大学選び、学部選びって人生の大きな選択の一つであり、かつ難しいですよね。
例えば、行きたい学部選びができてもどこの大学がいいのかって悩むことってありますよね?
また学部のことはわかってもそれぞれの学科のことってよくわからないですよね。
今回は名古屋大学工学部について入る前に知っておくべき入ってから実感する5つのことを紹介します。
その前に、まずは名古屋大学工学部がいったいどんな大学・学部であるか基本情報をチェックしてみましょう。
基本情報
名古屋大学工学部は,「基礎科目を重視し,現在の科学・技術の水準を理解し,創意改善しながら工学を応用する能力のある技術者・研究者の養成」という学部教育の基本方針のもと、7つの学科があり、1学年に700人から900人強の学生が所属しています。
- 化学生命工学科
物理工学科
マテリアル工学科
電気電子情報工学科
機械・航空宇宙工学科
エネルギー理工学科
環境土木・建築学科
工学部の学生は主に東山キャンパスに通います。
(参照:
名古屋大学工学部HP)
うむ。教育方針といい学科の幅広さといい、いかにも工学部だなって感じですね。
でも、これだけではまだまだ名古屋大学工学部がどんなところかわかりませんね。
また7つも学科があると、それぞれいったいどんな特徴があるのか気になりますよね。
ではさっそく名古屋大学工学部の学生に聞いた、入る前に知っておきたい入ってから実感する5つの特徴を紹介していきます。
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1.各学科で学生の雰囲気が全く異なる!
やはり一番気になるところがそれぞれの学科の特徴ですよね。
名古屋大学では特に学科によって学生の雰囲気が異なるようです。
センター得点率が高く、優秀な学生が揃っている中でも、やはり特色がそれぞれあるそうです。
そんな名古屋大学工学部のユニークな学科ごとの学生の特徴を見ていきましょう!
化学生命工学科
この学科は女子が多く他の学科に比べて華やかなのが特徴。さらに偏差値も2番目に高く、頭のいい学生も多い。工学部らしくない工学部に行きたい人にはおすすめ。
物理工学科
世の中に新しい価値を提供して、市場を自ら作っていくような起業家精神を持った学生が多い。目の前の課題に向き合える学生に向いているかも。
マテリアル工学科
比較的新しくできた学科。社会をより豊かに、安心して、永続的に発展させていくためには、研究で培った英知を実践に応用することが大事だと考えており、学生もただ学ぶだけでなく社会に出てから学んだことをいかに応用していくかに関心を持つ学生が多い。
電気電子情報工学科
情報学科の学生はいわゆる真面目な学生が多い。周りと社交的になにかをするよりは個人の興味のある専門分野を追求する研究者基質の学生が多い。自分の専門分野に没頭したい人にはぴったり。
機械・航空宇宙工学科
この学科は一番偏差値が高い学科で、頭のいい学生が多い。しかしただ頭がいいだけでなく、少し周りとずれた頭もよくて一捻りあるのが特徴。自分が周りに比べクセの強いなという方には居心地のいい環境ですね。
エネルギー理工学科
この学科もマテリアル工学科と同様に比較的新しくできた学科で、エネルギーという社会を支える分野を扱っており、研究の道以外に、インフラ系の企業や自動車産業・電機メーカーなど幅広く就職していく学生が多い。
環境土木・建築学科
建築系を志す学生が多い。デザイン・アートがやりたくて入った学生も多く、色合いが華やかで学科内で恋愛の話などもする学生が多い。
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2.環境が非常に良い!
次に名古屋大学工学部に入って実感ずることはズバリ、環境の良さです!
どんなところが学生にとって住みやすい環境なのか見ていきましょう。
まず意外なのがのどかだということ。閑静な高級住宅街の中に立っていて、山と高級住宅街に囲まれ、ちょっと都心から離れる。閑静な住宅街のためで空気良い。
またアクセス自体は、なんとキャンパスの中に名古屋大学駅がある。〇〇大学「前」駅などは他にもあるが、大学内に駅があるのは日本で唯一。
またなんといっても名古屋には有名な大手企業もあり、地元企業からの寄付金が多い。キャンパスも年に2,3くらい新しいキャンパスが立っているし、お手洗いとかも全自動だし。良い感じ。学内にカフェめちゃあるし、個人経営のところもあるし。なんだかんだ不便はしない。
また2010年代にノーベル賞受賞者も多く輩出していて記念館もあるみたいですね。偉人に触れられるチャンスですね。ノーベル賞受賞者による授業も行われることがあるみたいなので、有名な方のお話を聞けるチャンスもそろっているようです。
いやこの環境、学生にとっては最高じゃないですか!?
のどかだけど、設備は新しいし、カフェもあって駅が大学内にある。ノーベル賞受賞者の記念館もあって授業も聞ける。
これは入る前にぜひ知っておきたかった情報ですね。
ちなみに工学部のキャンパスは山よりにあるらしく、平地にある文系学部に比べてもさらにのどかな環境が整っています。
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3.学生はしっかり者。
先ほどそれぞれの学科の特徴を紹介しましたが、名古屋大学工学部全体の学生を見てみると、しっかり者が多いようです。なぜしっかり者が多いのでしょうか。
その理由をいくつか紹介していきます。
まず中部出身で地元の学生が多いので、他の地域に行ったりはせず堅実な人が多いみたいです。
また官僚的な志向も強い。地元の大企業のお家に生まれて、いい大学を出て、って人が多くて、エリートっぽさもあるらしい。
エリート層の一部は京大・東大にいけるが、その教授に教えてほしいとか地元から出たくないから名古屋大学で学ぶ、みたいなのがいて、そういう学生はしっかりしていてレベルも高い。
こういった理由からしっかり者の学生が多いんですね。他の大学に比べても、地元志向が強いのが特徴ですね。地元愛がある学生が集まってるってなんだか楽しそうですよね!あと、やはり工学研究科を志したいと考える学生は、お堅い人が多いみたいですね。
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4.授業は結構大変。
次にみなさんが気になっている「名古屋大学工学部の授業って大変なの?」という疑問にお答えしていきます。
まず結論から言いますと、結構大変らしいです……。
特に名古屋大学工学部の特徴として、専門科目の勉強ががっつり詰まっているようです。
一般教養系の授業は2年生の前半まであるみたいですが、幅広く学べるというよりかは理系の基礎的な授業が多く、専門を学ぶための基盤づくりとしても役割が大きいようです。理系その後は基本的に専門分野を勉強していくといった流れです。
その他の特徴として、
- 基本6年コース。
1年生は20コマくらいあって課題と授業がメイン。
2年生は16コマ。実験が週1,2くらい入るからレポート隔週。
3年生は専門ガッツリ、実験も週2回入ってくる。
4年生は卒論と院試にフルコミット。
9割は大学院進学。
院試は8割くらい内部進学。外部の院に行くのは学年学科に1,2人くらい。
まさしく大学という場で、しっかりと専門分野を学べる環境が大いに整っているみたいですね。一見大変ってことはしんどいのかなと思いがちですが、見方によればしっかりと大学で勉強していれば、専門分野に関して十分な知識と経験が積めるというメリットもありますね。
やはり大学に入って怠けてしまう人もいる中で、こうしたしっかりと学べる環境があるのは素晴らしいことだと思います。
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5.名古屋大学工学部に向いている人って?
名古屋大学工学部に入って実感する5つ目として、名古屋大学工学部はこんな人に向いているという特徴があるようです。いったいどんな人が向いているのでしょう。
まず、名古屋大学工学部を楽しめるのは社会に対して変に斜に構えず、既存のシステムに乗っかってエリートになっていこうと志向の強い人。名古屋大学工学部で真面目に勉強して大学院に進み、研究の道や就職などを通して学んだことを堅実に実践していく、そんな人生を望む方には非常に素敵な環境だと思います。
しかし一方で就活になって改めて自分の大学生活を如何に不毛な時間を過ごしたか、という人も多いみたいです。研究室とか大学の推薦で安定に入れちゃうというのも理由にあるみたいです。なのでただ堅実なだけでなく、しっかりと学生の間に自分の専門分野に向き合えるかが大切なようです。
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まとめ
最後まで記事を読んで下さりありがとうございます。
いかがでしたか、名古屋大学工学部について少しでも新しい発見がありましたか?
地元愛の強い学生が多く、堅実に将来設計を立てたいという方にはこれ以上ない素敵な学部なのではないでしょうか?
一方で、大学生活を様々なことへの実践の場を求める方には大変な学部かもしれません。
また、受験生にとっては、センター試験も高い得点率で突破しなければいけないので、難しいと思われるかもしれません。
また学科によっても大きく雰囲気の異なるのも名古屋大学工学部の面白いところなので、ぜひどんな学科が自分にあってそうか考えてみるのも面白いですね。専攻を考えるのは面白いですよ。
今回の記事では紹介できませんでしたが、なんといっても名古屋は美味しいものが非常に多いですよね。味噌カツ、ひつまぶし、天むすなどなど。これだけでも名古屋大学に通う価値はありそうですね!
これからも様々な大学・学部の情報をお伝えしていきますので、またチェックしてみてください。
この記事を読んで、名古屋大学工学部に興味を持ってくれる方がいれば嬉しい限りです。
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受験生の方は、ぜひ合格して、自らの夢を叶えてくださいね。