福井大学のアドミッション・ポリシー
福井大学のアドミッション・ポリシー(求める学生像)は、福井大学公式ホームページで以下のように述べられています。
『総合型選抜を1分で完全理解する!』
福井大学全学
福井大学は、学術と文化の拠点として、高い倫理観のもと、人々が健やかに暮らせるための科学と技術に関する世界的な水準の教育・研究を推進し、地域、国及び国際社会に貢献し得る人材の育成を理念・目標に掲げています。この理念・目標を達成するため、本学では以下の能力を有する人を入学生として受け入れます。
求める学生像
(1) 高度専門職業人として地域社会や国際社会に貢献する強い意欲を有する人
(2) 高等学校教育またはそれに準ずる教育課程において、専門分野の基礎となる知識・技能を修得している人
(3) 正確な文章読解、論理的な記述、適切な表現などの基本的な言語運用能力を有する人
(4) 豊かな人間性、周囲との協調性、奉仕の精神を有する人
国際地域学部
1. グローバル化によって地域から国際社会にまで起こっている複雑な諸問題について関心をもち、それについての探求を深め課題解決に向けて主体的に取り組もうとする意欲のある者。
2. 課題探究と解決に向けて、必要な専門的な分野の学習を学ぶ意欲をもつとともに、問題解決の方法や他の人と協働で実践的に取り組んでいくことに積極性のある者。
3. 世界共通語的性格をもつ英語はもちろん、多文化的なグローバル社会の中で活躍できるコミュニケーション能力を身につけることに意欲をもち、他の人との対話を通して、活動を広げ深めようとする者。
工学部
学部共通
1. グローバルイマジニアとして地域社会や国際社会に貢献する強い意欲を有する人
2. 高等学校教育またはそれに準ずる教育課程において、理工学分野の基礎となる知識及び実践力を習得している人
3. 正確な文書読解、論理的な記述、適切な表現などの基本的な言語運用能力を有する人
4. 豊かな人間性、周囲との協調性、奉仕の精神を有する人
機械・システム工学科
「人と地球を支える機械・システム技術にイノベーションを」
1. 機械・システムエンジニアとして、ものづくりにより社会に貢献する意欲を有する人
2. 機械・システム工学分野の基礎となる数学や物理の知識を習得している人
3. 正確な文書読解、正確な言語表現などの基本的な言語運用能力を有する人
4. 柔軟な発想力、周囲との協調性、自ら考え・行動する主体性を有する人
電気電子情報工学科
「電気・電子・情報分野の伝承と創造は君の手で」
1. 電気、電子、コンピュータを学ぶための数学や物理の基礎学力を有する人
2. 論理的思考力を問題解決に活かすことができる人
3. チャレンジ精神を持って地域社会や国際社会に将来貢献する強い意欲を有する人
建築・都市環境工学科
「建築・都市・社会基盤をデザインし、豊かな地域・環境を創造する」
1. 建築・土木技術者として地域社会・環境の持続的発展に貢献する強い意志を有する人
2. 高等学校教育またはそれに準ずる教育課程において、建築・土木分野を学ぶ基礎となる知識及び実践力を修得している人
3. 正確な文書読解、理論的な記述、図解を交えた適切な表現などの言語運用能力を有する人
4. 豊かな人間性、周囲との協調性をもって課題解決に向けて考え行動できる人
物質・生命化学科
「創造する化学にチャレンジ!」
1. 化学・物理・生物のうち2教科以上の基礎学力を有する人
2. 地域社会や国際社会に貢献する意欲を有し、周囲と強調して主体的に行動できる人
3. 日常の物事や現象を論理的に思考でき、それらを正確に記述・表現できる人
応用物理学科
「先端科学技術を支える物理学の世界へ」
1. 物理や数学に基づいて、ものごとを基本に返って考える能力を有する人
2. 先端科学技術分野への強い興味を有し、将来、グローバルイマジニアとして活躍する意欲を有する人
3. ものづくりや実験の基礎となる知識・技能を有する人
福井大学の総合型選抜(旧AO入試)の実施状況
福井大学で総合型選抜(旧AO入試)が実施されているのは、国際地域学部と工学部の2学部です。
募集人員は以下の通りです。
国際地域学部
国際地域学部学科:5名
工学部
機械・システム工学科:7名
電気電子情報工学科:10名
建築・都市環境工学科:5名
物質・生命化学科:10名
応用物理学科:2名
福井大学の総合型選抜(旧AO入試)の募集概要
福井大学公式ホームページより、総合型選抜(旧AO入試)の募集概要をまとめました。
国際地域学部
出願資格
次の各号にすべて該当する者
(1) 高等学校(特別支援学校の高等部を含む。)若しくは中等教育学校を卒業した者又は平成 31 年3月に卒業見込みの者
(2) 国際地域学部での勉学を強く希望し、合格した場合は入学を確約できる者
選考日程
出願期間:平成30年11月5日(月)~11月9日(金)
1次選考合格者発表:平成30年11月26日(月)
試験日:平成30年12月8日(土)
最終合格者発表:平成30年12月13日(木)
選考方法
第1次選考は、書類(調査書、志願理由書、取り組みと成果に関するレポート)を総合的に評価し、選考されます。
第2次選考は、第1次選考の合格者に対し取り組みに対する10 分程度のプレゼンテーションと面接試験を課し、選考を行います。
必要書類
① 入学志願票
② 受験票・写真票
③ 志願理由書
アドミッション・ポリシーを理解したうえで、国際地域学部を志願する理由を800字程度にまとめる。なお、「求める学生像」との関連性も記述する。
④ 取り組みと成果に関するレポート
高等学校等での主な取り組みとその成果及び取り組みを通じて得られた問題意識について、具体的に800字程度で記述。取り組みを証明する資料があれば添付し、必ず資料のリストを提出する。
⑤ 調査書
⑥ 検定料振込受付証明書
⑦ 返信用封筒
⑧ あて名票
⑨ 入学願書受付票(あて名票と同一用紙)
工学部
出願資格
本学が指定する平成31年度大学入試センター試験の教科・科目を受験し、高等学校(特別支援学校の高等部を含む)若しくは中等教育学校を卒業した者又は平成31年3月に卒業見込みの者で、出願する学科での勉学を強く希望し、合格した場合は入学を確約できる者
選考日程
出願期間:平成30年11月21日(水)~11月27日(火)
1次選考合格者発表:平成30年12月25日(火)
試験日:平成31年2月2日(土)
最終合格者発表:平成31年2月12日(火)
選考方法
第1次選考は、書類選考(志願理由書、自己推薦書、調査書を総合的に評価)です。第2次選考は、第1次選考の合格者に対し、面接(口述試験を含む)を行い、その結果と大学入試センター試験の成績、提出書類を総合的に評価して合格者を選考します。
必要書類
① 入学志願票
② 受験票・写真票
③ 志願理由書
アドミッション・ポリシーを理解したうえで、志願する理由を800字程度にまとめる。なお、「求める学生像」との関連性も記述する。
④ 自己推薦書
所定用紙に、出身学校等での生活について、自己PR、自己評価等を記述する。
⑤ 調査書
⑥ 検定料振込受付証明書
⑦ 返信用封筒
⑧ あて名票
⑨ 平成31センター試験成績請求票 AO国公立総合型選抜(旧AO入試)用
出願書類等を同封する本学所定の封筒とは別に、封筒を各自用意し、平成30年12月19日(水)までに、福井大学の入試課あてに書留速達で郵送してください。
福井大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率
最後に、福井大学の総合型選抜(旧AO入試)の倍率をご紹介いたします。
国際地域学部
国際地域学科:7.0倍
工学部
機械・システム工学科:6.4倍
電気電子情報工学科:3.3倍
建築・都市環境工学科:2.0倍
物質・生命化学科:2.3倍
応用物理学科:1.0倍
さらに、志望理由書の書き方など、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試のことを知りたい方は、「
自分だけの物語で逆転合格する AO・推薦入試 志望理由書&面接」という本もおすすめなので、ぜひこの本も読んで、本番に備えてみてください。