関西学院大学といえば、関西の難関私立大学グループである「関関同立」に属している有名大学です。正式な読み方は「かんさいがくいん」ではなく「かんせい(くゎんせい)がくいん」で、「かんがく」という略称で呼ばれることも多いです。
今回は、関西学院大学の魅力について、学校全体はもちろん、学部ごとの魅力についてまとめています。関西学院大学に興味のある方や、入学したいと思っている方はぜひチェックしてください。
関西学院大学の魅力
まずは、関西学院大学全体の魅力を大きく3つに分けて紹介いたします。
国際性がとても高い
関西学院大学の一つ目の魅力は、「国際性」が非常に高い大学であるという点です。キャンパスには外国人の教員や外国人留学生がとても多く、学生が日常的に自然な英会話ができる環境が出来上がっています。関西学院大学で学んでいる学生がグローバルに活躍できる人材になれるための能力を磨くことができる環境が揃っています。
キャンパスの雰囲気がとても良い
関西学院大学の二つ目の魅力は、西宮上ヶ原キャンパスの美しさです。関西学院大学はキリスト教系の大学であるためスパニッシュ・ミッション・スタイルを採用しており、美しく落ち着いたキャンパスが特徴です。日本の普通の大学のように校舎がメインとなった造りではなく、芝生などの緑の多い自然豊かなキャンパスとなっています。このような海外の大学のような雰囲気は珍しく、学生や受験生からの高い人気の秘密と言えます。
就職活動の実績
三つ目の魅力は、関西でもトップクラスの大学のブランド力です。「関関同立」は、特に関西圏では圧倒的な知名度を誇っています。もちろん就職活動においては学歴だけがものを言う訳ではありませんが、関西学院大学の学生は優秀であるという意識は企業にも浸透しているため、大学名で足切りをされる心配は少ないと言えるでしょう。
関西学院大学社会学部の魅力
続いては、社会学部としては国内最大規模を誇る関西学院大学社会学部の魅力についてご紹介していきます。
ダブルディクリー制度
関西学院大学社会学部では、在学中にカナダのマウント・アリソン大学へ2年半の間留学し正規のカリキュラムを履修することで、両大学(関西学院大学、マウント・アリソン大学)を5年間で卒業することができる「ダブルディグリー制度」が導入されています。(両大学で学位=degreeを取得する)日本とカナダそれぞれの視点から社会学を学ぶことで、将来的に海外の大学院への進学や、外資系企業・国際機関への就職などグローバル社会の第一線で活躍できる人材になれる可能性を秘めた制度です。
ピアエデュケーション
関西学院大学では、2014年4月に社会学部の新校舎にピアエデュケーション(学生同士の相互学習)の理念を実現するため、同級生や先輩・後輩との交流のための「共同学習室」が整備されました。自習や資料作成などのために自由に使える学習スペースがあり、またPCレンタル制度も備っており学生たちが共同で自主学習に励むことのできる場を提供しています。
関西学院大学経済学部の魅力
ここでは、関西学院大学経済学部の魅力について紹介していきます。
科目のナンバリング
経済学部では、授業科目に番号を割り当てることによって、経済学を系統立てて段階的に自分の目標に合わせた自分だけの学びのスタイルを組み立てることができます。
ナンバーごとの系統は以下の通りです。
ナンバー400:学士課程において最も専門性の高い科目
ナンバー300:学士課程において応用的要素の強い科目
ナンバー200:学士課程において基盤となる科目
ナンバー100:学士課程において基礎的な内容を取り扱う科目
5つのコース
関西学院大学経済学部では、2年次からは1年次に身につけた基礎知識をもとにコースを選択することができます。自分がより専門的に深めたい経済学の分野を選択して、より専門的・実践的な知識を深めることが可能になります。
各コースの名称は以下の通りです。
日本経済と財政・金融コース
日本の企業と家計コース
世界経済の歴史・思想と文化コース
グローバル経済と環境・資源コース
地域政策コース(法学部と連携)
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関西学院大学教育学部の魅力
関西学院大学教育学部は、西宮上ヶ原キャンパスの近くにある西宮聖和キャンパスに拠点を置いています。そんな教育学部の3つの魅力についてご紹介いたします。
教育指導者育成「未来塾」
教育学部の一つ目の魅力は、教育学部独自の課外授業にあります。教育委員会関係者や、現職校長・キャリアセンターのコーディネーターなどから普段の授業では受けられない実践的な教育に関する知識を深めることができます。また、教員や保育士を目指す教育学部生が夢を実現できるよう、実技の試験対策や筆記試験の対策もしっかりサポートしてくれます。もちろん、教育実習で教育の実際の現場で教育者としての力をつけることもできます。
教育学部には以下の3つのコースがあります。
幼児教育コース
初等教育コース
教育科学コース
関西学院大学国際学部の魅力
関西学院大学の国際学部は2010年に設立された比較的新しい学部ですが、受験生からの人気は非常に高いです。魅力はどのような点にあるのか、人気の秘密を探りました。
充実した英語カリキュラム
国際学部の一つ目の魅力は、充実したカリキュラムにあります。国際学部では、第一外国語として英語、中国語、朝鮮語の中から1言語を選択し、第二外国語で6言語(英語、中国語、朝鮮語、ドイツ語、フランス語、スペイン語)の中から1言語をそれぞれ選択して学習します。特に第一外国語は1年から4年までの全ての学年で授業を行うため、集中的に学ぶことができます。
国際交流プログラム
国際学部の二つ目の魅力は、短期留学、中期留学、長期留学のいずれかに必ず参加をすることが挙げられます。短期留学と中期留学は集中的に語学学習を異国で行うことで、より実践的な外国語の知識を得ることができます。また留学先の人々との交流を通じて、留学の醍醐味である異文化理解を深めることも可能です。
関西学院大学総合政策学部の魅力
関西学院大学総合政策学部は、兵庫県三田市の神戸三田キャンパスに拠点を置いています。
フィールドワークと社会貢献
フィールドワークとは社会学や人類学から始まったリサーチの方法で、キャンパスを離れて研究対象の場所を実際に訪問し、フィールド(現地)の事情を直接観察したり関係者から話を聞いたりして、問題点を明らかにし解決策を探ります。こうしたフィールドワークは社会貢献につながり、現地の人では気づかない問題点や解決策を見つけることができます。
これまでのフィールドワークの実績は以下の通りです。
海外諸都市の街並み保存調査
商店街活性化のためのヒアリングとカフェ運営
都会の企業への聞き取り調査
減農薬野菜の生産と販売
途上国支援プロジェクトの調査
災害復興を目指す地域のホームページ作成
知の祭典「リサーチフェア」
総合政策学部の二つ目の魅力は、学部生・院生が日頃の研究結果を発表する「知」の祭典として「リサーチ・フェア」を開催しているところにあります。他学部や他大学、あるいは高等学校からの発表も受け入れており、一般の人も含めた学外の方も自由に発表することができます。
関西学院大学文学部の魅力
関西学院大学文学部は、設立当初からある歴史ある学部です。ここでは、そんな文学の魅力をご紹介いたします。
文学部内副専攻プログラム
文学部の魅力の一つは、自分の属する専修の学習とは別に、他の専修や他の学科の専門分野を学習することができる文学部内副専攻制度があることです。
転科・転専修制度
文学部内では、定められた基準を満たせば全ての学科・専修への変更が可能であるため、自分がより専門的に学習したい分野への変更が可能です。
また、関学のことをもっと知りたい方には、以下の本がおすすめなので、ぜひ購入して、関学受験までに読んでおいてください。
関西学院大学by AERA―世界市民になる! (AERA Mook)
上ケ原キャンパスあれこれ (K. G. りぶれっと No. 46)