
④平成30年3月31日以前に、学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校卒業と同等以上の学力があったと認められる者。
⑤国際教養大学での勉強に熱意と適性を有する者で、合格した場合には、入学を確約できる者。
⑥英語の資格等を保持している者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

外国人留学生入試Ⅰ

①日本国籍を有せず、かつ日本国の永住許可または特別永住許可を得ておらず、入学までに18歳に達する者。
②中等教育課程修了まで12年を要しない国・地域において同課程を修了し、さらに上級学校に進学し、課程年数を加算して12年を超える者、または令和4年3月31日までに超える見込みの者。
③各国ごとに定める大学入学資格の条件を満たす者。
④英語資格を証明する書類を提出できる者。
⑤出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年3月31日までに日本に入国できる者。

選抜方法
書類審査、自己アピール書、ビデオ通話の面接などにより、総合的に判断。

編入学・転編入学試験Ⅰ

【4月入学】

〈2年次相当〉
①大学、短期大学もしくは高等専門学校を卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
②専修学校の専門課程を修了した者、または令和4年3月に修了見込みの者。
③大学において1年以上在学し、30単位程度を修得した者、または令和4年3月までに同要件を満たす者。
④国際教養大学の特別科目等履修生として、所定の成績を修めた者。
⑤英語資格等を保持している者。
⑥日本国籍を有しない者は、出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年3月31日までに日本に入国できる者。
⑦上記の④に該当する者は、編入学・転入学に必要な成績を修めていること。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

〈3年次相当〉
①大学、短期大学もしくは高等専門学校を卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
②専修学校の専門課程を修了した者、または令和4年3月に修了見込みの者。
③大学において2年以上在学し、60単位程度を修得した者、または令和4年3月までに同要件を満たす者。
④英語資格等を保持している者。
⑤日本国籍を有しない者は、出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年3月31日までに日本に入国できる者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

ギャップイヤー入試(9月入学)

①高等学校もしくは中等学校を卒業した者、または令和4年3月までに卒業見込みの者。
②通常の課程による12年の学校教育を修了した者、または令和4年3月までに修了見込みの者。
③学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校卒業と同等以上の学力があると認められる者、または令和4年3月までにこれに該当する見込みの者。
④国際教養大学の勉学に対し、熱意と適性を有し、合格した場合には、必ず9月に入学することを確約できる者。
⑤外国において、学校教育における12年の課程を修了した者、またはこれに準ずる者で文部科学大臣が指定した者は、各国ごとの定められた大学入学資格を満たす者。

選抜方法
書類審査、ギャップイヤー活動計画書、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

総合選抜型入試Ⅱ(9月入学)

①入学までに18歳に達する者。
②高等学校もしくは中等学校を卒業した者、または令和4年8月までに卒業見込みの者。
③学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者、または令和4年8月までにこれに該当する見込みの者。
④国際教養大学の勉学に対し、熱意と適性を有し、合格した場合には、必ず入学することを確約できる者。
⑤英語資格等を保持する者、または中等教育の最終学年を含め、3年以上継続して英語で教育を受け、卒業している場合に、証明する書類を提出できる者。
⑥海外において、日本における高等学校にあたる教育機関に1年間程度在籍し、当該教育機関での学修結果を、日本での所属高等学校における履修単位として30単位程度認められた者。
⑦日本国内において、IBカリキュラムのDPを修了し、最終試験6科目に合格した者、または令和4年8月までにその見込みの者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

外国人留学生入試Ⅱ(9月入学)

①日本国籍を有せず、かつ日本国の永住許可または特別永住許可を得ておらず、入学までに18歳に達する者。
②学校教育における12年の課程を修了、または令和4年の8月31日までに修了見込みの者、またはこれに準ずる者で文部科学大臣の指定した者。
③中等教育課程修了まで12年を要しない国・地域において同課程を修了し、さらに上級学校に進学し、課程年数を加算して12年を超える者、または令和4年8月31日までに超える見込みの者。
④各国ごとに定める大学入学資格の条件を満たす者。
⑤英語資格を証明する書類を提出できる者、または中等教育の最終学年を含め、3年以上継続して英語で教育を受け、卒業している場合に、証明する書類を提出できる者。
⑤出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年8月31日までに日本に入国できる者。

選抜方法
書類審査、自己アピール書、ビデオ通話による面接などにより、総合的に判断。

編入学・転入学試験Ⅱ(9月入学)

〈2年次相当〉
①大学、短期大学もしくは高等専門学校を卒業した者、または令和4年8月までに卒業見込みの者。
②専修学校の専門課程を修了した者、または令和4年8月に修了見込みの者。
③大学において1年以上在学し、30単位程度を修得した者、または令和4年8月までに同要件を満たす者。
④英語資格等を保持している者。
⑤日本国籍を有しない者は、出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年8月31日までに日本に入国できる者。

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

〈3年次相当〉
①高等教育機関における2年以上の学修を英語で行った者。
②大学、短期大学もしくは高等専門学校を卒業した者、または令和4年8月までに卒業見込みの者。
③専修学校の専門課程を修了した者、または令和4年8月に修了見込みの者。
③大学において2年以上在学し、60単位程度を修得した者、または令和4年8月までに同要件を満たす者。
④英語資格等を保持している者。⑤日本国籍を有しない者は、出入国管理および難民認定法において、大学入学に支障のない在留資格を取得でき、令和4年8月31日までに日本に入国できる者。

・高等学校もしくは中等教育学校を平成31年3月以降に卒業した者または令和2年3月までに修了見込みの者
・通常の過程による12年の学校教育を平成31年3月以降に修了した者、および令和2年3月までに修了見込みの者
・学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者または令和2年3月までにこれに該当する見込みの者
・外国において、学校教育における12年の学校教育における12年の過程(日本における通常の過程による学校教育の期間を含む)を令和2年3月までに修了または修了見込みの者

選抜方法
書類審査、英語小論文、面接などにより、総合的に判断。

特別選抜試験における出願資格一覧

・学校推薦型入試
TOEFL iBT 45点以上
TOEFL PBT 450点以上
TOEIC L&R+S&W 840点以上
英検 2級以上
英検 CBT 2級以上
英検 S-CBT 2級以上
英検 S-Interview 2級以上
IELTS バンド5.5以上
GTEC CBT タイプ 800点以上
GTEC Advanced 800点以上
TEAP 230点以上
TEAP CBT 430点以上

・総合選抜型入試Ⅰ・Ⅱ
TOEFL iBT 61点以上
TOEFL PBT 500点以上
TOEIC L&R+S&W 1100点以上
英検 準1級以上
英検 CBT 準1級以上
英検 S-CBT 準1級以上
英検 S-Interview 準1級以上
IELTS バンド6.0以上
GTEC CBT タイプ 1000点以上
GTEC Advanced 1000点以上
TEAP 300点以上
TEAP CBT 700点以上ケンブリッジ英語検定 170点以上

・社会人入試
TOEFL iBT 45点以上
TOEFL PBT 450点以上
TOEIC L&R+S&W 840点以上
英検 準2級以上
英検 CBT 準2級以上
英検 S-CBT 準2級以上
英検 S-Interview 準2級以上
IELTS バンド5.0以上
GTEC CBT タイプ 800点以上
GTEC Advanced 800点以上
TEAP 230点以上
TEAP CBT 430点以上

・外国人留学生入試Ⅰ・Ⅱ
TOEFL iBT 61点以上
TOEFL PBT 500点以上
TOEIC L&R+S&W 1100点以上
英検 準1級以上
英検 CBT 準1級以上
英検 S-CBT 準1級以上
英検 S-Interview 準1級以上
IELTS バンド6.0以上
GTEC CBT タイプ 1000点以上
GTEC Advanced 1000点以上
TEAP 300点以上
TEAP CBT 700点以上
ケンブリッジ英語検定 170点以上

・編転入Ⅰ・Ⅱ(2年次)
TOEFL iBT 71点以上
TOEFL PBT 530点以上
IELTS バンド6.5以上

・編転入Ⅰ・Ⅱ(3年次)
TOEFL iBT 79点以上
TOEFL PBT 550点以上
IELTS バンド6.5以上

各国の大学入学資格

アメリカ→・高等学校を卒業する(Diplomaを得る)こと。
     ・SATまたはACTを受験していること。

カナダ→・各州における統一試験を受験し、その際に現地の大学進学に必要な科目について合格していること。
    ・統一試験がない州については、現地の高校の卒業証明書もしくは修了証明を得ること。

イギリス→・GCEを1科目以上受験していること(日本語科目を除く)。

ドイツ→・Abitur資格試験に合格していること。

フランス→・Baccalaureat資格試験に合格していること。

オーストラリア→・各州における統一試験を受験し、その際に現地の大学進学に必要な科目に合格していることを証明するもの。
        ・統一試験がない州については、現地の高校の卒業証明書もしくは修了証明を得ること。

ニュージーランド→・Year 13を修了していること。
         ・NCEA Level3に合格していること。

韓国→・高校学校を卒業すること。

中国→・高級中学を卒業すること。
   ・全国普通高等院校統一考試を受験していること。

台湾→・高級中学を卒業すること。
   ・学科能力測定または指定科目考試を受験していること。

国際IB制度→・IBカリキュラムの履修を終え、最終試験6科目に合格していること。

その他の教育制度→・滞在国または居住国の大学入学資格試験に該当するものを合格もしくは受験していること。

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)に必要書類

・志願票
・受験票
・写真票
・住所票
・入学検定料
・入学検定料納付票
・成績・卒業に関する証明書(調査書など)
・英語資格検定証明書(いずれかの資格1種1通)
・各国の大学入学資格証明書(必要であれば)
・志願理由書
・受験票送付用封筒
・出願用封筒

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率は高い?

志望する大学の倍率を知っておくことはとても大切です。ここでは、国際教養大学の2019年度の出願状況から倍率をみていきます。

・推薦入試:8.3倍
・総合型選抜(旧AO入試)(IB・高校留学生入試Ⅰ):6.5倍
・ギャップイヤー入試:4.1倍

ご覧の、全体的に倍率が高いのが国際教養大学の特別選抜試験の特徴です。

国際教養大学の総合型選抜(旧AO入試)の過去問

国際教養大学の過去問は「AIU Welcome Package」の中に記載されています。「AIU Welcom Package」とは、国際教養大学に足を運んだ受験生、高校生、保護者へ配布されるものです。国際教養大学の受験を考えている方は必ず受け取っておくようにしましょう。

国際教養大学のギャップイヤー入試とは?

国際教養大学の入試制度の中でも一際特徴的なのが「ギャップイヤー入試」です。一体どのような入試制度なのでしょうか?
ここでは、総合型選抜(旧AO入試)とも関係のあるギャップイヤー入試について詳しく解説していきます。

ギャップイヤー入試の狙い

ギャップイヤー入試は、11月中に選抜を行って合格者を決定しますが、入学は翌年の9月です。高校を卒業してからすぐに入学するのではなく、数か月の猶予期間を設けて、その間に入学予定者たちに様々な活動を通じて国際教養大学で学ぶ「グローバルな知識・思考能力」をより能動的に身につけてもらうことが狙いです。

ギャップイヤー入試の合格者は、4月から8月までの期間は「入学予定者」として扱われます。この猶予期間には大学側から「ギャップイヤー活動」が義務付けられています。

ギャップイヤー活動の主な例

・インターンシップ
・ボランティア研修
・フィールドトリップ

基本的に活動は自分が設定した課題やテーマに基づいたものとなっており、活動にかかる経費はすべて本人負担です。
ギャップイヤー入試では、出願書類の中に「ギャップイヤー活動計画書」の提出が必要となります。

さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。